今話題になっているニュースや技術を、専門記者や専門家が詳しく解説します。
ニュース解説
目次
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運転手がいない300台が街中に、サンフランシスコでロボタクシーに乗ってみた
半導体素子技術のオリンピックとも呼ばれる国際学会「2024 IEEE International Electron Devices Meeting(IEDM)」を取材するため、サンフランシスコ市を訪れた。
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旭化成の久世副社長、生成AI全社展開で「3領域またぎ無形資産活用」
旭化成は2024年12月13日、「無形資産戦略説明会」を開催した。登壇した久世和資副社長執行役員は、「有形資産中心の研究開発から、有形資産と無形資産の融合を目指した研究開発に向かうことが重要だ」とした。
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ラピダス社長などがSEMICONで講演、半導体は300兆円市場へ
半導体市場は2024年、前年の落ち込みから回復しAI(人工知能)をけん引役に25~26年も成長が続く見通しだ。ただし技術的には微細化の限界が見えつつあり、それを補う3次元(3D)化やパッケージングの重要性が増すなど転換期にある。
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GoogleがGemini 2.0発表、ピチャイCEO「エージェント時代の次世代モデルだ」
米Google(グーグル)は米国時間2024年12月11日、同社の次世代フラッグシップAI(人工知能)モデル「Gemini 2.0」を発表した。米OpenAI(オープンAI)の「o1」に対抗する推論強化機能や、新たなAIエージェントのプロトタイプも公表。「エージェント時代」に向けて次の一手を打ち始…
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TSMCが「2種類の不揮発性メモリーが有力」、ReRAMとMRAMを挙げる
米国サンフランシスコ市で開催中の半導体素子技術の国際学会「2024 IEEE International Electron Devices(IEDM)」の基調講演で2024年12月9日(米国時間)、台湾積体電路製造(TSMC) Executive Vice President and Co-Chi…
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宇宙空間でも冷却効率維持、OKIが固形の銅を埋め込み放熱性55倍の回路基板
OKIサーキットテクノロジーは、固形の銅(銅コイン)を埋め込み、電子部品から出る熱を高効率で逃がせるプリント回路基板(PCB)の技術を開発した。今後量産技術の開発を進めていく。
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70周年記念のIEDMが開幕、AIの消費電力抑制がテーマに
2024年12月7日(米国時間)、半導体素子技術の国際学会「2024 IEEE International Electron Devices Meeting(IEDM)」が米国サンフランシスコ市で開幕した。
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「人型ロボは数十億台市場に」「量が研究開発加速」、NVIDIAファンCEO発言5選
今、世界で最も注目されている企業は米NVIDIA(エヌビディア)といっても過言ではないだろう。その最高経営責任者(CEO)であるJensen Huang(ジェンスン・ファン)氏は2024年11月に来日した際、多くの示唆に富む発言を残していった。AI(人工知能)半導体の次に狙っている市場はどこか、同…
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セミコンジャパン開幕、試作近づくラピダスや半導体設計に注目
半導体製造装置・材料の展示会「SEMICON Japan(セミコンジャパン)2024」が2024年12月11日、東京ビッグサイト(東京・江東)で開幕する。Rapidus(ラピダス)の設立や台湾積体電路製造(TSMC)の熊本進出を受け、国内半導体の復権への機運が高まる中での開催となる。
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三井ダイレクト損保が基幹システム刷新、スクラッチ開発でマイクロサービス採用
三井ダイレクト損害保険は2024年11月18日、新たな基幹システム「Trusty」をリリースしたと発表した。稼働は同年6月に開始した。これまでの基幹システムは創業以来20年以上、開発・保守を積み重ねて建て増ししながら使い続けてきた。肥大化・複雑化し密結合だったシステムをマイクロサービス化して、開発…
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STマイクロ、多様なエッジAIシステムをEdgeTech+ 2024でアピール
STマイクロエレクトロニクス(東京・港)は、組み込みシステム関連の展示会「EdgeTech+ 2024」において、複数のエッジAIシステムのデモンストレーションを行った。いずれも、スイスSTMicroelectronicsの製品などを組み合わせたシステムで、様々な用途のエッジAIシステムを提供でき…
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ロボット・自動運転・ドローンを協調制御、KDDIが全自動配送を目指した実証実験
KDDIがロボットや自動運転車、ドローンを協調制御して荷物を運ぶ実証実験を公開した。
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慶大病院医師が医療個人情報1170人分を保存したPC紛失、データ削除の対応取らず
慶応義塾大学病院に勤務する医師が、患者の医療個人情報が保存されていたPCの盗難に遭い、紛失していたことが2024年12月10日に日経クロステックの取材で明らかになった。当該医師は虎の門病院へも勤務経験があり、PCには虎の門病院1002人、慶大病院168人の患者に関する医療個人情報が含まれていたとす…
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イオンがIT子会社再編し内製部隊を200人に倍増へ、AI実装など加速
イオンがデジタル戦略の加速に向け、グループ内の情報システム部門を強化している。2024年12月にグループ内のIT子会社2社を再編し、フロントエンドとミドルウエア、バックエンドの担当部門を1社に集約。システムの内製部隊を現状の約100人から段階的に200人規模へ増やしていく。
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世界半導体市場はAI頼み、WSTSが25年11.2%増と予測
WSTS(世界半導体市場統計)は、2024年秋季半導体市場予測を2024年12月3日(米国時間)に発表した。それによると、2024年の半導体世界市場は前年比19.0%成長し、初めて6000億米ドルを超えて6268億6900万米ドル(約94兆304億円)に達するという。また、2025年の半導体世界市…
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スバルのHEV、水平対向エンジンがある限り4WDは「必ず機械式」
SUBARU(スバル)は、シリーズパラレル式の新ハイブリッドシステムを搭載した小型多目的スポーツ車「クロストレック」を発表した。同システムの特徴は、機械式の四輪駆動(4WD)システム「シンメトリカルAWD」を採用したことだ。
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中国・自動運転に新競争軸「P2P」、Li Autoが先陣でHuawei出遅れか
中国における自動運転/先進運転支援システム(ADAS)の競争が新たな段階に入った。先行する新興メーカーや異業種では、AI(人工知能)を全面的に採用した「End to End(E2E)」方式への対応は、もはや大前提である。今後の焦点は、E2Eを使ってどのような運転体験を提供するかだ。
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IBMがAI向け光電融合技術、電力8割減で学習は5倍速
米IBMは電気信号と光信号の回路を半導体技術で融合し、情報処理を高速化したり省電力化したりする「光電融合」の新技術を開発した。生成AI(人工知能)を扱うデータセンターに利用した場合、データ伝送の消費電力を8割減らすとともにAIの学習速度を5倍に高められる。
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日銀やNHKにもガバメントクラウド利用検討の努力義務、デジタル庁が法案
デジタル庁は「ガバメントクラウド」の制度整備に向けた法案(ガバメントクラウド法案)の概要を固めた。
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小型全固体電池がいよいよ離陸へ、コイン電池代替も視野
手のひらに載る、あるいは、指先に載るような小型の全固体電池は、電気自動車(EV)向けよりも早く実用化を果たした。しかも今後は、これまでのコイン電池を代替するなど、より身近な用途で使われ始めそうだ。