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どんな国を、旅してみたいですか…? From VALVANEでは、海外旅行をされる方がもっと旅を楽しめるよう、旅の情報を集めるお手伝いをしたいと思います。
旅を楽しむために、大切なこと…。
海外旅行を楽しむためには、もちろん観光地の見どころや宿泊施設、航空チケットについての情報も大切ですが、From VALVANEでは何より「安全であること」が大切であると考えています。 安心出来てこそ、旅は楽しめるものですからね。そしてその上で、「その国、その地域の歴史や文化、習慣について」もっと理解を深めることが出来たら…。旅はもっと楽しくなると思いませんか?
そのためにFrom VALVANEでは、旅行先の安全性やお国柄などが良く現れていると思われるニュースを中心に、ピックアップしていきます。
・ Wikipedia「バクラヴァ」にて、紹介されています。
・ カナダ、バンクーバーの日本語情報雑誌「Oops!」にて、紹介されました。
http://www.oopsweb.com/2007/focus/new/1b1.htm (ウェブ版)
旅を楽しむために、大切なこと…。
海外旅行を楽しむためには、もちろん観光地の見どころや宿泊施設、航空チケットについての情報も大切ですが、From VALVANEでは何より「安全であること」が大切であると考えています。 安心出来てこそ、旅は楽しめるものですからね。そしてその上で、「その国、その地域の歴史や文化、習慣について」もっと理解を深めることが出来たら…。旅はもっと楽しくなると思いませんか?
そのためにFrom VALVANEでは、旅行先の安全性やお国柄などが良く現れていると思われるニュースを中心に、ピックアップしていきます。
・ Wikipedia「バクラヴァ」にて、紹介されています。
・ カナダ、バンクーバーの日本語情報雑誌「Oops!」にて、紹介されました。
http://www.oopsweb.com/2007/focus/new/1b1.htm (ウェブ版)
米国防総省は、宗教上の理由から求められていた、ターバンを巻き、ヒゲを伸ばし、髪を切らない習慣を守ることについて、申請を認めたことを明らかにしました。シーク教徒による権利団体も、この動きを「23年間に渡って、シーク教徒の入隊を阻んできた軍の規律が、終焉に向かって、大いなる一歩を踏み出した。」と評価しました。
ターバン着用などの許可を求めていたのは、医師でもあるカマルジット・カルシ大尉(Kamaljit Singh Kalsi、写真左、CNN)。カルシさんはシーク教徒で、ターバンを着用し、ひげと髪を伸ばす許可を求めていました。カルシさんの宗派は明らかではありませんが、シーク教最大の宗派であるカールサー派では、男性は、髪の毛と髭を切らず、頭にターバンを着用するのが一般的だからです(女性も髪の毛を切らず、ロングヘアーにする)。
許可する条件として、「さっぱりと清潔に保つこと」という条項が付いているのは構わないのですが、気になるのは、このシーク教徒としての習慣を守る許可が出たのが、カルシさんだけということ。この団体が公表した軍からの書簡によると、これはカルシさんにのみ「例外」として認めるもので、軍の方針が変わったわけでもなければ、変える予定もないことを強調していました。つまり、カルシさんは、医療系スペシャリストとして奨学金を得て入隊した人間であるからこそ、「個別に判断して」許可されましたが、一般の、通常の兵士として入隊しようとするシーク教徒に対しては、依然として、宗教による習慣は考慮されないことを意味しています。
それが良いのか悪いのか、、 「悪い」とするならば、それは「信教の自由」を認めていないからで、認めろ、と言うことになりますが、かと言って認めてしまうと、服装だけでなく、お祈りする時間がほしいだの、これは食べられない(禁じられている)だの、要求がどんどんエスカレートするきっかけとなる可能性が考えられます。だから…難しいのです。宗教による習慣を、高い規律性が求められる中で、認めるか否か…。
ところで、アメリカには約50万人のシーク教徒がいますが、2001年9月の同時テロ以降、ターバンを巻いた姿がテロリストと混同され、当人はもちろん、子供たちまで、言葉や行為による暴力をたびたび受けているとのこと。テロを忌む気持ちは理解できますが、服装で決め付け、差別するのはいかがかと思います。
関連エントリー :
免許証はターバン不可 (フランス)
トルコ、大学構内でのスカーフ着用を解禁
「イスラム女性ベール問題」に決着? (エジプト)
米陸軍兵のターバンとあごひげを許可 シーク教徒が申請
国防総省は、宗教上の理由からターバン着用などの許可を求め
いた陸軍兵士の申請を認めた
www.cnn.co.jp
Army allows Sikh to keep beard, turban, uncut hair
The U.S Army has granted a member of a religious minority
permission to keep his turban, beard and...
edition.cnn.com
ターバン着用などの許可を求めていたのは、医師でもあるカマルジット・カルシ大尉(Kamaljit Singh Kalsi、写真左、CNN)。カルシさんはシーク教徒で、ターバンを着用し、ひげと髪を伸ばす許可を求めていました。カルシさんの宗派は明らかではありませんが、シーク教最大の宗派であるカールサー派では、男性は、髪の毛と髭を切らず、頭にターバンを着用するのが一般的だからです(女性も髪の毛を切らず、ロングヘアーにする)。
許可する条件として、「さっぱりと清潔に保つこと」という条項が付いているのは構わないのですが、気になるのは、このシーク教徒としての習慣を守る許可が出たのが、カルシさんだけということ。この団体が公表した軍からの書簡によると、これはカルシさんにのみ「例外」として認めるもので、軍の方針が変わったわけでもなければ、変える予定もないことを強調していました。つまり、カルシさんは、医療系スペシャリストとして奨学金を得て入隊した人間であるからこそ、「個別に判断して」許可されましたが、一般の、通常の兵士として入隊しようとするシーク教徒に対しては、依然として、宗教による習慣は考慮されないことを意味しています。
それが良いのか悪いのか、、 「悪い」とするならば、それは「信教の自由」を認めていないからで、認めろ、と言うことになりますが、かと言って認めてしまうと、服装だけでなく、お祈りする時間がほしいだの、これは食べられない(禁じられている)だの、要求がどんどんエスカレートするきっかけとなる可能性が考えられます。だから…難しいのです。宗教による習慣を、高い規律性が求められる中で、認めるか否か…。
ところで、アメリカには約50万人のシーク教徒がいますが、2001年9月の同時テロ以降、ターバンを巻いた姿がテロリストと混同され、当人はもちろん、子供たちまで、言葉や行為による暴力をたびたび受けているとのこと。テロを忌む気持ちは理解できますが、服装で決め付け、差別するのはいかがかと思います。
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国防総省は、宗教上の理由からターバン着用などの許可を求め
いた陸軍兵士の申請を認めた
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Army allows Sikh to keep beard, turban, uncut hair
The U.S Army has granted a member of a religious minority
permission to keep his turban, beard and...
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最近の宗教的寛容というのは、相手がその習俗を取らない限りにおいてだそうです。ですから、信教の自由という言葉も、その「解釈」は中々恐いもののようですよ。
「個人的に、心の中だけでひっそりと信仰する程度には認める」のも「信仰の自由」を認めていることになる、と看做すか、イスラム教やシーク教のように、日常の服装や食習慣、お祈りの方法等まで、細かく規定している宗教に関して、そうした規定を守ることまで含めて、ようやく「信仰の自由」を認めていると看做すか。
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| 2012.11.05 |