「おんな城主 直虎」スタート

前に書いたとおり、今年の主人公は
井伊直虎。
周知のとおり、男子不在の井伊家の危機を救った女傑というのだが、つい最近、「直虎」を名乗ったのは女性ではなく、いとこにあたる別の男性だった可能性を示す史料が新たに確認されたという新説が発表された。
(⇒「おんな城主直虎」は男だった? 大河主人公に新史料)

もちろんフィクションということは見るほうも承知であるけれど、フィクションにもフレームワークというものがある。新説=真説ではないわけだけれど、やや困惑。
それに、もともと直虎の資料は少ないようなので、どちらの説が正しいか、そう簡単には決着しそうにない。
前に大河ドラマ「江」では、私が知る限りすべての時代劇がそうであるように、江は徳川家光の母という従来の説を踏襲していたわけだが、前に「大河ドラマの功罪」に書いたように、福田千鶴氏はこの説を否定されている。
なので、本当は家光の母じゃないらしいけれど、ドラマとしては従来の説に従っておくのが無難ということなんだろう、と自分を納得させていた。
ところで、前に書いた記事「再来年の大河ドラマは井伊直虎」へのコメントで、るりひめ様から、「胸のホクロがエロいです」と教えていただいた。
「戦国無双」というゲームのキャラクター。
昨年の「真田丸」では、信繁役の堺雅人さんも、このゲームを参考にしていたというもの。
では、柴咲コウさんも? ならば、付けボクロでも良いから、是非、胸にホクロをお願いしたい!
ということで、ネットで拾った画像(元画像出典:http://trend-news135.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_4c3/trend-news135/cef543a6-s.jpg)に、「戦国無双」のキャラクターとほぼ同じ位置に、ホクロを付けてみた。(拡大しないとわかりにくいと思う=画像クリックで拡大)


「真田丸」では、第1回から、子役を使うことなく、大人(実際は少年?)の信繁が登場したけれど、「おんな城主 直虎」は、第1回では、まだ直虎は成熟した女性という齢ではない(ホクロがあってもエロくない)。
ということで、まだドラマの出来を云々する段階ではないのだけれど、敢えて感想を言わせてもらうと、
子供たちが、あまりにも大人びた科白を言う。これはできすぎではないか。
中村梅雀のナレーションがなんとなく映像と合わない気がする。淡々としているほうが合うのでは。
去年の「真田丸」はちょっと変わったノリで成功したけれど、それは脚本、配役がはまったからできたこと。同じことをしようとしているわけではないようだが、去年の成功を意識しすぎてるのではないだろうか。
まして、NHKが、女性を主人公にしたら視聴率がとれると思ってたら論外である。
そのことは「花燃ゆ」で証明されている。
井上真央だったからダメで、柴咲コウなら成功するというようなものでは、大河はないと思う。
まぁ、始まったところだから、これからどうなっていくのか見守りたい。
(といって、結局、ずっと見るんだろうけど)