RFID:福岡ショッピングモールのロボット制御
電子タグ実証実験については徐々に報道されるようになってきたが、見学した実験結果の中でロボットの制御に応用するというのがあった。
実際に使われているのは、福岡の近郊にあるダイヤモンドシティ・ルクルというところで、買い物ロボットが二台、電子タグの利用により制御がされている。
要は、電子タグを埋め込んだ床の発信する情報により、ロボットが移動可能な領域を認識し、また行き先と自己の位置とを認識し、求められた目的店舗まで移動することができる。また各店舗前の情報タグにより、その店舗の売り物をディスプレー上に表示させることができる。
今回デモとして触らせてもらったロボットはルクという名で、ネットを通じて遠隔地から操作し、目的店舗まで行って店員とのやりとりがネット越しにできるわけである。ウィンドウ・ショッピングみたいに、通りかかった店で寄り道することもできる。
こうしたロボットの進行方向を誘導するシステムは、例えば磁気テープなどを貼ったりしても実現できるが、多数の買い物客がいる中で、しかも店内ディスプレー上や店舗構造などがしょっちゅう代わる環境の中で、安定してロボットの進行方向を制御できるというのは、画期的だそうである。
私個人としては、ショッピングよりも、図書館の書庫で本を探すのに使えたらよいと思う。本の電子タグには書名著者名だけでなく、内容概要や目次、最初の数ページの情報などがあって、手にとって見るような感覚でロボットにとってきてもらうことができそうだ。
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