偽物語(下) [★★★]
祝・続編刊行!
なんと今回収録分の「つきひフェニックス」が最終話と謳われていましたが、あとがきでさらなる続編が刊行されることが明らかになりました。しかも! 八九寺ちゃんと! 羽川さんが! 主・役!!
といっても7月からのアニメはここまででしょうけどね。というか、本編中でアニメに触れるのやめてあげて。特に阿良々木さんのキャラデザイン(身長)について触れるのはやめてあげて!!
というわけで、今回も飛びぬけていました。最高です。以下感想――と僕はキメ顔でそう言った。
偽物語(下) (講談社BOX)
“ファイヤーシスターズ”の参謀担当、阿良々木月火。暦の妹である彼女がその身に取り込んだ、吸血鬼をも凌駕する聖域の怪異とは!?
VOFANの“光の魔術”は鮮やかに花開き、西尾維新が今、<物語>を根底から覆えす――
これぞ現代の怪異!怪異!怪異!青春は、にせものだけでは終わらない。
不死鳥の怪異、そして月火に襲い掛かる陰陽師――!
この下巻は阿良々木シスターズ下の妹・月火にスポットを当てた「つきひフェニックス」というお話です。
さて、じゃあまずは本編主人公の阿良々木暦が今回やったことをちょっと挙げてみようと思います。
・でかい妹を押し倒しておっぱいを揉む
・ちっちゃい妹を押し倒しておっぱいを揉む
・さも当前のように八九寺真宵にセクハラする(隙あらば押し倒しておっぱいを揉む勢いで)
おっぱい揉んでばっかじゃねーかぁ!!
本編を読んでみればお分かりいただけると思いますが、ぶっちゃけ彼こんなことしかしてません。マジで。
まあそら、月火に顕れた怪異を解決するために動き、陰陽師二人組みとバトったりなんかしますが、その二人組は勝手にいいたいことだけ言って帰っていった記憶しかない。あと忍野と貝木と繋がっていたことにはびっくりした。それにしても「~~と僕はキメ顔でそう言った」って語尾長すぎだろ常考。
まあいつも通り、3分の2くらいが無意味だけど面白い掛け合いだったので安心しました。
そんな中でもやはり八九寺ちゃんはやってくれます。もう逸材だよねあの小学生。というか、阿良々木さんも西尾さん自身も八九寺ちゃん大好きだろ! 絶対大好きだろ!
「つーかお前、さっきすっ転んだ僕に対して驚きのリアクションを取るとき、ちゃんと阿良々木さんって言ってたじゃねえか」正直この2パターンの返しにはロリコンに目覚めても仕方ないって思った。それくらい文章にかわいさが溢れてた。何この小動物……八九寺ちゃん超かわいいわ。マジかわいいわ。めっちゃかわいいわ。ホントかわ(以下略
「失礼。噛みました」
「違う。わざとだ」
「はにかみました。えへっ!」
「可愛すぎる!」
「ところで乾拭木さん」
「確かに僕は明日、神原の部屋を掃除する予定だけども、だからと言って別に掃除好きの掃除マニアってわけじゃないんだから、乾いた布での清掃法みたいな名前で僕を呼ぶな。僕の名前は阿良々木だ」
「失礼。噛みました」
「違う、わざとだ……」
「はみました。はむっ!」
「あまがみっ!?」
あとはでかい妹との歯磨きプレイだとか、ちっちゃい妹への白雪姫イベントだとか、もうホントしょーもねー。けど大好きです。
そういえば一応正ヒロインのはずのガハラさん出てないよね? なんか「更正した」らしいので超見たかったのに……。あと神原のエロエロトークが聞けなかったのが残念だ。本当に残念だ。
まあ今回はシスターズのターンという印象が強かったね。あと、あの人がまた出るとは思わなかった。
いつもどおり。「化物語」シリーズらしい一冊でした。前回ほどじゃなかったけど笑ったよ。
そして織り込みチラシに載ってた、アニメ版のキャスティングでみなぎった人はどれくらいいるのかな。もう阿良々木さんがあの人って時点で私はキたね。あと八九寺ちゃんがあの人ってところもキたね!
頭を使わない、超オススメのシリーズです。気になったら、アニメの前にご一読あれ。
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