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93才の森井眞さんの投書。

 初めに、5月27日の私のヘイトスピーチについての記事の動画の元が削除されましたので、ほかの動画に変えました。それから、岐阜新聞の社説を新たに付け加えました。以前書いたものを変更するのは、心苦しいのですが、なんにも写らない動画を出しておくのもと思って。岐阜新聞社説もこれについてしっかり述べてありましたので加えました。

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 写真がきれいでないので恥ずかしいのですが。先日、やまとの湯でお風呂上りに読んでいて、これは、と思ったので、急いで写真を撮ったものです。朝日新聞の投書欄です。

93才の歴史学者の森井眞さんの投書です。読みにくいので、改めて転写しますね。

『歴史学者から一言言わせて  歴史研究者  森井 眞 (東京都世田谷区 93)

安倍晋三首相は「侵略という定義は学会的にも国際的にも定まっていない」と発言したという。確かに、たとえば歴史学界では、「侵略」についていろいろな考え、定義があるだろう。

 ただし、圧倒的多数の研究者は、可能な限り多くの史料に接し、それを批判的に検討し、できるだけ正確に歴史を解釈し事実を理解し知ろうとする。それに対し、少数ではあるが、歴史に対して予断を持ち、都合の悪い史料は無視し、都合のいい史料だけを拾って歴史を作り上げようとする人がいる。両者は、学会的には等価値では断じてない。しかし首相はこれを同等と考えているように見える。

 さらにいえば、歴史を学びながら他者の痛みが自分の痛みになるように、人間として普通の想像力が働かない人は、結局歴史から何も学べないのではないか。

 日本の犯した過ちを認めないのは卑怯だと思う。そんな人たちの作る日本は「美しい」のだろうか。』

 

 そして、これはその森井さんの動画です。これを聴いていると、思わず涙がこぼれました。やっぱり今の日本はおかしいです。

あの戦争を、侵略ではなく、アジアの解放であったなんていう人たちがいることが、そしてそんな人が日本の権力者になっていることが、本当に絶望的になりそうです。

アジアの国々土地や仕事も奪ったことも確かですが、何より私が許せないと思うのは、その人たちの言葉と名前を奪ったことです。これからは日本語を話せ、苗字も日本の名前に変えろと。これが自分たちに起こったことなら、と考えただけでぞっとするはずです。今までの名前がどこかの国の名前に変えられ、言葉も○○語しかしゃべってはならないと。学校でも、他国の言葉を国語として教えられる、言葉は文化です。その国の文化や歴史までも奪ったことに等しい、そんなことをかつての日本がしたのだと。それを侵略と言わずして何なのでしょう。

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はだしのゲン40周年、替え歌を歌う会。

 はだしのゲン掲載40周年記念のイベントが、明後日から行われます。詳しくは、ここに書いています。

 このイベントの6月4日に上映される「はだしのゲンが見たヒロシマ」の一部を載せますね。ぜひ、クリックして見て下さい。



 このイベントは何より中沢啓治さんが楽しみにしていらっしゃいました。先日も、原爆資料館の全館長の前田さんにお会いした時に、テープカットをしてもらうつもりだったのに、と残念がっていらっしゃいました。

 はだしのゲンには、たくさんの替え歌が出てきます。あの時代、戦争に反対の言動でもあろうものなら、直ちに逮捕され、拷問された時代。中沢さんのお父さまもそうだったのですが。

 お腹を空かした子どもたちは、それでも替え歌を作って、大きな声で歌いながら、自からを元気にさせていました。

 その替え歌については、ここに書いています。中沢さんはまだとてもお元気で大きな声で歌って下さいました。

 今回の40周年記念のイベントの番外編になるのですが。「はだしのゲン・替え歌を歌う会」を行います。6月2日(日)午後7時から、最大3時間。シダックス本通りクラブ、パーティールームにて。パーティー料理の食事と飲み放題付きです。参加費大人4000円、学生2000円です。元歌のカラオケに合わせて、みんなで歌います。中沢さんと一緒に歌えないのは残念ですが。奥様のみさよさまも参加して下さいます。

 まだ参加の枠はありますので、一緒に歌いたい方、どうぞ。このブログのコメントにコメントして下さい。参加の希望を書いて戴いたら、参加とします。ただ、念のために連絡先を書いておいてくださいね。アップはしませんので。

 この40周年を機に改めて、中沢さんが残されたメッセージを受け止めたいと思います。

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ジャザサイズ初体験。

 私の体について、先日書きましたが、以来、時間のずれはあっても毎日欠かさず薬を飲んで、体調は良好です。

 が、何か運動をしたくて。何がいいかなあ、時間があれば、多くの友人がしているゴルフとか、テニスとか、卓球とか、楽しいものがいいのだけれど・・・。学生時代にしていたクラシックバレーは、ストレッチを中心にしてくれるから本当はそれに行きたいのだけれど、まさかこの体型で、この年で、受け入れてもらうのは難しいわねえ、何てつらつら考えていました。

 そんな時、栗木まさみさんのブログでジャザサイズについて知りました。そのブログはここにあります。それを見て、ああ、これならピッタリ!時間も場所も、と思ったのですが、いまひとつ勇気がなくって。

 でも、先日の「もちもちの木」の報告会で栗木さんにお会いしたときに、そのことを話したら・・・。見学に行きたいと。そしたら、彼女が「うれしい」と言って下さったので。思い切って昨日行ってみました。

 その前に運動できるパンツと上着を買いにユニクロに行って、どれがいいのか分からないので、あれこれ買って、スニーカーも買って。

 そして、午後八時半からクレドに行きました。そして、見学ではなく、一時間みっちり動きました。 汗びっしょり。

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本当はみんなで踊っている所を写真にしたかったのですが、みなさんの了解を得るのは難しいので、すんだ後、栗木さんだけ写真を撮らせてもらいました。

 なんと、彼女の体はゴムまりみたい。全身素晴らしい筋肉で、一点の無駄もない体で、ピョンピョン。素晴らしいインストラクターです。

 私にできるだろうかと恐る恐るだったのですが、やっぱりついて行くのが精いっぱい。でも、後ろの方でぼつぼつなら、何とかなりそう。これからも、時間が許す限り行こうと思います。

 ところで、でも、やっぱりなんの運動もせずだらだらと怠けきっている体には厳しかったかも。足が痛い、体中がしんどい、ウーン、ウーンと眠れそうにないので・・・。夫に「お尻を触らせてあげる。お尻をもみもみして」と言って、もんでもらいました。夫は、「まあ、なんと。骨の次に油だ。筋肉が全然ない。これでよく歩けるね」と感心(?)しておりました。ここにみっちり筋肉をつけることを目標に、頑張りましょう。

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ドキュメントが放映されました。

 昨夜と言うより、今日の0時40分からのドキュメント見ました。福島の日塔さんをはじめとして、若い人たちの悩み、それを通しての頑張り、よく描かれていたと思います。ディレクターの彼女が同世代の女性たちに思いを重ね、寄り添おうとする姿勢も良かったと思います。

 私は、なんと、自分の姿にがっかりしたけれど。だって、夏の暑い時に、仕事を終えてすっとんで彼女たちの所に行って、鏡一つ見ないままで、汗で髪が張り付いて、まあ、なんということ、なんて、本筋と異なる所でがっかりしたりしました。

「女子の暮らしの研究所」。これからもどうぞよろしくお願いします。彼女たちの企画したピアス、沢山売れるといいですね。これからも協力をしたいと思います。私は、フラワーフェスティバルで三つ買ったけど、かわいいです!!全部の色を買えばよかったと思っています。

 あの若い女性たちの生き様、産んでも産まなくても、自分の考えで生き続けてほしいと思います。

 それに比べ、あの橋下氏の記者会見。言い逃れ、詭弁。自分が言ったことをメディアの責任にして「誤報」だなんて。でも、彼が言ったこと映像をしっかり見ている人たちはごまかせないと思いますね。

 そういえば、今度の参院選に広島県選挙区で立候補することを表明している女性。先日の日曜日に「日本維新の会 ○○○○」と大きく自分の名前を書いたピンクののぼりを持って街頭にいました。

 こんな時に逆風だろう、可哀そうにと思ったのですが。買い物をして帰りに、なんと彼女は数人と共にのぼりを持って歩いていました。そしてその数人の一人が、橋下氏の大きな写真を掲げて歩いているのです。びっくり。まだ橋下氏の名前を利用した方がいいと考えてのことなのでしょう。

 

産経・FNNの世論調査 によると、彼の発言は圧倒的に不支持とされているのに。このセンスのなさ!!不快感を覚えました。

 いろいろたまっているので統制のないブログになってしまいますが。

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 ここに 書いていますが、今度の日曜日の「平和を語る会」、沖縄から知花さんをお迎えして行います。昨日、診療後、市政記者室にチラシの投げ込みに行ってきました。知花さんからは、この度の橋下氏の発言についても、お話しいただけるのではないかと期待しています。

 多くの方に聴いていいただけますように!!再度ご案内しますね。

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「ヘイトスピーチ」。人を差別すること。

 25日の私のブログで、日本政府に対して、アメリカのみならず、国連も要請をしたと書きました。それについては、さまざま報道されていますが。

 アップはしませんが、私のブログにもいろいろと言って来る人がいます。眼を覆いたくなるような、差別意識丸出しで。

 このような民族差別、この一翼を安倍首相やひいては橋下氏が担って来たと思うのです。もちろん、国連の要請も、法律で規制するというのではなく、私はやっぱり「教育」を見るのです。

 教育の現場では、性教育や平和教育と共に、人権教育もすっかり姿を消しています。人が人を差別するのは、もっとも醜い行為。こんな教育を受けていないのでしょうね。

初めにアップしたYOU TUBE・TBSのニュースが削除されましたので、代りにこの映像をアップします。これには国連の要請は入っていません。映像と共に、岐阜新聞のヘイトスピーチについての社説をコピーしますね。


岐阜新聞社説『ヘイトスピーチ 言葉の暴力法的規制も』 

 東京・新大久保などで繰り返されている在日韓国・朝鮮人らを標的にしたヘイトスピーチ(憎悪発言)デモは「良い朝鮮人も悪い朝鮮人も殺せ」「東京湾に沈めろ」など驚くべき言葉を白昼堂々と投げ付けている。

 その中心となっているのはネット右翼とも呼ばれる「在日特権を許さない市民の会」(在特会)だが、右翼というよりもレイシスト(人種差別主義者)と呼ぶべき団体だろう。彼ら、彼女らの行為は言葉の暴力であり、脅迫に近い。

 韓国、中国などのネットサイトでは、在特会の映像が翻訳付きで紹介され、反日感情を刺激している。「例外的日本人」の行動だとしても、周辺諸国は日本社会全体のムードを何かしら反映した言動と受け止めている。

 このような言葉の暴力は、それを浴びる人々に、単なる不快感を超えた恐怖感さえ植え付けている。韓国料理店が立ち並ぶ商店街の客足への影響など経済的被害もある。

 「こんな連中の言動はまともに相手にせず、徹底して無視すればいい」との意見もあるが、被害が厳然と存在している以上、何らかの対応を考えるべきだ。

 法的な規制を求める声に「表現の自由が脅かされる」との慎重論が法律専門家の間では根強い。言論には言論で対抗すべきだとの原則論もある。

 しかし、そもそもこれは「言論」の問題だろうか。論理を超えた言葉の暴力は言論の名にすら値しない。集団によって目の前で罵倒される被害者の状況を想像すれば、まともな言論で対抗し、被害を回復することはほとんど不可能だ。

 ドイツ、フランス、イタリア、米国など欧米諸国の多くは、憎悪発言をヘイトクライム(憎悪犯罪)として規制する法律を持つ。ユダヤ人虐殺の過去があるドイツは特に厳しく、公的な場所でナチスを礼賛する言動をしただけでも、処罰の対象だ。

 国際人権委員会、国連人種差別撤廃委員会なども憎悪発言を規制するよう各国に要請している。

 日本は1995年に人種差別撤廃条約に加入したが、条約内容を徹底させる国内法は未整備だ。

 日本政府は人種差別撤廃委員会への今年1月の報告書で次のように書いている。

 「処罰立法措置を取ることを検討しなければならないほど、現在の日本が人種差別思想の流布や扇動が行われている状況とは考えていない」

 在特会だけでなく、憎悪発言がネットにあふれている現状を思うと、残念ながらこの認識は一時代前の認識になりつつあるようにも思える。

 脅迫、威力業務妨害など既存の罪による処罰が十分に行われていない状況も考えれば、「人種差別禁止法」の制定を検討すべきだ。法の下の平等を定めた憲法14条が禁じる人種による差別とは何かを具体的に法で定義する必要がある。

 ただちに罰則を設けるかどうかは慎重に考えたいが、禁止法があれば、人種差別デモを実質的に規制することが可能になるし、損害賠償など民事訴訟の根拠にもなる。

 文学や映画、演劇などにおける個別表現までも「言葉狩り」のように規制する必要はない。

 表現の自由を萎縮させない十分な配慮をしつつ、憎悪犯罪に該当する最小限の範疇(はんちゅう)を定めるだけでも抑止効果はあるはずだ。(以上でコピーは終わります)

 昨日のブログに書いた「もちもちの木」の竹中庸子さんと一緒に食事をした時にも、それから活動報告の会の時にもみなさんに話されたことです。

「韓国に留学している私の友人が、日本に帰って来た時に、ああ、ここは日本だと感じる時。それは空港から荷物を持って電車に乗った時。重い荷物をヨイショッと上にあげようとする時に、誰も知らんぷり。一人でするしかない。その時、日本だと思うと。他の国では、必ず、だれかが、手を貸してくれる」

 私もそう思います。

韓国の地下鉄に乗ると、必ず若者がさっと立って、座らせてくれます。上の方に貼ってある駅名を見たくて、姉と二人、立ってそれを見ていた時、腕を引っ張る人がいました。中年の女性が「ここに座って」と隣の席を空けて、私たちに座りなさいと言っているのでした。

 市役所前の看板のような大きな地図を見ていると、どこに行きたいのですか、お手伝いをしましょうかと若い男性が声をかけてくれました。交差点で、地図を見ながら、あっちかな?こっちかな?と考えていると、どこに行きたいのですか?とこれも中年の女性がこっちです、ついて来て下さい、と。わざわざ近くまで連れて行ってくれました。

 沢山の親切を体験しました。

 この度の二人の年を取った方が日本に来た、その人たちへの罵詈雑言を言う人たち、日本人として悲しいとしか言えません。

 しつこっくてすみません。今日の夜中、午前0時40分からのNHKのドキュメント見て下さいね。地方発ドキュメンタリー 。ここにその予告があります。感想を教えて下さればうれしいです。よろしくお願いします。

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当番医です。

今日は当番医です。朝からてんてこ舞いしています。

 なんと、緊急避妊を求めて来た方が、続出。私のクリニックでは五人分しかストックを置いてなくって、足りなくなリました。困った!!日曜日なので緊急にもって来てもらうことができないので。でも、思い切って、薬の問屋さんにお電話してみると、セコムを通して当直の方? に通じたのです。

 お休みの所、本当に申し訳ないのだけれど、とお願いして、持って来てもらいました。

 他にもまだいろいろあって。大泣きする人もいて。とんでもない電話をかけて来る人もいて。はあ、溜息が出ています。

 えっと、今朝急いで書いたブログに落ちていたので。

 「もちもちの木」のブログはここにあります。ぜひ覗いてみて下さい。癒されますよ!!

 それから、明日、もしブログが書けなかったらいけないので。今日のうちに。

 明日、27日夜中。午前0時40分からのNHKのドキュメント、ぜひご覧くださいませ。どんな内容か、私もわからないのですが。福島の若い女性たちの生き様、ぜひ応援してほしいものですから・・・。

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もちもちの木活動報告・交流会

 昨日の「もちもちの木」の活動報告・交流会について。もちもちの木の理事長竹中庸子さんについては、5月22日のブログに書いています。

1 会場は超満員。まず竹中庸子さんのあいさつから始まりました。

 それがすむと、いきなり乾杯になったので、びっくり。

食べながら、飲みながら話を聞きましょう、という会なのですね。柔らかな竹中さんらしい!!

 会場には、トストコで買って来たと言われる御馳走が並んでいます。



3 プレゼンは、土橋のおうちから始まって、グループホーム、デイサービス、ヘルパーステーション、ふれあいサービス&ナイトケアなどのこれまでを語られました。

なかでも、看取りを職員・家族みんなでなさっている、その報告には打たれました。

 河原町の神崎つばさの会、広島の素敵なママの会などは高齢者だけでなく、地域の要請に応じて、地域の人たちの出会いと居場所となっている姿が語られました。

 また、古田では、グループホーム・デイサービス・古田ママの会、リメイク教室、もちもちパソコンクラブ・歌のサロン、認知症サポーター養成講座、これは古田中学に出かけて生徒さん立ちへの講座を行ったそうです。それから、笑いヨガなどなど。

5 6 楽しい報告が次々と報告されました。これが、グループホームの報告会なのかと、改めてその活動の大きさにうなりました。

 最後には、新しい、これからの活動について、竹中庸子さんから報告されました。

7 これからの社会、人との縁・繋がりで生きる社会にと。だれでも居場所のある社会に、と。

 これからは土橋・河原町・古田で「相談カフェ」を企画していること。土橋には「本川女性会」と連携を考えていること。

 赤ちゃんから、子ども、子育て世代から、高齢者まで、地域交流の場や介護保険事業などを展開しながら、みんなの居場所、私の居場所作りをしていくつもりであると。

事業の目的は「楽しく暮らそう!!myコミュニティづくり、多世代交流や地域住民同士の出会い・ふれあいを軸に人と共に生きる心情を育み広げていく 私の考えもあなたの考えも多様にあるけれど、老若男女一緒に楽しもう!!

拍手です!!

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発表会を楽しんでいます。

発表会を楽しんでいます。
女社長のゆかりんさんと栗木さんと江田島の山下さんと。

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「もちもちの木」活動報告会で栗木さんが。

「もちもちの木」活動報告会で栗木さんが。
リメイク教室の発表をしています。
リメイクしたお洋服が素敵‼
また、詳しくご報告しますね。

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昨日の橋下氏・慰安婦の方の面会について・中山氏のツイート。


 昨日の元日本軍慰安婦の方の橋下市長への面会中止について、さまざま報じられていますが。

 昨日、橋下氏の維新の会の国衆議院議員中山成彬氏はツイッターでこう言いました。「化けの皮がはがれるところだったのに」。彼は、彼女たちの言葉に耳を傾けたことがあるのでしょうか。先の西村氏もそうなのですが、こんな人たちが国会議員である、維新の会にはこのような議員がいるということを知らないといけませんね。結局はこのような人たちを維新の会の議員に組み入れて来た、代表の橋下氏の責任ということになるのでしょう。


元慰安婦と橋下市長の面会が急遽中止になった。支援団体側は、二人とも会いたくない、政治利用される心配もあると説明しているが、面談を申し入れて来たのもこれまで政治利用してきたのも先方側だった。橋下氏に強制連行の中身を鋭く追及されるのを怖れたか?化けの皮が剥がれるところだったのに残念。


 昨日のツイッターだけでなく、その前にもこの件についてのツイートをコピーします。


橋下市長が自分の発言を不適切だったと謝罪した。特に風俗問題はアメリカには禁句、訪米するというが止めた方が無難。政治家には国際感覚が必要だ。慰安婦問題は強制連行はなかったという一点で日本の名誉を守りたい。今度の事で河野官房長官談話の見直しが後退してはこれまでの苦労が水の泡になる。


いわゆる従軍慰安婦についての橋下発言が批判を浴び、元慰安婦が抗議に来日する。橋下市長ならはっきりさせてくれるのではないか。確かに親元から無理やり連れて行かれたかも知れない。しかし、連れて行った人は日本の官憲ではなかったという事を。災い転じて福となすという諺もある。貴重な発言力だ。

橋下市長や西村議員についてコメントを求められることが多く、気を遣います。西村議員の発言は最初のうちはよかったのですが、韓国人を見たら売春婦と思えと言い出した時はびっくり。橋下市長は今日会う韓国からのお客様に同情はしても決して謝ってはもらいたくない。もっと勉強して欲しいと願います。


 本当に恥ずかしいし、元慰安婦の方たちに申し訳ないことです。 しかし、見ておかなければならないのは、こと維新の問題だけでなく、その背景には、自民党、安倍政権の責任があるということだと思います。侵略戦争の定義は学術上定まってはいないという発言、従軍慰安婦については、村山・河野談話の見直しなど。彼らは、中国や韓国からの抗議には、一切耳を傾けもせず、でも、アメリカから批判をされると、とたんにその口調が変わってきました。

 それだけでなく、今や国連からも国の姿勢を厳しく問われることになってしまっています。これらの上に今の橋下氏の言葉や態度があるということだとも押さえておきたいと思います。

 明日は、日曜当番医で一日中診療です。日頃なかなか来院するお時間のない方、どうぞ。いつもは新患の方は予約制にしていますが、当番医の時は予約はいりませんので。

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橋下氏と元従軍慰安婦の方たちとの面会中止について。

 私は、今日日本に来ている元従軍慰安婦の方たちが橋下氏に会うということに、心を痛めていました。でも、今朝起きると、会わないということになったとネットで流れているので、正直、ホッとしました。

 お二人の方が橋下氏に会って、さらに心を傷つけられるのではないかと、それを心配していたのです。

 橋下氏は異様なほどに「強制連行はあったのか否か」、それが大切なことだとをツイッターでも繰り返しています。

 強制連行があったか否かが世界から日本が非難される元ととなっているのだから、それをはっきりさせよと。そして、記者会見では、元従軍慰安婦の方に会って、それをしっかり聞きますと言っていました。

 広島で講演をされたキル・ウォノクさんは、11才で「工場で働く」と言われて、行ったところ、慰安婦とされたと。「お母さん、お母さんと泣き叫んだ」と話されました。

 ネットでは、キルさんが13才と言ったり11才と言ったりして、うそつきだと主張する人もいます。なんと、浅はかな。彼女の話はちっともぶれていません。韓国では以前から現在に至るまで、年は「数え年」で言います。私たちの小さいころも、数え年でした。だからお正月が来ると一歳「年を取っていた」のです。今も韓国に行くと、年は「韓国の言い方では○才で、日本の言い方では○才です」と自己紹介される方がいます。ただそれだけのこと。彼女は13才と言い、それは日本の言い方では11才だと通訳されるだけのことです。

 私は、そんな話を聞くと、そんな11才で、たくさんの男を相手にしなければならなかったのは、さぞ本当につらかっただろうと思うのです。それをうそつきだなんて言う日本の若者たちが少なくない、一体その人権感覚はどうなっているのかと思います。

 西村氏もそうなのですが、ネットではあまりにひどい彼女たちや、韓国人に対しての差別的な言葉が展開されています。橋下氏はその人たちの発言の根拠の一翼をになっています。

 以下は彼のツイッターのコピーの一部です。こんなことをずっと繰り返し言っています。


強制連行の有無はどうでも良いと言うあいまいな態度は国内では良いのかもしれない。強制連行があろうとなかろうと恥ずべきことをやったのは事実だ。ただ強制連行の有無は世界的評価には大きく影響する。日本だけが特殊な性的奴隷を活用していたと認識されている。ここだ問題だ。(5月15日) この点を日本政府はあいまいにしている。強制連行があったのかなかったのか。日本政府は明確にすべきだ。日本の責任を回避するためではない。世界からの不当な評価について異議を申し立てるために。もちろん、強制連行の有無にかかわらず日本が反省することは言うまでもない。(5月15日)  文献証拠だけでなく、慰安婦の証言、第三者の証言を重ね合わせて事実認定をすることもできる。人の供述のみで事実認定するノウハウは裁判で確立されている。日本政府は、慰安婦の強制連行の有無について、本気で事実認定すべきだ。そしてこの論争に決着を付けるべきだ。(5月15日)  日本は慰安婦を強制連行したと言う事実をもって、アメリカは、日本人は特異で性奴隷を活用したと非難している。強制連行の有無は、世界的評価に大きな大きな影響を与えているのだ。ここを日本のリベラルは全く意識していない。国内だけ、元慰安婦の方だけしか見ていない。(5月16日)  日本のリベラルは、日本の責任を認めることしか考えていない。日本の責任は認める。しかし世界でどう評価されているのかにまで目を向けなければならない。世界と論争するには慰安婦の強制連行の有無が重要となるのだ。そして日本政府はこの点を明確にしない。これがこの問題の元凶だ。(5月16日)  
 私は、わずかの間ですが、キルさんが広島にいらっしゃる間の健康管理のお手伝いをしました。キルさんは、連日、一日も欠かさず講演をなさいました。福山→広島→女学院大学→広島市立大学→そして岡山に移動と。それは大変なお仕事を毎日なさって疲れ切っていらっしゃいました。講演以外はほとんどベットで休まれていました。

 工場で働くと騙されて慰安婦になったということ、それだけで十分ではないか。レイプされた被害者がその時のことを警察でしつっこく聞かれ、逃げることができなかったのかとか追及され、それを「セカンドレイプ」と言うことくらい橋下氏は弁護士なのだから知っているはずなのですが。

 私は、それをとても心配していました。でも、会わないと結論出されたのは、本当によかったと思います。これ以上お二人が心無い言葉で傷つけられることがありませんように。

 高齢とお具合が悪いのに日本に来て、多くの人たちにそのつらかった体験をお話しして下さって本当にありがとうございました。お話しをしっかり受け止める人たちも日本には沢山いるということを、どうぞ受け止めてくださいますように、そう申し上げたいと思います。 

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性犯罪と届出。

 先日、一人の女性から電話がありました。赤ちゃんを無事産んだという知らせの電話です。それを私に知らせたかったと。

 もうずっと前、大学生の時、彼女は性犯罪の被害に合いました。それを抱え込んで、日常生活が送れなかった彼女は学校のカウンセラーに相談しました。カウンセラーは、私への受診を勧めました。そうして彼女は一人の患者さんとして私の前に現れたのです。

 体にもまだアザが残り、痛々しいのですが、深い心の傷を負っていました。

 私は、なにより彼女に自分を責めないようにと言いました。被害者は他の犯罪の被害者と異なって、自分自身を責めてしまいます。それがとても苦しいのです。相談を受けた周りの人もつい「あなたが○○だからよ」などと、被害者のせいにしてしまいがちです。自分が悪いのではない、あくまでもそのような犯罪を犯した加害者の責任であると、キチンと整理して捉えられら、まず立ち直りの一歩です。

 彼女は一人で抱えて苦しんでいました。もし、相手を許せないと思ったなら、警察に訴えるのも一つの方法だとも伝えました。このままだと、泣き寝入りになってしまう、相手を罰したいと思ったなら、その方法もあるよ、と。しかし、警察に行くには慎重にしなければならないので、もし相談に行こうと思ったら、私に言ってね、と。

 あなたが悪いのではない、あなたは被害者だ、それをしっかり持って、もしも警察に失礼な言動があったなら、すぐに立って「私は帰ります」と言っていいのだからと。性犯罪の加害者には、これは犯罪なのだとしっかり分からせるためにも、警察へ訴えたい所なのですが、でも、それはむりやり説得することではありません。

 長い時が立って、結婚、出産、それを私に知らせてくれました。あの時、私の所に来て、立ち直れたと。今、無事赤ちゃんを産めたのは、私のおかげだと言ってくれました。私は、泣きそうでした。

 私の先日の性犯罪の届け出についての引用にコメントが入っています。性犯罪の被害者を支援するサイトからの引用についてです。(5月20日・橋下市長への反論⑤)からです。

性犯罪の被害者が警察に訴えた率が13.3%であると(暗数と言います)。訴えなかったのは、被害が軽微だったからと。その調査の軽微だったからと答えた人の素数やどんな聴き方をしたのかが出ていないので、なんとも言えないのですが、私は異なる数字を出します。

 

内閣府の平成21年の調査 です。内閣府は、3年に一回、とても丁寧な調査を継続しています。

Photo
 1675人の女性のうち、7.3%の人が無理やり性交をされた経験を持っています。その被害を警察に相談したのは、4.1%のみです。誰にも相談しなかった人が62.6%もあります。(図表はクリックすると大きくなります。)

だれにも相談しなかったその理由も聴いてあります。

Photo_2「恥ずかしくて誰にも言えなかったから」というのが、42.9%なのですね。

 「相談するほどのことではないと思ったから」というのは、14.3%にしかなりません。

これらの数字は無理やりの性交ですから、軽微な犯罪ではありません。

 私のクリニックでも、性犯罪の被害にあって、とてもひどい被害でも、警察に訴えた人は10%にもなりません。むしろちかんなどの犯罪の被害は、まだ訴えやすいと思うのですが。

 性風俗が性犯罪を減らすとは全然思わないという、橋下氏への反論とは少し脱線したかもしれませんが、大切なことなので、ここにデータを掲載させていただきました。

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また一人カラオケ。

また一人カラオケ。
予約をしに来て、ついでに一人で歌っています。
今凝っているのは、松島あきらの「孤愁」。
どれだけ古いのかしらね。
これを歌うと、若い頃を思い出して、胸がキュンキュンします。

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「もちもちの木」の竹中庸子さんと。

 昨日は、つい楽しい写真を出してしまいました。異業種の三人がいろいろとお話しをしていて、笑うことが少ない今日、この笑顔を皆様に届けたいと思ったものですから。にしなやコーヒーの女社長のゆかりさんと、竹中庸子さんの笑顔です。

 「もちもちの木」の竹中庸子さん。以前から何回か同席したことはありますが、親しくお話しをするのは初めてで。感動して帰りました。

 彼女とお連れ合いは、16才で知り合って20才で結婚して、ずっとずっと仲よしだったのが、突然彼が癌にかかり、それもわかった時には骨髄まで転移していて亡くなりました。その時、彼女はまだ40代です。

 亡くなる前に彼と立ち上げたグループホームを彼女が引き継ぎ、さらに発展させています。今、グループホーム・デイサービス・地域交流広場古田のおうち・土橋のおうちなど五つの施設を運営しています。

 それも、単にお年寄りのグループホームだけでなく、引きこもりなどの青年の場所なども。また、彼女のすごい所は、地域のコミュニティーに入り、地域の人たちとともに活動する中で、そこの需要に応じた施設を作ります。

 戴いた彼女の名刺には「特定非営利活動法人もちもちの木~やさしい心 迷ったり 探さぬように そばにいるよ!!~」さらに裏には、「やさしい心 もちもちの木は、みんながふつうにくらせる しあわせを 守って行きたいと 考えています。」と書いてあります。

 みんながふつうに暮らせる、朝目が覚めて、歯を磨き、朝ご飯を食べて、というふつうの暮らしができることがどれだけ大切なことか。これは、お年寄りにも、心の傷を負った人も、みんなに当てはまります。寝た切りでおむつだった人が、起きて座って食べるということ。もしお年で具合が悪くなった時には、もちもちの木での看取りも行います。 

 さらに、彼女の思いは膨らみます。リハビリ、理学療法や作業療法が病院内にとどまるのでなく、地域に出て行って、地域でできないか、と。それを実践しようとしています。

 それにしても、アベノミクスでお金がどんどんと経済の方に取られて行って、福祉の方には、さっぱりお金が回らなくなったと。弱い所にしわ寄せが来ているということ、報道はされないことが、現場の人にはひしひしと迫っている、そんなことを聴きました。

 今度の土曜日25日、午後6時半から、もちもちの木の報告会が開かれます。紙屋町のウエストプラザにて。一人2000円で、飲み物、食事付き。様々な地域の人たちの報告も行われます。楽しそう!!私も勉強になりそうなので、行ってみるつもりです。

 いろいろな人がいろいろと頑張っている!! とっても励まされました。

 橋下氏のことを書いているうちに、沢山報告したいことがたまっています。ボツボツ、アップしますね。

Dscn4551_1280x960 三人で会食をした「庭の山椒』。白島線の電車道に沿って、モスバーガーの隣です。

 おしゃれなお料理が次々と。少しずつ分け合って戴きました。長い器のは、チーズ豆腐。キウイのソースがかかっていました。

 飲み物は梅酒の三種飲み比べ、濁り酒や焼酎など色々と飲みましたよ!!


Dscn4541_1280x960 Rscn4552_1280x960

 





 




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秘密の女子会

秘密の女子会
飲んでしゃべって、楽しんでいます。
顔だしO.K.の写真です。
社長と理事長と院長!
みんな元気です。安心して!

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「福島の女性とヒロシマの交流」ドキュメントが放映されます。

NHKのドキュメントのご案内です。

以前から時々放映されていましたが、「福島の若い女性たちとヒロシマの交流」を丁寧に追い続けた集大成です。ディレクターも若い女性です。

先日もご案内したNNNのドキュメントなど、深夜に放映されています。NHKもゴールデンタイムには、誰にでも響くような視聴率もとれるようなドキュメントを放送しなければなりませんが。地方の若い人たちに自由に番組を作ってもらおうと、深夜に放送される枠を作っています。「地方発 ドキュメンタリー」。これがおもしろいのです。

 昨日というより、今日の午前0時40分からでしたが、出稼ぎの男性たちに自らも出稼ぎでごはんを作る女性を追った番組でした。その前にも、母親を震災で亡くした高校生が台所に立つ姿を追っていました。また、知床の雪を除雪する人たちとか。「人」を追うドキュメント、面白いです。今度の番組、ディレクターの人柄から、きっといい番組になるだろうと思います。

 私のクリニックにもカメラが入りましたが、それは女性のカメラマンで、患者さん(妊婦さん)に了解を戴いた上で撮影をしていただきました。でも、そのシーンは放送されるか否かはわかりませんが。

 NHKのホームページから戴きました。

放送は、5月27日月曜日の深夜、日が変わって28日の午前0時40分からです。福島で懸命に生きる若い女性たちをぜひ見て戴きたいと思います。

地方発ドキュメンタリー「向き合って、つながって、強くなる~福島とヒロシマ~」

(ここの画像をNHKのホームページかららいただいていたのですが、番組が終わると削除されました。変わりに番組の中にも出て来た、彼女たちが考え、販売している会津木綿を挟んだピアスの写真をアップしますね。)(ここだけ5月30日にアップしました)

Photo_2

Photo


放射線の恐怖と不安に向き合う福島の20代女性たちと、ヒロシマの女性たちとの交流を1年以上にわたって継続取材。女性たちは「つながる」ことで強くなる。

「私は、あと何年こんな不安と暮らさないといけないの…?私は、子どもを産んでもいいの…?」。近い将来、結婚も出産もしたいと考える、福島の20代の女性が、被ばくへの理解が高いヒロシマの女性たちとの交流のなかで“子どもを産む性”だからこその、やり場のない不安を語った。女性たちは、どのように「つながる」方法を見つけ、困難を乗り越えて、強くなっていくのか? 福島とヒロシマの「つながり」を継続取材で追う。

なお、ここに日塔さんたちが話しているラボラボラジオが放映されています。今、原発について話しています。ぜひ覗いてみて下さいませ。ピアスについても話しています。


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橋下大阪市長への反論⑤

 橋下氏への反論は、今回で最後にします。

 彼の言動、ツイッターを見ていて、なんだかばからしくなって来ました。彼は、自分に批判的な人の声は届きません。自分が言っていることの変遷が自分で気づいていないのか、気づかないふりをしているのか、ごまかそうとしているのか、何なのでしょうか。

 私は、沖縄の人たちがアメリカ兵の性犯罪に苦しめられている、それを何とかしなければというのであれば、「風俗を活用せよ」なんてとんでもないことを言うのでなく、「沖縄からのアメリカ基地撤退」しかないと思います。

 最後に。彼は、やはり性犯罪の根本が分かっていません。だって、日本では、これだけ性風俗が発達しているのに、日本中で性犯罪は起こっているわけだし。しかも、橋下さんの足元の大阪府の性犯罪の認知件数は、日本一だと言うことも。大阪府は性風俗が発達しているのではないのでしょうか。

 この図は、全国の性犯罪認知件数です。これは、『都道府県別統計とランキングで見る県民性』 から転載させて戴きました。


性犯罪認知件数 [ 2010年第一位 大阪府 ]


性犯罪認知件数 [ 2010年第一位 大阪府 ]


『警察庁の犯罪統計資料から性犯罪認知件数ランキング。犯罪統計の犯罪種別のうち、強盗強姦罪、強姦罪、強制わいせつ罪、公然わいせつ罪、わいせつ物頒布等罪の認知件数を合計している。また、年ごとの変動を避けるため、2006年~2010年までの5年間の平均値を比較している。
なお、認知件数は警察によって犯罪と認知された件数であり、警察の恣意性による影響があることについては刑法犯認知件数を参照のこと。また、性犯罪には親告罪(裁判を行うにあたって被害者の告訴が必要なもの)も含まれ、被害者が告訴するかどうかのハードルが都市や地方、地域性によって異なることが考えられるため、認知件数=性犯罪件数ではないことも注意されたい。

5年間の性犯罪認知件数の平均は12,340件で、人口1万人あたり0.97件認知されている計算になる。全国で最も認知件数が多いのは大阪府で1.57件。2位は東京都の1.40で、以下、福岡県、京都府、広島県、長崎県と続いている。また、最も少ないのは大分県で0.42件。山形県、秋田県、鹿児島県、福井県が下位5件を占めている。』

さらに、性暴力被害者ゼロを目指して活動している特定非営利活動法人「しあわせなみだ」のサイトから戴きました。

『出典:平成24年度犯罪白書

2011年度の強姦件数は1,185件、強制わいせつ件数は6,870件(男女計)となっています。 ただ、これはあくまで警察に届け出た件数です。 性暴力に遭い、被害を届け出る女性は、わずか13.3%というデータがあります(法務総合研究所「第3回犯罪被害実態(暗数)調査」より)。 これに当てはめると、強かんは8,910件、強制わいせつは51,654件、合わせれば60,564件という大変な数となります。 1日あたりに換算すると、強かん24件、強制わいせつ142件、合わせて166件です。

この数字を裏付けるものとして、内閣府3年に1度行っている「男女間における暴力に関する調査」があります。
2011年度の調査で、女性に、異性から無理矢理性行された経験をたずねたところ、「あった」と回答した人は7.7%にのぼっています。そして、性暴力に遭ったことを「相談した」のは28.4%にとどまり、「相談しなかった」は67.9%となっています。「警察」に相談したのは、わずか3.7%でした。

また日本性科学情報センタ-がまとめた「子どもと家族の心と健康」調査報告書によると、小学6年生までに、6.4人に1人の女性、そして17.4人に1人の男性が、性虐待に遭っている、という結果が出ています。
性暴力は、自分の身近で起こっている、顕在化しづらい犯罪であることが分かります。』

以上で終わります。

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橋下大阪市長への反論④

 橋下氏のツイッターを読むと、これはもう政治家の様相を呈していません。個人攻撃、それも口汚く、罵詈雑言。自分を攻撃して来るものに対しては、このように、なりふり構わず。同じことの繰り返し。それも彼は、自分が言って来たことの変遷を自覚していないようです。明らかに彼が言ったことは変遷しています。今や、彼の口から「女性の人権を守るために」などと言われると、???となってしまいます。いまだに彼自身は「風俗を使え」といったこと、それを具体的に説明しきっていません。これは本当に言っています。ツイッターでも述べています。売春の一歩手前と。私は、このような発言を読むと、彼自身がまともに性教育を受けていないのだろうなあと思います。性を人間関係としてでなく、性欲のはけ口ととらえる、とても貧しい性意識の持ち主だと。

 さて、昨日の「アメリカ軍の性対策」の続きなのですが、性病対策に苦労していた軍にとって、性病予防のためのコンドームと、治療のための「ペニシリン」は大きな福音でもありました。それでも、これがまたすぐに挫折します。いくらコンドームを用意しても、具体的に「その場」で使わなければ意味がありません。また、ペニシリンが効かない性病も出現します。その最高峰に、いまや「HIV」が現れたわけですが。やはり「教育」なのですね。性感染症とその予防について、しっかり伝えないと。

 私のクリニックでは様々な性風俗で働く女性たちが来ます。今の時代、いくら女性の自由意思だと言っても、その「経営者」が暴力団と無縁であるわけがない、それが現実です。女性を巡っては、何回も怖い思いもしました。丁々発止、それが電話でであればまだいいのですが。現実に姿を現すと・・・。震える思いで警察を呼んだこともあります。

 ソープで働く女性は、まだ「本番」があることが前提ですので、妊娠に対してはピルで、病気はコンドームで防衛することができます。

 もっとも、初めっからそうではなく、HIVが、世界的に、また日本でも問題になりはじめた時には、ソープ業界と行政とが一緒になって、ソープ経営者や働く人に、私が講師になってHIVなどの性感染症と、その予防のためにコンドームを使うことの必要性の講座を持ったことがあります。そして、業界が一斉にせーの!でコンドームを使うようになりました。そしたら、それでソープ嬢から性感染症が消えたと、そういういきさつもあります。

 でも今、風俗の主流となっているヘルスでは、建前が「本番がないこと」になっていますので、堂々とコンドームを使うことができません。そして、実際に本番はあるわけだし、たとえ本番がなくっても、喉に感染を起こしてしまいます。淋病やクラミジアが女性の喉を媒介として、客から客にうつることがあります。

Photo これは、私のクリニックでの一人の患者さんの変遷です。来る度に「コンドームを使うように」とうるさく言う私がいやになったのか、ぱったりと来なくなりました。

 このような感染症にかかる危険があるということを経営者は十分に知っていても、その予防策を取ろうとしません。

 そして、「本番はない」ことで、多くの若い女性たちが参入していることも間違いありません。今や、私のクリニックでは、未成年どころか、15才という少女も。また、アルバイトとしてキャバクラから風俗嬢へと移っていく学生も少なくなく、そのうち授業に出て来なくなって、退学していくことを嘆く大学の先生にもお会いしています。

 今や、素人集団ですね。そして、あたかも自由に出来て、いつでも辞めることができると、初めはそう思わされていても、いざその世界から抜け出そうとすると、大変なのだということも知らされていません。

 それから、多くのヘルスは店舗を持たず、電話で「派遣」されます。これがとても危なくて。密室に二人っきりになるということは、命を危機に晒すということ。全く無防備なのです。

 私は、殺されてしまったデリヘル(デリバリーヘルス)の女性の写真をみて、警察へのアドバイスをしたことがあります。死体はゴキブリに食べられていました。その少女の顔を見て、彼女はこんな危険もあるということを承知の上だったのだろうかと、痛々しく思いました。

 そして、「お金」を媒介とする性は、あたりまえなのですが、たとえその人が好みでなくとも、どんな体型であっても、たとえ体や口が臭くても、心を抑えつけてでも、「お金」だけがつながりでサービスをしなければならない、そんな過酷な「仕事」であるということ。風俗で働くということは、そういうことなのだということを、分かって入って行くのか、それを疑います。

 さまざまな問題を抱える「風俗」なのですが、「それを活用して下さい」とアメリカ軍の司令官に言ったという、橋下氏がさらに「それを批判する人は風俗を知らない人」と言った、その見識を疑うわけです。

 私の患者さんで、経営者から沖縄に派遣されている人がいます。彼女は完璧にプライドをしっかり持ったプロなのですが、それでも経営者の指示で、広島と沖縄を行ったり来たりしています。沖縄では、日本人も米兵もどちらも客で来ると。広島ではソープとヘルスとどちらもこなしますが、沖縄ではソープのみだと。ヘルスは米兵には通用しないと。彼女は厳しい仕事をこなしていますが、子宮はぼろぼろです。常に腹痛を抱えながら、広島に帰ってきた時には、私の所で点滴で抗生剤やビタミンを入れ、内服薬を処方し、その薬を持ってまた沖縄に行きます

 私にできることは、彼女の体が少しでも改善するように。広島にいる時には、しっかり体を休めるように、そのお手伝いをすることだけです。

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橋下大阪市長への反論③

 今朝のみのもんたの番組に橋下氏が生出演するというので、見ました。彼は、昨日の時点で、メディアの責任を盛んに言っています。言葉の一部を切り取って批判するのでなく、文脈をみるべきだと。

 だから、私は、記者会見の全文を起こしたものを読み、動画も見、ツイッターもすべて読んで、その上で批判をしているのですが、彼は今言っていることと、かつて言っていたことが明らかに異なります。

 今、必死で自らの正当性を訴えています。それも、アメリカ人に対して「風俗」という言葉を使ったのはまずかった。それは売買春と捉えられる、自分の英語力のなさなのだと。そこだけ反省しているようですが。自分が言ったのは、売買春のことではないと。

 今朝の番組でも、「ではどうしろといっているのですか」という吉永みち子さんの問いには、直接答えていません。「バーベキューなど様々な娯楽をしているというけれど、それで兵士のエネルギーが解消されるわけがない」と、そればかりを繰り返して、逃げています。彼は、ツイッター、で風俗を「法律で認められている、売春の一歩手前」と言っているのです。そんなこと、米軍の司令官にそう詳しく説明した所で、おんなじですよ。

 ここが彼の品性や性意識を疑う所なのですが、売春は「膣」を使うもの。その一歩手前とは、「手と口を使って」射精まで至らしめるもの。そんな違いを説明すると、司令官はもっと眼を白黒させて不愉快になるでしょうよ。日本では膣を使うのではないということで、法律をかいくぐっているだけのこと。それも、世界から見ると、売買春の一種ですよ。

 昨日紹介した、林博史先生の論文「アメリカ軍の性対策の歴史」から。

 アメリカ軍にとって、性対策はなにより「性病対策」でした。そのために大変な苦労と試行錯誤をしています。一部、コピーさせていただきます。

米陸軍の将兵の性病罹患率のデータは一八一九年から残っているが、年間千人あたりの罹患率が一九世紀末は七〇台で推移していたのが一八九九年以降二倍に急増した[5]。特に海外駐留部隊の罹患率は二〇〇から四〇〇台ときわめて深刻な状態になった。性病にかかると将兵は治療のため勤務から外される。つまり兵力の損失になるわけで軍にとっては大問題であった。ようやく軍中央でも性病問題の重要性が認識されるようになり、各駐留軍の経験を集約したうえで陸軍省の軍医総監部では一九一〇年末までに結論がまとまった。娼婦をいわゆる赤線地区に隔離し、登録、性病検査、治療させる方式(いわゆる公娼制ないし集娼制)は「将兵の性病管理において効果的ではない」という結論だった[6]。この結果は一二年五月に陸軍省一般命令第一七号として全軍に通達された。そこで示された対策は、第一に買春は不道徳な行為であり、しかもその結果ほぼ確実に性病に感染してしまうこと、性病は恐ろしい病気であることなど、兵士への教育である。第二に性病感染の危険に身をさらした兵士が部隊にもどってきた場合(つまり買春からもどってきた場合)、ただちに消毒予防策をとらせることである。もし兵士がこの消毒予防策をとらずに性病に罹った場合は任務を怠ったという理由で軍法会議にかけることも定めた。第三に抜き打ちで月二回の徹底した身体検査(性病検査を含む)をおこなうことも規定された[7]


 娼婦を隔離登録し性病検査をおこなう赤線地区方式はかえって売春を拡大すること、医学検査をおこなっているから性病にかかっていないという偽りの安心感をあたえて予防策をとらなくなりかえって性病が拡大すること、定期的な性病検査では性病を見つけることは不十分であり、かりにそこでチェックできてもその後すぐに感染すれば次回の検診まで感染させることを阻めないこと、見境のない性交渉を刺激することにより女性への犯罪を増加させること、地域社会のモラルを悪化させ青少年を誘惑すること、警察の収賄を増加させることなど、問題点を列挙している。

 さて四五年四月の売春禁圧の通達の効果はどうだったのかと言えば、性病罹患率から見る限りまったく効果はなかったと言えるだろう。その直接の理由はヨーロッパついでアジアでの戦争の終結であろう。ヨーロッパ方面軍では四二年から四四年まで罹患率が四〇前後で安定していたが五月の戦争終結とともに急上昇し、八月には一五〇を越え、一二月には二二三まで上がった[49]。南西太平洋方面軍(マッカーサー司令官)ではフィリピンに進出した部隊の罹患率が上昇し、特に日本に上陸してからは急上昇する。

 これらは、あくまでも長い論文の一部でしかありません。興味のある方は是非全文を読んで見て下さい。

 橋下氏が言っているように、命をかけて戦っている人に性的欲求を発散させること、その必要性は、全世界の人がそう思っていたようにいっていますが。そうではなく、闘いが終わって、ホッとした時こそ、そのような行動が起こるのだということ。この辺りも認識が異なりますね。

 それから、風俗などで性欲を発散させると、性犯罪が減るというデータは、どこにもありません。むしろ、逆の面もあります。近畿で、幼い少女が性的な暴行を受け、殺された事件では、犯人は、自宅に度々風俗の女性を呼び、性的サービスを受けていました。本番はダメと言われて、あくまでも橋下氏が言っているような売春の一歩手前のサービスですね。

 私は、プロとしてのセックスワーカーというのは認めているのですね。でも、密室で、二人っきりになることの危険性や、本番がないと言われている行為だけど、実はだ度々本番が行われ、しかもコンドームもないままで、極めて病気に対して無防備であること、そのようなことに対しての教育も行われないままに、若い女性たちがその世界に入って行く姿を見ています。次回はそのあたりを述べます。



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橋下大阪市長への反論②

 橋下氏の発言については、日々さまざまな動きがあります。もう私が何も言わなくてもいいようなほどに批判が集中しています。特に、国際感覚に乏しかったと昨日彼自身が言ったったようですが、日本のように、お金を媒介とした性に寛容である国は先進国ではとても珍しいのです。

Photo 過去一年間に買春を経験した男性の国際比較です。(クリックすると大きくなります)

 以前から日本は、売買春に寛容なアジア型と言われています。

 そんなことはない、ヨーロッパでは売春が合法化されている国もあるではないかといわれそうですが、そこを利用するのは、パートナーがいない男性たちであることとして認められているに過ぎません。それでも、そこを利用する人たちに対しての社会の眼は厳しい物があるということです。

Photo_2  それを裏付けるかのように、国内では、このようなデータもあります。これは、厚生省HIV感染症の疫学研究反行動科学研究グループよよる「日本人のHIV/STD関連知識、性行動、性意識についての全国調査」によるデータです。

橋下氏は、売買春に対しての国際感覚が乏しかったというだけでなく、性に関しての捉え方がとても貧しいのだと思います。

 よく戦争中・後に言われていた「両家の子女を守るために売春宿をつくる」という、この感覚は、では、そこで働く女性たちに対してどう思うのかという、そこが全く欠落しているということです。

 アメリカ軍では、これまで兵士の性について、歴史的にとても苦労をし、さまざまな対策を試行錯誤してきました。

ここに 林博史先生の「アメリカ軍の性対策の歴史」という論文があります。これに利用した資料は米国立公文書館や米議会図書館に所蔵されているもので、陸軍や各地の派遣軍の高級副官部、憲兵隊、法務総監部、観察官部、チャプレン部などの文書・年次報告、軍医関係の雑誌、公衆衛生関連機関の報告書や雑誌などです。

 大変な労力で書かれた、よくできた、読み応えのある論文です。このような歴史を経て来たアメリカ軍に対し、よくもまあ、軽々しく風俗を使えなんて言ったものだと、橋下氏の品性が疑われる発言です。言われた人が凍りついたのは、さもありなんと思います。

 この林先生の論文の中に興味深い記述がいくつかありますので、次回はそれについて述べます。


 

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橋下大阪市長への反論①

 橋下大阪市長というより維新の会の代表の従軍慰安婦に関しての発言に私は怒っています。 証拠がないというようなことを盛んに言っていますが、そして日本の右派の人たちもそう言い続けていますが、でも、私も何回も聴いた、拉致されて慰安婦にされたという人たちの証言をみんなねつ造というのでしょうか。

 日本軍が業者に命じて慰安婦を何人そろえるようにと言う指示を出した、その証拠の文章もちゃんと世に出されているではありませんか。でも、その拉致をしたのは、民間の業者であって、時の政府は知らないと言い続けているのですね。

 でも、そのあたりの反論は、私でなくとも、多くの方がしているので、私は別の問題の反論をします。

 従軍慰安婦ではなく、沖縄の司令官に行ったという、風俗を利用せよという、その問題について。

 それにあたり、正確に反論するためにも、報道されているものによるのでなく、「SYNODOS」で13日の記者会見の二回分、「橋下大阪市長『米軍の風俗業活用を』はいかなる文脈で発言されたのか(2013年5月13日)大阪市長・橋下氏ぶらさがり取材全文文字起こし」を読み、動画も見、そして彼が発信しているツイッターを繰り返しが多くて時間がかかったけれどすべて読みました。

 以下は5月13日のツイッターのコピーです。

 兵士の性をどのようにコントロールするか。それはいつの時代にあっても軍のオペレーションとしての最重要課題。だから沖縄の米軍基地を訪問したときにもう少ししっかりとやって欲しいと司令官に言ったんだ。法律上認められている風俗業を活用してはどうかと言ったら拒否された。売春じゃないんだけどね  もし昔の時代のように、貧困から意に反して風俗業で働いている女性が多いと言うのであればそもそも風俗業自体を禁止にしなければならない。しかし今の法律ではそうは考えていない。昔の身売りの時代とは異なる。女性も自ら考えて職に就いている。嫌なら他の仕事に就けばいい。それが日本の風俗業の現実  批判者は、風俗業=売春業=性行為と短絡的に考えているね。日本人は賢いから、性行為に至る前のところで、知恵をこらしたサービスの提供を法律の範囲でやっているよ。そして今の日本の現状からすれば、貧困からそこで働かざるを得ないと言う女性はほぼ皆無。皆自由意思だ。だから積極活用すれば良い。  風俗業=売春業と早合点して、そんなことは法律では許されていない!と言う声。うちの母親もすぐにメールしてきた。今の法律では売春業は認められていない。しかしそのレベルに達しない所で、風俗業が法律上認められている。要は最後の性行為に至らないところでの風俗業。  加えて僕が米軍に進言したのは、きちんと米兵の性的エネルギーをコントロールして欲しいと言うこと。これは時代を超えて、軍のオペレーションの最大の課題。そして法律上認められている風俗業の活用を持ち出したが、批判する人は風俗業を知らないだろうな。    そして、以下は本日のツイッターです。
沖縄県での米兵の性犯罪ほど、県民感情を悪化させるものはない。日米安保に米軍が貢献してくれているのも事実。しかし米兵の性的犯罪は許されない。本気で性的犯罪を抑止しようと思えば、本気の指導が必要だ。何が許され、何が許されないのか。その指導法の一つとして法律上許される風俗を持ち出した。 風俗と言うものを持ち出した途端に、政治家がそんなことを口にするな!と言う批判も多かった。しかし、性犯罪を犯すほど性的エネルギーが充満している者に、そのコントロール策をしっかりと教えるのに、建前は言ってられない。これは少年に対する指導と同じだ。体裁を採るか実を採るか。僕は実を採る。  性の問題は建前では解決しない。親が子に教えるように、米軍も組織を上げて米兵に教えるべきだ。罪もない女性を襲うことを回避するために、どう性的エネルギーをコントルールするのか。法律上許されていること、許されていないこと。そんな中に法律上許される風俗も入るだろう。風俗=買春ではない。  彼は、「今の時代、風俗で働いている人はみな自由意思で働いている」「批判する人は風俗業を知らないだろうな」と言っています。とんでもない、知らないのはあなたですよ!!

どうも彼は米兵に風俗というものを勧める、それはこれらを読むとソープではなく、「ヘルス」をさしているようです。そこで働く女性たち、暴力団により支配される女性たちの実態が全く分かっていません。

 それから、強姦は決して性欲が余っている者によって引き起こされるのではなく、女性に対する差別意識や、恋人や妻との合意の性ではなく、暴力的な「強姦」そのものに魅力がある人などによって引き起こされるものであるという、基本が全く分かっていません。

 だからこそ、風俗を勧めれば沖縄の女性たちへの米兵の性犯罪が減ると、何の検証もなく、信じているようです。これらの発言が、沖縄の女性たちをとても傷つけているということも分かっていません。

 それから、お金で性欲を満たすことへの日本人とアメリカ人との意識の違いも分かっていません。

それらをこれから何回かにわたって検証します。性風俗をどう考えるか、これは性教育の大切な課題でもあります。

 一つだけ今日言っておきたいのは、橋下氏は自分に置き換えて考えるということができないようです。

 彼は、妻が6番目の子を妊娠中にクラブで働く女性との間の性関係があり、それがばれたら、妻のペナルティーが大変だと記者の前で話しました。彼は、それが風俗の女性との間であったら、よかったのでしょうか。性欲が強い彼の、単なる性欲の解消だから?

 それから、彼は彼の息子たちが性欲を訴える年になれば、もうそろそろそういう年齢だと思うのですが、積極的に風俗に行くように勧めるのでしょうか。さらに、彼の娘たちが風俗で働きたいと言ったら、自由意思だからと、勧めるのでしょうか。明日に続きます。   

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名古屋のスタッフはみんな明るい!!

 名古屋でもう一つ感じたこと。それは、若い人たちのパワーがすごい!!と言うことです。私はもう66才。性教育にたずさわり初めて、30年以上になります。これまでを振り返って見ると、性教育もですし、今では当然の如くになっている女の産婦人科医もそう。パイオニアとして、本当にしんどくって、つらいことが山ほどありました。

 その延長で、性教育に対してはくそまじめ。必死。頑張らなければ!!のスタンスでやって来たと思うのです。

 それが、今回の講演会のスタッフの姿を見て、とっても癒されました。みなさん楽しそうなのです。楽しんでやっているのです。明るいのです。

 会の一番最後にスタッフがみんなずらりと檀上に並びました。そして会場の参加者のみなさんに向かって、色とりどりのテープを投げたのです。(写真がほしかった!!)

 私もよく分からないままに真ん中に並び、「先生はこれを!!」と手渡されたのは私だけキラキラのレインボーのテープです。それを45度の角度で投げろと。みんなでワアーッと投げました。ヒラヒラキラキラ。

 一瞬、東方神起(まだ5人がそろっている時)のコンサートを思い出しました。金色のテープがドーンと打ち出されて、キラキラと落ちて来ました。そのテープにはサインが入っていて、それを会場のみんなが受け止めたこと。
 そんなノリの締めくくりだったのです。アア、タノシカッタ!! で終えました。いいですねえ。私も、これからはもっと楽しくやろう!! そんな影響を受けましたよ。

 みなさん本当にありがとうございました。

 それにしても、今、政治家の人々が何ていい加減な、かつひどいことを次々というのでしょう。性教育は結婚してから」と山谷えりこ氏がいい、そして今度は橋下氏の「従軍慰安婦」「米兵は風俗を活用すべき」発言です。今、彼のツイッターを読んで怒りに震えています。

 明日は、それについて述べます。

Dscn4491_1280x960_2 ダイエットをしなければの私。どこかでごちそうを食べた時ばかりアップしていましたので、少し家での食事をアップします。

昨日の朝はイチゴとパイナップルとコーヒー。

昼は讃岐屋でおろしうどん。讃岐うどんは大体出汁の塩気が多くて塩っ辛いのですが、たっぷりの大根おろしでちょうどおいしいおつゆになります。それに梅干しがマッチしておいしかったです。

 夜は家で。さんまと大根おろし。豆腐と椎茸とねぎの味噌汁。トマトとブロッコリーの芽はポン酢で。人参のきんぴらには唐辛子の輪切りをたっぷり入れて。みょうがとトリガイのヒモは酢味噌和えです。向こう側の野菜三種は夫との二人分です。

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名古屋での出会い「高坂朝人さん」

 先日の名古屋での講演会では、さまざまな人たちとの出会いがありました。愛知だけでなく、岐阜、三重、静岡の近隣だけでなく、東京、千葉、茨城、福井などの遠くからも来て戴いて、恐縮しました。それから、副市長さんや教育委員会の方も。

 司会の私立高校の先生が、かつてのこと。私が「さらば 悲しみの性」を出版したとき、多くの所で推薦書として下さったり、副教材としたり、学校で50冊買ってクラスごとに読むようにしてくださったり、いろいろと評判を呼んだものです。その時に愛知県の教育委員会だけが悪書指定をしたという、そのエピソードをはじめにみなさんに披露されたものだから・・・。来て下さった教育委員会の方たちにはまた恐縮してしまいました。

 講演も終えて、懇親会の時。一人の若い男性がそばに来て「僕は広島に24年間住んでいました」といわれたのです。ええー、そう、広島のどこですか?安佐南の○○と、その後観音で。ええー、私、ずっと観音に住んでたのよ。そんなやり取りの中で。私、つい

「高校はどこ?」と聞いてしまったのです。彼は、ちょっと戸惑って

「僕、高校には行っていないんです」と言ったのです。

 ああ、しまった。私は、またやってしまった。高校に行くのは当然みたいに口にしてしまった。激しく後悔しました。申し訳ないことでした。

 でも、それからの彼の言葉に私はとっても驚いて、聴き入りました。彼は、広島の地で暴走族のリーダーをしていて、何回も逮捕、少年院に2回入っていたと。24才の時に彼女が妊娠し、二人で暴力団から逃れて、この地に来たと。

 今は、知的障がい者のケアホームで働きながら、逮捕されたり鑑別所や少年院にいる少年たちの面会に行ったり、手紙を出したり、さまざまなサポートをしている、そんな活動をしている人だったのです。同時に日本福祉大学の通信生として勉強したり、ケアマネージャーになるべく勉強もしていると。福祉大学では、学生たちに自ら経験も踏まえて講義もしていましす。

 その彼は「高坂朝人」さんと言います。彼のブログ「高坂朝人の真心バトンリレー」 です。そんな彼だからこそ、彼の母の日のブログは泣いてしまいました。今、逆登って読んでいます。

 彼のプロフィールの一部を転載しますね。

自己紹介

氏名 高坂 朝人(たかさか あさと)
生年月日 昭和58年6月11日
職業 知的障害者ケアホーム 管理者・介護福祉士
日本福祉福祉大学通信制3年生

所属団体
・NPO法人セカンドチャンス!副理事長 名古屋責任者
・愛知県BBS連盟運営委員・南保護区BBS会所属
・東海・非行と向き合う親たちの会(ひまわりの会)世話人
・少年問題ネットワーク会員
・B2W~不良福祉士~代表
・東海司法福祉研究会

17歳の時に広島市の暴走族の連合体「廣政連合」の総長となる。その約1ヶ月後に逮捕され1年10か月社会不在となり、総長交代となる。

逮捕歴15回(合計約180日程度留置場で生活)、鑑別所3回、少年院2回、拘置所、ヤクザ準構成員、ヤクザ企業舎弟(株式会社代表取締役)という闇の世界に11年いたが24歳の時に転機がきて、生き直しを決断した。
今は、自分の過去・現在・未来のこと、家族のことなど、しっかり向き合いながら、償い、生き直しを、日々模索しながら生きております。

平成23年11月22日・名古屋保護観察所長感謝状授章



 彼は、私の講演を聴いて思ったこととして「自分は、まったく性教育というものを受けたことがない」と言いました。女子少年院には、私も何回か行ったことがありますが、体の勉強にしっかり取り組むはずなのですが、男子の少年院ではそのような勉強はしないのでしょうか。

 高坂朝人さんという人がこの世にいて頑張っているということを知ることができて、私は今回名古屋に行って本当によかったと思いました。いつか彼の講演も聞いてみたいと思います。企画しようかしら。こんな出会いを下さった今回の講演会のスタッフのみなさんにも感謝です。

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昨日の講演会とNNNドキュメント、山谷えりこ氏。

 昨日は、一日名古屋で過ごしました。講演には、400人もの人が来て下さいました。スタッフの方々の尽力のおかげです。

 私は2時間、ぶっ通しでしゃべりました。沢山の方が書いて下さった感想を読むと、来て戴いた方たちには、理解していただけたのではと自負しています。

 私も学ぶ所が沢山ありました。いろいろな方との出会いもありました。それらを少しずつ書いて行きますね。

 その前に。昨夜12時近くに家に帰って、0時50分からのNNNドキュメントを見ました。「性教育」についてのドキュメントです。これが素晴らしかった!!のです。

 性教育バッシングによって国会議員が動き、文科省が動き、今性教育ができなくなったと。その中で、子どもに教えなければと動く人も出てきたと。三重県いなべ市の中学が取り上げられました。 いなべ総合病院の産婦人科医の川村先生が中学に出向きます。それに当たって、教師たちと話し合いをします。

 ピルについて教えるのは・・・。とか、性感染症の写真を見せるのは・・・。と、事前にスライドをチェックしながら教師たちが躊躇します。それに対し、川村先生は切りこんで行きます。ピルは副作用が・・・という教師に具体的にどんな副作用を心配しますか?と。何にもわからないままに「副作用が」と、それが日本中を覆っているのです。どんな副作用なのかを知らないままに・・・と。それに、女性の先生、これで避妊ができるのだからと言ってセックスをしまくるようになりますか?と。

 ドキュメントは性教育に反対する国会議員山谷えりこ氏にインタビューをします。山谷氏は「避妊を教えるということは、みなさんは、避妊をすればセックスをしてもいいということですよ。となりますので、避妊を教えるのは反対です」といいました。ではいつそれらを教えればいいのですか、という記者の質問に「結婚してからですね」と言いました。これには、びっくりです。

 性にはいろいろとリスクが伴うこと。性感染症や望まない妊娠や。それらを知ることは悪ではありません。知らないと防衛できません。知ることで行動も慎重になります。

 それを結婚するまで知らなくていいと。よくもまあ。

 実際、中学生への授業を行った川村先生の表情はさわやかです。心配していた先生方もほっとしていました。

 川村先生は、昨日の講演会の主催の一つ愛知・思春期研究会のメンバーの一人です。咲江レディスクリニックの丹羽先生と、春日井の斉藤先生と、若い女性三人で、東海キャンディーズと名乗り、私たちの避妊教育ネットワークのメンバーでもあります。若くて、楽しくって、私なんか、本当にうんうんと苦しみながらやって来たことをスイスイと乗り切っています。

 こんな若い人たちが次々と出てきたことがとっても嬉しいのです。

ここに その番組の予告がでています。今度の日曜日、19日の午前11時から、BS日テレで再放送されます。出来れば多くの方に見て戴きたいです。山谷氏へのインタビューだけでも。

 後の懇親会でも、いろんなメンバーがいろいろな持ち場と立場で実践していることを知りました。疲れていても、私の胸の中は感動で一杯で帰ることができました。

 そうそう、行き帰りの新幹線。ずっともものすけさんからお借りしている「のだめカンタービレ」ヨーロッパ編と最終編を見ながらでした。一人、くすくす笑ったり、音楽に聞き惚れたりしながらあっと言う間でした。まだもう少し残っています。次のお楽しみです。

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講演会場です。

講演会場です。
マザーテレサがここで講演されたのですって。
キャ‼ 立派な講堂‼

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はだしのゲン40周年です。

 昨年12月に肺がんで亡くなった中沢啓治さんが、「はだしのゲン」を週刊少年ジャンプで連載を初めたのが、1973年6月4日号です。この6月4日に40周年を迎えます。

 その40周年記念のイベントが6月1.2.4日に行われます。6月2日は、昨日ご案内した「平和を語る会」とかぶってしまいますが、ご案内しますね。

Img004_907x1280 Img005_907x1280 余談ですけど。このチラシはnancyさん作です。

 私は、今名古屋です。昨夜遅くに新幹線で来ました。今日は講演の後の座談会もして、深夜に帰るつもりです。今から予行演習です。お話ししたいことは一杯あります。スライドはばっちりできているのですが、時間内におさめなければ。それが一番の課題です。

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知花さんをお迎えします。それと、今朝のみのもんた!!

 今年の「8.6広島平和の夕べ」関連企画として、第一弾は4月28日、スタッフメンバーの一人久保田圭二さんと秋葉忠利さんの講演会を行いました。沢山の方に来て戴いて、お話しを聴いて戴きました。

 その関連企画第2弾のご案内です。

Img006_905x1280 沖縄から知花昌一さんをお招きします。

 知花さんには、広島平和の夕べでもこれまで発言して戴いていますが、あらためて今、しっかりお話しを伺いたいと企画しました。

 私が初めて知花さんのことを知ったのは、1987年。沖縄国体のソフトボール会場で日の丸を引き下ろして逮捕された、その時です。沖縄大学自治会の実行委員長として、沖縄復帰の闘いをした、そして日本に復帰はしたものの、米軍の基地はそのまま、しかも密約で核付きという、沖縄県民頃を踏みにじったままの復帰でした。知花さんの怒りは続きます。

 その後、「象のオリ」の地主としても、広く知られていると思います。読谷村議会議員も3期つとめられました、

 その知花さんが僧侶になられたと、これにはもう私はびっくり。

 中村周六さんは、広大時代によく知っていましたが、その後の消息は関西にいるらしいとしか、全く分かりませんでした。ところが、その周六さんが地元に帰って牛飼いになっていると、牛の品評会で入賞して、新聞に名前が載り、初めて私たちの知る所となりました。そして、彼は牛飼いをしながら、僧侶になっていると、これも私たちにとって、びっくりの出来事だったのです。

 沖縄から知花さんをお迎えして、中村さんと、僧侶同士の対談を企画しました。

 「仏教は平和と平等を願うもの」という、お話しを軸に、さてどのような対談にるのか、大変興味があります。多くの方に聞いて戴きたく、ご案内しますね。

 ところで、今日は朝早く起きて、テレビをつけていて、大変不愉快でした。みのもんた氏が、昨夜安倍首相に招かれて、食事とワインをごちそうになったと。それをはしゃぎ回って。何回、そのごちそうになったことをしゃべったでしょう。そして、安倍氏のことを褒めちぎります。

中国や韓国との関係、それを米国が警告したということは「安倍さんなら大丈夫でしょう」。
年金についても「阿部さんなら大丈夫でしょう」。

生活保護の不正受給、それに乗じて、一般の生保のお金を減額するということについても、「さすが安倍政権」。

介護保険の削減についても、「安倍さんのすることなら、大丈夫」。

国会議員の定数削減についても、「安倍さんだからちゃんとやってくれますよ」。

どれもこれも、いっぱいいっぱいの笑顔で語りました。不愉快、極まりない!!御馳走になるということは、そういうことなのですね。即、効果があるものなのですね。これが多くの人が見ている番組上です。恥ずかしくないのかしら。

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原稿が終わって菓子博へ。

 長い間ずっと頭に引っかかり続けていた原稿が昨夜遅くやっと出来上がりました。小児科の全集の一部です。ここひと月、ずっと悩み続けていましたが、終了です。今一つ気にいらない所もあるのですが、欲を言えばキリがありません。それよりも、締切りを二週間近くも過ぎてしまって、待っている出版社の方に一刻も早く届けなければなりませんでした。

 そもそも、このような大規模な全集の原稿を大学の教授でもなく、大きな公的な病院の部長でもなく、私のような一介の町医者に依頼して下さったことは、とてもありがたいことでした。

 であるからには、どこにでもあるような、机上の理論ばかりの論文にしたくありませんでした。私にしか書けないような、症例中心の原稿に仕上げました。小児科のドクターたちの日常の診療に少しでもお役に立てるように、また、性教育の重要さを分かって戴けるように。

 ああ、終わりました!!

 ちょっとご褒美で、一人で菓子博に行ってきました。シルバーのチケットがもう一枚ありましたので。前回行った時はまだ十分に様子が分からなくって。今回は前回行けなかったような所、残念だった所を回るつもりで。延々と並んで、まあ、でもたいしたことはありませんでしたよ。

Dscn4479_1280x960 これらは、無料でもらったものです。並んだ成果です。

 ほかには、お抹茶を戴きました。そして、松江のお菓子の若草と松山の坊ちゃん団子を買いました。

 もうこれで気が済みました。

 しかし、くたびれました。足がだるくって。 

 よれよれとクリニックに帰って、名古屋での講演に向けて、スライド作りをしました。ちゃんと準備をしておけば、行きの新幹線の中で、またもものすけさんに送って戴いた「のだめカンタービレ」のヨーロッパ編を心置きなく見ることができます。

 これが済むと、被爆者医療について再開しますね。

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びっくりしたこと二つ。

 びっくりしたこと二つ。

 自転車で道路の左端を通っていて、左折しようとしました。そしたら、曲がろうとした道路から自転車が飛び出してきました。向こうは右側通行で、右折しようとしたのですね。私、急ブレーキで止まったので、衝突しないですみましたが。自転車に乗っていたのは、若い女性です。

 私、「左側通りんちゃいよ。」と言いました。そしたら、「うるさいんじゃい、このばばあ」と言われました。まあ、びっくり。

 よく郵便局に記念切手を買いに行きます。別に調べたり、予定を立てたりするのではなく、通りすがりにぶらっと入って、近々に売り出したものを見て、気に入ったのを買います。

 丁度菓子博の記念切手がありました。見ると、中にお好み焼きの切手があります。
001 他はともかく、お好み焼きのがかわいいので、買おうと思いました。80円の10枚が1シートですので、3枚下さいと言いました。2400円出していたら、3600円ですと言われて「えっ?」でした。

 80円の10枚ですが、1シート1200円なのです。使うのも、800円分しか使えませんが。フレーム切手と言って、こんなのがあるんですと、説明して下さったのですが。

 では、2400円出していたので、2シートだけ買いました。売り出す時にもう高い切手があるなんてことは、私、知りませんでした。ものを知らないのですねえ。バカですねえ。でも、びっくりでした。

 長く生きていると、いろいろとびっくりすることがあるものです。

 私、今日は徹夜になりそうです。どうしても今日仕上げなければならないことがあるので。無事終了したら、もう一度菓子博に行きたいのです。それを餌にして、頑張ります!!

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若葉マークから枯葉マークへ。

 本日二つ目のブログの更新です。同じお題で書いてみましょう。しばらくと言うか、二回ほどパスしてしまって、気になっていたので。nancyさん出題の「若葉マーク」ですね。

 初めて子どもを産んだ後、まだ40日も経たないうちに出勤しなければなりませんでした。産婦人科の医局では、順繰りに麻酔科の研修に行くことになっていて、その順番が私なのだと、これは移動できないと当時の医局長に言い渡されました。

 泣きそうな思いで県病院の麻酔科に赴任しました。自転車で通勤です。そしたら、となりに自動車学校がありました。次々とある手術の、麻酔をかける隙を見て、昼時間などにこそこそっと自動車学校に通いました。学科はゆとりです。実技も仮免は一回で。本免は不覚を取って二回目で受かりました。かなり最短でした。

 免許を取ってすぐに中古車を買って、以後、車がないと生活できなかっただろうと思います。第一子が生まれて、一年ちょっとで第二子が生まれました。二人を保育園に預けること。通勤途中、実家がある熊野の保育園に子どもを預けて、広島から呉の病院に通ったこともあります。

 今思い返すのに、免許に受かった時に若葉マークを渡された時、とても嬉しかったことは覚えています。でも、それをつけて運転したこと、一年経って外したであろうこと、まったく覚えがありません。それどころではなかったのでしょう。全くもうゆとりのない生活でした。

 延々と運転し続けて、そして、気が付けば枯葉マークが近くなってきました。今、枯葉が変わってなんか四葉のクローバーみたいになっていますが、意味はおんなじですものね。

 無事故無違反と言いたい所ですが、40年の運転生活で、スピード違反でネズミ取りに引っかかったのが二回。それ以外にも、実は、飲酒運転の検問に引っかかった時、もちろんお酒は飲んでいませんでしたが、免許不携帯でした。うわーん、家に置いて来たよお、取ってきたらいけん?と拝み倒したら、そんなら、取って来なさいと許されたことが一回。今の所ゴールドを保っています。

 若葉マークから枯葉マークへ。これまで事故はないけれど、きっと神経が鈍くなるのでしょうね。でも、大分の河野の実家に帰ったら、絶対に車がないと生活できません。さて、いつまで運転を続けたらいいのでしょう。

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名古屋で講演です。

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今度の日曜日、名古屋で講演をします。久々の名古屋です。

 講演会を企画して下さった愛知思春期研究会の丹羽咲江先生は、私と一緒の避妊教育ネットワークのメンバーです。愛知で、診療も性教育もとっても頑張っているドクターです。一人ひとりの患者さんや、若い人たちにも大切に向き合っています。

 ここの所、14才、15才、16才の妊娠が立て続けです。私の所だけでなく、日本中、どこにもその若い人たちに懸命に向き合っているドクターたちがいます。

 今、丹羽先生たちが、この講演会を一生懸命情宣して下さって、学生や保護者、さまざまなお仕事の人たちが沢山申し込んで下さっているそうです。頑張ってお話ししますね。

 私のブログ、愛知周辺にも読んで下さってる方たちがありますので、お知らせしますね。

 ところで、ここにある 「タウンNEWS広島 平和大通り」の点滴についての記事に対してのコメント、医学生と工場長さんのやり取り、とっても面白いです。というか、興味深いです。今、医学教育はこんな風になっているのかと思うと、ぞっとします。いくら医学的知識を詰め込んでも、患者さんに耳を傾けたり、粘り強く話をしたりすることができない医師は失格ですね。医学生さんは、それにいつかは気づいてくれるでしょうか。

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無事帰りました。今度は犬が癌でした。

 昨夕、無事広島に帰って来ました。3日に出発して帰るまで計984.8キロ走りました。帰りは別府から途中福岡の兄の家にお邪魔をしました。

Dscn4446_1024x768 そしたら、兄の家の愛犬が、おむつをしているのにびっくり。実は、この子は数日前に、食べず、吠えず、散歩にも行かず、ただ、じっとしているだけの危篤状態だったと。

 病院に連れて行って、前立腺がんで、その圧迫で尿が出にくく、尿毒症になっているのだとわかったと。先生は、抗がん剤を行きましょうと、薬を下さったと。そしたら、それが劇的に効いて、二日目の今日、吠えるし、散歩にも行きたがるし、ごはんも食べるし、すっかり元気になったのだと。

 私たちのことは良く覚えていて、特に夫がおやつを上げるものだから、喜んで夫におねだりをします。夫はもって行ったプリンを食べさせました。もう喜んでペロリと食べて、また欲しがります。もう後がないのだから、何でも好きなものを食べさせると兄夫婦も言います。

 ただ、尿が垂れ流しで、そこをなめて眠らず大騒ぎをするのだと。そこで、おむつをするとそれを気に入って、おとなしくなってぐっすり眠ってくれたそうです。兄たちは看病で自分たちも眠れずにふらふらだったのが、やっと一緒に眠れるようになったと。

 ちょうどそんな回復した時に私たちが行ったのです。いつまで薬が効くかわからないけれど、それにもう年なので、寿命もあるし。でも、一旦とても悪かったのが、うんと元気になってくれて、みんながうれしくて。

 それと同じ、でも人間なのですが、この度の帰省でお二人の回復したお話しを聞いたばかりです。二人と一匹、嬉しいお話しでした。このミニダックスフンド、ハッピーは、おむつが重くなると、自分で外して、そして新しいおむつをつけてもらいます。とてもおとなしく。いじらしいものでした。

Dscn4470_1024x768 ペットも大切な家族です。兄夫婦の懸命の看病で、いつかは、きっと幸せな一生を終えることでしょうが。それまで大切な命を全うしてね、と思いました。

 私たちは猫を飼っていましたが、乳癌で死ぬのがもう可哀そうで可哀そうで。死ぬことを考えると、もう二度と飼おうとは思いません。でも、兄夫婦はずっと犬を飼い続けています。今回の病気もさぞ辛いことでしょう。

 ハッピーちゃん、今度は夏に来るね、それまで頑張って生きていてね、そう言って帰りました。

 帰りはほとんど渋滞もなく、スムーズに快適に帰りました。

 実は、帰るとすぐにクリニックへ行きました。在宅で訪問看護をお願いしている患者さんが、発熱したと連絡があったものですから。予備にクリニックにおいているお薬を訪問看護センターの方にとりに来てもらいました。連休の間、大事がなくってよかったです。私の連休は、楽しいことはなあんにもありませんでしたが・・・。今日から、いつも通りの診療です。

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枇杷の木は切らないといけない?

 連休も終わりです。今日、福岡の兄の家に寄って広島に帰ります。やっぱり明るいうちに帰りたいので、早く出発するつもりです。

Dscn4441_1024x768 庭のさくらんぼを収穫しました。ざるに一杯。甘くておいしいです。夫と二人、せっせと食べています。

 庭の自然に生えた枇杷。困りました。母が切るように言います。病人が出ると。枇杷は宅地に植えるものではないと。ここまで大きくなったのを切るのはしのびなくって。

 言伝えを尊重する地域です。この手のことがとても沢山あって、結婚したては大変でした。まして、夫が病気になった時などいろいろなことを言われて、よく泣いたものです。庭に沢山の果物がなるのって楽しくってうれしいのですが。昔、我が家には枇杷もイチジクもあって、せっせと食べたものです。

 インターネットで調べると、迷信ながら、そんなことを言う地域があるということもわかりました。いろいろな説がある中で、枇杷は葉っぱも漢方治療に使われるし、自宅でみなが作るようになったら、薬屋さんがもうけられなくなるので、そんなことを広めたというのもありました。

 さあ、どうしましょう。まだまだ実はならないでしょうが、しばらくこのまま放っておきたいと思います・・・。

Dscn4444_1024x768 Dscn4443_1024x768 昨夕は、母と夫の姉夫婦と私たちの五人で焼き肉を食べに行きました。

 五人でたっぷりのお肉。キムチ、ごはん。おいしかったです。気になる体重も、昼を控えたので、かえって落ちていました。良かった!!です。

 さあ、今日は休み休みゆっくり帰るつもりです。

 そうそう、論文はほとんど仕上げました。後は図表の整理をするだけです。

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肺がん人のお見舞いで。

 昨日は、母と夫を乗っけて、二人の方へのお見舞いに行きました。母は、二人とも、お見舞いに行きたいと思いながら、なかなか行く機会がなくって気にしていたのだそうです。国立病院に入院しているとのことだったのですが、一人だけ入院中で、お一人は退院していらっしたので、隣の市の家まで行きました。

 入院中の方は、私は、まだ少し風邪が残っているし、私自身は知らない人なので、外で待っていました。もう命が危ないと言われて、母は毎日新聞のお悔やみ欄を気をつけてみていたと。ところが、お見舞いに行ってみると、とてもお元気になられていて、もう歩いてトイレにも行っているとのこと。一旦心停止して、臨死体験もしたのだそうです。母と夫は、お元気そうな姿に接して、とても喜んでいました。良かったよかったと。

 もう一人の方は、夫のいとこです。肺がんで手術もできず、もう危ないとの情報でした。

 ところが家に行って見ると、とってもお元気なのです。大きな声で、よくしゃべって。もともと明るい性格の人なのですが、笑わせてくれて、その中身もびっくりするお話しでした。

 そもそも昨年終わりごろからふらふらして歩くのが難しくなったと。風呂に入っても、ふらついてパンツが履けないと。どうもおかしいと病院に行くと、すぐに国立に紹介されたと。国立での検査の結果、小細胞肺癌。大きな癌が縦隔をふさぐほどで。小脳と膵臓に転移。胸水も溜まっていて、手術どころではないと。ふらふらは小脳転移のためでした。

 そこで、抗がん剤で治療することになったのですが、その治療のつらかったことは仕方がないことなのですが。歩くことができなくて、トイレに行くこともできず、紙おむつだったのが、ある日ひょっこり歩けるようになったと。そのうち抗がん剤の副作用にも慣れて、食欲も出て来たと。病院の食事がおいしくないというと、何を食べても大丈夫だから、好きなものを食べて下さいと。だから、朝は病院の売店でサンドイッチを買って食べ、昼は奥さんに弁当を作って持って来てもらって食べたと。夜は、せっせと外食をしたと。そしたら、二キロも太ったそうです。

 そして。抗がん剤の治療が効いて、すい臓の転移も二か所あったのがすっかり消えたと。肺にあった大きな腫瘤も消えて。小脳は放射線治療でほとんど消えたけれど、もう少しあるのを今度ガンマナイフで治療するのだそうです。

 今は、家でお酒も飲むし、好きなことをしていいのだと。ドクターも彼の抗がん剤の効き方にはびっくりしていると。今は週一回抗がん剤の治療に行くだけだそうです。

 いつかは、抗がん剤の効果もなくなるかもしれないけれど、そしたら、ほかの抗がん剤もあるからと言われるのだそうです。

 今、治療の効果を喜んでしゃべっている姿は感動的でもありました。ドクターの、外食のための外出許可をせっせと書いてくれたり、好きなことをしなさいという包容力のある態度もありがたいことなのですね。歩けなかった人が歩けるようになり、食べられなくて痩せてたのがどんどん食べられて、体重も増えるほどになったと。これだけでも、治療する効果があったことなのですね。

 その前日、やはり肺がんの身内の人が、「癌治療のウソ」という本を買って、抗がん剤なんか副作用ばかりで、効果もなくって、抗がん剤治療なんかするものではないと書いてあると言いました。私は、そんなことはない、この人がどれだけ癌治療に悪影響を与えているか、困った人なのですよ、とお話ししたのですが。現に、これだけ喜んで治療を受けているいとこの姿を話して上げなければ、と思いました。

 お見舞いに行った私たちが元気をもらって帰ってきました。

Dscn4437_1024x768 Dscn4435_1024x768 夫が実家の庭の松の手入れをしています。裏庭にはえびねが群生しています。

 いつもゴールデンウィークには満開のさつきが今年はまだ少ししか咲いていません。大分も寒いです。

 私はやっとレセプトを終えました。これから、書きかけの論文に取り掛かかります。



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別府です。

 昨日は、そごうの北海道展でおみやげを買って、大分・別府までひたすら陸を走って帰りました。いつもは夜、診療を済ませて走るのですが、今回は明るいうちに出発したので、とても楽に帰ることができました。

 それに、楽しみにしておいた「のだめカンタービレ」の残りをDVDで流しながら。これは、頭ん中は広島弁のもものすけさんが送って下さったものです。全11巻。5巻の途中までは岡山山陽高校に講演に行く時にすでに見ています。 韓国ドラマでは字幕を見なければなならないけれど、これは日本語なので、あまり画面を見なくてもすみます。これが、面白くって。全然苦もなく、実家まで到着しました。往路だけで全部見てしまいました。帰りがつまんない。どうしましょう。もう一度一巻から見ながら帰りましょうか。もものすけさん、本当にありがとうございました。

 午後6時着。すぐに母屋におみやげを持ってご挨拶に行って。夫は庭の松の手入れです。私は、母と一緒に蕗の皮を剥いたり、庭からねぎを取って来て、持って来た北海道展のじゃが豚に卵とねぎを入れておつゆを作ったりして。

Rscn4430_1280x960 筍は、義兄が義母の実家の山から採って来て下さったもの。今母の実家も誰も住む人がいなくっています。

 後はソーセージ以外はすべて庭の畑から収穫したもの。新鮮でとっても贅沢な夕飯です。ごはんは途中の道の駅「豊前おこしかけ」で買って来たサバずしです。

 夜遅く自分の家に帰りました。今朝庭に出てみると、さくらんぼが沢山実をつけて、一部もう熟れていました。とっても甘くて美味です。

 レモンの花もたくさん。つぼみは紫です。

Dscn4425_1280x960 Dscn4423_1280x960  ラベンダーは、もう何回代替わりしたのでしょう。10年以上前に小さな鉢のを買って来て植えたのが、いまだに元気で花をつけています。庭からはみ出すように、外に向かって伸びています。
 
Dscn4426_1280x960 Dscn4427_1280x960 父が生きている時にはいつも広島から父を車に乗せて連れて来ていました。その父が植えたアジサイは大きくなっていますが、花はまだつぼみです。

Dscn4428_1280x960 Dscn4429_1280x960  植えた覚えがないのに、鳥の仕業でしょうか。かってに生えた枇杷が、大きくなって。これは、根が塀を壊すから、切ってしまおうと夫は言うのですが。せっかく生えたのが可哀そうで、私は反対しています。さて、どうしたものでしょうか。
 主がいなくっても、植物たちは、ちゃんと季節に寄り添ってそれぞれの営みをしています。何もかもいとおしくって。

 ほっとしたひと時ですが、でも、実は私は沢山のやり残しの仕事を持ってきています。今朝も早くからレセプトに取り組んでいます。やれやれ。

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女子の暮らしの研究所

女子の暮らしの研究所
代表の日塔まきさんです。
場所がホテルドーミインからもう少し東で、神戸凮月堂の下です。
場所を借りる関係で、福島と大きく書くことができないのだそうです。
ひっそりとお店を開いています。
みなさま、どうぞよろしくお願いします。

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私の「体」について。

 昨日の午前中は内科へ。夕方は歯科の受診をしました。

 丁度ひと月前。私の誕生日の前日なのですが、診療中に突然胸が痛くなりました。ギュッと来る痛みは強烈で、上に上がり、両耳まで痛くなりました。ひどく痛くて、どうしようと思ったら、少しずつ痛みは遠のいてくれました。ああ、これは尋常ではない、痛みがおさまったから心筋梗塞ではないけど、結構な狭心症だわ、と怖くなりました。

 すぐにナースに血圧を計ってもらうと、何と211と110!!びっくりです。こんな血圧、見たことがありません。私は元々血圧は低い方、でも、最近体の調子がおかしくって、血圧が高くなっているのではとは思ったことがあるのですが、計らないままでいました。

 すぐに降圧剤を飲みました。妊婦さんで、中毒症でひどく血圧が高くなっている人、更年期で今にも倒れそうな人などのために診察室に置いています。それを飲んだ上で、先輩の内科のドクターに電話しました。何かある度に相談に乗ってもらっているドクターです。

 そのドクターの指示で、すぐに三越の向こうに開業されている循環器内科のドクターを受診しました。以前私が勤務していた時の同僚で、私の母もお世話になった先生です。

 心電図を取ってもらって診察をして戴いて、それほど深刻な狭心症ではないでしょうということで、ホットしました。ただ、血圧が行ったときにはもう下がっていたのですが、先ほどびっくりするほどだったので、降圧剤を出して戴きました。

 そして、その3日後の木曜日。冠動脈CTの検査を受けました。私が勤務していた病院です。

 この頃は、心臓カテーテルによる検査をしなくとも、CTで3Dの撮影ができるのですね。血管から造影剤を入れて、アッという間です。これで心臓の裏の血管の様子まで分かるのです。スゴイ!!

 それで、左の冠動脈の一か所に25~50%の狭窄があるとのことでした。また、高血圧だけでなく、コレステロールも高くて、びっくりです。毎年のドックではここまででなかったものだから、油断していました。

 それで、今は毎日お薬を飲んでいます。降圧剤と血液サラサラのと、コレステロールを下げるのと。

 それで、毎日快適なのですが、何よりびっくりなのは、それっきり片頭痛の発作が起こらなくなりました。あれだけ頻発していたのに。週に3・4回は起こっていました。前兆で目がじらじらとして見えなくなり始めると、すぐにボルタレンを3錠飲んでいました。頭痛は強烈なので、2錠では聞かなくなってしまっていました。

それが起こらなくなったということは、やっぱり高血圧などが影響していたのかもしれません。

 考えてみれば、恐ろしいことでした。よくもまあ、脳の血管が持ってくれたと。あのままでいると、パチンと破れて死んでいたかもしれません。

 以来、食べるのを減らして、少しずつ体重を落としています。今回は本気です。今、1.5キロ減。まだまだ頑張るつもりです。

 ところで、ちょっとおかしい話。CTの造影剤を入れるのに、血管を探す時。私は血管が細くて、なかなか針が入りません。採血をする時も手の先の方しか血管がなくって、私も採血する人も両方が苦労します。私、「ここしかありません」と言いました。そしたら、太い針を入れないといけないので、手の先のでは細すぎます。どこかないかなあと、上の方を探されます。その時、「何?21ゲージ?」と聞いたら、「いえ、20ゲージです。」と答えられました。ああ、もう少し太いのね、と言ったら、その多分ナースだと思うですが「注射バリに詳しいのですね。常連さんですか?」と尋ねられました。私、ぐっと詰まってしまって。「私、昔ここに勤めてました」と言わないで、黙っていました。そして、思いました。私、もうここでは過去の人なのだと。それはそうですね。もうやめて何年なのでしょう。ただ、ここの産婦人科を作ったドクターだという誇りを持っていたのが、ぺちゃんこになって、苦笑してしまいました。

 ともあれ、なんだか命拾いしたみたいな気分でいます。これからはもう少し体をいたわろうと思います・・・。

Dscn4338_1280x960 ひまちゃんの誕生日祝いでお世話になったシダックス本通りクラブのランチです。メニューは豊富です。この日私はお昼時間に一人で行って、サーモンと貝柱のチラシ寿司を頼みました。お味噌汁、デザート(ババロアでした)と飲み物、私はアイスコーヒーを頼みました。これで580円です。ランチを頼んだら、部屋は一時間無料です。急いで食べて、30分あまり、しっかり歌って帰りました。それも10%割引券があったので、522円払っただけです。それに、ポイントカードをもらいました。ランチのスタンプが五つたまったら、一回無料ですって。パスタやサンドやオムライスやかき揚げうどんやハンバーグ定食など和・洋いろいろあります。これから一つずつ制覇しましょう。歩いて行って帰ってちょうどいい運動にもなりますし。

 私は今日は別府に帰ります。道が混んでいなければいいのですが。何しろ一人で運転なのです。夫は後ろの座席です。

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福島の「女子の暮らしの研究所」をよろしく!!

 5月3・4・5の広島で開かれるフラワーフェスティバルに福島の女性たちが出展します。これまでもここでも度々お話しして来た「女子の暮らしの研究所」のみなさんの出展です。

 ブースで販売するのは会津木綿の「ピアス」と「ストール」。

 彼女たちのHPから。(写真をクリックすると大きくなります。)

Photo Photo_2
【FUKUSHIMA PIECE(ふくしまピース)プロジェクト】
「耳をすませて私たちの想いを聞いてほしい」という福島の女の子たちの
想いを込めたピアスを作成し、福島の新しい魅力を発信しようとしています。

「女子の暮らしの研究所」に所属する"研究員"である福島の普通の
女の子たちが企画をし、福島の伝統工芸品を使用して作られた商品です。
商品に福島の女の子の想いをたっぷり込めて、その商品をきっかけに"福島のいま"を知って、
日本中の方が自分の暮らしを見直すきっかけになるといいなという思いが込められています。

福島の伝統工芸品である、風合いの良い会津木綿を
樹脂で挟み込みラメを散らした、耳元を飾ってくれる鮮やかなピアスです。
会津木綿特有の色合いしっかりと生かしたアイテムで、
まる、さんかく、しかくの形が個性的で、かわいらしい表情を見せてくれます。
色には震災後、改めて大切だなと感じた福島の女の子たちの暮らしを
とりまくものの名前がつけられ、それぞれに思いが込められています。

Photo_3これまでの住まいが放射能に汚染され、避難先の住宅にいることを余儀なくされている女性たちの仕事として、この会津木綿のストールが作られています。

 ブースの場所は平和大通り、ホテルドーミーインの前です。

 代表の日塔マキさんやこのピアスのモデルをしている薄井美里さんも来るとのこと。私も久しぶりに彼女たちに会うのが楽しみです。

 沢山売れますように。皆様のご協力、よろしくお願いします。


 私は、昨日は連休前日でめちゃくちゃ忙しかったです。救急車を呼んで他の病院に搬送したり。こんな時には、いろいろなことが起きるものです。今日の木曜日からお休みに入りますが、私は山ほどレセブとやら、まだ仕上げていない原稿やら、いろいろとしなければならないことがあって、ちっとも楽しくありません。

 3日に女子の暮らしの研究所のみなさんと会ってから、大分の河野の実家に帰ります。今年はそれ以外にはどこにも行きません。親孝行だけです。


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「平和を語る会」秋葉さんの活躍

この度秋葉氏はスイスではジュネーブとバーゼルに行かれました。ジュネーブて、スイス、コスタリカ、フィリピン、ニュージーランド、日本などの各国大使との協議をされたとのこと。ジュネーブでは、ちょうどNPTの会議が開かれていました。「いかなる状況においても核兵器は使用すべきでない」という提案に、日本が署名をしなかったその会議です。そこで秋葉さんは、日本が署名をしなかったことに、一体彼らは何を考えているのか、することが分からないと残念がっていましたし、また、そこにいた広島・長崎の市長は抗議しなかったのだろうかと、それも残念がっておられました。

Mpi_1041x781 秋葉さんが議長を務めるMPI(中堅国家構想)の事務所はスイス・バーゼルにあります。バーゼル大学とバーゼル州がスポンサーとなり、PNND(核軍縮不拡散議員連盟)やWFC(世界未来会議)などともに、バーゼル平和事務所内にあります。

また、ニューヨークのGSI(世界安全保障研究所)の本部にも国連事務所を置いています。議長として、秋葉さんは今回のようにこの両方を行ったり来たりするというわけです。本当に大変ですね。



Mpi2_1057x781   MPIについては、ここにより詳しく述べてあります。その記事にも書いてありますが、市長を辞められて残念ではあっても、これだけの団体を統括する議長として活躍されることはすごいことだと改めて感じました。

 この度の長い旅で沢山の人と会い、講演をし、そして広島に帰った翌日、まだ時差で体がしんどいはずなのですが、ひまちゃんの誕生日パーティーに突然現れてみんなを感激させ、そして東京に行き講演をして、とんぼ返りで今回のこの会で講演をしてくださるという、まことに超人的な働きをしていらっしゃいます。


 まだまだ沢山のことを話されましたが、いかんせん、私の乏しい表現力ではこんなことで精一杯です。申し訳ないことです。

 この会に、沢山のお年を召した方々も来て下さっていました。きっと、語り部などで被爆体験を話したり、ピースボランティアをしていらっしゃる方たちだと思います。この方たちも秋葉さんの活躍に喜んで下さったと思います。

 このブログの「ヒロシマ」と「フクシマ」のシリーズで、座談会で話して下さっている「池田さん」も来て下さいました。私たちの平和の夕べても一昨年体験を話して下さった池田精子さんは、私も後で知ったのですが、お連れ合いを二週間前に亡くされたとのことです。そんな中でこの講演会に来て下さったこと、本当にありがたく思います。


Photo 秋葉さんは、疲れをものともせず、二次会ではカラオケで美声を発揮されました。みんな食べて話して、歌って、次へのエネルギーを充電したものです。

 参加して下さった皆様、本当にありがとうございました。

 8.6.の本番に向けて、頑張ろうと思います。

 私は、いよいよ連休に入る前で大忙しです。

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