“朝顔”　ヒカルが地球にいたころ…… (6)

ここでは、「“朝顔”　ヒカルが地球にいたころ…… (6)」に関する記事を紹介しています。

“朝顔”　ヒカルが地球にいたころ…… (6)

［ 2012/12/27(木) ］

“朝顔" ヒカルが地球にいたころ……(6) (ファミ通文庫)
野村美月竹岡美穂
エンターブレイン 2012-12-27

by G-Tools

「ぼくと朝ちゃんの最初の約束を、ぼくの代わりに叶えてほしい」――ヒカルにそう頼み込まれてしまった是光。犬猿の仲の朝衣と関わるのは気が進まないながらも、しぶしぶ“約束”を果たそうとするが、拒絶する朝衣と喧嘩を繰り返す内に、何故か二人が恋仲だと噂になり――！？　帝門家の権力争いを制そうとする朝衣の、本当の目的とは一体何なのか。また対立候補として現れた一朱も、葵や朝衣を標的に、災いの種をまき始め……。大人気学園ロマンス、第6巻！！

　朝ちゃん回。朝ちゃんの内面や本質がいろいろ見えて良かった。そしてそんな朝ちゃんが今回の一件を経て、これからどう変わっていくのか楽しみ。しかしそろそろクライマックスも近いのかと思っていたら、あとがきによるとまだ半分を過ぎたぐらいだそうでびっくり。だとするとまだまだこれからもいろいろな波乱があるわけで、朝ちゃんを含め、それぞれの関係がどう変化していくのかも楽しみ。

（以下ネタバレ）

（ネタバレ開始）

　前巻で爆弾を投げつけた花里はえらく積極的に動き始めたな。帆夏の気持ちなんて聞くまでもなく薄々察しがつくだろうに。しかし今回の展開であらためて帆夏の気持ちを察していたみたいだけど、最終的にはどういうところに落ち着いたのだろう。そのへんについては次巻以降でか。

　ヒカルの罪ってのはやはり元ネタの『源氏物語』通り後妻の藤乃とデキちゃったということかね。朝ちゃんが藤派の切り札として考えているのは、実は藤乃が妊娠していてその子供（表向きは当主の子ということになるけど実はヒカルの子）のこととか。しかしそれだとあまりに元ネタそのまま過ぎるし、何かひねりを入れてくるかとも思えるわけで。

小説☆☆☆☆☆ | トラックバック：0 | コメント：0 | Page Top↑

≪となりの怪物くん(4) | ホーム | 煩悩寺 3≫

この記事へのコメント

コメントを投稿する