ネット脅迫に有罪判決
東京地判平成21年3月26日 産経新聞サイト
インターネットのブログに元最高裁判事や文部科学省局長らの自宅への放火や殺害を予告する文書を書き込んだとして、脅迫罪に問われた元東大生(25)に、東京地裁は26日、懲役2年、執行猶予3年(求刑懲役2年)の判決を言い渡した。
例の、ボツネタを閉鎖に追い込んだ張本人であろうか。
判決理由で小池勝雅裁判官は「インターネットの匿名性を利用した悪質な犯行だ。折から元厚生省次官らを狙った連続殺傷事件が発生し、被害者の不安や恐怖感は相当大きい」と指摘。その上で、被告が反省しているなどとして執行猶予を付けた。
反省だけならサルでも出来る。
「被告(人)は昨年11月、自宅のパソコンを使い、ブログに元最高裁判事、横尾和子さんの自宅を放火するとの予告を掲載。文科省初等中等教育局長や、自分が在学中に講義を受けた東大法学部の教授2人の殺害予告も書き込んだ。」
ちなみに横尾和子元判事が標的になったのは、彼女が社会保険庁長官経験者でありながら最高裁判事となっていたことに由来する。彼女は任期途中で、理由を明らかにしないまま辞任した。そういうわけで批判的書き込みがネットの内外に溢れることには理由があるのだが、この被告人のように一線を越えてはいけない。
被告人は小学校からやり直すべきであろう。
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