その他(本)

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魔法少女育成計画 オフィシャルファンブック魔法少女育成計画 オフィシャルファンブック
『このライトノベルがすごい!』編集部
宝島社 2016-09-17

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 オフィシャルファンブックの名に偽りのない濃い内容で満足。特にシリーズ1作目の魔法少女15人の変身前の姿はこんなだったのかと驚いた。対談やQ&Aもいろいろな情報があって良かった。まさかカラミティ・メアリとラピス・ラズリーヌにこんな設定があったとは(今はもう完全にボツ設定になっているようだけど)。魔法少女の美貌を超越する亜柊雫さん超人過ぎる。ウィンタープリズン視点だと2位がジェノサイ子なのは……ひょっとしてぽっちゃり属性?

 キャラクター紹介は作者とイラストレーターさんのコメントが短いながらもこんな設定があったのかとか、こんなイメージだったのかとわかって興味深かった。巻末の四コマも面白かった。江戸屋ポチさんは本編を漫画化するよりもこっちのギャグ四コマを連載してくれた方が良かった気が(でもそれだと原作未読者が入りづらいか)。書き下ろし短編も二編収録。魔法少女の力をもってしてもゲーム作りって大変なのね(笑) 小雪の友人はスミレの方はやはり今後魔法少女化の運命が待ちうけていたりするのだろうか。

シティーハンター完全読本 (ロマンアルバム)シティーハンター完全読本 (ロマンアルバム)
北条 司
徳間書店 2015-07-25

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 ひたすら感慨深くて泣きそう。贅沢を言えばもっとあれについてもこれについても語ってほしいという点はあるものの、おおむねよくまとまっているかと。原作の全エピソードの解説があって嬉しかったな。北条司先生への10の質問の最後の、30年経った現在の獠や香はどんな生活をしているとお考えですかという問いに対する答えも、なるほどたしかにそんな生活してそうと納得。

iPhone買っちゃった!? けど、使いこなせてないあなたへiPhone買っちゃった!? けど、使いこなせてないあなたへ
美崎 栄一郎
ソシム 2013-10-15

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 なんというか登場人物が生活のあらゆる場面をiPhoneアプリと結び付けようとしているようで、逆にこんな生活していたら疲れそうというか面倒そうに感じた。いやまあ、iPhoneアプリ紹介物語なんだからアプリを使わないと話にならないし、主要登場人物を三人登場させて方向性の違った使い方を紹介していたのは良かったと思うが。それにいくつかは便利そうと思えるものもあったし、こんなふうにあれこれアプリを試すのが好きな人にとっては楽しいのだろうなあと理解もできた。ただ、アプリ紹介というなら有料か無料かの記述も一緒につけておいてほしかったな。

おやじダイエット部の奇跡 「糖質制限」で平均22kg減を叩き出した中年男たちの物語おやじダイエット部の奇跡 「糖質制限」で平均22kg減を叩き出した中年男たちの物語
桐山 秀樹
マガジンハウス 2012-04-26

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 糖質制限に興味があるのでその体験談ということで参考になるかと読んでみたけどいまいちだった。まず文章があまり好みに合わなかった。なんというか、延々と自慢話をたれ流す素人のブログ記事でも読まされているような気分になってげんなりしてしまった。「男の約束」だの「男には仲間が必要」だのライオンに例えて「高貴な野生」などといった表現を持ち出す厨二臭さもどうかという気が。肝心の体験談も具体性に欠けていたり、目新しい情報にとぼしくて期待はずれ。それに個人的には糖質制限という方法論には肯定派なんだけど、ここまで一方的に賛美されるとちょっと引いてしまったな。

「物語」のつくり方入門 7つのレッスン「物語」のつくり方入門 7つのレッスン
円山 夢久
雷鳥社 2012-05

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 内容的に目新しいものはなく、この手の本を他にも読んでいればどこかで見かけたことがあるような内容ですな。まあそれだけ普遍的な教えということだろうし、よくある内容だろうとこうして本の文章という形でまとまっていると迷った時に頭を整理しやすくて助かるけど。

 しかしこの手の本を読んでいつも思うのだけど、どうせなら実例として教えに沿って短編を一本ぐらい仕上げてほしい。作中でも実例として例文を取り上げていて、ちょっとしたアイデアを磨き上げるのはなるほどと感心させられるのだけど、最後まで一本の作品として仕上げることはなくレッスンによって例文の内容は違っているので、一つのアイデアを一本の作品として仕上げる具体例には欠けているのが不満。

 実際、一つのアイデアをブラッシュアップするのと、一本の作品として仕上げるのではまた違った苦労なり能力なりが必要になると思うのだけどな。そしてこの手の創作において大事なのは、そりゃアイデアを磨き上げるのも大事だけど、やはりどんな作品でも最後までちゃんと完成させることだと思うわけで。創作過程の部分部分のやり方もそりゃ参考にはなるけど、それをまとめる方法も教えてくれないと創作方法論としては不完全なんじゃないだろうかという気が。

装甲悪鬼村正 ビジュアルファンブック (TECHGIAN STYLE)装甲悪鬼村正 ビジュアルファンブック (TECHGIAN STYLE)
テックジャイアン編集部
エンターブレイン 2010-04-02

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 横長の本なので持ちづらかった(というか、ほぼ持てない)。個性的なのも結構なのだけど、もうちょっと読みやすさとかも考慮してほしかったな。内容の方は用語解説などはクソまじめ過ぎる印象で、もうちょっと遊びがほしかった気が。あとゲーム本編だけではわからなかった部分(風魔小太郎のあの姿の理由とか)のネタばらしがなかったのが残念。

灼眼のシャナSIII (電撃文庫)
 原作はほとんど読んでいなかったけど(読んだのは四巻まで)アニメは見ていて、三期最終話のその後が描かれるということで、とりあえずそこだけ読んでみた。物語としてはきれいにまとまっているのだけど、ちゃんと恋人同士になったシャナと悠二のその後という意味で期待して読むと当てが外れるかも。シャナと悠二が一緒にいる場面はすごく少ないし、特にいちゃつくわけでもないし。もっとシャナと悠二のやりとりの場面を入れてほしかった。まあ常に保護者同伴であることを考えれば、そう気軽にいちゃつけないのかもしれないが(笑)

Fate/Prototype Tribute Phantasm (角川コミックス)Fate/Prototype Tribute Phantasm (角川コミックス)
TYPE-MOON コンプエース編集部
角川書店(角川グループパブリッシング) 2012-08-10

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「stay night」との共通点や逆に違いなどがいろいろわかって面白かった。

 ランサーはあのボディスーツみたいな装いよりもこっちの方がいかにも昔の英雄らしい気が。もっともこんな細かくてごちゃごちゃしたデザインだとゲームにするにしてもアニメにするにしても大変だろうけど。アーチャーは「stay night」よりもラスボス感がなく、かわりにライバルらしい印象。まあこちらでは最初からサーヴァントの一体として登場しているわけだし、作中ではどんな扱いかわからないから実際のところはなんともいえないか。

 ここまで情報公開して今後の展開はないというぐらいなら、いっそのこと全サーヴァント・全マスターの設定と最後の結末まで含めたあらすじを全て公開してほしかった気が。まあそこまでしてしまうと読者側が想像を膨らませる余地がなくなってしまうし、やはり何か展開があった時のためにとっておきたいのかな。それにインタビューによると学生時代に執筆したものは途中までだったそうだから、ひょっとして後半の細かい部分は決まっていないのかという気も。いちおうセイバーのオチだけは決まっていたようだけど。

 と、漫画というより『Fate/Prototype』設定資料集として楽しんだわけだが、とりあえず漫画の中では「ヘッドハンター美沙夜」が一番お気に入り。

“文学少女”の追想画廊2

 挿話集や文学少女見習い、半熟作家、他のメディアミックス展開用のイラストなど全て収録されていて素晴らしかった。採用されなかったバージョンの扉絵なども収録されているけど、そっちも採用版に劣らず魅力的で、しっかりここに収録されたことで見ることができて良かった。特別ショートストーリーの「甘い余談~これからも、ずっと」はタイトル通り激甘ですな。もうこれからもお幸せにとしか言えない。

黄昏のシンセミア 公式ビジュアルファンブック黄昏のシンセミア 公式ビジュアルファンブック
クリエンタ
キャラアニ(角川グループパブリッシング) 2010-11-10

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 書き下ろしのショートストーリーが面白かった。あのプロポーズのエピソードはこんなだったのか。本編からもうかがえたけど、やはりさくやと孝介の母親はいい性格していたんだな。この母さんがメインのエピソードももっと読んでみたくなった。銀子さんとのやりとりとか、どんなふうだったのだろう。

カオスヘッド&シュタインズ・ゲート 科学アドベンチャーシリーズ マニアックスカオスヘッド&シュタインズ・ゲート 科学アドベンチャーシリーズ マニアックス
ホビージャパン 2010-12-17

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 カオスヘッドは未プレイだけどアニメは途中まで見ていたというぐらいなので、いちおうネタバレは避けて軽くざっと目を通してみた。シュタゲは以前買った公式資料集とけっこう重なっている部分があったけど仕方ないか。アフターストーリーが意外と長くてびっくり。しかし肝心の助手の出番がほとんど無いのが残念。助手に関しては付属の手紙で、短い文章ながらもゲーム本編のその後がどんなだったかうかがえて満足。