レジンキャストミルク6 [★★]
5巻の感想から随分間が空いてしまった……。
別にレジミルの感想を忘れていたわけではないのですが、ご覧の通り今月は新刊の山でして。本当は今月中に最終巻まで感想書くつもりだったんだけどなぁ。
6巻はずっと佐伯先生のターンでした。クスクス。
レジンキャストミルク〈6〉 (電撃文庫)
城島晶の父親、城島樹。 虚軸発生の原因となったその男は 【無限回廊】 の画策によりこの世界へと戻ってきた。
連れ去られた芹菜の行方は? 樹の目的とは? 樹を虚軸へと送った本人である 【無限回廊】 はなぜ樹と行動を共にしているのか……。
晶たちはすべてを知るため、樹の元へと赴くが――。 衝撃の真実が綴られる第6弾。
語りつくされる真相、決して朽ちない仲間との絆――!
やばいです。ネア先生と殊子先輩カッコよすぎじゃないですかちょっと。
殊子先輩は仲間として、ネア先生は教師として、それぞれ理由も動機も異なりますが、晶や硝子とともに並んで立ってくれるというのはすごく頼もしいことなのです。特に終盤で津久見奏とのバトルにて殊子先輩の登場のカッコよさは異常でした。挿絵かこいい! そしてネア先生に至ってはSMボンテージ……だと……。普段変人キャラ一貫なおかげで、色々な意味で刺激的過ぎました。虚界渦も開放しちゃいましたし。
けれど一方この戦いで爆弾を抱えてしまったのは殊子先輩。正直こんときからもしかして……とは思っていました。詳細は次巻で。
そしてこの巻でラスボスっぽい城島樹から、様々な真相が明らかとなります。5巻に次いでまたしても急展開。まあその実は晶以外の視点からだいたい予想はついていたものだったんですが、イザ叩きつけられるとこれは厳しい戦いだよなーと。
でもラストの仲間の虚軸たちとのシーンがすごい好きだ。これでこそ仲間というかなんというか。まあこの中には仲間なんて日和るつもりのないやつも約一名いそうですが、彼女はツンデレなので気にしない。というか蜜も大分いじられキャラと化したなぁ……。
いよいよこの物語も佳境です。
芹菜と良司との関係は修復できるか、父・樹に復讐は敵うか、そしてその先の虚軸たちの行き着く先は。理緒、蜜、殊子先輩、ネア先生、硝子、晶のたどる道は果たして。
いやー、面白かった。次回はいよいよアレです。思い出しただけで……。
そういえば口絵のマンガがかなりいかしてました。ロリゴス蜜かわいいよ蜜。でもやっぱ理緒だな私は。
→『レジンキャストミルク7』の感想へ
←『レジンキャストミルク5』の感想へ