中学受験のギャップ

本日はどうでもいいお話を、３つまとめてみました。
今年最後の週末の時間つぶし程度に読んでください。



【大阪万博チケット売れない問題】


先日知人が俺のところに来て、「大阪万博のチケットが売れないんだよ」とこぼした。
９月までは毎週約40万枚程度売れていたのが、企業割り当てが終わるやいなや週平均3万枚まで落ちているという。
つまり企業への押し付け以外は売れていない、ということ。
つまり「人気が恐ろしいぐらいない」。

知人は万博に一枚嚙んでいて、赤字になると困るらしい。
しかしそんなこと相談されても、俺だって困る。

ちょうど兵庫県知事選の結果が出た週で、テレビでその話題をやっていたから
「SNSで広告したらどうだ？兵庫県の人ならその気になって買ってくれるぞ」
と言ったら、嫌な顔された。

あ、俺そういう顔されるの慣れてます。




【社長令嬢結婚問題】


別の友人が、社長令嬢の結婚問題の話をしてきた。
友人の故郷で大きな会社をやっている社長の一人娘が、結婚相手を連れてきた。
それがスタジオミュージシャンという、なんともいかがわしい男。
父親の社長から、そのスタジオミュージシャンの素性を洗ってくれと依頼されたとのこと。

俺「お前、探偵みたいな仕事もしてるんだな、羨ましいな、今度俺も混ぜてくれ」
友「（無視して）その男も悪い男じゃなさそうだが、腕は二流でね、いつお呼びがかからなくなってもおかしくない。三十も半ばを過ぎて、身を固めたくなったんだろう」
俺「社長令嬢は幾つなの？」
友「今年三十になるらしい」
俺「だったら好きにさせればいいじゃないか。十九二十歳の娘じゃあるまいし」
友「そりゃそうだが、それじゃあ社長が納得しないんだよ、お前、なんかいい知恵ないか？」

人の恋路を邪魔するのは危険だよ。
シャーロック・ホームズもこう言ってる。

「君もペルシャの詩人の言葉を憶えているだろう。『虎児を捕うる者には危険あり。女性より幻影を奪う者にもまた危険あり』、とね」
　　（「花婿失踪事件」より）

それにしても自分に関係ないラブ・アフェアは楽しい。



※メアリ・サザーランド嬢。いきなり花婿がいなくなってホームズに相談しに来たところです。




【塾のM＆A問題】


また別の友人の話。
とある塾のM＆Aを進めているのだが、どうも風土が違い過ぎて合併してもうまくいかない気がする、とのこと。
いろいろな資料を見ると、確かに良い感じはしない。

俺「しかし、これはまとめるべきだな」
友「お、力強いお言葉。でもどうして？」
俺「俺は今までM＆Aでうまくいったためしがないので、身近なところで成功例を見てみたいから」
友「……やっぱ、やめようかな、この話」

かつてはM＆Aというのはコンサルにとって美味しい話で、まとめると場合によっては、とんでもない利益が出た。
で、何度かまとめたが、俺の場合、まとめた後にうまくいかない。
社内連携がぎくしゃくして再び分裂したり、職員のやる気が失速して営業成績が落ち込んだり。

白状すると、どうやら俺はM＆Aが苦手らしい。
だから知り合いで「こんなにうまくいった！」というのを見てみたいのだ。

苦手なものは悩むよりも、うまくやっている奴に手ほどきしてもらう方が、ずっと楽だからね。




夢見る保護者の幻影を奪う者にもまた危険あり
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