ドバイには3冊の本を持って行ったのですが(うち2冊は読みかけ)、結局、読み終えたのは、この1冊だけでした。
いわきの某古本屋の100円コーナーで見つけた作品。
何の前情報も無く、100円と云う事と、適度な量(厚く無い)だったので購入。
作品的には、雑誌『コスモポリタン』にて連載を纏めたもの。
ハウステンボスにある「エリタージュ」と云うレストランの料理と共に大人のロマンスが進行します。
作中
「おいしいと思うレストランはいくつもあるけど『すごい』と思う料理が出てくるのは、ここだけ」
と云う最大級の賛辞と共に紹介されているレストランであります。
ここまで云うのであれば、一度、行ってみたい。
作品自体は、村上龍作品としては、軽いタッチ。
それでも、彼の文体ですので、読んでいてお腹が空く事は無かったです(笑)
あの(私は好きですが)独特の比喩で料理を紹介されてもねぇ。
池波正太郎の対極かも。
私も40歳を超えたら、物事をこのように考えられるのだろうか。
と、私の心に一石を投じた作品でもあります。
35歳を超えた、オッサン/オバハンにオススメ。
- 2008/12/31(水) 00:00:00|
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