生徒会の月末 碧陽学園生徒会黙示録2 [★]
メイド服で胡坐をかく深夏が表紙の短編集第2弾。
なんだかいつもより女の子らしくなってしまって、でも胡坐ってのがまた彼女らしい。
それよりも3巻表紙と比べて胸が急成長しているのは気のせいか。成長期だからよくあることですよね。
生徒会の月末 碧陽学園生徒会黙示録2 (富士見ファンタジア文庫)
久しぶりにやってきました「黙示録」! 椎名姉妹や宇宙姉弟のプライベートに迫る、いろいろな意味でキケンな書き下ろし小説が満載だ! 初心者もマニアも、これでアニメに備えるべき! いやもうホントに!
アニメ直前! 色々やっちゃう短編集第2弾!
というわけで宇宙姉弟と中目黒も出てくる短編集第2弾。と言っても普段やってることが短編集じみているのは言わずもがな。
この黙示録シリーズは生徒会の外に出るから、ぶっちゃけ本編と交互にやればうまくバランス取れるんじゃないかと思ったりするけど、たぶんそうはならないな。大人の事情的に。
うーんでも折角2-Bのメンツが生きる場面だというのにちょっと全体的に出番が少ないのはどうなんだろうか。私的に一番面白かったのが巡の一日密着取材のお話なんだけど、今回ばかりはもうちょっとだけでいいから生徒会メンバーの出番を分けてあげてもいいと思う。会長の手紙の話はいらない。
マンネリっちゃマンネリなんだけど、ちゃんと笑えるところは笑えるから切れないんですよね。
でもなんか笑いに対しての無理矢理感が出てきているところも否めないというか。コンビニの話とかはぶっちゃけ一切笑えなかった。というのもいくら人いなくても友達相手にそんなことできねーよ、とかツッコミが始まるわけですが、まあラノベなんか自由が利きすぎるからそんなのもありかなと思うけど、やっぱりないわ。
ほぼ同じ理由で真冬のバイト話もなんですが、あれはもう真冬がダメ人間すぎてむしろそれが気持ち良いですね。笑いはしなかったけどな。
宇宙姉弟の恋路について、特に巡にはがんばって杉崎を落としてほしいところですが、杉崎がもう彼女のことを畏怖の対象としか見ていないから困難を極めるだろうなぁ。アイドルでも一生懸命努力を欠かさない巡はかなりいい女の子だと思うのですが、いかんせん見栄っ張りすぎるな!
そんなこんなで本編にも短編集にももっとラブコメがほしいところ。
さて、来月からアニメも始まるわけですが期待:不安=3:7くらいで見守っていきたいです。
どう転ぶかはさて置き、人気はもっと上がるのではないでしょうか。
年末に本編がもう1冊出るらしいので、期待も不安もありますがとりあえず待ちます。
で、今度こそ胸部開襟な知弦さんが表紙になることをとても楽しみにしています。
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