ニチガクが破産するとのこと。
少子化の波はいろいろなところに来ている、ということなのだろう。
少子化の話をした場合、受験業界では反応が二つに分かれる。
一つは、
「大変厳しい」という反応。
これは毎年何万人も少なくなっているのだから、当たり前だ。
そのうえで、ああしようか、こうしようか、そういう流れになる。
二つ目は、
「○○だから大丈夫」という反応。
○○にはいつもよくわからない言葉が入る。
たとえば「日本は教育立国だから大丈夫」とか、「これから淘汰されるが、うちは大丈夫」だとか。
そしてこういう人は、自分が「淘汰される側」にはならないという、不思議な自信に満ちている。
こんな話を聞くたびに、「なるほどなるほど」と心にもない相槌をうつことにしている。
だって細かく聞いたところで、大したこと考えてないんだもの。
こんなバカなことで喧嘩してもつまらんし。
しかしこれは我が国の伝統芸なのだろうか。
かつて我が国は
「日本は神の国だから大丈夫」(ホントに言ってた)
「日本の兵士は戦意が高いから大丈夫」(ホントに言ってた)なんて言ってたわけだし。
さて、ニチガクが破産する方向らしい。
「予備校行ったら破産してた」新宿の予備校ニチガクが突然閉鎖、破産申し立てへ「受験生が気の毒すぎる」
https://maidonanews.jp/article/15573888共通テストの2週間前に教室閉鎖は、なかなかである。
もう今年の受験生は、家で復習していたほうがいいと思うが、「別の塾に行かなくちゃ」と塾探しに奔る人も多いんだろうなあ。
人間は不安と生きる動物なのだ。
この記事の中にもあるが、ニチガクの2021年7月15日のツイッターが泣かせる。
これ、受験生のみならず一般社会においても大事な姿勢だと思います。
けっこう皆さんの想像以上にいるんですよ、「ザンネンなオトナ」って。
本当、やることやらない。
なのに、言い訳だけは一級品。そういうザンネンなオトナにならないための心の習慣は、十代のうちにつけておくべきだと思います。このツイッター、叙述トリックの香りがするな。
(ミステリファンの病膏肓)
「このタイミングで塾が閉鎖されたら……」
そんな恐ろしいことは書かれてないと思います
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