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さもありなん

毎夜毎夜のアニメ鑑賞が生甲斐の管理人が作品への愛を気儘に書き綴るブログです。

とある科学の超電磁砲S #13 『一方通行(アクセラレータ)』 

 

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樹形図の設計者は既に大破していて、それでも尚実験は計画通りに続けられている。現状で考え得る最も有効的且つ現実的な打開策は失われ、もう並大抵のことでは実験を止めることはできない。

これでもかという絶望的な状況に、美琴、やけになる。

破壊の鬼と化した美琴がかなりかっこいい。学園都市そのものが敵かもしれない・・・そんな状況で延々と破壊工作を続けるとか望み薄にも程があるけど。「いつか」は実験の中止に手が届く、その可能性はゼロではない。それに、何れ実験は終了を迎える。永遠に続くわけではない。それでも美琴がここまで追い込まれているのは、これまで無謀な突貫を強いているのは、「今この瞬間にも妹達が殺されている」のを一刻も早く止めたいから、なんですよね。精神的にもう限界。今回の美琴の様子からはそんな心境が存分に伝わってきました。

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運動量。熱量。電気量。あらゆる向きを己が皮膚に触れただけで変更可能。『最強』を冠するキャラの能力としてこれは面白いなと、禁書1期で一方さんが初めて登場した時はそう思ったものです。てか、『向き』という概念でもって彼が持つ優位性を『一方通行』という言葉で表す、そのセンスがヤバイなと。その能力だけど、言葉で説明されるより能力が発動した時の描写の方が、効果も脅威も実に分かりやすい。勢いよく弾かれる物や人とかもそうだけど、今回の血の逆流なんか、能力の使い方はエグいし魅せ方もまたエグいもんな。これから倒すべき敵としての盛り上げ方も上手いです。

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妹達を用いた絶対能力進化計画が開始された当初の回想ですが。かわいいデフォルメ入れてから最後にあんな仕打ちとかほんとやめれ。死にゆくミサカ妹の表情やセリフがまた痛々しくて、否が応にも憐憫の情が沸いてしまいます。この回想の一方さんですが、処理=殺人について、少なくとも積極的ではないんですよね。優先する目的の過程でどうしてもやらなければいけないから、どうせなら楽しもう。今の一方さんがミサカ妹を“処理”する時のあの楽しそうな様子は、そういった背景があるのかもそれません。まあ、真っ当な精神じゃないということには変わりないけど。

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これまでとある一件の起りから、その中で生まれたドラマをじっくり見てきたものだから。そこに途中から入ってきた上条さんが現状に翻弄される様が面白い。同じ物語をアニメで2度やる。元の禁書版が上条さん視点で、それこそ既に進行してしまっている事件に巻き込まれていくという形だったのですが。事の全貌を描きキャラの視点を変えることで、ここまで魅力的な物語になろうとは・・・という思いです。何かに思い至った美琴に、ついに動き出した上条さん。先の展開が分かっているのに、先が楽しみでしょうがない。

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とある科学の超電磁砲S #12 『樹形図の設計者(ツリーダイアグラム)』 

 

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目の前に、自分のクローンが現れたら。

「考えるだけでも鳥肌モンですよぉ~」

あんた、こんな計画に参加しといて。他人事だからってぶっちゃけ過ぎだろオイ。美琴にとって、妹達は否定したい存在・・・。どうなんだろう。でも、初めてミサカ妹と接触した時の美琴の様子とか考えると、研究スタッフが言う「生理的に嫌」みたいなのとはちょっと違う気がするんだよな。自分のクローンという存在自体ではなく、それらが大量に造られ大量に殺されているという事実とか、それを招いてしまった幼き日の自分の行動とか、そういったものから来る罪の意識故だと思うんですよね。美琴があんな態度をとってしまうのは。

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絶対能力進化計画。この一件をこれまで美琴視点でずっと追ってきたわけですから。そこに上条さんが“入ってくる”という感じになるんですな。そして、やはり物語の中心はミサカ妹。今回の上条さん然り、皆がそれぞれの形で、考え方でもってミサカ妹と関わり、動き、ドラマが生まれていく。上条さんとミサカ妹の絡みは和みますね。てか上条さんの主人公っぷりがすごい。やれやれな雰囲気を醸し出しつつ、ちゃっかりしっかりツッコミを入れては、乙女を射抜く最後のフォロー。ゾクゾクしますな。

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二万人のクローンの製造と殺害を指示した学園都市が誇る超高度並列演算器、樹形図の設計者(ツリーダイアグラム)。それにハッキングして偽の演算結果を出させ、研究を中止させる。いずれバレるとしても、それまでに己が手で計画を破綻に追い込む。ん。破壊までしなくても何とかなるならそれに越したことはないけど。それとも破壊する手段がないのか??とにかく、途方もない規模の“敵”を相手に、どうしようもない現状を打開できるか可能性を秘めた最後の切り札。だったのですが。

「衛星軌道上より『樹形図の設計者』の姿が消失」

最後の切り札が失われたどころか、樹形図の設計者が既に無くなっていても、計画が未だに継続している・・・。もうどん底の状態。どうなる??

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2013年夏アニメ 視聴予定作品 

 

先日、撮り溜めしていた『進撃の巨人』を一気見しました。すっげえ面白かったです。立体機動によるアクションシーンは毎度毎度かっこいいし、話の展開のさせ方もその都度胸を熱くさせられます。世界の、巨人の、主人公の秘密という要素にも引き込まれますね。皆さんを滾らせているその熱量をようやく共有できたなと。ただ前のシーンの繰返しはいよいよ諄く感じるようになってきたかな。早く主題歌発売しないかしら。

というわけで、気付けばもう夏アニメの時期ですね。もう新作が何本か始まっちゃってますが。実感がない! 時間が経つの早過ぎ!! 毎度のことながらそんなこと思ってます。特に今回は、見ていた作品に『終わり』を感じさせるものが少なかった、というのがあるかもしれません。2クールの続投組が4作もあるし、1クールのアニメとしては終わりだけど原作が続行中だったり2期3期とやりそうだったり。終わった感があったのはガルガンと俺の妹くらいだったかも。どちらも良い最終回でした。春アニメで一番キュンキュンしたのはあやせです。あやせの出番が、見せ場がたくさんあって満足です。何を書きたいのか分からなくなってきたので夏アニメの視聴予定作品をば。

【新規】
<物語>シリーズ セカンドシーズン
ローゼンメイデン
Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ
神のみぞ知るセカイ 女神篇
戦姫絶唱シンフォギアG
ふたりはミルキィホームズ

【継続】
宇宙戦艦ヤマト2199
進撃の巨人
銀河機攻隊 マジェスティックプリンス
とある科学の超電磁砲S

自分には10作品(±1)くらいに絞るというルールがあります。続投組と続編組を拾っただけで結構埋まってしまったので、完全な新作は少なめです。

特に楽しみなのは物語とプリズマイリヤです。前者はわざわざ語るまでもないですね。後者は可愛いイリヤをひたすら愛でたいと思います。あと『Free!』は録画して一気見予定です。

感想記事は前クールに引き続き『とある科学の超電磁砲S』の1本です。定期的にやってたと思えば急に更新が滞ったりと相変わらず不安定なブログですが、気が向いた時に拝見して頂けたら嬉しいです。今期もどうぞよろしくお願いします。

category: notes

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とある科学の超電磁砲S #11 『自動販売機』 

 

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研究施設の破壊工作も一段落。砥信ちゃんという目的を同じくした者の暗躍もありましたが、美琴にとっては文字通り孤独で過酷な戦いだったわけで。やっと元の日常に戻れるのかなーなんて思ってたら、いつもの面子に加えて上条さんまで登場してこのテンションですよ。アップダウン激し過ぎ。無理矢理引っ張り上げられたような賑やかさですね。

上条さんは幻想御手編での対面以降、自動書記モードのインデックスとの戦闘によって過去の記憶を失っているのがポイントです。その後に一度、1期の19話、盛夏祭のエピソードで会っているのですが。今回と同様、美琴だけが一方的に上条さんのことを知っている状況で、これまたちぐはぐな会話をしていたような。懐かしい。

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騙されていたにせよ、自分が渡してしまったDNAマップによって、なんとも非人道的な実験が行われている。それに対する怒り、責任感。これまでの話で美琴から伺えた心情はこの二つが主だったけれど。全力で事の解決に努めて尚どうにもならない現状への絶望からでしょうか。恐怖。罪の意識。そんな思いに押し潰されてしまいそうな様子でしたね。ミサカ妹と上条さんの忙しない会話が展開される中で動揺する美琴の描写とか。思わず声を上げてミサカ妹を拒絶してしまうところとか。直後のミサカ妹の驚きの表情とか。これらの場面から感じられる張り詰めた雰囲気が最高でした。

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学園都市そのものが敵とか。途方もなさ過ぎる。何か手はないのか。てかそもそもこんな内容の計画を指示しているのって・・・『アレ』だよね。『アレ』を破壊すれば計画を中止にできるかも。でもそれをやっちゃったら、いよいよ自分は学園都市に致命的な損害をもたらした犯罪者として公にならざるを得ない。元の生活には戻れない。ダメだ。なんて、まだそんな都合のいい事考えてるんだな自分。と、もう雁字搦めの状態だったりするわけですね。この後の美琴と黒子のやり取りには痺れた。ふたりのコンビとしてのかっこよさがシリーズ中で一番感じられたシーンだったと思います。

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とある科学の超電磁砲S #10 『原子崩し(メルトダウナー)』 

 

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始まってすぐ、アバンを見ていて改めて思ったのですが。施設内の背景のクオリティが凄い。構造材の表面の廃れた感じとか。機材の描き込みとか。ほんの一瞬しか映らないような部分でも高い水準で仕上げてあるよなと。画面内から雰囲気が滲み出てる。こういう要素も、ここ数話のバトルシーンの見映えの良さに繋がっていると思います。

さて、アイテムとの戦闘も最終局面。レベル5の第四位『原子崩し』と第三位『超電磁砲』の一騎打ち。番付の基準が戦闘における強さではなく能力研究の応用が生み出す利益ということで、それが大変気に入らない様子の麦野ですが。気持ちは分かるけど、連戦に対多数でめっさ疲弊した美琴に今更タイマンってのも・・・。気付くのが遅過ぎたな。じゃあいよいよ互いに全快状態で潰しあったらどうなるか気になるところだけど。今回は絶望的な状況下でも冷静に思考を巡らせて麦野を退ける美琴の戦い方が面白かった。それでもって最後には敗者に手を差し伸べるんだもんな。私情挟みまくりで終盤は完全にイッちゃってる麦野と比べると、流石主人公って感じがしました。

あとこの作品は異能バトルものなのに相変わらず殴る蹴るが多いですね。その描写がことごとく格好良くて迫力があるのも良いです。「死んでないんだ。なんつータフさ・・・」とか。ガチのバトルなのに思わずクスッとさせられるユーモアのセンスにも楽しませてもらいました。

これまでの破壊工作が実を結び、計画に関わった奴らを撤退に追い込めたのかも・・・という状況ですが。そうですよね。こんなことに、達成感なんてあるわけがない。未だ燻り続ける、妹達という存在や計画への感情。それを抱えながらの、束の間の安堵。そういった美琴の心境がしっかり伝わってくる締め方でしたね。来週は上条さんの登場です。彼が出て来ると否応なしにテンションが上がってしまいますな。

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