朱太川(しゅぶとがわ)は、北海道西部の後志総合振興局管内を流れ日本海(寿都湾)に注ぐ二級河川である。中流域には国の天然記念物に指定されている「歌才ブナ北限地帯」がある[2]

朱太川
水系 二級水系 朱太川
種別 二級河川
延長 43.5[1] km
平均流量 9.7 [1] m3/s
(実橋水位観測所)
流域面積 361.7[1] km2
水源 金山 (北海道)[1]
黒松内町豊浦町
水源の標高 501 m
河口・合流先 日本海寿都町
流域 北海道後志総合振興局管内
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地理

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北海道後志総合振興局寿都郡黒松内町胆振総合振興局虻田郡豊浦町との接点にある金山に源を発し、黒松内町市街を貫流して寿都町日本海寿都湾)に注ぐ。流域面積のうち83%が山地となっている。水系全域が「生物多様性の観点から重要度の高い湿地」(重要湿地)、当川を含む地域が「生物多様性保全上重要な里地里山」(重要里地里山)に選定されている。[3][4]

名称の由来

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河口に葭が多かったことからアイヌ語で「葭・河口」を表す「シュㇷ゚キ・ブト゚(shupki-putu)」と呼ばれていたことに由来する[1]

流域の自治体

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北海道
後志総合振興局 - 寿都郡黒松内町、寿都町

支流

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  • 黒松内川
  • 熱郛川

主な橋梁

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脚注

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  1. ^ a b c d e 朱太川水系河川整備基本方針(北海道)
  2. ^ 文化遺産オンライン-歌才ブナ自生北限地帯”. 文化庁. 2023年6月4日閲覧。
  3. ^ 「重要湿地」 No.069 朱太川水系”. 環境省. 2023年6月4日閲覧。
  4. ^ ブナ北限の里「黒松内」”. 環境省. 2023年6月4日閲覧。

外部リンク

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