バカとテストと召喚獣6.5 [★★]
アキちゃんはいてない……だと……
おいおい、アキちゃん自分から言っちゃったよ!? 詳しくは169ページ参照。
しかも今回はアキちゃんだけじゃなくて、土屋香美とか洪雄麗とか秀吉とか女装キャラ満載というなんという……なんという! なんという至・福!! 全4編中3編が女装ネタとかうっひょー! だれかアキちゃん×香美ちゃん(逆攻めも可)の同人誌書いてくれ頼みます買うから!!
そして表紙の秀吉の姉こと優子さんですが、せっかくの表紙だったのにイマイチ出番があったようななかったような……。
バカとテストと召喚獣 6.5 (ファミ通文庫)
ついに登場! 秀吉の姉・優子がFクラスに!? 『アタシと愚弟とクラス交換』、夏休みはみんなで海にバカンスだ! 衝撃シーン満載の『僕と海辺とお祭り騒ぎ』前後編、神童と呼ばれていた少年と物静かな少女、2人の学校生活で起こった小さな事件『雄二と翔子と幼い思い出』の4本で贈る、青春エクスプロージョンショートストーリー集第2弾! 「……? 何故だか男として扱われた記憶がないのじゃが……!?」(by 比較的胸が小さい方の木下)
女装少年満載!? でお贈りするバカテス短編集第2弾!
あー、やっぱりバカテスは読むが楽しいなあ。と巻を重ねるごとに思ってきましたねぇ。
いい意味であざとい女性陣と男性陣のライトな掛け合いがもう楽しすぎるんだ。今はもうマンガも連載されていますし、来年はアニメまで放映されるということで、もうバカテス旋風はすぐそこまで迫ってきていますよねー。
というわけで今回のバカテスは短編集です。木下姉弟の入れ替わりの話と、一同で海にバカンスへ行くお話が前後編と、雄二と翔子の小学校時代の馴れ初めのお話と構成されていますので、まあ一編ずつみていきますか。
○アタシと愚弟とクラス交換
優子さんのビジュアルがついに解禁されてよかった。というか、まあ、双子なんだから当たり前なんだけど、秀吉そっくりだな優子さん。ちょっと目元がキツイ印象があるけど、胸が控えめなせいか余計似てるな(失礼)。
しかし明久は優子さんにも十分フラグを立てた気がする。けれど、本人の嗜好が偏りすぎや……。というか腐女子なのかよ優子さん!
○僕と海辺とお祭り騒ぎ (前編・後編)
前編はナンパされまくる女性陣がいい気になっているとカン違いしたバカ二人組が、あろうことか海辺のナンパへ繰り出し、後編はその報いにお祭りのミスコンへ女装して出場させられてしまうバカ二人組(+ムッツリーニ)。
このバカ二人組はナンパされなくともモテまくっているというのに(特に明久は男女問わず)ナンパなんかしやがって……死亡フラグすぎるだろそれは。というか玲さんとか姫路さんとか美波とか翔子とかが普段目を光らせているから、周りがナンパできないだけなんじゃ。でもムッツリーニがナンパされるとなんかムカつくというか、不条理というか、なんとなく共感はできるんだよね。いやムッツリーニ自体はもともと女性受けしそうな草食男子系の顔ですが、なんかコイツに負けるのは癪だー! っていうのがさ。
しかし問題は後半です。これはやばすぎた。狂喜乱舞にもほどがあった。
まず何よりも土屋香美がかわいすぎる件
おかしい。何かがおかしい。明らかに何かがおかしい。
私は「よっしゃあ、アキちゃんがまた見られるぜ眼福眼福」とか思ってページを進めていたのに、香美ちゃんのかわいさには思わず目を瞠った。信じられるか、これ中身ムッツリーニなんだぜ……。今まで彼に抱いていた認識が180度変わった瞬間でしたようっひょー。こ・う・み! こ・う・み! こ(ry
そして一番あり得ないだろうと思っていた雄二の女装こと雄麗ちゃんですが……やべえ、思ったよりもずっといいぞ。なにこれこわい。葉賀ユイマジックこわい。どんな厳つい男でも、萌えビジュアルにできるというのか……!! こんなにもできた女装少年を量産するなんてたまらなすぎるわ、バカテス!
そして見事にこの三人以外には興味も示さない審査員に吹いた。ダメすぎるだろこれはw 女の子不憫すぎる。
○雄二と翔子と幼い思い出
ロリ翔子がかわいい――と皆さんが声を大にして叫びたいのは分かります。私もロリ翔子のかわいさは正直想像より遥かに越えていました。しかし、しかしですよ、皆さん扉絵をもう一度見てみましょう。
シ ョ タ 雄 二 の 方 が 萌 え な い か
すいません。まず目についたのが小学5年生の雄二でして、そのあまりにも現在の雄二からは考えられない純真な容姿を目前にした私の心にドガシューン!! と心のスキマにすっぽり収まるかのようなクリティカルクリーンヒット。おうふ、雄二かわいいよ雄二。こわい。葉賀ユイm(以下略
まあそれはさて置き、お話の方も普通に良かったですね。普段のバカテスらしさは欠けていましたが、これはこれで結構雰囲気は好きですよ。
「神童」と呼ばれ、幼いころから妙に達観した価値観を持つ雄二が、今の翔子との付き合いがあるのはこの馴れ初めがあったからであって、でもこの出来事は確実に雄二を変えたよね。翔子も今と打って変わって昔は自分の考えや好意をうまく言えない子だったんだけど、いじめっ子たちに立ち向かったのは、転校したくない気持ちも強いんだろうけど、やっぱり雄二のことを大事にしたかったんだろうなあ。健気や……。
というわけで、テンション高めなバカテス短編集の感想でした。普通に本編の続きも楽しみですね! 超オススメ。
ところで、幕間の文月新聞にはかなり笑わせてもらった。特に芸能。
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