世界の危機はめくるめく!2 [★]
まさか続刊が出るとは思わなんだ。1巻の表紙は見えるか見えないかのギリギリを楽しむものだったけれど、今回はもう見えちゃってるよ!
藤真拓哉さんのイラストが大好きなんでもう色々ごちそうさまでした。特に穂香の秘書さんと巫女さんの破壊力は天をも穿つ!
そして主人公のスカートめくりもパワーアップして……っていきなりそれでありなのか!?
世界の危機はめくるめく!2 (ファミ通文庫)
神様に貰った“スカートをめくる力”で世界を救った俺、真吾は、穂香と婚約者?のリーナに挟まれつつも平穏な日々を送ってた。なのに神様が、また世界が危機だと(泣)。
「力をパワーアップしてあげるし“仲間”も増やすから大丈夫」って、もうイヤなんだけど……。
で翌日、巫女服の美少女転校生がやってきて「初めまして、真吾くん。私と子供を作りましょう」ハァ!?
しかもこの少女が“世界の危機”でもあるって、一体何者!? 非日常系ラブコメ第2弾!!
子作りしないと世界が滅亡!? めくるめく世界の危機は続きます!
おっし、いっちょスカートめくって世界でも救うか! 的なノリではありませんが、だいたいあってる感じのラブコメディ第2弾。
「選ばれし者」の一人、主人公の真吾はまたしても神様から世界を危機から救うのを頼まれ、スカートめくりの能力をパワーアップしてもらい、さらには仲間も一人加えて世界の危機にいざ臨む!
私といえば冒頭から「どんなパワーアップなんだろう……wktk」とか思いながらとにかく読み進めました。下心丸出しですね。
またそれを聞いた仲間の男ども(オタク・小学生・犬)が能力の真価を確かめるため――しかしあくまで本心は助平心丸出し――穂香を実験台にと真吾をまくし立てるところがなんとも。みんな分かってるなぁ。そうそう、仲間の能力はちゃんと知っておかなくちゃいけませんしね。そのためなら穂香がどんな恥辱を晒そうが致し方ない。そう、致し方ない! これは絶対必要なことなのだよ!
まあそこでは結局やらなかったんですが、主人公のパワーアップ能力――
すっごいバカだけどなんて羨ましい能力なんだ!
スカートめくりだけでも羨ましいというのに、そんなことさせちゃうの!? ちょっと分けてくださいお願いします!
まあ主人公も女の子写真一つでいけるとこまで妄想できるいい感じの変態野郎なんですが、こんな能力ついちゃったら鬼に金棒でしょうよ。というか真吾は私と話が合いそうだ。
でも真吾の能力は分かっちゃうとどうしても「どのように敵を倒すか」がある程度想像がついてしまうので、そこら辺をどう工夫するか作者の腕が試されるわけですが、今回は意外な一手でした。
さて、新しい仲間の清美が真吾へ「子作りしましょう」宣言してしまったため女性陣大困惑。男どもも「何でおまえばっかり!」みたいな。
しかし別に好意から行っているわけではなく、世界を救うためにやんごとなき理由からのこと。
いくら世界を救うためとは言えいきなりそんなことできるわけもなく。しかも穂香とリーナが焦りに焦って、次第に真吾の取り合い(?)みたいな展開になりそうですね。あ、これハーレム路線なのか?
リーナの真意は未だ分からずという感じですが、少なくとも穂香は真吾に恋してますね。そんなこんなでラブコメ度は格段にアップしてます。
ところでメインヒロインはどっちなんだろう? ダブルヒロイン? でも穂香の方が圧倒的アドバンテージが。
でもって世界の危機は実は清美なんじゃないかという推理が出てくるわけで、色々動いてみるわけです。
私もそこんところでとあるミスリードをさせられましたが、真相は読んでのお楽しみ。
相変わらずオタクの瞬間移動(ただし女の子は下着だけ脱げる)という名の意味不明能力は神がかっていると思うんだ。
清美はこれからどうするんだろうね。ヒロインの一角を担うのでしょうか。でもあんな事情があるわけだし……。うんまあ再登場は希望するけどね。
というわけで、スカートめくって世界を救うラブコメディ第2弾でありました。楽しかった。
藤真さんの可愛らしくてちょいエロな挿絵も相まってオススメ! 伏線もまだあるから続きはできれば出してほしいなー。
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スカートめくりの話だからしかたないんだろうけど……。
巫女フェチとしては、スカート型の巫女服は邪道です。
あくまであれは「巫女もどき」でしかなく、あれを巫女服と呼ぶなんて認めません。
巫女服は袴じゃないと。もっというと下着はさらしじゃないと。
つーか、最近はガチで巫女服=赤いスカートと勘違いしてる阿呆が多いからこまる。
そのせいで需要もスカート巫女の方が増加傾向で、正真正銘の巫女服は徐々に希少種になりつつありますし……。
実際のところでも、三次元ならもちろんスカート巫女なんてコスプレでしか存在しませんが、神社のバイトの巫女さんなんかは窓口なんかに立つと袴はほとんど見えませんしね……。
二次元ではスカートとあわせて、帯の代わりにでっかいリボンや飾りつけてたのもありますが、なんで神聖な巫女服にそんなチャラチャラしたものつけてるんだよと。
酷いのになると、カラフルだったりフリルがついてたりするのまであるし、もうたいがいにしろよと。
そりゃ、スカートめくりや半脱ぎには袴は不向きですがね、それを半端にスカートに置き換えて巫女を名乗るくらいなら、はじめから巫女以外の領域でやってくれよと。
最近のサブカルチャーの巫女に対する理解の無さは、本当に嘆かわしいものです。
※無駄に長かったんでこれでもかなり削ってます。
>スカートめくりの進化
なるほど、パンツめくりですね。わかります。
というか、パンツめくり以外の進化が思いつきません。
そういえばナツメブラザーズ!の最新回によると、恭介氏はかつてパンツめくりの常習犯だったらしいですよ。そしてパーソナリティ二人とも、ナチュラルにパンツめくりについて語ってました。
まあ、二次元にはよくあることです。
私は別に可愛くみえればなんでもおkなんでそこまでこだわってないですね。
パンツってめくれるんですか……? どっちかといえば下ろすみたいなニュアンスに取れますけど。