Linuxのコマンドを「やりたいこと」でまとめました。「やりたいこと」を実行するためのコマンドと使用例を掲載しています。コマンドの基本を学びたい方は「Linuxコマンド道場」を参照ください。ファイルの操作からテキスト・ファイルの処理方法まで,例題に基づいて学べます。
ファイルから文字列を検索する |
$ grep "Linux" target_file
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テキスト・ファイルから特定の文字列を含む(論理)行を抜き出すには,「grep」コマンドを用いる。grepの後に検索したい文字列を指定し,さらにその後に検索対象とするファイルを指定する。
$ grep "Linux" target_file
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検索結果は標準出力に出てくるので,検索結果をファイルに残したい場合はリダイレクトを用いる。
$ grep "Linux" target_file > result
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また,正規表現を用いることにより,「yyyy/mm/dd」のフォーマットで表記されている日付も探せる。正規表現を用いる場合は,「-e」オプションを付ける。
$ grep -e "[0-9]\{4\}/[0-9]\{2\}/[0-9]\{2\}" target_file
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詳しくは「どのような正規表現があるのか」を参照のこと。
応用:「Linux」という文字列が何行存在するかを調べる |
$ grep -c "Linux" target_file
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応用:「2004年」という文字列が存在しない行を調べる |
$ grep -v "2004年" target_file
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応用:拡張子が"txt"であるファイルについて,文字列"Linux"を探す |
$ find . -type f -name "*.txt" | xargs grep "Linux"
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findで特定のファイルを絞り込んだ後に,「xargs」コマンドでファイル名のリストを作成し,grepでそれらファイルの検索を行う。
応用:検索する際,大文字・小文字を区別しない |
$ grep -i "LiNuX" target_file
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"Linux","linux","LINUX"など大文字・小文字を区別せずに検索結果として扱われる。