「なんでも食べて大丈夫!」こんな恐ろしい嘘を
赤い羽根共同募金から助成金をもらって学校を回って子どもに講演している半谷輝己という人。
そして、
大阪の子どもを福島に連れて行って桃の食べ放題をする「ピーチプロジェクト」という企画。
ずっと気になっていましたが、中止になったという事でこのブログには書きませんでした。
でも、
今日聞いたこの上杉氏とマコさんのラジオでそれらが全て一本の線に繋がりました。
赤い羽根共同募金からの助成金と
地域づくり総合支援事業(地域共同モデル支援事業)福島ステークホルダー調整協議会。
もしかしたら、両方から助成金をもらっていますか?
私が
赤い羽根共同募金から多額の助成金をもらって「放射能は怖くない」と洗脳講演の
ブログを書いた時に思ったことは
この時高校生の前で講師をしていた半谷輝己という人物このとよりも、
赤い羽根共同募金というあまりにも有名な団体が
全国の人々からの善意から募金されたお金を、たいした審査もせずに(審査してOKだったのかもしれないけど、)
今後、人体の危険に関係のある無責任な内容の講演をしている人に
多額の助成金をしたことに対する抗議の気持ちがありました。
昔から誰もが募金したことのある、赤い羽根から助成を受けているということであれば、
内容をよく知らずとも赤い羽根の名前を信用し、
その人の事を信じて講師として呼んでしまう事はおおいにあると思います。
つまり、この大きな赤い羽根という団体(私もずっと募金していたから)に考え直してもらいたいと、
人々の募金を有効に使っていただきたいという思いからでした。
でも、その後、いろいろと自分で調べて分かってきたことと、今回のこのラジオを聞いて、
半谷輝己という人間にもかなり大きな問題があることが分かりました。
詐欺のようでもあり、オウムのような新興宗教のようでもあり、
このような人物をそのまま放置していていいのか?法治国家としていいのか?
そう思いましたので、内容を書き出しました。
そして・・・それだけではありませんでした。
半谷輝己という人以上に日本の未来を左右する人物の名前が!!
田中俊一
原子力規制委員会委員長候補者。
さっきテレビのニュースで、
国会の決議をせずに「野田が勝手に決めるということになった」との報道を見ましたが、
その田中俊一が芋づる式にズルリと出てきましたw(゜o゜*)wマジ!?
これは大変なことかもしれません。
長いですが是非最後までお読みいただきたいと思います。
(書き出しは、上記の件に関してのお話しの部分だけです)
上杉隆 x おしどり 2012.09.05
オンザウェイ・ジャーナル 上杉隆 ニュースの見方
「ピーチプロジェクト」問題について
news-log マコさんの記事→ http://news-log.jp/archives/3230
放送9月5日 収録9月1日
01:15
上杉:
最近、ニューズログにマコさんも、ケンさんも参加してもらっていますが、
そこにUPされた記事に大変興味深い記事がありました。
マコ:なんでしょうか?
上杉:
ピーチプロジェクトという表題で。
これが実はアクセス数がものすごくあって、
まず「なんだろう?」と、ピーチプロジェクトって。
ということで、始めてお聞きになる方も、耳慣れない言葉だと思いますので、
ピーチプロジェクトってなにか?説明してもらってもいいですか?
マコ:
わかりました。
7月末に連絡を頂いて教えてもらったんですけれども、
大阪の、具体的にいうと茨木市の小学生の5,6年生を、
8月16日17日に福島県の伊達市に1泊2日で連れて行って、
「桃の食べ放題をしたり、除染プラザを見学しましょう」というプロジェクトなんです。
上杉:伊達市というと原発から50kmぐらいですかね?
マコ:そうですね、飯館村の北ですね。
上杉:そこに、大阪の子どもたちをわざわざ連れて行くんですか?
マコ:そうなんです。
上杉:何の目的でそういう事をするんですか?
マコ:ま、目的は「子どもたちから元気をもらおう!SAVE福島」と、チラシには書いてあるんですね。
上杉:え…っと
子どもたちから元気をもらうにしても別に福島に来てもらわなくてもいいんじゃないでしょうか?
マコ:
そうなんですよ。
で、そのスケジュールを見ますと、1日目も2日目も除染情報プラザに行くんですよ。
で、その1日目のお昼に桃の食べ放題をして、というかたちで、
その主催は福島ステークホルダー調整協議会というところがやっておりまして、
で、その福島ステークホルダー調整協議会というのを調べますと、
通称「心の除染プロジェクト」というのをやっていまして、
「放射性物質に関する事から安心を広げていこう!」というプロジェクトをやっているんですね。
まァ、
桃の安全性をいろいろと広げるために、子どもたちを読んで食べさせようというプロジェクトだそうで、
上杉:
桃を食べるのは別に悪いことじゃないですけど、
えー、ただ、わざわざ「大阪から子どもたちを」というところで疑問に残るのは、
果物って意外とセシウムを含めて吸い上げやすいですよね。
マコ:そうなんですよね
上杉:
そういう事と同時に、福島の除染が完璧に済んでいるか?というと、
まだそうではないですよね。
マコ:そうなんです。
上杉:
そこのに点からもそうなんですけれど、なんか、いまいちチョット分かりにくいのは、
わざわざ、そういうふうな遠くから福島に一泊二日で連れてくるっていうのは、
「ちょっとどうなのかな?」と。
マコ:
その話を聞いた後に、すぐにその話を伊達やいわきや飯館や南相馬の人に
「この話を知ってる?」っていろいろ聞いたり電話して取材をしたんですけど、
小学生のお子さんがいらっしゃるお母さんとかがおっしゃるには、
「大阪の子どもを福島に連れてきて桃の食べ放題をさせるより、
福島の小学生を汚染されていない地域に連れて行って、果物の食べ放題をさせてくれ」と。
「同じお金を使うのなら、なぜそれをやってくれないんだ」というふうにおっしゃっておられる方が、
非常に多かったです。
上杉:
そうですよね、
私もこの話を海外のジャーナリストに話をしたら、
みんな絶句していましたからね。
絶句するのと、要するに逆に聞き間違えたと思って、逆だと、
今マコさんが言ったように思ったんですよ。
「福島の子どもたちをいわゆる外で」と。
「そうじゃなくて、逆だ」って言ったら、本当に驚いていたのと、
後、今これ収録しているのは実は、9月1日なんですが、
今ちょうどIPPEMWの医師たちがですね、
80年代に半ばですか?ノーベル平和賞をとっている団体ですが、
そのお医者さんのグループが日本全国に来て、福島の方にも何人も入っていますけれど、
やはり、その福島を含めて日本の政策というのは人体実験じゃないですけれど、
「全く世界のやり方と逆行しているんじゃないか」と。
ようするに、「内部被ばくの危険性を甘く見ているんじゃないか」と、
声明というか、会見で発表しましたよね。
そうすると、そういう観点からも世界から、
若干このプロジェクトというのは逆の方向を見ているんじゃないかと。
マコさんの指摘までほとんど出ていませんでしたけれど、
どうですか?この辺の反応は
マコ:
そうですね、
そのいろいろとお聞きした時に、農家の方達にもお話を伺ったんですけれど、
「確かに基準値以下の物でも、福島産のものは売れないという現実もあるので、
やっぱり生活が大変なんで福島の農産物が沢山売れて欲しい。
買っていただきたいっていう思いもあるけれども、
でも、それを払しょくするために、小学生の自分の子供に食べ放題をさせて
「安全です」っていうアピールはさせたくないので、子どもは本当に使って欲しくないし、
もしそれを本当にやるなら、大阪から子どもを呼んだりするのではなく、
去年「大丈夫だ」って言った官僚の方々のお孫さんとか子どもさんにやっていただいたら、
一番効果的なんじゃないか」って言っていましたね。
上杉:
そういう気持ちになりますよね。
あとやっぱりこれは「桃を食べる」って言った事じゃないんですね、問題は。
桃は食べてもいいと思うんですよ、福島の。
私も実は福島の桃は随分食べています。
これは福島に行った時も、ゴルフ場に行った時もそうですけど、
それは自分の判断で、そして、自分の判断と同時にこの部分は大丈夫だ、
「大丈夫だ」という農家、それから現在の調査。
これをある程度信じて食べているわけですが、
これは私の判断ですよね、大人たちの判断。
でも子どもはそういう判断はできていない訳ですから、
ちょっとその「子どもっていうのは違うんじゃないかな」っていう声が大きいのはそうだと思うんですよね。
で、このピーチプロジェクトは結局中止になったと、
マコさんのニューズログでのことなんですが、
中止になったという事でいいんですか?
マコ:そうです。
で、小学生を連れていくのは中止にして、私が調べた段階では。
それを、大人か大学生を福島県の伊達市に連れて行って、
桃の食べ放題をしてもらおうかというところまでは、うかがいました。
上杉:・・・という事は、まだプロジェクト自体は続いているという事ですよね。
マコ:
いや、それは結果的にどうなったかまでは調べきれていないんですけど、
食べ放題が実行されたかどうか?というのは分からないです。
上杉:
今、ニューズログのマコさんのページを開いているんですが、
いったい誰がこんなことを考えたのか?というのが、根底の疑問にあるんですけれど、
主催を見ると「福島ステークホルダー調整協議会」という名前で、
そして後援にはですね、
「福島県生活環境部除染対課」だからこれは県ですよね。
マコ:県ですね。
上杉:
それから、「伊達市教育委員会」。そしてもうひとつが「JA伊達みらい」
そして共催に「茨木市」茨木って大阪ですね。
マコ:はいそうです。大阪
上杉:
「茨木市議会会派自由民主党」となってですね、「絆」ですね。
これの人達は、これそれぞれ、どういう意図。っていうのも変ですけれど、
最初にマコさんがおっしゃったように安全性をアピールするためにこういう事を考えたっていう事ですかね?
マコ:
えーっと、まあ、中心になった方はその茨木の議員の方と、
自民党の議員の方と、福島ステークホルダー調整協議会の方だったんですけれども、
伊達市の職員の方にちょっと調べていただいたところ、
共催でJA伊達みらいとか、伊達市の教育委員会とかが入っているのは、
伊達市に小学生が来るのであれば、
で、桃の食べ放題とかをするのであれば、ま、自然に後援に入るというだけで、
「多分、ほとんどかかわっていないんじゃないか」という事でしたね。
伊達市の方がおっしゃるには。
まあ、主催の方と共催の方が中心なんだろうという事で、そういうお話でした。
上杉:
なるほど。
実は、昨日、おとといですか、
伊達市、JA伊達が、明確にこれを否定しましたよね。
マコ:はい
上杉:
「全く知らない」と、
「聞いたこともない」と
要するに、「勝手に名前を使われた」と言っているんですが、
これも大きな問題ですよね。
マコ:
大きな問題ですね、後援って入っていますからね。
やっぱりそうだったんですね。
聞いていただいたんですけれども、あんまり知らない人が多かったんで、
伊達市の職員の方も知らない人が
上杉:
先週JA伊達が発表していました。
そしてこの、福島ステークホルダー調整協議会、これが主催なんですが、
これが全然耳慣れない団体なんですが、これは、マコさんはなんか調べたりしたんですか?
マコ:今年度の5月から発足していまして、
上杉:今年度?今年ですか?
マコ:
はい、今年です。平成24年度から。
まあ、放射線、放射能全般に関わるより正確な認識共用プロジェクト。
で、さっき言った「心の除染」をするための団体なんですね。
お金の出どころは、内閣府の新しい公共支援事業交付金を使っていまして、
福島県が地域の問題解決の新しい仕組みを作るためにいろんな団体を募集していて、
そこで、第一次の募集で入ってきたところなんですね。
家族のリスクマネジメント勉強会をあちこちで開いておられて、
これは、福島県外でも、千葉や神奈川とかあちこちで開いておられるんですけれど、
それがメインで「心の除染」をされるという事なんですが、
ちょっと、こう、引っ掛かったのが、
その…住所が田村市にあるんですね。
この福島ステークホルダー調整協議会が。
その事務局長の方が、「たむらと未来の子供を守る会」の副代表もされていて(半谷輝己)
その方があちこち講演もされていて、で、この方の動き。
「たむらの未来と子どもを守る会」が「ステークホルダー調整協議会」に発展したという形なんですね。
で、ちょっと不安だなと思ったのが、
その半谷輝己さんとおっしゃる事務局長のかたなんですけれども、
考え方が、今年の3月にドイツのシュピーゲル誌のインタビューに答えていらっしゃるんですけれど、
「10マイクロシーベルト/hまで大丈夫だ」っていう事をおっしゃっているんですね。
上杉:10マイクロシーベルト/hって…ちょっと高くないですか?いくらなんでも
マコ:
高いですね。
国の除染基準が0.23マイクロシーベルト/hなので、
それを考えると非常に高いと思います。
上杉:福島でも10マイクロシーベルト/hいっているところはそんなにないですよね。
マコ:ないですね、現段階で。人が住んでいるところで10出しているところはないです。
上杉:
郡山ですら、0.5~0.9でだいたいそうですし、
後、20キロ圏内の、最近私が行ってきたところではゴルフ場があるんですが、
7キロのところに。
そこですら、5~6なんですよね。毎時マイクロシーベルトが。
マコ:高いですね。
上杉:
ええ、高いですけれ素も10っていうとその倍ですから、
もう本当に避難区域の内側のさらに5~6キロぐらいじゃないかと、
ま、地形によって全然違いますけれども。
マコ:
そうですね。
で、その10マイクロシーベルト/hを木造建屋の遮蔽率で計算すると、
一年で50ミリ超えるので、
上杉:被ばく線量が、
マコ:はい、外部被ばく線量が。随分高いと思います。
上杉:ちょっと、そういう人がそういう判断をされるというのは、どうも…
マコ:ちょっと怖いですね
上杉:はい。
マコ:
「たむらの子どもの未来を守る会」の副代表や、
リスクマネジメント勉強会の講師をやっておられるっていうのは、
ちょっと、これは調べていて驚きました。
上杉:
繰り返しこの番組でも言っていますけれど、決してその安全だ危険だという論理ではなくて、
もし安全だ、危険だと両方あるんなら、
どちらかというと「安全だ」って言っていてそこにしたがうと、
将来危険だった場合取り返しがつかないですけれど、
ま、予防的に「危険だ」と思っていた方が、安全だったら、
「デマやろう」と「笑いごと」で済むんですから、そっちの方が全然いいわけですからね。
その両方があるのが一番いいんですけれど、
今回の場合この「ピーチプロジェクト」は、
片方の場合に完全に舵を切り過ぎちゃっているという事で、
さすがに厳しかったという事がこのジュニアを、
ピーチプロジェクトジュニア茨木の5,6年生は中止になったという事だと思うんですが、
ただ、そうは言ってもこういうふうな世論というか、
それは、圏内のみならず、日本全体ではこれが主流ですよね。
マコ:そうです。県内メチャクチャ主流ですよ。
上杉:福島県内ですか?
マコ:はい
上杉:やっぱりそうですか
マコ:
同じように去年の3月に飯館村で
「10マイクロシーベルト/hまで子どもが外で遊べる」という説明会をされた
高村昇先生という、長崎大学から来られた先生がいらっしゃるんですけれど、
彼はまだ、福島県の放射線リスクアドバイザーに入っているんです。
で、先月の末、福島民報のQ&Aにも答えていて、
「線量大丈夫ですか?」っていう質問に対して、
「インドなどの自然環境放射線が高いところでは、
健康被害が出ずにみんな健康に暮らしているので、福島県ぐらいだったら大丈夫だ」
っていう回答をされていたんで、
「まだこの話が新聞に載るか…」って思って
上杉:すごいですね。
一番、やっぱり正直な答え、誠実な答えっていうのは、
基本的に危険か安全か?っていう時に、本当に分かっていることは「よく分からない」というのが、
やっぱり、これが誠実ですよね。
これはもう、去年の3月から、そういうふうにいう人達は
「よく分からないから、とりあえず安全性を担保しよう」ということで、
やっぱり疑惑の危険性というのは子どもたちだったら、
将来大人になってから出てくる可能性もあるし、
それは、長崎・広島の事を見ていても分かるとおり、あとから出てきて
「あ、ごめんね」じゃ済まない話ですから、
マコ:
もう、「自然環境放射線が高い」っていうお話をよくされるかたがいらっしゃるんですけど、
生態学の先生にお話しを伺うと、
「長年地域の環境に慣れて、何世代も何世代も暮らしてきたものと、
突然自然環境放射線が高くなったものは、全く比較ができなくて、
その環境に適応した変化をしていっているので、それは全く比較にならない」と。
「たとえば赤道直下で暮らしている人をエスキモーの村に連れて行って、
『ここは人間が暮らせる環境です』って言っても、
『健康被害が出ません、影響が出ません』と言っても無理な話なんです」
という事を言われて、確かに、そうだと思いました。
上杉:
分かりやすい話ですね。
あとよく言うのが、
「東京―ニューヨーク間」とか「なになに―ニューヨーク間での飛行機での被爆を考えれば」と
ありますけど、あれは内部被ばくの事を全く無視したいい方ですよね、一つには。
マコ:
はい、で、そのうえ客室乗務員やパイロットも年間被ばく限度が定められているので、
全く安全という比較にはならないですね。
上杉:
そうですね、だから彼ら、彼女たちも乗る回数というのが限定されて、
コントロールされているわけですから、
で、ただそういうふうに言ってもその中で暮らしている人がいるのは事実で、
特にマコさんは飯館村の方の取材というか、取材でいろんな話を聞いているんですが、
今回のこの、全体的にこの数日間というか数週間においてですね、
こういうふうな「ピーチプロジェクト」もそうですけれど、
放射線の危険性、安全性という意味では、
住民が若干、その分断されたような気もするんですが、今年。
そのあたりは認識というのは変わったんですか?それとも「あきらめ」みたいなのが出たりとか、
マコ:
あー、…いや、住民の方々ですか?
「あきらめ」というのは去年からすごいんですけれども、
本当に切羽詰まってこられた方が増えたなっていう印象はあります。
悲しいですけど、ニュースになりませんが若い方の自殺も聞きますね。
上杉:
昨年の3月には、大手の新聞なども農家の方の自殺などを取り上げていたんですが、
報道協定で、自殺報道協定というのができてしまって
マコ:えーっ!なんですか?それ?
上杉:
基本的に取り上げるとそれを呼び水として呼ぶんでというんで、
特に自殺の報道はされなくなりました。
ですから数とは別に、もっと見えない数があると思うんですが、
いずれにしてもそういうふうな現実から目をそらして、政府行政がそういう対応をするっていう事は、
結果的として、長い目で見た場合、住民に対する裏切り行為に他ならないですから、
こういう「ピーチプロジェクト」今日お話いただいた、これなどについてはやはり監視の目。
そして私自身はマコさんがニューズログでこの記事を書いた、
そしてその影響でいったん中止になっていると思うんですね。
やっぱりいろんな事を発表していって、監視の目を緩めないというのは、
これはマコさんがやるというんではなくて、
出来る人がどんどんやって行くというのは必要かなというふうにも思っています。
今回は、「ピーチプロジェクト」を中心に、
一年ぶりに登場いただいたおしどりマコさんの、レポートというか、報告だったんですが、
次回、来週はここにケンさんも加わって、
1年間、どんな感じで原発、放射能の問題が
福島県内のみならず日本に広がって行ったのかというところをお知らせいただきたいと思います。
上杉隆でした。
福島ステークホルダー調整協議会事務局長
「たむらと未来の子供を守る会」の副代表
半谷輝己さんについて
18:38
上杉:
これはですね、ちょっとしゃべり足りないという事で、
放送にのりませんがポストキャストのみの特別バージョンという事で
ニュースの見方特別編、マコケンスペシャルという事で、いいたいこと言って下さい、このさい。
20:11
マコ:
さっき、「ピーチプロジェクト」の話が出たから、その話の続きがしたいなと思って、
「ピーチプロジェクト」の中心になってやっていらした福島ステークホルダー調整協議会の方が、
「10マイクロシーベルト/hまで大丈夫」とおっしゃる根拠を知りたいなと思って、、
その方が、どこでそういう放射線の事や被ばくのこととか
そういう物理のことを勉強されたのかな?と思って、ちょっと経歴を拝見したんですけれども、
そうすると、ま、大学でもなく、
お仕事は塾の講師をされていて、そういうお仕事でもなく、
しかし、伊達氏の放射線アバイザーもその方はされているんですね。
で、なぜ放射線アドバイザーになっているのか?っていうところが、
「放射線安全フォーラム」っていうのに属されているんですね。
経歴の中に放射線管理はそれだけだったんですよ。
放射線安全フォーラムという。
上杉:じゃあ、専門家でも何でもないんじゃないですか?
マコ:
とは思いますけれども、勉強はされたということで、
で、その放射線安全フォーラムの副理事長が、
このオンエアの時に決まっているかどうか分かりませんけれども、
田中俊一さんという、規制委員会の人事案で上がっている方なんですね。
上杉:国会の人事案でも、…通る直前ですかね?
マコ:
で、放射線安全フォーラムで、その田中俊一さんも半谷輝己さんという、
福島ステークホルダー調整協議会の事務局長と同じ、
伊達市の放射線アドバイザーをされているんです。
除染アドバイザーを。
なので、
「放射線安全フォーラムというところが、アドバイザーをあっちこっちに送っていらっしゃるのかな?」
と思って放射線安全フォーラムを調べてみたんですよ。
で、放射線安全フォーラム、
皆さんもインターネットで見られるので、良かったら調べてみて下さい。
そこの理事長コラムが、結構最強なんですよ。
ケン:すごい読みふけってたね
マコ:ヒャァ~!Σ(゚Д゚ノ)ノ って思って、あ、こりゃ面白いみたいな
上杉:どんなコラムなの?
マコ:
えーっとね、ちょっといくつか言いますね。
放射線安全フォーラムというのは
「放射線が安全だ」という事を認識していただきたいと思っている方々で、
ちょっと、特筆すべきだったのが、そこの理事長コラムの
「文科省副読本に驚く」っていう、そのコラムがちょっと興味深くて、
文科省の副読本の記述がとても看過できないと。
「このような表現をすると、国民の多くが放射線嫌悪症や放射線過敏症に追い込むだろう」と
で、ここから原文をそのまま読みますね。
「ICRP(がALARAの精神を強調するの)は本当に罪深いと思うが、
それ以上に憤慨を覚えるのは、深く考えることもせずにその勧告をそのまま受け入れるという、
この国の制度設計の監視役とそれに協力している“御用学者”の意識と能力の低さである」
って書いてあるんですよ。
なんか、「そういう意味で“御用学者”っていう言葉をお使いになるのね」って思って、
上杉:
一般の人達、海外のジャーナリストも含めて、”御用学者”っていう言い方は
日本の場合は「安全性」を言う人なんですけれど、
その人ですら、その理事長から見ると危険性を言うとw
マコ:
そうなんです。ICRPも危険顔で罪深いし、
それを深く考えずに受け入れている日本の学者たちも“御用学者”だ!
っていう考え方なんです。
上杉:
ICRPっていうのは、これは決して放射能の危険性を言う団体じゃなくて、
むしろ安全性をその団体が言っていると思われているところがあるんですよね。
そのICRPを批判して、なお、「もっと浴びろ」と。
簡単に言ってしまうと。そういう事なんですよね。
マコ:はい。
上杉:すごいですね、それは
マコ:
ちょっと驚きますよね。
ま、理事長がそういうお考えで、
で、そこの副理事長が今回原子力規制委員長の人事案に上がっているっていうのは、
やっぱりちょっと、恐ろしい事だなと、
改めてその放射線安全フォーラムを調べて思いましたね。
上杉:なるほど。
やっぱりそれ、陰謀論には与するつもりはないんですけど、
本当に国とか政府とか、いわゆる原子力ムラというなかで、
組織的にある意味こういう意味でのスピンコントロールというか
そういう全体的なメディアコントロールも含めたものもやっているんじゃないか?
っていうふうに考えざるを得ないような人事ですよね。
で、それはずっと、マコさんケンさんは直面していると思うんですけど、
あとその中では何か?最近の活動の中では言うべきことはありますか?
24:53
放射線安全フォーラムhttp://www.rsf.or.jp/index.htm
理事長コラムhttp://www.rsf.or.jp/column/index.html
文科省の“放射線副読本”に驚く 加藤和明 2011年10月24日
http://www.rsf.or.jp/column/column120123.html
赤い羽根共同募金から多額の助成金をもらって「放射能は怖くない」と洗脳講演
こんな大きな問題につながるとは思っていませんでした。
上記のブログからは高校生の顔写真など、不要な部分は削除しました。
もう、赤い羽根共同募金だけの問題ではありません。
日本の国家が腐っています。
野田は「福島第一原子力発電所の収束宣言」「大飯原発再稼働」の悪事に加え
今度は「原子力規制委員長に田中俊一」を自己の判断で勝手に決めるというのでしょうか。
狂っています(╬◣д◢)!
総理の権限のみで「原子力規制委員会」任命される見通し9/5報道ステ(内容書き出し)
赤い羽根共同募金から助成金をもらって学校を回って子どもに講演している半谷輝己という人。
そして、
大阪の子どもを福島に連れて行って桃の食べ放題をする「ピーチプロジェクト」という企画。
ずっと気になっていましたが、中止になったという事でこのブログには書きませんでした。
でも、
今日聞いたこの上杉氏とマコさんのラジオでそれらが全て一本の線に繋がりました。
赤い羽根共同募金からの助成金と
地域づくり総合支援事業(地域共同モデル支援事業)福島ステークホルダー調整協議会。
もしかしたら、両方から助成金をもらっていますか?
私が
赤い羽根共同募金から多額の助成金をもらって「放射能は怖くない」と洗脳講演の
ブログを書いた時に思ったことは
この時高校生の前で講師をしていた半谷輝己という人物このとよりも、
赤い羽根共同募金というあまりにも有名な団体が
全国の人々からの善意から募金されたお金を、たいした審査もせずに(審査してOKだったのかもしれないけど、)
今後、人体の危険に関係のある無責任な内容の講演をしている人に
多額の助成金をしたことに対する抗議の気持ちがありました。
昔から誰もが募金したことのある、赤い羽根から助成を受けているということであれば、
内容をよく知らずとも赤い羽根の名前を信用し、
その人の事を信じて講師として呼んでしまう事はおおいにあると思います。
つまり、この大きな赤い羽根という団体(私もずっと募金していたから)に考え直してもらいたいと、
人々の募金を有効に使っていただきたいという思いからでした。
でも、その後、いろいろと自分で調べて分かってきたことと、今回のこのラジオを聞いて、
半谷輝己という人間にもかなり大きな問題があることが分かりました。
詐欺のようでもあり、オウムのような新興宗教のようでもあり、
このような人物をそのまま放置していていいのか?法治国家としていいのか?
そう思いましたので、内容を書き出しました。
そして・・・それだけではありませんでした。
半谷輝己という人以上に日本の未来を左右する人物の名前が!!
田中俊一
原子力規制委員会委員長候補者。
さっきテレビのニュースで、
国会の決議をせずに「野田が勝手に決めるということになった」との報道を見ましたが、
その田中俊一が芋づる式にズルリと出てきましたw(゜o゜*)wマジ!?
これは大変なことかもしれません。
長いですが是非最後までお読みいただきたいと思います。
(書き出しは、上記の件に関してのお話しの部分だけです)
上杉隆 x おしどり 2012.09.05
オンザウェイ・ジャーナル 上杉隆 ニュースの見方
「ピーチプロジェクト」問題について
news-log マコさんの記事→ http://news-log.jp/archives/3230
放送9月5日 収録9月1日
01:15
上杉:
最近、ニューズログにマコさんも、ケンさんも参加してもらっていますが、
そこにUPされた記事に大変興味深い記事がありました。
マコ:なんでしょうか?
上杉:
ピーチプロジェクトという表題で。
これが実はアクセス数がものすごくあって、
まず「なんだろう?」と、ピーチプロジェクトって。
ということで、始めてお聞きになる方も、耳慣れない言葉だと思いますので、
ピーチプロジェクトってなにか?説明してもらってもいいですか?
マコ:
わかりました。
7月末に連絡を頂いて教えてもらったんですけれども、
大阪の、具体的にいうと茨木市の小学生の5,6年生を、
8月16日17日に福島県の伊達市に1泊2日で連れて行って、
「桃の食べ放題をしたり、除染プラザを見学しましょう」というプロジェクトなんです。
上杉:伊達市というと原発から50kmぐらいですかね?
マコ:そうですね、飯館村の北ですね。
上杉:そこに、大阪の子どもたちをわざわざ連れて行くんですか?
マコ:そうなんです。
上杉:何の目的でそういう事をするんですか?
マコ:ま、目的は「子どもたちから元気をもらおう!SAVE福島」と、チラシには書いてあるんですね。
上杉:え…っと
子どもたちから元気をもらうにしても別に福島に来てもらわなくてもいいんじゃないでしょうか?
マコ:
そうなんですよ。
で、そのスケジュールを見ますと、1日目も2日目も除染情報プラザに行くんですよ。
で、その1日目のお昼に桃の食べ放題をして、というかたちで、
その主催は福島ステークホルダー調整協議会というところがやっておりまして、
で、その福島ステークホルダー調整協議会というのを調べますと、
通称「心の除染プロジェクト」というのをやっていまして、
「放射性物質に関する事から安心を広げていこう!」というプロジェクトをやっているんですね。
まァ、
桃の安全性をいろいろと広げるために、子どもたちを読んで食べさせようというプロジェクトだそうで、
上杉:
桃を食べるのは別に悪いことじゃないですけど、
えー、ただ、わざわざ「大阪から子どもたちを」というところで疑問に残るのは、
果物って意外とセシウムを含めて吸い上げやすいですよね。
マコ:そうなんですよね
上杉:
そういう事と同時に、福島の除染が完璧に済んでいるか?というと、
まだそうではないですよね。
マコ:そうなんです。
上杉:
そこのに点からもそうなんですけれど、なんか、いまいちチョット分かりにくいのは、
わざわざ、そういうふうな遠くから福島に一泊二日で連れてくるっていうのは、
「ちょっとどうなのかな?」と。
マコ:
その話を聞いた後に、すぐにその話を伊達やいわきや飯館や南相馬の人に
「この話を知ってる?」っていろいろ聞いたり電話して取材をしたんですけど、
小学生のお子さんがいらっしゃるお母さんとかがおっしゃるには、
「大阪の子どもを福島に連れてきて桃の食べ放題をさせるより、
福島の小学生を汚染されていない地域に連れて行って、果物の食べ放題をさせてくれ」と。
「同じお金を使うのなら、なぜそれをやってくれないんだ」というふうにおっしゃっておられる方が、
非常に多かったです。
上杉:
そうですよね、
私もこの話を海外のジャーナリストに話をしたら、
みんな絶句していましたからね。
絶句するのと、要するに逆に聞き間違えたと思って、逆だと、
今マコさんが言ったように思ったんですよ。
「福島の子どもたちをいわゆる外で」と。
「そうじゃなくて、逆だ」って言ったら、本当に驚いていたのと、
後、今これ収録しているのは実は、9月1日なんですが、
今ちょうどIPPEMWの医師たちがですね、
80年代に半ばですか?ノーベル平和賞をとっている団体ですが、
そのお医者さんのグループが日本全国に来て、福島の方にも何人も入っていますけれど、
やはり、その福島を含めて日本の政策というのは人体実験じゃないですけれど、
「全く世界のやり方と逆行しているんじゃないか」と。
ようするに、「内部被ばくの危険性を甘く見ているんじゃないか」と、
声明というか、会見で発表しましたよね。
そうすると、そういう観点からも世界から、
若干このプロジェクトというのは逆の方向を見ているんじゃないかと。
マコさんの指摘までほとんど出ていませんでしたけれど、
どうですか?この辺の反応は
マコ:
そうですね、
そのいろいろとお聞きした時に、農家の方達にもお話を伺ったんですけれど、
「確かに基準値以下の物でも、福島産のものは売れないという現実もあるので、
やっぱり生活が大変なんで福島の農産物が沢山売れて欲しい。
買っていただきたいっていう思いもあるけれども、
でも、それを払しょくするために、小学生の自分の子供に食べ放題をさせて
「安全です」っていうアピールはさせたくないので、子どもは本当に使って欲しくないし、
もしそれを本当にやるなら、大阪から子どもを呼んだりするのではなく、
去年「大丈夫だ」って言った官僚の方々のお孫さんとか子どもさんにやっていただいたら、
一番効果的なんじゃないか」って言っていましたね。
上杉:
そういう気持ちになりますよね。
あとやっぱりこれは「桃を食べる」って言った事じゃないんですね、問題は。
桃は食べてもいいと思うんですよ、福島の。
私も実は福島の桃は随分食べています。
これは福島に行った時も、ゴルフ場に行った時もそうですけど、
それは自分の判断で、そして、自分の判断と同時にこの部分は大丈夫だ、
「大丈夫だ」という農家、それから現在の調査。
これをある程度信じて食べているわけですが、
これは私の判断ですよね、大人たちの判断。
でも子どもはそういう判断はできていない訳ですから、
ちょっとその「子どもっていうのは違うんじゃないかな」っていう声が大きいのはそうだと思うんですよね。
で、このピーチプロジェクトは結局中止になったと、
マコさんのニューズログでのことなんですが、
中止になったという事でいいんですか?
マコ:そうです。
で、小学生を連れていくのは中止にして、私が調べた段階では。
それを、大人か大学生を福島県の伊達市に連れて行って、
桃の食べ放題をしてもらおうかというところまでは、うかがいました。
上杉:・・・という事は、まだプロジェクト自体は続いているという事ですよね。
マコ:
いや、それは結果的にどうなったかまでは調べきれていないんですけど、
食べ放題が実行されたかどうか?というのは分からないです。
上杉:
今、ニューズログのマコさんのページを開いているんですが、
いったい誰がこんなことを考えたのか?というのが、根底の疑問にあるんですけれど、
主催を見ると「福島ステークホルダー調整協議会」という名前で、
そして後援にはですね、
「福島県生活環境部除染対課」だからこれは県ですよね。
マコ:県ですね。
上杉:
それから、「伊達市教育委員会」。そしてもうひとつが「JA伊達みらい」
そして共催に「茨木市」茨木って大阪ですね。
マコ:はいそうです。大阪
上杉:
「茨木市議会会派自由民主党」となってですね、「絆」ですね。
これの人達は、これそれぞれ、どういう意図。っていうのも変ですけれど、
最初にマコさんがおっしゃったように安全性をアピールするためにこういう事を考えたっていう事ですかね?
マコ:
えーっと、まあ、中心になった方はその茨木の議員の方と、
自民党の議員の方と、福島ステークホルダー調整協議会の方だったんですけれども、
伊達市の職員の方にちょっと調べていただいたところ、
共催でJA伊達みらいとか、伊達市の教育委員会とかが入っているのは、
伊達市に小学生が来るのであれば、
で、桃の食べ放題とかをするのであれば、ま、自然に後援に入るというだけで、
「多分、ほとんどかかわっていないんじゃないか」という事でしたね。
伊達市の方がおっしゃるには。
まあ、主催の方と共催の方が中心なんだろうという事で、そういうお話でした。
上杉:
なるほど。
実は、昨日、おとといですか、
伊達市、JA伊達が、明確にこれを否定しましたよね。
マコ:はい
上杉:
「全く知らない」と、
「聞いたこともない」と
要するに、「勝手に名前を使われた」と言っているんですが、
これも大きな問題ですよね。
マコ:
大きな問題ですね、後援って入っていますからね。
やっぱりそうだったんですね。
聞いていただいたんですけれども、あんまり知らない人が多かったんで、
伊達市の職員の方も知らない人が
上杉:
先週JA伊達が発表していました。
そしてこの、福島ステークホルダー調整協議会、これが主催なんですが、
これが全然耳慣れない団体なんですが、これは、マコさんはなんか調べたりしたんですか?
マコ:今年度の5月から発足していまして、
上杉:今年度?今年ですか?
マコ:
はい、今年です。平成24年度から。
まあ、放射線、放射能全般に関わるより正確な認識共用プロジェクト。
で、さっき言った「心の除染」をするための団体なんですね。
お金の出どころは、内閣府の新しい公共支援事業交付金を使っていまして、
福島県が地域の問題解決の新しい仕組みを作るためにいろんな団体を募集していて、
そこで、第一次の募集で入ってきたところなんですね。
家族のリスクマネジメント勉強会をあちこちで開いておられて、
これは、福島県外でも、千葉や神奈川とかあちこちで開いておられるんですけれど、
それがメインで「心の除染」をされるという事なんですが、
ちょっと、こう、引っ掛かったのが、
その…住所が田村市にあるんですね。
この福島ステークホルダー調整協議会が。
その事務局長の方が、「たむらと未来の子供を守る会」の副代表もされていて(半谷輝己)
その方があちこち講演もされていて、で、この方の動き。
「たむらの未来と子どもを守る会」が「ステークホルダー調整協議会」に発展したという形なんですね。
で、ちょっと不安だなと思ったのが、
その半谷輝己さんとおっしゃる事務局長のかたなんですけれども、
考え方が、今年の3月にドイツのシュピーゲル誌のインタビューに答えていらっしゃるんですけれど、
「10マイクロシーベルト/hまで大丈夫だ」っていう事をおっしゃっているんですね。
上杉:10マイクロシーベルト/hって…ちょっと高くないですか?いくらなんでも
マコ:
高いですね。
国の除染基準が0.23マイクロシーベルト/hなので、
それを考えると非常に高いと思います。
上杉:福島でも10マイクロシーベルト/hいっているところはそんなにないですよね。
マコ:ないですね、現段階で。人が住んでいるところで10出しているところはないです。
上杉:
郡山ですら、0.5~0.9でだいたいそうですし、
後、20キロ圏内の、最近私が行ってきたところではゴルフ場があるんですが、
7キロのところに。
そこですら、5~6なんですよね。毎時マイクロシーベルトが。
マコ:高いですね。
上杉:
ええ、高いですけれ素も10っていうとその倍ですから、
もう本当に避難区域の内側のさらに5~6キロぐらいじゃないかと、
ま、地形によって全然違いますけれども。
マコ:
そうですね。
で、その10マイクロシーベルト/hを木造建屋の遮蔽率で計算すると、
一年で50ミリ超えるので、
上杉:被ばく線量が、
マコ:はい、外部被ばく線量が。随分高いと思います。
上杉:ちょっと、そういう人がそういう判断をされるというのは、どうも…
マコ:ちょっと怖いですね
上杉:はい。
マコ:
「たむらの子どもの未来を守る会」の副代表や、
リスクマネジメント勉強会の講師をやっておられるっていうのは、
ちょっと、これは調べていて驚きました。
上杉:
繰り返しこの番組でも言っていますけれど、決してその安全だ危険だという論理ではなくて、
もし安全だ、危険だと両方あるんなら、
どちらかというと「安全だ」って言っていてそこにしたがうと、
将来危険だった場合取り返しがつかないですけれど、
ま、予防的に「危険だ」と思っていた方が、安全だったら、
「デマやろう」と「笑いごと」で済むんですから、そっちの方が全然いいわけですからね。
その両方があるのが一番いいんですけれど、
今回の場合この「ピーチプロジェクト」は、
片方の場合に完全に舵を切り過ぎちゃっているという事で、
さすがに厳しかったという事がこのジュニアを、
ピーチプロジェクトジュニア茨木の5,6年生は中止になったという事だと思うんですが、
ただ、そうは言ってもこういうふうな世論というか、
それは、圏内のみならず、日本全体ではこれが主流ですよね。
マコ:そうです。県内メチャクチャ主流ですよ。
上杉:福島県内ですか?
マコ:はい
上杉:やっぱりそうですか
マコ:
同じように去年の3月に飯館村で
「10マイクロシーベルト/hまで子どもが外で遊べる」という説明会をされた
高村昇先生という、長崎大学から来られた先生がいらっしゃるんですけれど、
彼はまだ、福島県の放射線リスクアドバイザーに入っているんです。
で、先月の末、福島民報のQ&Aにも答えていて、
「線量大丈夫ですか?」っていう質問に対して、
「インドなどの自然環境放射線が高いところでは、
健康被害が出ずにみんな健康に暮らしているので、福島県ぐらいだったら大丈夫だ」
っていう回答をされていたんで、
「まだこの話が新聞に載るか…」って思って
上杉:すごいですね。
一番、やっぱり正直な答え、誠実な答えっていうのは、
基本的に危険か安全か?っていう時に、本当に分かっていることは「よく分からない」というのが、
やっぱり、これが誠実ですよね。
これはもう、去年の3月から、そういうふうにいう人達は
「よく分からないから、とりあえず安全性を担保しよう」ということで、
やっぱり疑惑の危険性というのは子どもたちだったら、
将来大人になってから出てくる可能性もあるし、
それは、長崎・広島の事を見ていても分かるとおり、あとから出てきて
「あ、ごめんね」じゃ済まない話ですから、
マコ:
もう、「自然環境放射線が高い」っていうお話をよくされるかたがいらっしゃるんですけど、
生態学の先生にお話しを伺うと、
「長年地域の環境に慣れて、何世代も何世代も暮らしてきたものと、
突然自然環境放射線が高くなったものは、全く比較ができなくて、
その環境に適応した変化をしていっているので、それは全く比較にならない」と。
「たとえば赤道直下で暮らしている人をエスキモーの村に連れて行って、
『ここは人間が暮らせる環境です』って言っても、
『健康被害が出ません、影響が出ません』と言っても無理な話なんです」
という事を言われて、確かに、そうだと思いました。
上杉:
分かりやすい話ですね。
あとよく言うのが、
「東京―ニューヨーク間」とか「なになに―ニューヨーク間での飛行機での被爆を考えれば」と
ありますけど、あれは内部被ばくの事を全く無視したいい方ですよね、一つには。
マコ:
はい、で、そのうえ客室乗務員やパイロットも年間被ばく限度が定められているので、
全く安全という比較にはならないですね。
上杉:
そうですね、だから彼ら、彼女たちも乗る回数というのが限定されて、
コントロールされているわけですから、
で、ただそういうふうに言ってもその中で暮らしている人がいるのは事実で、
特にマコさんは飯館村の方の取材というか、取材でいろんな話を聞いているんですが、
今回のこの、全体的にこの数日間というか数週間においてですね、
こういうふうな「ピーチプロジェクト」もそうですけれど、
放射線の危険性、安全性という意味では、
住民が若干、その分断されたような気もするんですが、今年。
そのあたりは認識というのは変わったんですか?それとも「あきらめ」みたいなのが出たりとか、
マコ:
あー、…いや、住民の方々ですか?
「あきらめ」というのは去年からすごいんですけれども、
本当に切羽詰まってこられた方が増えたなっていう印象はあります。
悲しいですけど、ニュースになりませんが若い方の自殺も聞きますね。
上杉:
昨年の3月には、大手の新聞なども農家の方の自殺などを取り上げていたんですが、
報道協定で、自殺報道協定というのができてしまって
マコ:えーっ!なんですか?それ?
上杉:
基本的に取り上げるとそれを呼び水として呼ぶんでというんで、
特に自殺の報道はされなくなりました。
ですから数とは別に、もっと見えない数があると思うんですが、
いずれにしてもそういうふうな現実から目をそらして、政府行政がそういう対応をするっていう事は、
結果的として、長い目で見た場合、住民に対する裏切り行為に他ならないですから、
こういう「ピーチプロジェクト」今日お話いただいた、これなどについてはやはり監視の目。
そして私自身はマコさんがニューズログでこの記事を書いた、
そしてその影響でいったん中止になっていると思うんですね。
やっぱりいろんな事を発表していって、監視の目を緩めないというのは、
これはマコさんがやるというんではなくて、
出来る人がどんどんやって行くというのは必要かなというふうにも思っています。
今回は、「ピーチプロジェクト」を中心に、
一年ぶりに登場いただいたおしどりマコさんの、レポートというか、報告だったんですが、
次回、来週はここにケンさんも加わって、
1年間、どんな感じで原発、放射能の問題が
福島県内のみならず日本に広がって行ったのかというところをお知らせいただきたいと思います。
上杉隆でした。
福島ステークホルダー調整協議会事務局長
「たむらと未来の子供を守る会」の副代表
半谷輝己さんについて
18:38
上杉:
これはですね、ちょっとしゃべり足りないという事で、
放送にのりませんがポストキャストのみの特別バージョンという事で
ニュースの見方特別編、マコケンスペシャルという事で、いいたいこと言って下さい、このさい。
20:11
マコ:
さっき、「ピーチプロジェクト」の話が出たから、その話の続きがしたいなと思って、
「ピーチプロジェクト」の中心になってやっていらした福島ステークホルダー調整協議会の方が、
「10マイクロシーベルト/hまで大丈夫」とおっしゃる根拠を知りたいなと思って、、
その方が、どこでそういう放射線の事や被ばくのこととか
そういう物理のことを勉強されたのかな?と思って、ちょっと経歴を拝見したんですけれども、
そうすると、ま、大学でもなく、
お仕事は塾の講師をされていて、そういうお仕事でもなく、
しかし、伊達氏の放射線アバイザーもその方はされているんですね。
で、なぜ放射線アドバイザーになっているのか?っていうところが、
「放射線安全フォーラム」っていうのに属されているんですね。
経歴の中に放射線管理はそれだけだったんですよ。
放射線安全フォーラムという。
上杉:じゃあ、専門家でも何でもないんじゃないですか?
マコ:
とは思いますけれども、勉強はされたということで、
で、その放射線安全フォーラムの副理事長が、
このオンエアの時に決まっているかどうか分かりませんけれども、
田中俊一さんという、規制委員会の人事案で上がっている方なんですね。
上杉:国会の人事案でも、…通る直前ですかね?
マコ:
で、放射線安全フォーラムで、その田中俊一さんも半谷輝己さんという、
福島ステークホルダー調整協議会の事務局長と同じ、
伊達市の放射線アドバイザーをされているんです。
除染アドバイザーを。
なので、
「放射線安全フォーラムというところが、アドバイザーをあっちこっちに送っていらっしゃるのかな?」
と思って放射線安全フォーラムを調べてみたんですよ。
で、放射線安全フォーラム、
皆さんもインターネットで見られるので、良かったら調べてみて下さい。
そこの理事長コラムが、結構最強なんですよ。
ケン:すごい読みふけってたね
マコ:ヒャァ~!Σ(゚Д゚ノ)ノ って思って、あ、こりゃ面白いみたいな
上杉:どんなコラムなの?
マコ:
えーっとね、ちょっといくつか言いますね。
放射線安全フォーラムというのは
「放射線が安全だ」という事を認識していただきたいと思っている方々で、
ちょっと、特筆すべきだったのが、そこの理事長コラムの
「文科省副読本に驚く」っていう、そのコラムがちょっと興味深くて、
文科省の副読本の記述がとても看過できないと。
「このような表現をすると、国民の多くが放射線嫌悪症や放射線過敏症に追い込むだろう」と
で、ここから原文をそのまま読みますね。
「ICRP(がALARAの精神を強調するの)は本当に罪深いと思うが、
それ以上に憤慨を覚えるのは、深く考えることもせずにその勧告をそのまま受け入れるという、
この国の制度設計の監視役とそれに協力している“御用学者”の意識と能力の低さである」
って書いてあるんですよ。
なんか、「そういう意味で“御用学者”っていう言葉をお使いになるのね」って思って、
上杉:
一般の人達、海外のジャーナリストも含めて、”御用学者”っていう言い方は
日本の場合は「安全性」を言う人なんですけれど、
その人ですら、その理事長から見ると危険性を言うとw
マコ:
そうなんです。ICRPも危険顔で罪深いし、
それを深く考えずに受け入れている日本の学者たちも“御用学者”だ!
っていう考え方なんです。
上杉:
ICRPっていうのは、これは決して放射能の危険性を言う団体じゃなくて、
むしろ安全性をその団体が言っていると思われているところがあるんですよね。
そのICRPを批判して、なお、「もっと浴びろ」と。
簡単に言ってしまうと。そういう事なんですよね。
マコ:はい。
上杉:すごいですね、それは
マコ:
ちょっと驚きますよね。
ま、理事長がそういうお考えで、
で、そこの副理事長が今回原子力規制委員長の人事案に上がっているっていうのは、
やっぱりちょっと、恐ろしい事だなと、
改めてその放射線安全フォーラムを調べて思いましたね。
上杉:なるほど。
やっぱりそれ、陰謀論には与するつもりはないんですけど、
本当に国とか政府とか、いわゆる原子力ムラというなかで、
組織的にある意味こういう意味でのスピンコントロールというか
そういう全体的なメディアコントロールも含めたものもやっているんじゃないか?
っていうふうに考えざるを得ないような人事ですよね。
で、それはずっと、マコさんケンさんは直面していると思うんですけど、
あとその中では何か?最近の活動の中では言うべきことはありますか?
24:53
放射線安全フォーラムhttp://www.rsf.or.jp/index.htm
理事長コラムhttp://www.rsf.or.jp/column/index.html
文科省の“放射線副読本”に驚く 加藤和明 2011年10月24日
http://www.rsf.or.jp/column/column120123.html
赤い羽根共同募金から多額の助成金をもらって「放射能は怖くない」と洗脳講演
こんな大きな問題につながるとは思っていませんでした。
上記のブログからは高校生の顔写真など、不要な部分は削除しました。
もう、赤い羽根共同募金だけの問題ではありません。
日本の国家が腐っています。
野田は「福島第一原子力発電所の収束宣言」「大飯原発再稼働」の悪事に加え
今度は「原子力規制委員長に田中俊一」を自己の判断で勝手に決めるというのでしょうか。
狂っています(╬◣д◢)!
総理の権限のみで「原子力規制委員会」任命される見通し9/5報道ステ(内容書き出し)
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- 汚染水「タンクに1000トンの水の圧がかかっているわけだろ? どう考えても穴があいてたらチョロチョロのわけはないなと。 この従業員の人の言うように、噴き出すよね」9/20大竹まことのゴールデンラジオ(文字起こし)参考あり
- 「停電の原因はネズミではなく2号機」という見方
- 「大本営の発表以来鳥肌が立ち私は80日間家に引きこもりをする事になりました」生井兵治氏1/26前口上(文字起こし)
- 赤い羽根共同募金とピーチプロジェクトと半谷輝己そして田中俊一が同じ線で繋がった9/1収録上杉隆&おしどりマコ(内容書き出し)
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- 福島原発作業員がすでに何百人も亡くなっているという東北大学医学部附属病院からの情報/元毎日新聞記者のブログより
- 文科省が連日公表してきた飯舘村の放射線量はでっち上げだった、他。
- 「避難所から退去を命じられた被災者・作業員死亡事故の真実」おしどりマコケンの5時に夢中2/3(動画&内容書き出し)
- 原発事故直後、政府が作成した「公表されなかった最悪のシナリオ」
- 補償もしない・保険も無い・金だけピンはね「偽装請負」ー原発労働者の実態ー
- 福島第一原発労働者の実態を撮影:小原一真(独ZDF)( 内容書き出し・参考あり)
コメント
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| 2012.09.06 09:40 | 編集
キーコさん、これは重要記事です。
私は最近、このステークホルダー関係者が、放射能への恐れに対して「心の除せん」が必要だ、という言葉を平気でいい募ってる事がほんとうに恐ろしいと思ってました。
つまり、洗脳ですよね。
ICRPの勧告でさえ甘くそれに準拠するのは御用学者と批判??
(;@_@)…国さえも危険側扱い???
ただこれは、極端な安全派を用意して政府を真ん中に据える、政府お得意の3つの選択にして、真ん中(政府)を選ばせようとする戦略なのかもしれませんが。
そうではなく本気で極右安全派なのか?いずれにせよ恐ろしい団体なのは確かですね。
ピーチプロジェクトの福丸議員のブログを見ると、福丸議員もこの団体と深く交流しているようですし、読者コメントにも半谷氏本人が読者を装ってなのか?団体の他のメンバーなのか?「心の除せん」という言葉を叫びながら、
不自然なくらい、エントリーごとに安全主張しています。バレバレです。
心の除せん。うまいこと思い付いたつもりなんでしょうか。私は彼等にキレイに洗われたくない。
私は最近、このステークホルダー関係者が、放射能への恐れに対して「心の除せん」が必要だ、という言葉を平気でいい募ってる事がほんとうに恐ろしいと思ってました。
つまり、洗脳ですよね。
ICRPの勧告でさえ甘くそれに準拠するのは御用学者と批判??
(;@_@)…国さえも危険側扱い???
ただこれは、極端な安全派を用意して政府を真ん中に据える、政府お得意の3つの選択にして、真ん中(政府)を選ばせようとする戦略なのかもしれませんが。
そうではなく本気で極右安全派なのか?いずれにせよ恐ろしい団体なのは確かですね。
ピーチプロジェクトの福丸議員のブログを見ると、福丸議員もこの団体と深く交流しているようですし、読者コメントにも半谷氏本人が読者を装ってなのか?団体の他のメンバーなのか?「心の除せん」という言葉を叫びながら、
不自然なくらい、エントリーごとに安全主張しています。バレバレです。
心の除せん。うまいこと思い付いたつもりなんでしょうか。私は彼等にキレイに洗われたくない。
Necoco | 2012.09.06 13:31 | 編集
>でも、それを払しょくするために、小学生の自分の子供に食べ放題をさせて「安全です」っていうアピールはさせたくないので、子どもは本当に使って欲しくない
後日その子どもの健康に異変が生じて、「やっぱりあの時、福島の果実を食べたせいではないか?」ということになったら、果実を作った側は言い訳できないわけですよ。
つまりは、農家を引きずり込んで除染利権の「共犯者」に仕立て上げる意図。
後日その子どもの健康に異変が生じて、「やっぱりあの時、福島の果実を食べたせいではないか?」ということになったら、果実を作った側は言い訳できないわけですよ。
つまりは、農家を引きずり込んで除染利権の「共犯者」に仕立て上げる意図。
ロッソ | 2012.09.07 12:03 | 編集
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| 2012.09.09 17:26 | 編集
そろいぶみ
安東量子 早野龍五 ジャック・ロシャール 半谷輝己
テレビユー福島
「福島で日常を暮らすために・番外編〜二度目の夏の主婦たち〜」
http://www.jibtv.com/video/video6.html?n=1&video=289849549002&autostart=1&vod=1
安東量子 早野龍五 ジャック・ロシャール 半谷輝己
テレビユー福島
「福島で日常を暮らすために・番外編〜二度目の夏の主婦たち〜」
http://www.jibtv.com/video/video6.html?n=1&video=289849549002&autostart=1&vod=1
ピーチプロジェクトの記事と、
それから樫田秀樹さんインタビュby岩上さんの記事を転載させてくださるようお願いいたします。
それから樫田秀樹さんインタビュby岩上さんの記事を転載させてくださるようお願いいたします。
「katsukoのブログ」 | 2016.03.06 12:33 | 編集