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- 【ブラジル旅行】2016.9
12時就寝の4時起床
普段9時半すぎに起きている僕には考えられないほど早い時間です。
ポンデケイジョというチーズパンとやっぱりブラジル、コーヒーは旨いっす!
ホテルからトロピカルホテルのビーチまで向かい・・
この船で8時間かけてアマゾン川をさかのぼりホームステイ先まで行くんです。
ホームステイ先は村ではなくポツンと立つ家。
家族構成は簡単で四人兄弟で全員60代。
一番上のお兄さんのフランシスコさんが船長さん。
普段はマナウスに住んでいて背も高く力持ちでリーダシップの申し子のような頑張り屋。
(僕は心の中で清水紘治と呼んでました)
一番下の妹のハイムンダさんも一緒に船に乗っていました。
妹さんは一番インテリな感じで少し神経質な感じも受けましたがいつも冷静で正義感が強い。
それでいて心から僕を一番心配してくれていて優しい。
この方も普段マナウスに住んでいます。
真ん中の男女の双子はホームステイ先に住んでいて二人暮らしです。
二人とも家族はいないようです。(ここはさすがに聞けなかった)
男性の方はハイムンダさん。物静かで真面目ですがいつも気にかけてくれてくれていました。
(心の中で山本コータローと呼んでいました)
女性の方はアウダさん。この方が面白くてかなりの天然ボケ。戸川純そっくりの話し方で底抜けに明るくて真面目な兄弟の場を一人で明るくしている。
4人の兄弟はカボクロです。
カボクロをネットの辞典で検索すると・・
現代のブラジルで,おもに下層の,無知な田舎者を指す。トゥピ語のcaá‐bóc(〈森から出て来た者〉の意)から出た言葉で,もともと混血者の意味はない。古くはインディオ自体や,特に白人社会に接触し,奴隷化され,キリスト教になじんだインディオを指し,やがては白人の土着した者や白人とインディオの混血者をも意味するようになった。元来軽蔑の意があるが,ナショナリズムが強まる風潮の中でブラジル国民性を代表させる語にも用いられる。
(コトバンク引用)
とありますが現地では(僕の行った場所では)特に差別的な使い方をしておらずアマゾン川の田舎に住んでいる人でポルトガル人の血が入っている人をカボクロ、先住民からの純血をインディオ(現地の発音はインジョ)と呼んでいました。どうしても差別的な誤解を招きたくない場合はカボクロをヒベリーニョと呼ぶようです。
8時間・・・相当長いのでハンモックで寝たり・・
ドローンを飛ばしたり・・したんですが・・・
激遅で進む船だと思って余裕ぶっこいてたら・・
予想以上に早く着地で焦り・・・
腕に激突・・・
グッサグサにプロペラが刺さり腕は腫れるわ血は止まらないわで・・・
ホームステイ先に到着する前に思わぬ負傷・・・
みなさん・・
ドローンで遊ぶ時はホント注意してください!
昼食はアウダさんが作ってくれました。
素朴な味付けの牛肉。
ビールは氷とともにマナウスで買い込んだんですがそのうちの一種類がノンアルだった・・・
マナウスからすぐ近くにもインディオの村はあります。
しかしマナウス近くの村は見る限り観光客のために踊り土産を売って生活費を稼ぐスタイル
姿形は昔からのアマゾンのイメージですが・・
こういう場所は僕にとっては少しリアルから外れた感じがしてしまいます。
気候はアマゾン独特の激しさがありました。
急に晴れたかと思えばいきなりの雷雨やスコール
支流に入ると雨雲の境目や水中林が目立ってきました。
水中林は文字通り水に浸かった林です。
雨季と乾季では水位が信じられないほど違い地形が変わってしまうほど。
雨季で水位が上がって木が川に浸かっても木は腐りません。
アマゾン川は木が腐らないほど肥沃だからです。
アマゾン川が黒いのは汚れているからではありません。
植物のアクが出すぎているから黒いんです。
水深なんて全くわからないほどの色の濃さ。真っ黒です。
豪雨が降れば船の一階部分に降りてまたハンモック。
巨大魚狙いのお金持ちのクルーザーも何隻か見ました。
日本人の釣り人もジャングルの奥に来ることも多いようですが・・ビニール袋にまとめたゴミを川に投げ込む人も少なからずいると聞き心痛んだどころか恥ずかしかった。
そして7時半に出航し15時半・・・本当に8時間かけて・・
ホームステイ先が見えました。
いよいよココからココで4泊5日のカボクロとの生活が始まります。