ムシウタ 12. 夢醒める迷宮 (上)

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ムシウタ  12.夢醒める迷宮(上) (角川スニーカー文庫)ムシウタ 12.夢醒める迷宮(上) (角川スニーカー文庫)
岩井 恭平 るろお
角川書店(角川グループパブリッシング) 2012-06-30

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 てっきりこの上下巻でシリーズ完結かと思っていたが、この話の流れやあとがきの内容から察するに下巻の後もまだあと何巻か続くのかな? 好きな作品が続くのは嬉しい気がする反面、ただでさえ刊行間隔が長々と延びるようになってきているのに、新シリーズまで始めていて、きっちり完結を迎えるまでにどれぐらいかかるのやらという不安が。せっかく盛り上がってきたのだからこのままノンストップで駆け抜けてほしいがどうなるかな。とりあえず秋頃の予定という下巻に期待。

(以下ネタバレ)














(ネタバレ開始)

 開始早々“かっこう”が欠落者に! ……という衝撃的な始まり方のはずだけど、“ふゆほたる”の例から考えると、“かっこう”も欠落者状態から復活するのだろうなぁと思えてそれほど衝撃はなかったな。“ふゆほたる”の場合は復活に“大喰い”が関わっていたようだけど、“かっこう”の場合、復活の鍵となるのはやはり“三匹目”関係者であり、大助の肉親でもあるお姉ちゃんかね。真琴が見た“かっこう”の姿は何だったんだろう。単なる幻覚だとしたらセンチ過ぎるし、描写も意味ありげだったし。 →(7/4追記)ネット上で他の人の感想や考察を読んでこの伏線はこういうことだったのかと納得できた。たしかに最後にあの人物が出てきたときはおかしいなとは思ったが、そういうことだとは気づかなかったな。(追記ここまで)

 表紙から予想できた通り、ついに亜梨子が! ……かと思ったけど、素直に復活してくれるほど甘くなかったか。まあ確かに眠る直前は成虫化しかけていたわけだが。しかしそれでもまさか作戦をつぶす恐るべき存在となって復活とは思わなかった。

 敵の手駒として欠落者たちも登場するため、この巻ではリタイアしてしまった虫憑きたちが次々と登場してきて懐かしいなぁ。名前を聞いただけではどんな登場人物だったか思い出せなくても、能力や戦い方を見るとなんとなく思い出せたりする。

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