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HOME   »   原発・放射能  »  福島第一原発から1.5kmの現場報告
       
20110407-2.jpg

放射性物質による汚染は、想像以上に広範囲にわたるようです。でも、見えないから、「そんなの菅ケーねー」ですか。

とうとう、意味不明なことを言い出した枝野


4月3日に、videonews.comを主宰するビデオ・ジャーナリスト、神保哲生氏が福島第一原発から1.5kmのところまで踏み入れたときの動画があります。

ガイガー・カウンターの数字が秒刻みで上がっていきます。
このエリアは、これから数十年にわたって、立ち入ることができないでしよう。

【動画
http://www.videonews.com/special-report/031040/001810.php

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福島第一原発の放射能漏れ事故を受けて政府は、地震発生の翌日(12日)、原発から20キロ圏内の住民に避難を指示、15日には20~30キロ圏内の住民に屋内退避を指示している。
住民が避難した後、警察、消防などの行政機関も退避してゴーストタウンと化した避難対象区域は、今、どのような状態にあるのか。
地震で損壊した道路は危険な状態のまま放置され、置き去りにされたペットの犬や牛が、路上を我が物顔で闊歩する避難区域内部の最新の様子を、神保哲生が報告する。

動画のキャプチャー
20110407-1.jpg

神保哲生氏を始め、スタッフの人たちは、ガイガー・カウンターを素手で持っています。
おそらく、防護服や、放射線防護マスクなども付けていなかったのでしょう。
とにかく、恐ろしいまでの臨場感です。

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3月13日の午前中に、JVJA(日本ビジュアル・ジャーナリスト協会)の豊田直巳氏、森住卓氏らが福島第一原発のある双葉町に入って、町の様子を撮影しています。



ガイガー・カウンターが完全に振り切れてしまって、計測不能の状態です。

政府(枝野官房長官発表)は、福島第一原発から半径20キロから30キロまでの住民について、物流などの停滞により生活を維持することが困難な状況だとして、自主的に退避するのが望ましいとしています。

この現状を見れば、政府の勧告が、いかに馬鹿げたものであり、人命を無視したものであるかが分かります。
政府は「原発棄民」に、今後、どう顔向けするのでしょう。

こうしたビデオ・ジャーナリストは、個人事業主の人が多く、プレスに情報を提供したり、本を書いたりして生計を立てています。後ろ盾は何もありません。

反面、テレビ局、大新聞の取材記者たちは避難所ばかり取材して、まるでマニュアルでもあるかのように、「頑張ってください」の安値の励まし。これでは、マクドナルドの「ポテチは、いかがですか」のほうがマシというものでしょう。

今、現状をありのまま報告できるのは、こうした個人のビデオ・ジャーナリスト、そして大量被曝覚悟で地獄に赴く、ほんの一握りの学者だけでしょう。
こうした人たちが、いなければ、私たちは何も知ることができないのです。

そして、メジャーなメディアは、こうした人たちを取り上げることはないのです。

いつの時代も、そうですが、マスコミは「人を殺す」のです。
そして、彼らは、それに対して何の痛痒も感じないのです。

テレビの“売れっ子”キャスターたちが、数年、あるいは数十年経ってから、自分が電波に乗せて言ってきたことを覚えているでしょうか。
多分、覚えていないでしょう。馬鹿でなければ、メジャーなマスコミになどいられるはずがないからです。

この動画の最後の方で、森住卓氏が、
「今、人類の生存に関わるような危機的事態に陥っています。そこで今、現場の作業員たちは決死の覚悟でやっています。その人たちに、数百万人の人たちの命がかかっているという状況です。

この間、石原都知事が、(この災害は)天罰だ、と言った。実は、こういう人たちが原発建設を推進してきた人たちなのです。『安全だ、大丈夫だ』を繰り返してきたものの、現実は逆だ。
現場で働いている人たちは、まさに彼らの尻拭いをさせられているのです」

と、怒りを押し殺すように語っています。

私は、多少は救われた思いです。

とにかく、政治家も、官僚も、マスコミも、人の心を失ってしまった人間失格者であることが、国民に如実に分かったことは良いことです。

そうそう、忘れるところでした。オツムのゆるい御用学者などは、どうでもいい。

彼らは、私たちがいなければ、何もできない連中であることをしっかり認識するべきです。
しかし、それを許してきた私たちも良くないのです。


各種ガイガーカウンター




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