折れた聖剣と帝冠の剣姫(1)

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折れた聖剣と帝冠の剣姫(1) (一迅社文庫)折れた聖剣と帝冠の剣姫(1) (一迅社文庫)
川口 士 八坂 ミナト
一迅社 2015-12-19

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知略の英雄、カーヴェル王国のルシード王子。勇猛な聖剣の姫、パルミア王国のファルシェーラ王女。大陸に名を知られる二人が率いた軍は、リスティオンの野で激突し、かつての幼なじみである二人は死闘を繰り広げていた。ファルシェーラの軍勢は着々とカーヴェル軍の陣容を切り崩し、ルシードが首級を上げるべく剣姫ファルシェーラが突入、ついに互いを強敵と認めていた二人は戦場であいまみえる。時を同じくして二人の英雄不在のときを狙ったかのように両国で政変が発生。二人は帰るべき祖国を失う。かくして同じ立場となった王子と王女の二人は居場所を求め世界を旅することになるのだが、その最初の行く手にはかつての勇者が封印した巨大な竜が待ち受けていた。ルシードとファルシェーラ、二人の前に最初の試練が訪れる。
 まあまあ。悪くはないのだけどこの作者の既発他シリーズとの差別化が弱い気が。国作りが目標というのが最大の特徴のはずだけど、少なくともこの一巻の範囲ではどうやって国を興すのか具体的な手段をちゃんと考えているようには見えなくて、あまり建国ものという印象ではなかった。まあ主人公の王子が武勇に優れているわけでも魔法が使えるわけでもないポジションというのはちょっとめずらしかったが。最後の活躍もあんな形だったし、今後も交渉で活躍することになるのかね。

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