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11月1日発売のAERA MOOK『スティーブ・ジョブズ 100人の証言』にて、スティーブ・ジョブズ氏と交流があった方々を取材しました。

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http://www.aera-net.jp/editorial/blog/111031_002624.html

コンピューターは購入を始めて以来、ずっとMac。
理由は単純。可愛いから! そして、愛すべき存在だから。
そういう意味では、以下のインタビューで、エリック・シュミット氏が、
ジョブズ氏はサイエンスとアートを一体化させた。コンピューターというものを初めて人々から愛される存在に変えたのだ」
と話された言葉、心に滲み渡りました。

http://www.bloomberg.com/video/77067952/

ジョブズ氏は幼い頃、養子に出されましたが、自伝を書かれたウォルター・アイザクソン氏が”60 min.”というアメリカの番組で話したことによれば、育ての親はジョブズ氏に「あなたは特別な存在なのだから、選ばれて養子に出されたのだ」と説明したそうです。素晴らしい言葉です。おそらく、それまでは、生みの親から捨てられたと思うこともあったかもしれなかったジョブズ氏。自分を”特別な存在”と実感できたことは、彼に自信や使命感をもたらし、それが、ひいては、Macの誕生に繋がったのかもしれません。

今回電話取材させて頂いたジャーナリスト、ジェフリー・ヤング氏の話も興味深いものがありました。
ジョブズ氏は決して妥協しないことで知られていました。だからこそ、アップルが成功したのだと思いますが、開発者たちを”Brain Dead”(馬鹿)と罵り、納得の行く商品が完成するまで何度も作り直させたこともあったそうです。謙虚とは言い難い存在だったジョブズ氏を変えたのは、NextとPixerでの失敗。この失敗をバネに、彼は人の心を理解しながらマネージメントができる経営者として、アップルを、iPhoneやiPadによる第二の成功へと導きました。
驚いたのは、80年代当時から、ジョブズ氏はすでに、iPhoneやiPadのアイデアを持っていたということ。しかし、当時はまだ、それを実現できるだけの技術がありませんでした。

ジョブズ氏自身は結局何も発明していない、とはよく言われることですが、ヤング氏は、彼を”インベンターというよりは、アントレプレナーだ”と認識していました。その点で、ビル・ゲイツ氏と比較しながら以下のように指摘しました。
「タブレットについてはマイクロソフトが先に開発しましたが、これが失敗に終わったのはやはり技術的に十分なものではなかったからです。その点で、スティーブは商品を出すタイミングというものもよく心得ていたと思います。つまり、彼は、技術が十分に成熟した時点で商品化して売る方法を知っていたのです。彼は、ビル・ゲイツとは違って、妥協して、十分に成熟していない技術を取り入れた商品を売るようなことはしたくなかったんです。そういう意味では、彼はインベンターというよりも、市場を見極めることができるアントレプレナーだったと思います」
一刻も早く売り出すために商品に妥協したゲイツ氏とは反対に、妥協を許さない商品が完成するまでは市場には出さなかったジョブズ氏。この対比、なるほどな~と思いました。

数日前、予約しておいたiPhone4Sが手元に届きました。
生前、最後に世に送り出されたジョブズ氏の”アート”。
愛して行きたいと思います。

合掌。
R.I.P. Mr. Jobs..........

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テーマ:雑誌掲載&取材
ジャンル:本・雑誌