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旅を楽しむために、大切なこと…。
海外旅行を楽しむためには、もちろん観光地の見どころや宿泊施設、航空チケットについての情報も大切ですが、From VALVANEでは何より「安全であること」が大切であると考えています。 安心出来てこそ、旅は楽しめるものですからね。そしてその上で、「その国、その地域の歴史や文化、習慣について」もっと理解を深めることが出来たら…。旅はもっと楽しくなると思いませんか?
そのためにFrom VALVANEでは、旅行先の安全性やお国柄などが良く現れていると思われるニュースを中心に、ピックアップしていきます。
・ Wikipedia「バクラヴァ」にて、紹介されています。
・ カナダ、バンクーバーの日本語情報雑誌「Oops!」にて、紹介されました。
http://www.oopsweb.com/2007/focus/new/1b1.htm (ウェブ版)
旅を楽しむために、大切なこと…。
海外旅行を楽しむためには、もちろん観光地の見どころや宿泊施設、航空チケットについての情報も大切ですが、From VALVANEでは何より「安全であること」が大切であると考えています。 安心出来てこそ、旅は楽しめるものですからね。そしてその上で、「その国、その地域の歴史や文化、習慣について」もっと理解を深めることが出来たら…。旅はもっと楽しくなると思いませんか?
そのためにFrom VALVANEでは、旅行先の安全性やお国柄などが良く現れていると思われるニュースを中心に、ピックアップしていきます。
・ Wikipedia「バクラヴァ」にて、紹介されています。
・ カナダ、バンクーバーの日本語情報雑誌「Oops!」にて、紹介されました。
http://www.oopsweb.com/2007/focus/new/1b1.htm (ウェブ版)
新型インフルエンザ発祥の地として注目を集めたメキシコですが、そのメキシコを含めた中南米の貧困層で、多くの感染者・死者を出している病気があるとのことです。その名は「シャーガス病」。感染者数は1600~1800万人、年間の死者数は5万人と見られるこの病気は、クルーズトリパノソーマによる感染症(寄生虫症)で、サシガメ類の昆虫に咬まれることで感染するもので、特に、サシガメが生息する土壁や萱葺き屋根の家で生活する貧困層の人々が罹りやすく、「貧困層の疾病」とも呼ばれています。
…と言ったら、他人事のような気がしますか?
中南米の貧困層が罹る病気なら、日本から出ない人間には、関係ない…?
いやいや…、ニュースで初めて知って、検索してみたのですが、全然他人事ではないです。なかなかどうして、、 シャーガス病は、怖いです。怖い理由は、追って書いていきますが…。
男の子の左目周辺が、腫れたようにむくんでいますが、これも症状の1つ。
…と言ったら、他人事のような気がしますか?
中南米の貧困層が罹る病気なら、日本から出ない人間には、関係ない…?
いやいや…、ニュースで初めて知って、検索してみたのですが、全然他人事ではないです。なかなかどうして、、 シャーガス病は、怖いです。怖い理由は、追って書いていきますが…。
男の子の左目周辺が、腫れたようにむくんでいますが、これも症状の1つ。
シャーガス病が怖いのは、感染初期であれば治療は可能(※)ですが、なかなか気付きにくく… 進行して、はっきりとした症状が出た頃には、治療法がなく、対症療法のみになる、ということです。
※ ニフルチモックスとベンズニダゾールが感染直後の治療薬として使用されていますが、
副作用が大きく、また、耐性種も出現してきているとのこと。
シャーガス病は、蚊と同じく血を吸う昆虫である、サシガメ類の昆虫(reduviid bug,kissing bug,assassin bugとも呼ばれる)に刺されることで、感染します。正確には、サシガメに咬まれると痒く感じ、つい掻いてしまうのですが、その際に、サシガメの「糞」の中にいたクルーズトリパノソーマ原虫が、咬み口や粘膜から体内に侵入するのです(サシガメには、血を吸うと同時に糞をする性質がある)。そして体内に侵入した原虫は、変態を経て血液中および組織空間に放出され、細網内皮系や心筋層、筋肉、神経系の細胞に、感染していきます。感染は、輸血や臓器移植、また胎盤や母乳を通じても感染します。
そう、輸血や臓器移植、また胎盤や母乳を通じても感染するのです
今、日本に、どれだけの中南米出身者がいると思いますか? 潜在的な感染者でありえる在日ブラジル人(日系ブラジル人含む)が、静岡県や群馬県、愛知県などの自治体や企業で就業、定住しています。しかし、長年、シャーガス病の研究をしている三浦左千夫さん(62、慶応大学医学部熱帯医学寄生虫学教室助手)によると、「現在、日本で実際に同病の感染が示唆される患者は十三人いる」ことが判っており、また、実際に日本国内で突然死につながった例が、既に2例あるものの、「日本ではシャーガス病を詳しく知る医者はきわめて少ない。病気を発症しても十分な診断治療は期待できない状態にある」とのことです。
ここで… 三浦さんが巡回治療に同行、調査したことから判ったこと。
あ、そうそう…、旅行者も、もちろん注意のこと。
以下、シャーガス病の症状などについて、調べたことをまとめました。
シャーガス病には、大抵、幼児期に感染しますが、感染しても無症状のまま…ということもあります。しかし、症状が出るタイプであった場合は、感染後1~2週間で症状が出始め、咬まれた周辺に発疹…、硬くなった紅斑性皮膚病変(シャゴーマ)が現れます。もし、原虫が入り込んだのが目の結膜であれば、結膜炎、また、耳のところのリンパ節の腫れを伴った、目の周辺やまぶたのむくみが出ます(原虫の侵入があった側のみ)。他にも発熱などの症状がありますが、これらの急性期症状は、治療をしなくても数週間から数ヶ月で無くなります。ただし、この急性期において、ごく一部の患者に心不全を伴う急性心筋炎、または急性髄膜脳炎が起きる場合もありますが、その場合は… およそ10%の確率で亡くなるとのことです。
そしてもし、この急性期に症状が出なかった場合でも、安心は出来ません。それは単に急性期に現れなかっただけであり、慢性化している、ということです。慢性化したシャーガス病では、無症状のままの状態が、数年から十数年(数十年との記述もある)も続きますが、そのうちの20~40%で、発熱や倦怠感、全身のリンパ節の腫れ…といった、慢性疾患の症状が出てきますが、慢性期になると確実な治療法はなく、対症療法のみになります。ひどいものでは、慢性心筋症や巨大食道、巨大結腸が見られるようになりますが、慢性心筋症が現れた場合は、、 発病後数週間から数ヶ月で死に至るとのことです。
参考にどうぞ :
シャーガス病: 腸外原虫: メルクマニュアル18版
国境なき医師団 「シャーガス病:世界保健機関(WHO)総会において言及されず」
コラム 13 声なき感染症、シャーガス病との闘い
中南米とシャーガス病 JICAのサイト
中南米の貧困層を襲うシャーガス病、死者は年間5万人
中南米の貧困層を襲い、死者は年間5万人にも達するにも
関わらず、知名度が低い「シャーガス病」。
www.cnn.co.jp
※ ニフルチモックスとベンズニダゾールが感染直後の治療薬として使用されていますが、
副作用が大きく、また、耐性種も出現してきているとのこと。
シャーガス病は、蚊と同じく血を吸う昆虫である、サシガメ類の昆虫(reduviid bug,kissing bug,assassin bugとも呼ばれる)に刺されることで、感染します。正確には、サシガメに咬まれると痒く感じ、つい掻いてしまうのですが、その際に、サシガメの「糞」の中にいたクルーズトリパノソーマ原虫が、咬み口や粘膜から体内に侵入するのです(サシガメには、血を吸うと同時に糞をする性質がある)。そして体内に侵入した原虫は、変態を経て血液中および組織空間に放出され、細網内皮系や心筋層、筋肉、神経系の細胞に、感染していきます。感染は、輸血や臓器移植、また胎盤や母乳を通じても感染します。
そう、輸血や臓器移植、また胎盤や母乳を通じても感染するのです
今、日本に、どれだけの中南米出身者がいると思いますか? 潜在的な感染者でありえる在日ブラジル人(日系ブラジル人含む)が、静岡県や群馬県、愛知県などの自治体や企業で就業、定住しています。しかし、長年、シャーガス病の研究をしている三浦左千夫さん(62、慶応大学医学部熱帯医学寄生虫学教室助手)によると、「現在、日本で実際に同病の感染が示唆される患者は十三人いる」ことが判っており、また、実際に日本国内で突然死につながった例が、既に2例あるものの、「日本ではシャーガス病を詳しく知る医者はきわめて少ない。病気を発症しても十分な診断治療は期待できない状態にある」とのことです。
ここで… 三浦さんが巡回治療に同行、調査したことから判ったこと。
おっしゃるとおり、在日・日系ブラジル人が多く居住している地域や企業では、定期検診などで、シャーガス病の検査をしていただきたいですね。今回の巡回診療は八月十八日から二十七日まで、ドラセーナ市、トレス・ラゴア市、プルジデンテ・プルデンテ市など六カ所で実施。個人的に三浦さんが訪れたパラナ州東北部のマリンガやロンドリーナ市を含めて、計五十一人の日本人・日系人に抗体検査をおこなった。
その結果、パラナ州東北部で四人がシャーガス病に対して陽性、また家族知人にシャーガス病で既に亡くなったと答えた人が八人いた。また、以前シャーガス病と診断されたが現在も健在な人は四人、幼少期などにサシガメとの接触を肯定した人が六人いた。
三浦さんによれば、幼少時や移住当時の家屋構造がヤシの皮や藁葺き、土壁や木造の家に暮らした経験がある四十~六十代の人は注意が必要。とくに聖州ではモジアナ線、ノロエステ線一帯、パラナ州ではバンデイランテス、カンバラ、サンターナ・ド・イタラレー、ロンドリーナ、マリンガなど同州北部の日系移住地の出身者は感染している可能性もあるという。
あ、そうそう…、旅行者も、もちろん注意のこと。
ここ数年でもS・カタリーナ州のサトウキビジュース、アマゾナス州でのアサイジュースの生成途中で、サシガメの糞が混入し、その飲用によって感染して死亡したケースもあった。
以下、シャーガス病の症状などについて、調べたことをまとめました。
シャーガス病には、大抵、幼児期に感染しますが、感染しても無症状のまま…ということもあります。しかし、症状が出るタイプであった場合は、感染後1~2週間で症状が出始め、咬まれた周辺に発疹…、硬くなった紅斑性皮膚病変(シャゴーマ)が現れます。もし、原虫が入り込んだのが目の結膜であれば、結膜炎、また、耳のところのリンパ節の腫れを伴った、目の周辺やまぶたのむくみが出ます(原虫の侵入があった側のみ)。他にも発熱などの症状がありますが、これらの急性期症状は、治療をしなくても数週間から数ヶ月で無くなります。ただし、この急性期において、ごく一部の患者に心不全を伴う急性心筋炎、または急性髄膜脳炎が起きる場合もありますが、その場合は… およそ10%の確率で亡くなるとのことです。
そしてもし、この急性期に症状が出なかった場合でも、安心は出来ません。それは単に急性期に現れなかっただけであり、慢性化している、ということです。慢性化したシャーガス病では、無症状のままの状態が、数年から十数年(数十年との記述もある)も続きますが、そのうちの20~40%で、発熱や倦怠感、全身のリンパ節の腫れ…といった、慢性疾患の症状が出てきますが、慢性期になると確実な治療法はなく、対症療法のみになります。ひどいものでは、慢性心筋症や巨大食道、巨大結腸が見られるようになりますが、慢性心筋症が現れた場合は、、 発病後数週間から数ヶ月で死に至るとのことです。
参考にどうぞ :
シャーガス病: 腸外原虫: メルクマニュアル18版
国境なき医師団 「シャーガス病:世界保健機関(WHO)総会において言及されず」
コラム 13 声なき感染症、シャーガス病との闘い
中南米とシャーガス病 JICAのサイト
中南米の貧困層を襲うシャーガス病、死者は年間5万人
中南米の貧困層を襲い、死者は年間5万人にも達するにも
関わらず、知名度が低い「シャーガス病」。
www.cnn.co.jp
すでに名前だけで怖いのですが、症状も怖すぎます。なんだってこんな病気が、未だ解明されずにいるのか?平成の野口英世が現れることを祈ってしまいます。
また、旅行記を読みに行きますね~!
シャーガス病は、一応解明されている、と言えるのだと思います。ただ、寄生虫が出す毒素によって多臓器不全となるということですので、そのため対症療法しかないのでしょう。確か、この病気に限らずとも、「多臓器不全」と言う状態になってしまうと、もう難しかったと思います。
…そうですね。知恵袋に詳しい回答を付けてくださっている方がいますが、やはり多臓器不全という状態になってしまうと、これまでに試みられた多くの治療法では、残念ながら死亡率を劇的に改善させるまでには至っていない、とのことです。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1110581396
なので、予防(虫の駆除)が大事、ということですね。
既に有症者の相談は43件に及んでいます。感染が強く示唆されたのは16例です。そのうち4名は血液中に未だに病原体が生残している、病原体キャリアーです。
危ないのは、日本人で中南米に長期滞在をした経験の有る人たちはメタボ症候群を気にすると同時に、シャーガス病の抗体検査くらいは受けておいたほうが良いでしょう!!
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