日本の重要湿地500(にほんのじゅうようしっち500)は、ラムサール条約登録湿地の選定や、湿地保全の基礎資料とするために、2001年(平成13年)12月環境省によって選定された日本国内の500箇所の重要な湿地である。

環境省では、日本の重要湿地500の選定以来十数年が経過したことから見直しを行い、2016年(平成28年)4月22日生物多様性の観点から重要度の高い湿地(略称:重要湿地)として633箇所を公表している[1][2]。都道府県別では、75ヶ所の北海道[3]が最も多く、66ヶ所の沖縄県[4]が続く。

「日本の重要湿地500」一覧

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以下は、2001年(平成13年)に「日本の重要湿地500」に選定された湿地の一覧である。

※はラムサール条約登録湿地(一部指定地域が異なるものを含む)

北海道地方

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石狩・空知・後志管内

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渡島・檜山管内

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胆振・日高管内

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上川・留萌・宗谷管内

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釧路・根室管内

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十勝管内

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オホーツク管内

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東北地方

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青森県

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岩手県

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  • 安家川
  • 八幡平周辺湿原群(赤川源流域湿原、八幡平湿原、八幡沼、黒谷地、夜沼、蒸ノ湯大谷地、長沼、大沼、大場谷地、熊谷地、前谷地など)
  • 春子谷地湿原
  • 焼石岳北面雪田
  • 陸中リアス海岸の湾奥沿岸湿地群(宮古湾山田湾船越湾大槌湾釜石湾など)
  • 三陸沿岸の外洋性藻場
  • 南八幡平山稜湿原群(大深岳北面雪田、上倉山周辺湿原、丸森周辺湿原、三ツ石湿原三ツ沼、栗木ヶ原、〔岩手〕大白森湿原、八瀬森、〔秋田〕大白森湿原、小白森湿原、乳頭山、田代平湿原、千沼ヶ原、笊森山雪田、熊見平、湯森山、秋田駒ヶ岳など)(岩手県、秋田県)
  • 栗駒山湿原群(栗駒山雪田、世界谷地、ゴザコバシリ、須川湖周辺、竜泉ヶ原、田代沼など)(岩手県、秋田県、宮城県)
  • 広田湾(岩手県、宮城県)

秋田県

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  • 米代川河口湖沼群(小友沼、一ノ沢堤、能代大堤、落合沼、須田湿地など)
  • 男鹿半島沿岸
  • 秋田平野湖沼群(八郎潟調整池・天王出戸湿原、男潟女潟、国花苑堤、小立花堤、福田堤、赤平潟、宝竜崎ため池、古川)
  • 雄物川中流域湖沼群(高屋敷低層湿原、大浦沼、乙越沼、湯の台・小方角沢湿原)
  • 横手市仙北郡にかけてのため池群
  • 仙北・平鹿地方の湧水群
  • 田代岳湿地
  • 和賀岳・朝日岳雪田
  • 苔沼
  • 加田喜沼
  • 虎毛山湿地
  • 鳥海山北麓湿地群(南由利原の湿地、冬師のハンノキ林、桑ノ木台湿原、仁賀保高原湖沼群〔平石堤など〕)
  • 鳥海山湿原群(竜ヶ原湿原、稲倉岳北面雪田、鳥海山雪田群、御浜扇子森雪田群、千畳ヶ原、荒神岳北面、心字雪田群、飯ヶ森湿原、河原宿湿原、大清水湿原など)(秋田県、山形県)

宮城県

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山形県

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福島県

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関東地方

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茨城県

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  • 涸沼
  • 霞ヶ浦・北浦水系の河川・湖沼群(霞ヶ浦・北浦・浮島湿原を含む)
  • 菅生沼
  • 北茨城市地先海岸
  • 伊師浜、小貝浜、高磯
  • 那珂湊地先沿岸(大洗、平磯、阿字ヶ浦)
  • 利根川下流部(茨城県、千葉県)

栃木県

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群馬県

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埼玉県

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千葉県

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東京都

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神奈川県

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中部地方

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新潟県

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富山県

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石川県

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福井県

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山梨県

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長野県

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岐阜県

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  • 養老地域の湧水群
  • 天生湿原
  • 沖ノ洞・上ノ洞
  • 大湫
  • 津保川流域の農業用水系
  • 前沢湿地・須衛湿地
  • 長良川木曽川水系のサツキマス、ネコギギ生息地
  • 木曽三川合流域の河川・水路・ため池群(岐阜県、愛知県)

静岡県

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愛知県

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近畿地方

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三重県

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滋賀県

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京都府

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大阪府

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兵庫県

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奈良県

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和歌山県

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中国地方

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鳥取県

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島根県

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岡山県

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広島県

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山口県

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四国地方

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徳島県

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香川県

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  • 香川県低地の水田、ため池などの湿地
  • 豊島ため池群
  • 満濃池周辺のため池群

愛媛県

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高知県

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九州地方

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福岡県

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佐賀県

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長崎県

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熊本県

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大分県

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宮崎県

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鹿児島県

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沖縄地方

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「生物多様性の観点から重要度の高い湿地」一覧

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以下は、2016年(平成28年)に選定された「生物多様性の観点から重要度の高い湿地」の一覧である。

北海道地方

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東北地方

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関東地方

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中部地方

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近畿地方

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中国地方

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四国地方

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九州地方

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沖縄地方

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脚注

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  1. ^ “千波湖など県内9カ所 環境省重要湿地”. 茨城新聞. (2016年4月23日). オリジナルの2016年9月20日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20160920024224/http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=14613324770923 
  2. ^ ラムネットJニュースレター vol.24 見直された日本の「重要湿地」と湿地の現状 (PDF) ラムサール・ネットワーク日本、2016年7月15日
  3. ^ a b 「重要湿地」の選定地分布図 北海道”. 環境省. 2022年12月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月12日閲覧。
  4. ^ a b 「重要湿地」の選定地分布図 沖縄県”. 環境省. 2023年3月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月12日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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