砂川市
北海道の市
砂川市(すながわし)は、北海道中部(道央地方)に位置し、空知総合振興局管内に属する市。
すながわし 砂川市 | |||||
---|---|---|---|---|---|
| |||||
国 | 日本 | ||||
地方 | 北海道地方 | ||||
都道府県 | 北海道(空知総合振興局) | ||||
市町村コード | 01226-2 | ||||
法人番号 | 2000020012262 | ||||
面積 |
78.68km2 | ||||
総人口 |
15,260人 [編集] (住民基本台帳人口、2024年11月30日) | ||||
人口密度 | 194人/km2 | ||||
隣接自治体 | 滝川市、赤平市、歌志内市、空知郡上砂川町、奈井江町、樺戸郡新十津川町 | ||||
市の木 | ナナカマド | ||||
市の花 | スズラン | ||||
他のシンボル | なし | ||||
砂川市役所 | |||||
市長 | 飯澤明彦 | ||||
所在地 |
〒073-0195 北海道砂川市西7条北2丁目1-1 北緯43度29分41秒 東経141度54分12秒 / 北緯43.49483度 東経141.90347度座標: 北緯43度29分41秒 東経141度54分12秒 / 北緯43.49483度 東経141.90347度 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
概要
編集かつては石炭産業で栄えていた。
現在は市内に菓子店が多いことから「砂川スイートロード」としてPRしている。町の緑化に力を入れており、2006年(平成18年)3月現在、市民一人あたりの都市公園面積は189平方メートルで日本一である。
地名の由来
編集市名の由来はアイヌ語の「オタ・ウシ・ナイ」(砂浜・についている・川)を意訳したものであり、これを音訳した地名が「歌志内」である。
地理
編集空知総合振興局中部、石狩川と空知川の合流地点南部に位置する。
地形
編集河川
編集- 主な川
湖沼
編集- 主な沼
- 袋地沼
- 赤平沼
- 北光沼
- 主な池
- 砂川遊水池
地域
編集住宅団地
編集- 道営住宅すずらん団地
- 道営住宅三砂団地
- 道営住宅三砂ふれあい団地
- 宮川団地
- 宮川中央団地
人口
編集砂川市と全国の年齢別人口分布(2005年) | 砂川市の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 砂川市
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
砂川市(に相当する地域)の人口の推移
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||
総務省統計局 国勢調査より |
消滅集落
編集2015年国勢調査によれば、以下の集落は調査時点で人口0人の消滅集落となっている[1]。
- 砂川市 - オアシス
隣接する自治体
編集歴史
編集沿革
編集- 1857年(安政4年) - 松浦武四郎、上川探検の途中空知太を踏査。
- 1890年(明治23年) - 奈江村が設置される。
- 1891年(明治24年) - 砂川神社の創建。
- 1895年 - 奈江村戸長役場が設置される。
- 1897年7月1日 - 一部を歌志内村(現在の歌志内市・芦別市・赤平市)として分離する。
- 1902年4月1日 - 二級町村制施行「奈江村(なえむら)」
- 1903年8月23日 - 奈江村を砂川村と改める。
- 1907年3月12日 - 一級町村制施行「砂川村」
- 1923年(大正15年)6月15日 - 町制施行「砂川町」
- 1935年(昭和10年) - 町内に16字が成立(北本町、南本町、豊沼、吉野、富平、空知太、北光、焼山、一の沢、宮城の沢、鶉、東奈井江、奈井江、奈井江町、上砂川、上砂川町)
- 1944年4月1日 - 砂川町の南部(奈井江、奈井江町、東奈井江の一部)が奈井江村(現在の奈井江町)として分立。
- 1948年6月30日 - 現在の市章となる町章を制定する[2]。
- 1949年1月1日 - 砂川町の東部(上砂川、上砂川町、東奈井江の一部、鶉の一部)が上砂川町として分立。緑化都市宣言を行う。
- 1954年8月11日 - 昭和天皇、香淳皇后が町内を行幸啓。砂川小学校を訪問[3]。
- 1958年7月1日 - 市制施行、砂川市となる。
- 1959年1月1日 - 新十津川町の一部を編入、字・下徳富を設置。
- 1960年 - 1962年 - 北本町、南本町、吉野、豊沼、下徳富の5字を廃止し、以下の町名に再編。
- 北本町 → 東1条北~東3条北、西1条北~西9条北、三砂町(以上1960年成立)
- 南本町 → 東1条南~東5条南、西1条南~西5条南、三砂町(以上1960年成立)
- 吉野 → 東3条南~東7条南(以上1960年成立)、南吉野町、北吉野町、三砂町(以上1962年成立)
- 豊沼 → 東1条南~東4条南、西1条南、西3条南、西4条南(以上1960年成立)、豊沼町、宮川町、日の出町、緑町、東豊沼、西豊沼(以上1961年成立)
- 下徳富 → 西7条北、西9条北(以上1960年成立)
- 1979年 - 北海道子どもの国オープン。
- 1980年 - 開基90周年記念式を挙行する。
- 1984年 - 環境庁より北海道初の「アメニティ・タウン」の指定を受ける。
- 1990年(平成2年) - 砂川市開基100年記念式典を挙行する。
- 2021年(令和3年)5月6日 - 砂川市新庁舎開庁[4]。
- 2022年(令和4年)6月7日 - 市内に初めてヒグマ注意報が発出。同制度は当年度より北海道庁が始めたもので、同年7月6日に解除。同年8月7日に再発出、9月2日解除[5]。
政治
編集行政
編集歴代首長
編集代 | 氏名 | 就任 | 退任 | 備考 |
---|---|---|---|---|
奈江村戸長(官選) | ||||
1 | 伊藤寛吾 | 1895年(明治28年)6月 | 1898年(明治31年)5月 | |
2 | 細川弘 | 1898年(明治31年)6月 | 1899年(明治32年)5月 | |
3 | 黒沢作弥 | 1899年(明治32年)6月 | 1902年(明治35年)3月31日 | 二級町村制施行 |
奈江村長(官選) | ||||
1 | 黒沢作弥 | 1902年(明治35年)4月1日 | 1903年(明治36年)3月 | |
2 | 吉田卓 | 1903年(明治36年)4月 | 1903年(明治36年)8月22日 | |
砂川村長(官選) | ||||
1 | 吉田卓 | 1903年(明治36年)8月23日 | 1911年(明治44年)11月 | |
2 | 野口陳吉 | 1912年(明治45年)6月 | 1923年(大正12年)6月14日 | |
砂川町長(官選) | ||||
1 | 野口陳吉 | 1923年(大正12年)6月15日 | 1936年(昭和11年)3月 | |
2 | 佐藤伊久馬 | 1936年(昭和11年)9月 | 1945年(昭和20年)12月 | |
3 | 川口常作 | 1945年(昭和20年)12月 | 1946年(昭和21年)5月 | |
砂川町長(公選) | ||||
4 | 森利雄 | 1947年(昭和22年)4月30日 | 1958年(昭和33年)6月30日 | |
砂川市長(公選) | ||||
1 | 森利雄 | 1958年(昭和33年)7月1日 | 1963年(昭和38年)4月29日 | |
2 | 山口正直 | 1963年(昭和38年)5月1日 | 1983年(昭和58年)3月 | |
3 | 中川徳男 | 1983年(昭和58年)4月25日 | 1999年(平成11年)4月24日 | |
4 | 菊谷勝利 | 1999年(平成11年)4月26日 | 2011年(平成23年)4月25日 | |
5 | 善岡雅文 | 2011年(平成23年)4月27日 | 2023年(令和5年)4月26日 | |
5 | 飯澤明彦 | 2023年(令和5年)4月27日 | 現職 |
財政
編集財政状況
編集- 平成22年度決算による財政状況
- 住基人口 18,976人
- 標準財政規模 68億2,402万2千円
- 財政力指数 0.32 (類似団体平均0.43)
- 経常収支比率 84.8% (類似団体平均86.8%)~ほぼ類似団体平均で、財政の弾力性が高まっている
- 実質収支比率 3.6%(類似団体平均5.0%)
- 実質単年度収支 6億2,912万7千円~標準財政規模の9.2%の黒字額
- 地方債現在高 134億4,405万8千円(人口1人当たり70万8,477円)
- 普通会計歳入合計 121億5,265万1千円
- 地方税 20億9,776万6千円(構成比 17.3%)
- 地方交付税 47億1,761万7千円(構成比 38.8%)
- 地方債 10億6,500万円(構成比 8.8%)
- 普通会計歳出合計 119億175万3千円
- 人件費 15億751万5千円(構成比 12.7%)
- うち職員給 8億7,087万3千円(構成比 7.3%)
- 扶助費 14億6,136万6千円(構成比 12.3%)
- 公債費 19億9,592万8千円(構成比 16.8%)
- 人件費 15億751万5千円(構成比 12.7%)
- 基金の状況
- 1 財政調整基金 14億4,562万8千円
- 2 減債基金 1億1,645万4千円
- 3 その他特定目的基金 2億530万8千円
- 合計 17億6,739万円(人口1人当たり9万3,138円)
- 定員管理の適正度(平成22年度)
- 人口1,000人当たり職員数 8.75人(類似団体平均9.53人)~人口に比べて職員数が平均以下である:類似団体平均の0.9倍
- 一般職員164人 (うち技能系労務職4人)、教育公務員2人、消防職員0人、臨時職員0人 一般職員等合計 166人
- ラスパイレス指数 98.7 (道内市町村平均96.6)~道内平均よりも高い(北海道で32番目に高い)
- 参考
- 一般職員等(166人)一人当たり給料月額 31万4,100円 (職員手当を含まない)
- 職員給(給料+手当)÷一般職員等(166人)=524万6千円~給料月額の16.7か月分
- 健全化判断比率・資金不足比率(平成23年度決算~確報値)
- 健全化判断比率
- (全公営企業会計で資金不足額がなく、比率が算定されず)
施設
編集警察
編集消防
編集- 本部
- 砂川地区広域消防組合消防本部
- 消防署
- 砂川消防署
医療
編集- 主な病院
郵便局
編集- 主な郵便局
- 砂川郵便局(集配局)
- 砂川南郵便局
- 豊沼郵便局
- 砂川北光簡易郵便局
- 南吉野簡易郵便局
- 空知太簡易郵便局
経済
編集農業
編集農協
編集- 新砂川農業協同組合(JA新すながわ)
- 本所、空知太事業所
物流
編集砂川市に拠点を置く主な企業
編集金融機関
編集情報・通信
編集マスメディア
編集新聞社
編集- プレス空知 砂川支局
生活基盤
編集ライフライン
編集電力
編集教育
編集専修学校
編集- 市立
高等学校
編集- 道立
中学校
編集- 市立
- 砂川市立砂川中学校
小学校
編集- 市立
- 砂川市立砂川小学校
- 砂川市立中央小学校
- 砂川市立豊沼小学校
- 砂川市立北光小学校
- 砂川市立空知太小学校
交通
編集空港
編集市内に空港は存在しないが、公共用ヘリポートが存在する。
鉄道
編集- 北海道旅客鉄道(JR北海道)
バス
編集都市間バス
編集路線バス
編集タクシー
編集- 滝川圏エリア
- タクシー会社
- 砂川北星ハイヤー
- ふじ観光(砂川営業所)
- 三星ハイヤー(砂川営業所)
- タクシー会社
道路
編集高速道路
編集国道
編集道道
編集観光
編集文化財
編集市指定
編集- 街頭もちつき[7] – 砂川もちつき保存会
名所・旧跡
編集- 主な神社
- 砂川神社 – 東5条南4丁目1。天照大神、トヨウケビメ、大国主、もとは三吉霊神[8]
- 三徳稲荷神社(境内外末社)
- 金比羅神社 – 西4条南4丁目1
- 富平神社 – 富平(とみひら)195
- 空知太神社 – 空知太西5条7丁目3。空知太会館に隣接[9]
観光スポット
編集- 主な観光スポット
出身・関連著名人
編集出身著名人
編集関連項目
編集- 全国市町村一覧
- 砂川政教分離訴訟
- 砂川市一家5人死傷事故 - 事故を契機に飲酒運転撲滅条例を設けた。
脚注
編集- ^ 総務省統計局統計調査部国勢統計課『平成27年国勢調査小地域集計01北海道《年齢(5歳階級),男女別人口,総年齢及び平均年齢(外国人-特掲)-町丁・字等》』(CSV)(レポート)総務省、2017年1月27日 。2017年5月20日閲覧。※条町区分地の一部に0人の地域がある場合でも他の同一区分地で人口がある場合は除いた。
- ^ 図典 日本の市町村章 p15
- ^ 原武史『昭和天皇御召列車全記録』新潮社、2016年9月30日、111頁。ISBN 978-4-10-320523-4。
- ^ “砂川市新庁舎ご案内”. 砂川市. 2024年8月20日閲覧。
- ^ “北海道ヒグマ注意報等について”. 北海道自然環境局 (2023年). 2023年9月22日閲覧。
- ^ 新十津川町乗合ワゴンの利用案内 - 北海道新十津川町
- ^ 砂川市指定無形民俗文化財「街頭もちつき」 – 砂川市
- ^ 北海道神社庁、八百万の神
- ^ 八百万の神
- ^ 「名寄市立大学 新学長インタビュー」(PDF)『summer』第4号、名寄市立大学、2016年5月、7頁、2024年7月20日閲覧。
外部リンク
編集- 行政
- 観光