Linuxコマンド集
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sort  行を並び替える (1)

 構文  
sort [-cmus] [-t separator] [-o output-file] [-T tempdir] [-bdfiMnr] [+POS1 [-POS2]] [-k POS1[,POS2]] [file...]

 オプション  
-c ファイルが既にソートされているかどうかをチェックする。もし,ソートされていないのならばエラー・メッセージを出力する(戻り値として1を返す)
-m 複数のファイルをソートしながら1つのファイルにまとめる。ただし,それぞれのファイルはあらかじめソートされている必要がある
-b 各行の先頭に空白があった場合は,その空白を無視する
-d アルファベット・数字・空白だけを使用してソートする
-f 小文字を大文字と同じものとみなしてソートする
-i ASCIIコードの040以上,0176以下 (8進数) に含まれない文字は無視する
-M 先頭に現れた3文字を月表記とみなしてソートする。ただし,先頭にある空白は無視する
-n 先頭の数字や記号("+" , "-" , "." など)を数値とみなして,ソートする。先頭の空白は無視する
-r 逆順にソートする
-o output-file ソート結果を"output-file"ファイルに出力する
-t separator ソートの区切りとしてseparatorを使用する。separatorが指定されない場合は空白
-u デフォルトや-mオプションを指定した際,同じ行が存在したときは,1行だけ表示する。-cオプションを指定した際,連続して等しい行がないかどうかをチェックする
+POS1 [-POS2] 各行でソート対象となるキーの場所を指定する。設定方法はf.cの形をとり,fがフィールドをcはそのフィールド内での文字数を表す。ただし,先頭は0となる
-k POS1[,POS2] 上と同じでソート・キーの場所を設定する。ただし,先頭は1となる
file ソートするファイルを指定する

 説明  

テキスト・ファイルの内容を行単位で並び替える(ソートする)。オプションの指定がない場合は,行頭の文字を基準としてソートし,行頭の文字が同じ場合は,2番目,3番目,n番目の文字を次々に比較する。


 使用例  
address-fileを大文字小文字関係なくソートする
$ sort -f address-file

拡張子がlstのファイルを逆順にソートして
result.lstに書き込む
$ sort -r *.lst > result.lst

 関連事項  
uniqテキスト・ファイルの行を並び替える