ダラーズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 09:58 UTC 版)
門田京平(かどた きょうへい) 声 - 中村悠一 ニット帽をかぶった精悍な顔つきの青年。髪型はオールバックとなっている。アダ名は「ドタチン」(本人はこのアダ名で呼ばれるのを嫌っている)。命名者は臨也で、狩沢にもそう呼ばれる。父親の十兵衛(じゅうべえ)と共にフリーの左官屋をしている。臨也、静雄、新羅の同窓生。時代劇が好きで電撃文庫の愛読者。 ぶっきらぼうだが面倒見のいい性格で、自分を慕う遊馬崎、狩沢、渡草が無茶をやらかさないよう管理するのを自分の役目と考えている。狩沢曰く「お人好し」で、仲間と認めた相手はどんな人物でも助ける人柄ゆえに人望も厚く、多くの人間に慕われている。その性格のため女性からの人気が高い。帝人が街の中で接触することが最も多いダラーズのメンバーだが、帝人がダラーズのリーダーであることは知らない。 かつて「黄巾賊」と抗争状態になったカラーギャング「ブルースクウェア」の一員だったが、抗争での彼らの外道なやり方に怒りを感じ、遊馬崎、狩沢、渡草らを引きつれ脱退。その際に拉致されていた沙樹を救っている。現在[いつ?]では彼ら共々「ダラーズ」の一員。本人にその気はないのだが、「ダラーズ」の関係者からはチームの顔役として認知されている。洞察力や状況判断に優れており、独自の判断によってたびたび事態の収拾に一役買っている。また、本人も喧嘩慣れしており、かなりの実力者でもある。 帝人が理想とするダラーズの在り方を自然体で体現しているメンバーであり、「門田さんはダラーズの見本みたいな人」と言われている。また正臣にとっても格の違う実力とリーダー性を感じさせているなど、高校生達に与えている影響力が大きい人物である。新羅の分析では静雄がダラーズの武力的な抑止力であるのに対し、門田は精神的な抑止力であるとしていた。こういった部分を指し示し、作者が「最も少年漫画の主人公的存在」としている。罪歌の影響により那須島隆志の指示を受けた街の住人による車のひき逃げ事件に遭い、意識不明の重体であったが、11巻で意識が戻っている。 ダラーズのMLのハンドルネームは「MONTA」。 遊馬崎ウォーカー(ゆまさき ウォーカー) 声 - 梶裕貴 二次元をこよなく愛するハーフで糸目の青年。その糸目が開くこともある。「〜ッス」が口癖。末期の二次元好事家とまで言われる。門田と同じく電撃文庫の愛読者で、所構わず狩沢とその話をしている。オタクへのマイナスイメージを払拭するため、ファッションにも気を使っている。 「ダラーズ」の一員で、門田達と行動を共にする。フリーの氷彫刻師で、普段は一般のパーティに使われる氷彫刻を手がけているが、キャラクターものの彫刻企画が出版社関係にウケがよいらしく、遊馬崎自身もその道に期待している。一時期、自分の家に緑色のメイドが来たことがある(ただし本人談)。「ウォーカー」と名乗っているが、本名かは真偽不明。本人によると「平和主義」だが、知り合いからは相当頭のおかしい人物として知られ、躊躇なく人に火をつけるなど冷酷で過激な一面も持つ。歌がうまい。門田のひき逃げ事件以降は門田を轢いた犯人を捜している。見つけた後、犯人をどうするかは話していない。 『電撃学園RPG Cross of Venus』特典小説では主役として登場。本屋で買い物の最中、異世界に存在する電撃学園に迷い込んでしまうがあっさりと状況に適応。さらに灼眼のシャナやとある魔術の禁書目録を始めとする本物の電撃文庫のキャラクターに遭遇して狂喜し、サインまでもらっている。しかし、ロニー・スキアートのことは知らなかった。異世界の記憶は元の世界に戻れば消えるはずだが彼は全てを覚えたまま帰還しており、絶夢と戦うために出来ること「自分が楽しめる物語を探して、最高に楽しむ」とロニーの言葉に従う。 ダラーズのMLのハンドルネームは「ウォーカー」。 狩沢絵理華(かりさわ えりか) 声 - 高垣彩陽 遊馬崎の相方の女性。彼同様の末期のオタクかつ腐女子であり、電撃文庫の愛読者。遊馬崎と共によくオタクグッズや電撃文庫を買い漁っている。女性キャラのコスプレを趣味にする弟のカオルがいる。 「ダラーズ」の一員で、門田達と行動を共にする。自分で彫金したアクセサリーなどをネットで販売して収入を得ている。普段は遊馬崎同様明るく人当たりもよいが、買い漁った電撃文庫の内容に合わせて拷問を行うなど、きわめて冷酷で過激な面も持ち合わせている。 夜中に親に見つからないように小さな音量で深夜アニメを見て育ったため、耳がよく、歌がうまい。料理の点数は70点。和食は作れないが、“痛飯”というアニメなどのキャラクターを描いた弁当は得意である様子。 門田のひき逃げ事件発生後は病院で門田の無事を祈っている。遊馬崎同様、門田を轢いた犯人は許さない様子。 鯨木かさねの素性も知らぬまま半ば強引にコスプレサークル「眼鏡男子。ザ・ダブル・ショットガン」に勧誘し、名刺をもらった。 ダラーズのMLのハンドルネームは「カルアミルク」。 サークルでのコスプレネームは「エターナル・ド・シャルモンテ・嬢 名前のモデルは、作家の有沢まみずと中村恵里加。 渡草三郎(とぐさ さぶろう) 声 - 寺島拓篤 門田らの移動に使われているワゴンの所有者で、専ら運転役。聖辺ルリの熱狂的ファンであり、彼女のこととなると遊馬崎・狩沢すら圧倒するほどのオタクと化す。「ダラーズ」の一員で、ダラーズ内でも聖辺ルリのファンコミュニティの中心人物として活動している。 斬り裂き魔事件の際、とある事情でワゴン車のドアを静雄にもぎ取られてしまい、そのドアの修理を遊馬崎に任せたところ、遊馬崎の趣味が反映されたイタ車に塗装されてしまう。 兄と姉、妹がいる。親から継いだアパートの家賃収入で暮らしており、兄が経理と法務、姉が管理を行っている。本人は家賃の取り立てやトラブルを担当すると語るが、それ以外はニート同然。 串灘高校(不良高校)の卒業者。門田のひき逃げ事件発生以後は遊馬崎同様、門田を轢いた犯人を捜している。犯人を見つけた後はそれを「ひき殺す」と宣言している。 その後、門田をひき逃げした元凶である那須嶋をワゴン車ではね飛ばした。 九十九屋真一(つくもや しんいち) 「池袋、逆襲」などのタウン案内の書籍を手がけるライター。「九十九屋」という名はペンネームあるいはハンドルネームであり、本名かは不明。相当初期からの「ダラーズ」の一員で、IDやパスを渡されていないにもかかわらずなぜかメンバーとして参加していた。本名はおろか年齢、性別すらも不明の存在。自身を人ならざる存在であるかのように語っている。 「あるチャットルームに24時間いつでもいる」と語る。過去のダラーズ掲示板にて、奇妙な書き込みばかりする変人として知られていた。多くの人が集まり生活する場「街」の意志と人格を認め、その存在を愛している。独自の情報網を持つ情報屋でもあり、多岐に渡る事柄を知り尽くしており、彼の正体や所在は臨也にも掴めていない。 神近莉緒(かみちか りお) 声 - 戸松遥 アニメオリジナルキャラクター。後に原作にも登場。ある日、郵便ポストに投函された父の浮気の証拠写真を見てしまい、父への不信感を強くする。それに耐えかねて隠していた写真を再度ポストに投函するも、家族の間に何ら変化がなかったことや、「奈倉」と名乗る人物に共感し、2人でいなくなることを決めて池袋にやってきた。「奈倉」と名乗った人間狩りグループに拉致されたところをセルティに助けられ、本物の「奈倉」である臨也と対面。すべては臨也の趣味である人間観察のための行動であり、操られたことを知り激怒するが、手すりから落ちかけた際、死にたくないという本心に気付き、それを臨也にも見透かされていたことがきっかけとなり、自殺を試みたがセルティによって救われる。その後はダラーズに入っており、六条千景の恋人であるノンと一緒にいたことで誘拐事件に巻き込まれる。チャットでのハンドルネームは「マゼンダ」。
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