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どんな国を、旅してみたいですか…? From VALVANEでは、海外旅行をされる方がもっと旅を楽しめるよう、旅の情報を集めるお手伝いをしたいと思います。
旅を楽しむために、大切なこと…。
海外旅行を楽しむためには、もちろん観光地の見どころや宿泊施設、航空チケットについての情報も大切ですが、From VALVANEでは何より「安全であること」が大切であると考えています。 安心出来てこそ、旅は楽しめるものですからね。そしてその上で、「その国、その地域の歴史や文化、習慣について」もっと理解を深めることが出来たら…。旅はもっと楽しくなると思いませんか?
そのためにFrom VALVANEでは、旅行先の安全性やお国柄などが良く現れていると思われるニュースを中心に、ピックアップしていきます。
・ Wikipedia「バクラヴァ」にて、紹介されています。
・ カナダ、バンクーバーの日本語情報雑誌「Oops!」にて、紹介されました。
http://www.oopsweb.com/2007/focus/new/1b1.htm (ウェブ版)
旅を楽しむために、大切なこと…。
海外旅行を楽しむためには、もちろん観光地の見どころや宿泊施設、航空チケットについての情報も大切ですが、From VALVANEでは何より「安全であること」が大切であると考えています。 安心出来てこそ、旅は楽しめるものですからね。そしてその上で、「その国、その地域の歴史や文化、習慣について」もっと理解を深めることが出来たら…。旅はもっと楽しくなると思いませんか?
そのためにFrom VALVANEでは、旅行先の安全性やお国柄などが良く現れていると思われるニュースを中心に、ピックアップしていきます。
・ Wikipedia「バクラヴァ」にて、紹介されています。
・ カナダ、バンクーバーの日本語情報雑誌「Oops!」にて、紹介されました。
http://www.oopsweb.com/2007/focus/new/1b1.htm (ウェブ版)
ムガベ大統領による長期独裁政権によって、ハイパーインフレが起きるなど、経済が崩壊状態のジンバブエで、軍兵士や警官らが、武力でダイヤモンド鉱山を強制収用し、ダイヤモンドを違法に採掘していることが判りました。これは、紛争ダイヤの取引を禁止する国際的な枠組み「キンバリープロセス」の報告書によるもので、報告書によると、軍や警察は、鉱夫や周辺村民に対して武力で労働を強要、また拷問しており、それによる死者は、昨年からで約200人に達しているとのことです。
そして、国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチは、こうした軍や警察による残虐行為は日常的に行われており、多数の目撃者もいると指摘。さらに、ダイヤの違法盗掘で得られた資金が、ムガベ大統領率いる政党、ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU─PF)に流れ込んでいると非難しています。
ところが、(多数の目撃者がいるにもかかわらず)ジンバブエの鉱物資源相代理であるMurisi Zwizwai氏は、こうした主張を否定し、「軍隊は地域警備のために駐留しているだけ」と主張。残虐行為があった事実を認めようとしません。どこまでも、面の皮が厚いようです。
ジンバブエのダイヤモンド鉱山 by Tsvangirayi Mukwazhi / AP file
ヒューマン・ライツ・ウォッチによると、ジンバブエ軍は東部のダイヤモンド鉱を強制収用し、200人以上の人々を殺害。また、子供にもダイヤ探しをさせ、軍の行為を批判するなど、邪魔な村人に対しては殴ったり、酷い場合には拷問していると言います。ヒューマン・ライツ・ウォッチの調査「Diamonds in the Rough(ダイヤモンドの原石)※」では、こうした残虐行為の目撃者(鉱夫や警官、兵士、子供ら100人以上)が回答しており、報告書にはジンバブエ軍が武力でダイヤのアクセスコントロールをしようとしていることが、詳細に述べられています。
以下は、ガーディアン紙に掲載されていた、ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)の報告書からと思われる内容をざっくり訳したものです。私自身による翻訳ですので、必ずしも正しく訳せているとは限りません。正確性を求める場合は、原文をご覧ください。
そして、国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチは、こうした軍や警察による残虐行為は日常的に行われており、多数の目撃者もいると指摘。さらに、ダイヤの違法盗掘で得られた資金が、ムガベ大統領率いる政党、ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU─PF)に流れ込んでいると非難しています。
ところが、(多数の目撃者がいるにもかかわらず)ジンバブエの鉱物資源相代理であるMurisi Zwizwai氏は、こうした主張を否定し、「軍隊は地域警備のために駐留しているだけ」と主張。残虐行為があった事実を認めようとしません。どこまでも、面の皮が厚いようです。
ジンバブエのダイヤモンド鉱山 by Tsvangirayi Mukwazhi / AP file
ヒューマン・ライツ・ウォッチによると、ジンバブエ軍は東部のダイヤモンド鉱を強制収用し、200人以上の人々を殺害。また、子供にもダイヤ探しをさせ、軍の行為を批判するなど、邪魔な村人に対しては殴ったり、酷い場合には拷問していると言います。ヒューマン・ライツ・ウォッチの調査「Diamonds in the Rough(ダイヤモンドの原石)※」では、こうした残虐行為の目撃者(鉱夫や警官、兵士、子供ら100人以上)が回答しており、報告書にはジンバブエ軍が武力でダイヤのアクセスコントロールをしようとしていることが、詳細に述べられています。
※「rough」には、「未加工」という意味の他に、「乱暴な、過酷な、不穏な」という意味もある。
以下は、ガーディアン紙に掲載されていた、ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)の報告書からと思われる内容をざっくり訳したものです。私自身による翻訳ですので、必ずしも正しく訳せているとは限りません。正確性を求める場合は、原文をご覧ください。
新型インフルエンザ発祥の地として注目を集めたメキシコですが、そのメキシコを含めた中南米の貧困層で、多くの感染者・死者を出している病気があるとのことです。その名は「シャーガス病」。感染者数は1600~1800万人、年間の死者数は5万人と見られるこの病気は、クルーズトリパノソーマによる感染症(寄生虫症)で、サシガメ類の昆虫に咬まれることで感染するもので、特に、サシガメが生息する土壁や萱葺き屋根の家で生活する貧困層の人々が罹りやすく、「貧困層の疾病」とも呼ばれています。
…と言ったら、他人事のような気がしますか?
中南米の貧困層が罹る病気なら、日本から出ない人間には、関係ない…?
いやいや…、ニュースで初めて知って、検索してみたのですが、全然他人事ではないです。なかなかどうして、、 シャーガス病は、怖いです。怖い理由は、追って書いていきますが…。
男の子の左目周辺が、腫れたようにむくんでいますが、これも症状の1つ。
…と言ったら、他人事のような気がしますか?
中南米の貧困層が罹る病気なら、日本から出ない人間には、関係ない…?
いやいや…、ニュースで初めて知って、検索してみたのですが、全然他人事ではないです。なかなかどうして、、 シャーガス病は、怖いです。怖い理由は、追って書いていきますが…。
男の子の左目周辺が、腫れたようにむくんでいますが、これも症状の1つ。
サウジアラビアは、イスラム教スンニ派の厳格な規律を適用した、家父長制社会。そのため父親は、息子や娘の結婚相手を、親の裁量だけで選ぶことが出来ます。そこに、息子や娘の意見が入り込む余地はありません。そんなわけで、サウジアラビアではつい先日も、8歳の女児が( )50歳年上の男性との結婚( )取り消しを求めた裁判で、訴えが棄却されたところですが、こうした親の独断による、未成年者の結婚を「あんまりだ! 」と思った人は、彼の国にもいたようで…。Mohamed al-Issa法相は、アルワタン紙を通じて、少女たちの結婚に関する規制を計画していることを明らかにしました。
とは言っても、その規制によって「制限」されるのは、「未成年者の婚姻」であって、親が親の意思で娘らを親が決めた相手に嫁がせる「権限」は、維持されるとのことです。
日本でも昔は、何でも親の意思で決められていた時代がありましたが、それが今も、サウジアラビアでは生きているんですね…。
【追記】
・「50歳年上の男性」と聞いていましたが、「47歳」だったようです。
・サウジアラビア法廷は4月30日、2人の離婚を認めました。ユニセフや米国からの非難のほか、
政府が未成年の結婚を規制する方針を固めたことなどが影響したと見られています。
しかし、「婚姻を無効とする」のではなく、あくまで「離婚」なんですね。8歳でバツイチ…
関連エントリー:
イスラム教は夫の暴力を容認…?
住宅難は結婚難@エジプト
スーダン人男性、山羊との結婚を強要される
サウジアラビア、少女の結婚に関する法整備を計画
サウジアラビアの法相は、少女たちの結婚に関する規制
を計画していることを明らかにした。
jp.reuters.com
サウジアラビア法廷、8歳少女の離婚を認める
サウジアラビアの裁判所が、8歳少女と47歳男性の離婚
を認めたと、地元メディアが伝えた。
www.cnn.co.jp
とは言っても、その規制によって「制限」されるのは、「未成年者の婚姻」であって、親が親の意思で娘らを親が決めた相手に嫁がせる「権限」は、維持されるとのことです。
日本でも昔は、何でも親の意思で決められていた時代がありましたが、それが今も、サウジアラビアでは生きているんですね…。
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【追記】
・「50歳年上の男性」と聞いていましたが、「47歳」だったようです。
・サウジアラビア法廷は4月30日、2人の離婚を認めました。ユニセフや米国からの非難のほか、
政府が未成年の結婚を規制する方針を固めたことなどが影響したと見られています。
しかし、「婚姻を無効とする」のではなく、あくまで「離婚」なんですね。8歳でバツイチ…
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を認めたと、地元メディアが伝えた。
www.cnn.co.jp
ソマリア沖で米貨物船「マースク・アラバマ号」が海賊に襲撃され、米国人船長が人質に取られた事件で、船長の生命に危険が及ぶ恐れが高まったため、オバマ大統領は救出命令を発令。米国防総省は海軍特殊部隊「SEALS(シールズ)」を投入。海賊4人のうち3人を射殺、残る1人を拘束し、リチャード・フィリップス船長(53)を無事救出しました。
事件では、フィリップス船長は乗組員20人の安全のため、自ら人質となっていましたが、海賊は身代金として200万ドル(約2億円)を要求。そのためアメリカは、現場海域に駆逐艦など3隻を急派した上で、「人命最優先」(専門のネゴシエーターによる交渉)で対応に当たっていました。ところが米軍によると、海賊がフィリップス船長に自動小銃を突きつけたため、現場指揮官が「人質の生命が切迫した危険に直面した」と判断。オバマ大統領も、既に武力行使による救出作戦への許可を出していたことから、狙撃を命令。海賊3人が射殺、交渉のため艦内にいた1人が拘束される結果になりました。フィリップス船長に怪我は無く、元気とのことです。
今回の人質事件は、オバマ大統領の危機管理能力が試されただけに、全米で大きく報道されましたが、このYouTube動画(by アルジャジーラ)を見てもわかるように、ソマリア沖の海賊問題に関しては、アラブ諸国の関心も高いようです。動画の中で、一部紹介されているのは、日本の海上自衛隊による商船の護衛の様子ではないかと思われますが(明確な言及は無し)、このアメリカの貨物船のような事件が起きた際、日本は日本人の命や財産を守ることができるのでしょうか。
ちょうど同じ頃(8日にマースク・アラバマ号襲撃事件が発生、12日に救出。)である11日、ソマリア沖・アデン湾で、海賊対策のため派遣されていた海上自衛隊の護衛艦「さみだれ」が、近くにいたマルタ船籍の商船から「海賊から追われている」との無線連絡を受けたことがありました。この時は商船を追っていた小型船舶に近付き、大音量で注意喚起することで、被害は防げましたが、もし海賊が攻撃してきたならば…?
自衛隊員には逮捕権限が無いため、逮捕権限を持つ海上保安官を同行させることで、当面は問題解決とする…などの話を聞いていますが、日本は何をするにも、国民の命や財産を守る時でさえ、平和憲法が障壁となる、摩訶不思議な国です。今回の人質事件についても、アメリカ船籍の船であったため、「アメリカであれば、何とかするだろう」と楽観視していられましたが、これが日本船籍の船であったら、同じように楽観視してはいられなかっただろうと思います。
【追記】
米軍や仏軍がソマリア沖で、人質救出作戦の際に相次いで海賊を射殺したことに対し、CNNは「今後、人質の中に米国やフランスの兵士が含まれていれば殺害する」、AP通信も「捕らえられた米国人は今後、われわれの慈悲を期待できない」とする海賊のコメントを伝えた。
米海軍特殊部隊、船長救出=海賊3人射殺、1人拘束-ソマリア沖
米国人船長が人質に取られた事件で、米国防総省は12日、
無事救出したと発表した。
www.jiji.com
ソマリア海賊:米貨物船襲撃 海軍特殊部隊、人質の船長保護
米国船籍の貨物船が4人組の武装海賊に襲撃された事件で、
人質になっていた船長が救出された。
mainichi.jp
海自艦、不審船に注意喚起=大音響装置で、ソマリア沖
海賊対策のため派遣されていた海上自衛隊の護衛艦
「さみだれ」が、「海賊から
headlines.yahoo.co.jp
事件では、フィリップス船長は乗組員20人の安全のため、自ら人質となっていましたが、海賊は身代金として200万ドル(約2億円)を要求。そのためアメリカは、現場海域に駆逐艦など3隻を急派した上で、「人命最優先」(専門のネゴシエーターによる交渉)で対応に当たっていました。ところが米軍によると、海賊がフィリップス船長に自動小銃を突きつけたため、現場指揮官が「人質の生命が切迫した危険に直面した」と判断。オバマ大統領も、既に武力行使による救出作戦への許可を出していたことから、狙撃を命令。海賊3人が射殺、交渉のため艦内にいた1人が拘束される結果になりました。フィリップス船長に怪我は無く、元気とのことです。
今回の人質事件は、オバマ大統領の危機管理能力が試されただけに、全米で大きく報道されましたが、このYouTube動画(by アルジャジーラ)を見てもわかるように、ソマリア沖の海賊問題に関しては、アラブ諸国の関心も高いようです。動画の中で、一部紹介されているのは、日本の海上自衛隊による商船の護衛の様子ではないかと思われますが(明確な言及は無し)、このアメリカの貨物船のような事件が起きた際、日本は日本人の命や財産を守ることができるのでしょうか。
ちょうど同じ頃(8日にマースク・アラバマ号襲撃事件が発生、12日に救出。)である11日、ソマリア沖・アデン湾で、海賊対策のため派遣されていた海上自衛隊の護衛艦「さみだれ」が、近くにいたマルタ船籍の商船から「海賊から追われている」との無線連絡を受けたことがありました。この時は商船を追っていた小型船舶に近付き、大音量で注意喚起することで、被害は防げましたが、もし海賊が攻撃してきたならば…?
自衛隊員には逮捕権限が無いため、逮捕権限を持つ海上保安官を同行させることで、当面は問題解決とする…などの話を聞いていますが、日本は何をするにも、国民の命や財産を守る時でさえ、平和憲法が障壁となる、摩訶不思議な国です。今回の人質事件についても、アメリカ船籍の船であったため、「アメリカであれば、何とかするだろう」と楽観視していられましたが、これが日本船籍の船であったら、同じように楽観視してはいられなかっただろうと思います。
【追記】
米軍や仏軍がソマリア沖で、人質救出作戦の際に相次いで海賊を射殺したことに対し、CNNは「今後、人質の中に米国やフランスの兵士が含まれていれば殺害する」、AP通信も「捕らえられた米国人は今後、われわれの慈悲を期待できない」とする海賊のコメントを伝えた。
時事通信「海賊が「報復」宣言=相次ぐ人質救出で過激化懸念-ソマリア沖」より)
米海軍特殊部隊、船長救出=海賊3人射殺、1人拘束-ソマリア沖
米国人船長が人質に取られた事件で、米国防総省は12日、
無事救出したと発表した。
www.jiji.com
ソマリア海賊:米貨物船襲撃 海軍特殊部隊、人質の船長保護
米国船籍の貨物船が4人組の武装海賊に襲撃された事件で、
人質になっていた船長が救出された。
mainichi.jp
海自艦、不審船に注意喚起=大音響装置で、ソマリア沖
海賊対策のため派遣されていた海上自衛隊の護衛艦
「さみだれ」が、「海賊から
headlines.yahoo.co.jp
大国アメリカが憂慮する問題…、それは健康保険。資本主義の鏡、アメリカでは、「健康保険は各人が各人の好みと事情(経済事情を含む)に合ったものに加入すれば良い」との考えから、国による制度としての健康保険はありません。日本の国民皆保険制度のように、健康に気遣った生活をしている・いないに関係なく、同率の負担を強いられるのもどうかと思いますが、自由診療であるためにバカ高い治療費を請求される(加えて、訴訟大国アメリカでは、軽い病気であっても医療ミスを防ぐため、高額な検査が必要以上に行われることがある)のも、たまったものではありません。だから民間の健康保険に加入するわけですが、バカ高い治療費をカバーする保険は、保険料もバカ高い…と。そのため、保険に加入しない、加入したくても出来ないアメリカ人が大勢いる、と聞いてはいたのですが、、
65歳未満人口、2億6231万人に対して、8670万人。約3人に1人に相当する33.1%が保険未加入状態となっていることが判りました(米消費者団体ファミリーズUSAによる統計)。
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65歳未満人口、2億6231万人に対して、8670万人。約3人に1人に相当する33.1%が保険未加入状態となっていることが判りました(米消費者団体ファミリーズUSAによる統計)。
シッコ [DVD]ギャガ・コミュニケーションズ (2008-04-04)
売り上げランキング: 1507おすすめ度の平均:知らない人が見たらだまされるでしょう
こんなにすごい映画だとは・・・ 百聞は一見に
しかず、驚愕の事実を深く感じ取れる作品
アメリカの医療制度の現状がよくわかる!
面白かったです
日本の近い将来
「保険未加入期間は、25.3%が24カ月の2年と長期間にわたっており、13─23カ月の19.5%と合わせると、未加入状態が1年を超えているのは44.8%…」と言うのは、回答に「未加入期間は2年以上」の選択肢が無かったのでは??と思うのですが、まぁ、酷いもんです。アメリカにも一応、メディケア(高齢者医療保険制度)やメディケイド(低所得者に対する医療扶助)といった制度はありますが、実際にはそれら制度の世話になっている人や無保険者など、低料金しか徴収しにくい患者は、後回しにされたり、あるいは(完全回復を待たず)退院させられたり(タクシーに放り込まれ、適当なところで降ろされる=「捨てられる」行為を含む)、あるいは最初から治療を断られたり…するのです。あるいは、病院側で徴収出来なかったコストを引っ被るか(医療従事者としては、やはり患者が低所得者であるとか、無保険者であるとか言う理由で、治療方針に差はつけ難いので)ですが、その赤字コスト分は、自費で払える患者や私的保険患者の中で給付制限が緩い患者にツケられるのです。その結果、保険料は更に高くなり、保険会社は(あの手この手で)支払いを渋るようになる、と。
アメリカの民間保険会社による、保険金の渋り方は、映画『シッコ』で余すところ無く描かれている通りですが、しかし、それ以前の問題として、「これほど多くの人々が健保未加入状態にあるのは(疾病の)大流行よりも憂慮すべき事態だ」(ファミリーズUSA共同設立者、ロン・ポラック常務理事)。オバマ氏は、もっと大勢の国民が加入できるよう、健康保険制度の見直すことを公約の一つに掲げていますが、さて、どうなるのでしょうか。個人的には、健康保険制度に関する限りでは、ヒラリー案の方が実現の可能性が高いように思いましたが…。
※ 『シッコ』について。ムーア監督は他の国の医療制度と比較することで、アメリカの現状を
判りやすく描いていますが、かと言って、他の国の医療制度が完全無欠の素晴らしいもの
である…と言うわけではありません。作中では褒めちぎられている医療制度も、実際には
たくさんの問題を抱えています。
関連エントリー:
病院がホームレスを捨てるアメリカ社会
米国人の3人に1人、8670万人が健保未加入と
米国で一時期でも健康保険に未加入だった65歳未満の
人数が8670万人に達している
www.cnn.co.jp