« 2010年11月 | トップページ | 2011年1月 »

2010年12月

あいかわらず旬を無視したピント外れな「国民健康・栄養調査」に一言

日本政府は「21世紀の国民健康作り運動」で必死に「野菜や果実をもっと食べよう!」と訴えている。しかし、生産者団体の懸命なアピールにもかかわらず国民の摂取量は一向に伸びない。それもそのはず、大体目標値をグラム数で表すのもおかしい。「働き盛りの20代~40代が100g少ない」というが、その100gを意識して生活しろと言うのか?

そして、野菜一皿が70gだからもう1皿増やそう推進するが、「今は端境期だから野菜が食べられなくても仕方がない」という考え方はない。残留農薬がいつも多くて問題になっている中国野菜がスーパーにはたくさん並んでいるが、それでもいいから食え!というのか?日本は冷凍加工野菜(カット野菜)の輸入が多いがそれもありなのか?

国民は決してバカではない。政府の思惑あっての誘導にはもうなびかないのだ。政府の食事指導に基づいて栄養士の薦める献立のお陰で日本は世界一のガン大国になりました。旬を無視してがんばって食べてもビタミンもミネラルはとても少ないです。経済的なメリットはあっても健康上のメリットはありません。日本人の健康のためもう少しまともなことを打ち出して下さい! (>_<) (はースッキリした)

|

子供への愛情不足と帝王切開の関係

Photo

ベルリン時事によるニュースで興味深い記事があった。以下要約。

『ドイツ北部の動物園「ゼレンゲティ・パーク」で12月2日、ホワイトライオンの赤ちゃん2頭が生まれた。動物園は母親の妊娠に気づかず、突然の誕生に驚いている。11月2日に2歳の雌のブルクスのそばに赤ちゃん1頭が横たわっているのを飼育係が発見した。この赤ちゃんは死んだが、生まれていない赤ちゃんがいる可能性もあるとみてブルクスに帝王切開手術を施したところ、2頭が誕生。しかし、この2頭に対してブルクスは母親になった自覚がない様子で、動物園は育児放棄を心配している』

 

 この記事から窺い知れることは、1頭目は自分の産道を経て生んだ自覚があったので自分の子供として接していたが、2頭目、3頭目は麻酔中の帝王切開による出産なので生んだ自覚がまったくなし。人間は帝王切開で生んでもそことを理解できるが、リスクとしては産道をくぐったときに芽生える母子としての絆が欠如()するためだったり、愛情ホルモンの分泌が少なかったりする(らしい)ので人間も同様、育児放棄や自分の子供に愛情が芽生えないということが起こっています。

 問題点は、簡単に産婦人科が帝王切開を勧めることや(難産になりそうな場合、医者も患者もこの方が楽、定休日を確保したいなど)、母親の健康状態が昔の人に比べて良くないということなど色々な理由が上げられます。動物園の動物達も人間と同じような健康状態のようです。

|

初めて食べました!冷麺を。。。

Photo

この歳になって(48歳)はじめて冷麺を食べました。今まで食べなかった理由は、ラーメン(ジャンル的に)は温かいほうが好き、酢の利いた冷やし中華は苦手、見た目(盛り付け)もそそるものがない、という理由からでした。しかし、食を語る仕事をしながら、今や盛岡の郷土食(北朝鮮のピョンヤンが発祥地で帰国した青木さんという方が改良して盛岡冷麺にしたそうです)にまでのぼりつめた冷麺を知らずしてよいのか?一度ぐらい食べておかないと自分的には恥ずかしいと思いました。

 そして昨日の講演先の盛岡で実現しました。噂どおり麺はゴムのような食感。キムチはお好みで調整できるように別につけて貰いました。味は普通に食べられたのでマル。次にまた盛岡へ来たらジャジャ麺を食べてもらうと言ってくれましたがジャージャー麺ではないそうです。

|

« 2010年11月 | トップページ | 2011年1月 »