リトルバスターズ! #8 『れっつ、るっきんぐふぉーるーむめいとなのです』
フリスビーをキャッチする動きからクドの俊敏さを見出した理樹。そう、存外に動けるんですよねこの子は。そしてその動いてる様がすげえ愛くるしい。クー公とはよく言ったもので、アクションや仕草に犬というか小動物のような可愛らしさがありますなあ。
そんなこんなで新たにリトルバスターズの仲間入りをした能美クドリャフカ。今回はクドの当番回。ルームメイト探しの中で皆と絡んでは様々な表情を見せたり、彼女が抱える事情がちょっと垣間見えたり。
にしても、この手の“学内の仲良しグループ”という部類では中々に大所帯のリトルバスターズ。個性豊かな面々が一堂に会して騒ぐ様子はとても賑やかで楽しげですね。これだけの人数を映しながら、ただ居るだけという配置はせず、各キャラにセリフを与えてしっかり絡ませてるのが良いんでしょうな。キャラの多さを活かした場面作りだと思います。
絡むといえば、8話にしてやっと表舞台に出てきた西園美魚。「ちょっと存在感薄いからかな」とかさらっと露骨な物言いをする理樹。白い日傘に青髪のショートカットと十分に特徴的な要素を持っているけど、確かに何処か儚げな印象を受けますね。主に屋外での場面における日差しと影の色合いの加減が好きで以前も話題に挙げましたが、それが作り出す空気感と一番マッチしてるのが彼女じゃないかと。
見るからに海の向こう側の人らしい容姿とは裏腹に、英語は全然ダメで日本語ペラペラ、部屋は日本推しの小物だらけ。日本人より日本の文化に詳しい日本好きの外国人ってのはちょくちょく目にするネタですが、そういうのに近い要素を内包したキャラなんでしょうか。そのちぐはぐな面のせいで、周りからちょっと浮いちゃってるところがあるみたいで。今回はそこまで深く掘り下げませんでしたが、この辺がクドの物語で足がかりになってくるのでポイントですね。とりあえずクドの目の前でしょうもない陰口ぬかしたあの女子ふたりは絶対許さない。
そして無事見つかったルームメイトは・・・なんと二木佳奈多!! 今回も相変わらずの敵役扱いだったのに、最後の最後でちょっと格好良かったぜ。でもこの決断に至った彼女の心理が読み取れる要素が、現時点では不足してますからね。先が楽しみになる展開ですな。
あと、
うん。確かに余裕で押し倒すなこれは・・・。
リトルバスターズ! #7 『さて、わたしは誰でしょう?』
濃いめの味付けとなる個別ルートのお口直しという感じでしょうか。リトルバスターズの面々によるいつもの賑やかな様子がふんだんに描写されていました。その中で、今回新たにメンバーとなたった三枝葉留佳を取り巻く状況や、彼女を構成する要素にちょっと触れるような内容。
サボりに遅刻、その他諸々の常習犯と、結構な問題児のはるちん。いつもハイテンションで、とにかく落ち着きがないという印象です。アクションひとつひとつが大仰で、何をするにしても無駄に動いてますね。その言動に“ふざけた”感じがあるのが彼女らしいところじゃないかと。すずきけいこさんの演技は嵌ってるなあ。彼女が「整備委員」であるという情報や、周りから信用されてない自分を卑下する一面を見せたりと、あの放課後のシーンはポイントですね。
はるちんに絡む形で表舞台に出てきた二木佳奈多。氏名や容姿がすっげえ意味ありげ。風紀委員というよりは彼女との関係が重要になりそうですね。今のところ話すことがいちいち堅苦しい敵役として描かれてますな。このキャラもすずきけいこさん。見事な一人二役です。
日頃の行いってのは、思っている以上に周りからの信用に大きな影響を与えるものですよ。でも、証拠もないのに印象だけで人を裁くのは確かによろしくないかと。自販のシステムまで引っ張ってきて「こんないい加減な子が~」ってのは随分酷いこと言うなと思いました。このネチッとした感じを理樹及び真人らの行動が切り開く件はすきっとしましたね。はるちんは悪戯はするけど嘘はつかない。一線を越えるような悪事はしない。それを理樹は見抜いた・・・いや、信じたんでしょうな。それだけ彼はしっかり人を見て、感じているんでしょう。
はるちんのお話はまだ入口に入ったばかりですが、続きはまた後程ってことかしら。次回はクドに焦点を当てるみたいですね。今回もちょっと顔を出しましたが、相変わらずの破壊力。アレが全編に渡ってとか楽しみすなあ。
『騒がし乙女の憂愁』
はるちんのテーマ曲。小気味良いリズムの中に色んな音が入ってきて、良い意味で忙しない曲。彼女の掴みどころのないところが再現されてますね。
『スローカーブ』
今回は自販機の一件で佳奈多達が立ち去った後に流れました。主旋律を奏でる楽器は・・・オルガンでしょうかね? あのどこかノスタルジックな音色と哀愁を誘うメロディラインが“放課後感”を醸し出してると思います。
サボりに遅刻、その他諸々の常習犯と、結構な問題児のはるちん。いつもハイテンションで、とにかく落ち着きがないという印象です。アクションひとつひとつが大仰で、何をするにしても無駄に動いてますね。その言動に“ふざけた”感じがあるのが彼女らしいところじゃないかと。すずきけいこさんの演技は嵌ってるなあ。彼女が「整備委員」であるという情報や、周りから信用されてない自分を卑下する一面を見せたりと、あの放課後のシーンはポイントですね。
はるちんに絡む形で表舞台に出てきた二木佳奈多。氏名や容姿がすっげえ意味ありげ。風紀委員というよりは彼女との関係が重要になりそうですね。今のところ話すことがいちいち堅苦しい敵役として描かれてますな。このキャラもすずきけいこさん。見事な一人二役です。
日頃の行いってのは、思っている以上に周りからの信用に大きな影響を与えるものですよ。でも、証拠もないのに印象だけで人を裁くのは確かによろしくないかと。自販のシステムまで引っ張ってきて「こんないい加減な子が~」ってのは随分酷いこと言うなと思いました。このネチッとした感じを理樹及び真人らの行動が切り開く件はすきっとしましたね。はるちんは悪戯はするけど嘘はつかない。一線を越えるような悪事はしない。それを理樹は見抜いた・・・いや、信じたんでしょうな。それだけ彼はしっかり人を見て、感じているんでしょう。
はるちんのお話はまだ入口に入ったばかりですが、続きはまた後程ってことかしら。次回はクドに焦点を当てるみたいですね。今回もちょっと顔を出しましたが、相変わらずの破壊力。アレが全編に渡ってとか楽しみすなあ。
『騒がし乙女の憂愁』
はるちんのテーマ曲。小気味良いリズムの中に色んな音が入ってきて、良い意味で忙しない曲。彼女の掴みどころのないところが再現されてますね。
『スローカーブ』
今回は自販機の一件で佳奈多達が立ち去った後に流れました。主旋律を奏でる楽器は・・・オルガンでしょうかね? あのどこかノスタルジックな音色と哀愁を誘うメロディラインが“放課後感”を醸し出してると思います。
リトルバスターズ! #6 『みつけよう すてきなこと』
おおっ!小毬ちゃんの裸ワイシャツ!?なんてはしゃいでいられない重苦しい雰囲気でスタートした第6話。
小毬ちゃんのお兄ちゃん、神北拓也君は、彼女がまだ幼い頃に亡くなっていました。彼は、自分の死によってまだ弱い妹が深い悲しみに沈んでしまわないよう、ある魔法をかけます。忘却による悲しい事実からの逃避。今回の小毬ちゃんの壊れっぷりから、兄の死が彼女にとって非常に大きな損失であること、そして未だその事実を受け止められないことが伺えますから、その魔法がこれまで彼女を守ってきたと、そう言えるのかもしれません。
起伏のない声に光を失った瞳、兄に縋る幼子のような態度と、これはこれで“アリ”だよなぁ・・・なんて思っちゃったりしましたが。いや、ほんと、痛々しかった。映像として描かれてる部分は元より、声優さんの演技が素晴らしかったです。
ニワトリは最後に思い出す・・・自分が卵だったことを。拓也君も、いつか小毬ちゃんが事実を受け入れ、前を向いて生きてほしいと願ったんでしょうな。その手助けとなったのが、理樹及びリトルバスターズを含む小毬ちゃんを慕う面々だったと。
小毬ちゃんをどうにかしてやれるのは、今の彼女にとって特別な存在である理樹だけ。そんな状況下で皆が気を配り、裏方として、各々のやり方で理樹を応援する様子は良かったです。鈴はもちろんですが、やっぱ真人。雨に打たれてふたりが帰ってきた時の対応や、鈴を気遣い咄嗟にカツ丼を譲ろうとした時とか。こいつは本当にやれるバカだなぁと。
あと原作プレイ済の身としては、恭介の理樹に対する言動がもう・・・ね。初回からですが、細かい仕草も含め、後の展開と合致するように動かしてますな。思わずニヤニヤしちゃう。
悲しいことから目を背けず、本当のことと真正面から向き合う。少ない話数ながら、ひとつのテーマを終着点に置き、綺麗に収まったエピソードだったと思います。話のからくりとそれに伴う各キャラの思惑や心のベクトルが分かりやすく、それを哀話や美談として見事に昇華しているように見受けました。場面毎に与えられる時間は短かったけど、その中でしっかり間を取るような演出を入れているのも流石です。改めて、丁寧に作られてるなという印象。これまでより次回が楽しみになりました。
最後にちょっとBGMのお話。
『降り続く雨の街で』
アバンで流れました。リトバスBGMの中でもかなり悲しみ属性の強い曲だと思います。メロディラインはとても綺麗。
『Song for friends ~instrumental~』
理樹が絵本を描いてる時に流れていた曲。希望に向かって頑張る理樹や彼を気遣う仲間の姿とマッチしてましたね。
BGMの使いどころや音量の配慮は素晴らしいなほんと。
小毬ちゃんのお兄ちゃん、神北拓也君は、彼女がまだ幼い頃に亡くなっていました。彼は、自分の死によってまだ弱い妹が深い悲しみに沈んでしまわないよう、ある魔法をかけます。忘却による悲しい事実からの逃避。今回の小毬ちゃんの壊れっぷりから、兄の死が彼女にとって非常に大きな損失であること、そして未だその事実を受け止められないことが伺えますから、その魔法がこれまで彼女を守ってきたと、そう言えるのかもしれません。
起伏のない声に光を失った瞳、兄に縋る幼子のような態度と、これはこれで“アリ”だよなぁ・・・なんて思っちゃったりしましたが。いや、ほんと、痛々しかった。映像として描かれてる部分は元より、声優さんの演技が素晴らしかったです。
ニワトリは最後に思い出す・・・自分が卵だったことを。拓也君も、いつか小毬ちゃんが事実を受け入れ、前を向いて生きてほしいと願ったんでしょうな。その手助けとなったのが、理樹及びリトルバスターズを含む小毬ちゃんを慕う面々だったと。
小毬ちゃんをどうにかしてやれるのは、今の彼女にとって特別な存在である理樹だけ。そんな状況下で皆が気を配り、裏方として、各々のやり方で理樹を応援する様子は良かったです。鈴はもちろんですが、やっぱ真人。雨に打たれてふたりが帰ってきた時の対応や、鈴を気遣い咄嗟にカツ丼を譲ろうとした時とか。こいつは本当にやれるバカだなぁと。
あと原作プレイ済の身としては、恭介の理樹に対する言動がもう・・・ね。初回からですが、細かい仕草も含め、後の展開と合致するように動かしてますな。思わずニヤニヤしちゃう。
悲しいことから目を背けず、本当のことと真正面から向き合う。少ない話数ながら、ひとつのテーマを終着点に置き、綺麗に収まったエピソードだったと思います。話のからくりとそれに伴う各キャラの思惑や心のベクトルが分かりやすく、それを哀話や美談として見事に昇華しているように見受けました。場面毎に与えられる時間は短かったけど、その中でしっかり間を取るような演出を入れているのも流石です。改めて、丁寧に作られてるなという印象。これまでより次回が楽しみになりました。
最後にちょっとBGMのお話。
『降り続く雨の街で』
アバンで流れました。リトバスBGMの中でもかなり悲しみ属性の強い曲だと思います。メロディラインはとても綺麗。
『Song for friends ~instrumental~』
理樹が絵本を描いてる時に流れていた曲。希望に向かって頑張る理樹や彼を気遣う仲間の姿とマッチしてましたね。
BGMの使いどころや音量の配慮は素晴らしいなほんと。
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