2023年8月22日 東京電力臨時記者会見
記者:
今回の処理水の放出に関しては、中国だけでなく国内でも他の国でも、やはり福島の魚、日本の魚を食べ続けて大丈夫なんだろうか?という疑問を持っている人たちが少なからずいるのを聞いています。
ここに今日簡易モニタリングの結果とか、いろんな数字を出される予定なことはわかったんですが、一般の消費者がどの数字を見て、どの数字の範囲だったら「これを食べ続けて安全なんだ」と言うことを判断すればいいんでしょうか?
松本:
まず、トリチウムの濃度、それから他の放射性物質の濃度に関しましても同じ基準なんですけれども、
日本の国内で言いますと、※※限度(特時報度限度?)というのが法令で定められています。
トリチウムでいいますと、60000ベクレル/リットル。
これは簡単にいいますと、「毎日2リットルの6万ベクレルの水を飲み続けたとしたら、年間の被ばく線量が1ミリシーベルトに達する」という量になります。
したがいまして私どもが放出している際のトリチウムの濃度で申し上げますと、
計画上は190ベクレルという状況でございますし、政府方針で決めた決めた1900ベクレルを下回っている事はもちろんですけれども、WHOの飲料基準であります10000ベクレル、それから法令さんの60000ベクレルに比べれば、十分に小さいというふうに思っています。
他方、先ほどご質問にあった通りに、今回の海域モニタリングエスとかORBS(オーブス)の中でトリチウムの濃度が表示されますけれども、そこには比較の基準として、WHOの10000ベクレルの線が引いてありますので、それよりも小さいということをもってその水の安全性という意味では確認できるのかなというふうには思います。
記者:
一部の環境団体などでは、生物学的な、放出による放射性物質の影響というのが十分なされていないんじゃないかという意見がありまして、それはトリチウムだけではなくて、セシウム、ストロンチウム90、ヨウ素などの影響についても十分な分析がなされていないんではないか?という意見も出ているんですが。
あと、発がん性のリスクへの影響という事についても懸念する声が出ているんですがこれに対して東電さんはどういうご意見なんでしょうか?
松本:
私どもは今回のアルプル処理水の海洋放出にあたっては、放射線環境影響評価っていうものをやりました。
今回放出予定のK4タンクですとか、あと、他に二つ、60核種の全ての各種がわかっているタンクがあるんですけれども、
それが放出し続けたとして、海水にどれぐらい拡散していくか?
で、そこにいる人がどういうふうな被曝をするか?
そこに住んでいるカニとかヒラメがどういう影響があるか?ということを調べていますが、評価しています。
その評価の中では、トリチウムに関しましては生物濃縮をしませんけれども、セシウムとか要素129とか炭素14といったものは生物濃縮します。
そういった効果は、30年分濃縮したということをあらかじめ評価の中に入れ込んだ上で実際の被曝評価を行なっています。
それでもまた、今回の被爆の評価の上では、十分、極めて小さい。
IAEAのレポートによりますと、「無視できるレベル」という評価が出ているという状況でございますので、私どもも、その他の各種、生物濃縮ということも見込んでの今回のアルプス処理水の海洋放出については安全に実施できる。
安全上問題ないというふうに考えている次第です。
今回放出予定のK4エリアタンクの放射性核種
放射性核種の検査も海洋放出にあたっての放射線環境影響評価も「私ども」で数値を出している。
全く別の第三者機関が調べなくていいのだろうか?
疑問に思う。
記者:
今回の処理水の放出に関しては、中国だけでなく国内でも他の国でも、やはり福島の魚、日本の魚を食べ続けて大丈夫なんだろうか?という疑問を持っている人たちが少なからずいるのを聞いています。
ここに今日簡易モニタリングの結果とか、いろんな数字を出される予定なことはわかったんですが、一般の消費者がどの数字を見て、どの数字の範囲だったら「これを食べ続けて安全なんだ」と言うことを判断すればいいんでしょうか?
松本:
まず、トリチウムの濃度、それから他の放射性物質の濃度に関しましても同じ基準なんですけれども、
日本の国内で言いますと、※※限度(特時報度限度?)というのが法令で定められています。
トリチウムでいいますと、60000ベクレル/リットル。
これは簡単にいいますと、「毎日2リットルの6万ベクレルの水を飲み続けたとしたら、年間の被ばく線量が1ミリシーベルトに達する」という量になります。
したがいまして私どもが放出している際のトリチウムの濃度で申し上げますと、
計画上は190ベクレルという状況でございますし、政府方針で決めた決めた1900ベクレルを下回っている事はもちろんですけれども、WHOの飲料基準であります10000ベクレル、それから法令さんの60000ベクレルに比べれば、十分に小さいというふうに思っています。
他方、先ほどご質問にあった通りに、今回の海域モニタリングエスとかORBS(オーブス)の中でトリチウムの濃度が表示されますけれども、そこには比較の基準として、WHOの10000ベクレルの線が引いてありますので、それよりも小さいということをもってその水の安全性という意味では確認できるのかなというふうには思います。
記者:
一部の環境団体などでは、生物学的な、放出による放射性物質の影響というのが十分なされていないんじゃないかという意見がありまして、それはトリチウムだけではなくて、セシウム、ストロンチウム90、ヨウ素などの影響についても十分な分析がなされていないんではないか?という意見も出ているんですが。
あと、発がん性のリスクへの影響という事についても懸念する声が出ているんですがこれに対して東電さんはどういうご意見なんでしょうか?
松本:
私どもは今回のアルプル処理水の海洋放出にあたっては、放射線環境影響評価っていうものをやりました。
今回放出予定のK4タンクですとか、あと、他に二つ、60核種の全ての各種がわかっているタンクがあるんですけれども、
それが放出し続けたとして、海水にどれぐらい拡散していくか?
で、そこにいる人がどういうふうな被曝をするか?
そこに住んでいるカニとかヒラメがどういう影響があるか?ということを調べていますが、評価しています。
その評価の中では、トリチウムに関しましては生物濃縮をしませんけれども、セシウムとか要素129とか炭素14といったものは生物濃縮します。
そういった効果は、30年分濃縮したということをあらかじめ評価の中に入れ込んだ上で実際の被曝評価を行なっています。
それでもまた、今回の被爆の評価の上では、十分、極めて小さい。
IAEAのレポートによりますと、「無視できるレベル」という評価が出ているという状況でございますので、私どもも、その他の各種、生物濃縮ということも見込んでの今回のアルプス処理水の海洋放出については安全に実施できる。
安全上問題ないというふうに考えている次第です。
今回放出予定のK4エリアタンクの放射性核種
放射性核種の検査も海洋放出にあたっての放射線環境影響評価も「私ども」で数値を出している。
全く別の第三者機関が調べなくていいのだろうか?
疑問に思う。
08.24
Thu
「トリチウム水」にはトリチウム以外の放射性核種がもちろん入っている。(セシウム・ストロンチウム・ヨウ素他さまざまな核種)
※(タンク群毎の放射能濃度推定値・TEPCO下の方スクロールすると放射能濃度実測値が出てきます)
岸田総理の口癖「丁寧な説明」は全く無く、今日、海は放出される事になってしまった。
山本太郎氏が「トリチウム水」についてわかりやすく街頭演説で語ってくれています。
「処理水」と呼ばれているものは「トリチウム水」とも呼ばれます。
でもあれはプロパガンダなんです。
「問題があるのがトリチウムだけ」と思わされるでしょ?
でも違うんです。
汚染水、タンクに入っているものは210種類もの核種が入っているんです。
そのうちアルプスで処理できるものは60種類程度なんです。
でもそれは全部無くなるわけじゃないんです。
「減らすことができる」と言われているだけなんです。
海に流すときには、もう一度
「どのぐらい汚染されているのか?」ということの核種の測定が行われるんですけれども、
30種類に限定されているんです。
つまりは理論的に210種類もの放射性核種が入っているタンク、
これを処理した上で海に流す時には30か機種しか調べていないという事。
「調べなくても大丈夫なぐらい低いから問題ないよ」
「基準値以下だから」
って言っているんです。
でもそんな事ないんです。
後々「100分の1以下ではなくて10分の1もあったよ」っていうような結果も、
途中で覆っていることもあるんですね。
今、海に流しちゃダメなんです。
技術がちゃんと発達してしっかり除去できるまで待つ。
待っている間は、この放射性核種っていうのは日に日に、時間が経つほどに力が弱まっていくんですよ。
自然減衰していくから。
それを待った方がいいんです。
今すぐ海に流す合理性なんてどこにもない。
合理的だっていうのは、
「これだけの事故を無かった事にできる」っていう、向こう側の理由なんですよ。
だから地元は反対しているんです。
「海の中でどれだけ濃縮していくか?」ということを考えなければダメなんです。
海洋生態系、「海の生き物に対してどれだけの影響蓄積があるか?」ってことを考えて、
「流すか流さないか?」ということを議論しなければダメなんです。
どうしてか?
水を流します。
同じところから数十年にわたって。
それによってプランクトンがまず、それを体内に取り込む。
プランクトンの体の中で濃縮される。
それを小魚が食べる。
小魚が食べる事によってさらに小魚の体内で濃縮される。
さらにそれよりも大きな魚が小魚を食べて体内に濃縮される。
食物連鎖。
この食物連鎖の中で次々と濃縮していくという作業があって、
最終的な捕食者って誰なんですか?
人間ですよ。
「トリチウムだけじゃないさまざまな核種があって、それを海の水で希釈してやろうぜ」
っていう政策なんですよ。
それによる自然環境への海洋環境への、そのリスクっていうのは誰にもわからないんです。
だから反対されているんです、世界からも。
東電が出しているデータがいかに出鱈目か、っていうことをちょっと出してほしい。
国内民は騙せても、外国は騙せないんですよ。
「国際原子力機関からお墨付きをもらっている」っていう話をしているんですけれど、間違いなんですよ。
彼らは「原発推進」なんです。
原発推進の機関からお墨付きをもらったってどうしようもないんです。
どうしてか?って言ったら、事故があった時にはさらにそれを流せる事になる。
彼らにとっても、これから原子力を進めていく上でそれはプラスなんです。
今回日本から汚染水が流せるって事になってしまったら、
それ以外の国々でも流せる事になっていくんですよ、先々。
だから、ある意味でこの福島の事故を露yぷしたいという原子力村は確かに存在するという事なんですね。
PIFの専門家たちからの指摘です。
「データの質と量が不十分であり、必要な構成要素を含んんでいない。」
「不完全。」
「一貫性も無い。」
「海への放出を判断するのに足りなすぎる」
「貯水タンク内のわずかな一部分がサンプルとして抽出されている。」
「ほとんどのケースで、共有されているデータ内で抽出されているが、64の全放射線核種中、たったの9種のみ。」
海外の専門家には嘘がバレるから情報を出さないようにしているんですね。
専門家なんだから。
とにかく騙しながら
「トリチウム水です。問題ないです。知ってくださいみなさん。」
っていうプロパガンダだけ国内でやって、流しても大丈夫だと思っている。
思わしている。
刷り込んでいる。
でも、海外の専門家は決してそれでは騙せないって事なんですよ。
IAEAだけでしょ?
「流していい」って言ってるの。
でもそれさえも原子力機関だいう事です。
生態学的影響や、生体濃縮に関する考察が著しく欠けており、
予測されるリスクについての信頼に足る根拠が見当たらない。
後々、これ、問題になる可能性が非常に高いんですよ。
これ強行しちゃダメなんですよ。
世界からさらに信頼を失う事になる。
汚染水を溜め続けたとして何が不都合がある?
置く場所がない?
置く場所だらけですよ。
まだまだ土地はあるわけでしょ。
どうしてそんなに急ぐの?地元は嫌がってますよ。
国が言うことは何か?
「風評被害を広げないように頑張る」って。
違うんだよって。
お前らがこんないい加減なことして海に流してる。
「実害でしかないんだ、これは」
数十年単位のプログラムになるので、これはもう政権交代してでも止める以外はない。
そう思っています、ありがとうございます。
ーーーー
セシウムもストロンチウムもヨウ素も…
半減期の短いヨウ素とセシウム134が「トリチウム水」にまだ入っていることにちょっと驚いた。
タンク群毎の放射能濃度推定値・TEPCOより、一部スクリーンショット
ALPS処理水筒の現状 東京電力
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※(タンク群毎の放射能濃度推定値・TEPCO下の方スクロールすると放射能濃度実測値が出てきます)
岸田総理の口癖「丁寧な説明」は全く無く、今日、海は放出される事になってしまった。
山本太郎氏が「トリチウム水」についてわかりやすく街頭演説で語ってくれています。
「処理水」と呼ばれているものは「トリチウム水」とも呼ばれます。
でもあれはプロパガンダなんです。
「問題があるのがトリチウムだけ」と思わされるでしょ?
でも違うんです。
汚染水、タンクに入っているものは210種類もの核種が入っているんです。
そのうちアルプスで処理できるものは60種類程度なんです。
でもそれは全部無くなるわけじゃないんです。
「減らすことができる」と言われているだけなんです。
海に流すときには、もう一度
「どのぐらい汚染されているのか?」ということの核種の測定が行われるんですけれども、
30種類に限定されているんです。
つまりは理論的に210種類もの放射性核種が入っているタンク、
これを処理した上で海に流す時には30か機種しか調べていないという事。
「調べなくても大丈夫なぐらい低いから問題ないよ」
「基準値以下だから」
って言っているんです。
でもそんな事ないんです。
後々「100分の1以下ではなくて10分の1もあったよ」っていうような結果も、
途中で覆っていることもあるんですね。
今、海に流しちゃダメなんです。
技術がちゃんと発達してしっかり除去できるまで待つ。
待っている間は、この放射性核種っていうのは日に日に、時間が経つほどに力が弱まっていくんですよ。
自然減衰していくから。
それを待った方がいいんです。
今すぐ海に流す合理性なんてどこにもない。
合理的だっていうのは、
「これだけの事故を無かった事にできる」っていう、向こう側の理由なんですよ。
だから地元は反対しているんです。
「海の中でどれだけ濃縮していくか?」ということを考えなければダメなんです。
海洋生態系、「海の生き物に対してどれだけの影響蓄積があるか?」ってことを考えて、
「流すか流さないか?」ということを議論しなければダメなんです。
どうしてか?
水を流します。
同じところから数十年にわたって。
それによってプランクトンがまず、それを体内に取り込む。
プランクトンの体の中で濃縮される。
それを小魚が食べる。
小魚が食べる事によってさらに小魚の体内で濃縮される。
さらにそれよりも大きな魚が小魚を食べて体内に濃縮される。
食物連鎖。
この食物連鎖の中で次々と濃縮していくという作業があって、
最終的な捕食者って誰なんですか?
人間ですよ。
「トリチウムだけじゃないさまざまな核種があって、それを海の水で希釈してやろうぜ」
っていう政策なんですよ。
それによる自然環境への海洋環境への、そのリスクっていうのは誰にもわからないんです。
だから反対されているんです、世界からも。
東電が出しているデータがいかに出鱈目か、っていうことをちょっと出してほしい。
国内民は騙せても、外国は騙せないんですよ。
「国際原子力機関からお墨付きをもらっている」っていう話をしているんですけれど、間違いなんですよ。
彼らは「原発推進」なんです。
原発推進の機関からお墨付きをもらったってどうしようもないんです。
どうしてか?って言ったら、事故があった時にはさらにそれを流せる事になる。
彼らにとっても、これから原子力を進めていく上でそれはプラスなんです。
今回日本から汚染水が流せるって事になってしまったら、
それ以外の国々でも流せる事になっていくんですよ、先々。
だから、ある意味でこの福島の事故を露yぷしたいという原子力村は確かに存在するという事なんですね。
PIFの専門家たちからの指摘です。
「データの質と量が不十分であり、必要な構成要素を含んんでいない。」
「不完全。」
「一貫性も無い。」
「海への放出を判断するのに足りなすぎる」
「貯水タンク内のわずかな一部分がサンプルとして抽出されている。」
「ほとんどのケースで、共有されているデータ内で抽出されているが、64の全放射線核種中、たったの9種のみ。」
海外の専門家には嘘がバレるから情報を出さないようにしているんですね。
専門家なんだから。
とにかく騙しながら
「トリチウム水です。問題ないです。知ってくださいみなさん。」
っていうプロパガンダだけ国内でやって、流しても大丈夫だと思っている。
思わしている。
刷り込んでいる。
でも、海外の専門家は決してそれでは騙せないって事なんですよ。
IAEAだけでしょ?
「流していい」って言ってるの。
でもそれさえも原子力機関だいう事です。
生態学的影響や、生体濃縮に関する考察が著しく欠けており、
予測されるリスクについての信頼に足る根拠が見当たらない。
後々、これ、問題になる可能性が非常に高いんですよ。
これ強行しちゃダメなんですよ。
世界からさらに信頼を失う事になる。
汚染水を溜め続けたとして何が不都合がある?
置く場所がない?
置く場所だらけですよ。
まだまだ土地はあるわけでしょ。
どうしてそんなに急ぐの?地元は嫌がってますよ。
国が言うことは何か?
「風評被害を広げないように頑張る」って。
違うんだよって。
お前らがこんないい加減なことして海に流してる。
「実害でしかないんだ、これは」
数十年単位のプログラムになるので、これはもう政権交代してでも止める以外はない。
そう思っています、ありがとうございます。
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セシウムもストロンチウムもヨウ素も…
半減期の短いヨウ素とセシウム134が「トリチウム水」にまだ入っていることにちょっと驚いた。
タンク群毎の放射能濃度推定値・TEPCOより、一部スクリーンショット
ALPS処理水筒の現状 東京電力
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