また歓送迎会

先週は課の歓送迎会だったが、今回は部、ただしいわゆる管理職対象。
駅から職場へ歩く途中にある店で、気になっていたところ。といっても自分で積極的に行きたいというわけではなくて、こういう店は地元の会社が宴会に使うだろうから、きっといつかはここで宴会をするのだろうと思っていた。そして昨夜、その予想通りとなった。
宴会料理としてはごく普通。特に悪いというところはないが、これを目当てにというような料理があるわけでもない。接客はまずまず。
突き出しに続いて、お刺身、茶碗蒸し、すき焼き、にぎり寿司、てんぷら盛り合わせ、そば、フルーツ。
もっとも私は、にぎり寿司が出た時点(開宴1時間余後)で、料理は打ち止めで、あとは茶そばの類とデザートだろうと思った。そば、フルーツは食べたが、てんぷらには手を付けなかった。(腹一杯)
すき焼きは写真の鍋だけれど、「焼き」というより、かなり濃い割下たっぷりでたくもので、甘くかつ塩辛い。そういえば前にやはり管理職宴会で使った別の店でもそういうすき焼きだった。Y市はこれが普通なのだろうか。また、牛肉にへばりついて豚肉も1枚入っていたのもちょっと不思議。
いつも思うのだが、この会社の宴会は幹事がかなり気を使った挨拶をする。正確には気を使った言葉使いで挨拶をする。そのわりには仕事上の文章は水準に達していないものが多い。どうも、先輩から後輩への伝承が無批判に行われているようなふしがある。それを、その通りやらなければならないと勘違いしているのではないだろうか。
徒弟制度の職人世界ではないのだから、もちろん口答えをしろと言っているわけではないが、言われたことを一旦、自分の頭できちんと整理・理解して、納得するなり、改善するなりするようにしないと、組織としては成長しないおそれがある。
というような話を酒席ににもかかわらず説教していたわけ。もっとも最高位にある部長も、前例を水準として、それにどれだけ上積みするかが仕事であると同調していた。(これでは若いもんは逃げようがないかもしれないが。)
そして、その硬い幹事のあいさつのあとの、件の部長のあいさつは、場の雰囲気を和らげる、笑いのとれる良いものではあった。