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2013/09/25(水) ]
俺の教室にハルヒはいない (角川スニーカー文庫) 新井 輝 こじこじ 角川書店 2013-08-31 by G-Tools |
「今日も『涼宮ハルヒ』は来ないみたいだな」教室の一番後ろの席はずっと空席。全く登校してこない謎の美少女がいるって噂だ。俺は前の席に座ってるが、謎も何もない。俺には物語みたいなことが起こるはずはない――。なのに幼なじみのカスガは声優への道を歩み始め、送った帰り道、俺は偶然アニメ脚本家のマコトさんに食事に誘われ、気づけば色々な業界の人達に囲まれていた!? とてもミラクルで苦くて、少しだけ甘い青春の物語、開幕。
読んでみたのはタイトルの『ハルヒ』という名前につられたわけでも、『ROOM NO.1301』の作者の新作だからでもなく、なんとなく『WHITE ALBUM2』っぽさを感じたからなのだけど(ダブルヒロインの表紙で片方が黒髪だからそんなふうに感じたのかね)、いざ読んでみるとそれほどホワルバ2に似ているわけでなく、やはり『ROOM NO.1301』が一番近い印象だった。特に何か事件が起きるわけでもなく、淡々と進んでいくだけなのだけどなんとなく楽しめた。
というかこの主人公、短期間の間に女の子と知り合ったり仲良くなったりし過ぎ。安西先生……こんなふうに美味い飯をおごってくれる美人のお姉さんと知り合いになりたいです……。まあ毎回愚痴を聞かされて、それに対応しなければならないのは大変そうだけど。
最終的にどういう方向に話が進むことになるのだろう。ダブルヒロインっぽいカスガとマナミの立ち位置を考えると、やはり三角関係になって、声優同士としてもライバルになってとかかね。だとしたらキャラクターの配置的には『マクロスF』に近い感じなのかな。
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