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2019年1月13日日曜日

レイ・ダリオ氏の中国観 貿易戦争について

レイ・ダリオ氏の中国観 貿易戦争について


私の大好きなカリスマヘッジファンドマネージャー、ブリッジウォーター・アソシエイツのレイ・ダリオ氏の中国観や貿易戦争への考え方が記事になっていたので紹介します。
ダリオ氏は「貿易戦争に今は相当な注目が集まっているものの、もっと重要なことは中国と米国が文化的なアプローチで競争をしていることだ。米国のアプローチは中国のアプローチに似ているというよりも正反対だ」と述べた。
「最も重要な事項」を7つ挙げた
  1. 「中国には長期にわたって自国にとってうまく機能してきた文化とシステムがあるため、それが大きく変わると想定するべきではない」
  2. 「米国も同じだ」
  3. 「こうしたシステム(および他の諸国のシステム)は競合および協調し、それがどの程度うまくいくのかが世界の状況に重要な影響を及ぼす」
  4. 「それぞれのシステムが実際にどの程度うまく機能するのかは、お互いがまとめた合意の条件よりも、それぞれの将来的な立ち位置にもっと大きな影響をもたらすため、いずれの国も自国の弱さを検証してそれらを是正するための改革を考案するのがよい」
  5. 「中国の著しい成果につながった同国の文化とアプローチに関しては大いなる尊敬がある」
  6. 「お互いを傷つけるのではなく、お互いから学び、お互いを高めるために協調および競争する方がよい」
  7. 「中国はわれわれが引き続き進化し投資する必要がある場所だ」 
凄く面白い考え方で勉強になりますが、非常に定性的な内容なので、この内容を投資戦略に落とし込むのは個人投資家には不可能かなと思いました。

レイ・ダリオ氏は歴史も好きなようですし、このような大局観的なアドバイスも多いですが、ちょっと個人投資家には参考にならないほど高度なことが多いです。

ちなみに、レイ・ダリオ氏の個人投資家へのアドバイスは「将来を予想することはできないので、幅広く分散して、リスクを抑えたポートフォリオを保有するように。」です。

まあ、個人的にも、中国の「金を出してあまり口を出さない」アプローチは多くの新興国(特に独裁国家)には魅力的な気がしますし、このアプローチが成功する可能性も多くあると思います。

アメリカのように「金も口も出す」というアプローチを好まない政治家は多そうです。


橘 玲さんの本の方が気軽に楽しく読めますね。投資とは直接関係ありませんが面白かったです。


レイ・ダリオ氏のオール・ウェザー・ポートフォリオが紹介されているところがとても参考になります。

2018年11月14日水曜日

レイ・ダリオ 金のポジションは変わらず

レイ・ダリオ 金のポジションは変わらず

レイ・ダリオ氏の金のポジションは変わっていないそうです。
・ブリッジウォーター・アソシエーツは主要金ETFの持ち分を維持
・投資家によるETF通じた金保有量は2016年末以来の大幅な減少
 規制当局への13日の届け出によれば、ダリオ氏が率いるヘッジファンド運営会社ブリッジウォーター・アソシエーツによる最大の金連動型上場投資信託(ETF)「SPDRゴールド・シェアーズ」の7-9月(第3四半期)の持ち分は390万口、2番目に規模の大きい「iシェアーズ・ゴールド・トラスト」の持ち分は1130万口となっている。
 投資家による売却でブルームバーグが調査しているETFを通じた金保有量が7-9月に279万オンス減少し、2016年末以来の大幅な落ち込みを示したにもかかわらず、ブリッジウォーターによる金保有量は維持された。ドル高と米国での借り入れコストの上昇により利息の付かない金の魅力は低下している。
投資家の金離れが進んでいますが、 レイ・ダリオ氏のヘッジファンドであるブリッジウォーター・アソシエーツの金保有は変更がないそうです。

積み増しはしていないが、保有を継続しているということは、それなりに金価格に強気なのだと思います。(ただ、ダリオ氏の本などを読むと、金への投資はリターンの最大化ではなく、リスク低減だと考えた方が良さそうです。積極的に金への投資でリターンを狙うとよりかは、ポートフォリオのアンカー、リスクヘッジの資産として投資を継続しているのだと思います。)

レイ・ダリオ氏は以前よりリスクヘッジとして金の保有を推奨しており、ポートフォリオの5~10%は金に割り当てた方がいいとアドバイスしています。
気になる人は以下の本がわかりやすくて参考になると思います。


ちなみに、ウォーレン・バフェット氏は金への投資は否定的です。(バフェット氏は金は価値を生まない資産であると考えているそうです。)

個人的には、幅広いアセットクラスに分散投資をした方がリスクが下がるので、金への投資も一定割合であれば意味があるのかなと考えています。

2017年11月16日木曜日

レイ・ダリオのポートフォリオ 2017年3Q

レイ・ダリオのポートフォリオ 2017年3Q

2017年3Qのレイ・ダリオのポートフォリオが発表されました。

要点を書くと、
  • 投資額が増えているので、全体的に前期より増加が多い
  • 相対的に新興国に強気
  • 韓国株のウェイトを下げている

以下のサイトの概要が簡潔にまとまっていると思います。
2017年3Qの内容については特に代わり映えはなく、引き続き新興国に強気というポジションだと思います。

ただ、レイ・ダリオ氏自身はどちらかというと弱気な発言が多く、「いずれ経済が失速するので注意をするように」と言っているので、“相対的に”新興国に強気なのだと思います。

アメリカや先進国のバリュエーションに比べると、新興国の方が比較的割安だというところではないでしょうか。

2017年9月17日日曜日

レイ・ダリオ氏 「1937年の再来」がリスク



レイ・ダリオ氏 「1937年の再来」がリスク

レイ・ダリオ氏は「1937年の再来」がリスクと考えているようです。
29年の大恐慌を経験した米国は30年代に財政出動を積極化し、何とか経済を持ち直す。金融緩和も実施したのだが、36年に見切り発車で預金準備率を引き上げた。すると、37年に株価が急落、米国は再び不況入りした。
 現代の米国も超金融緩和を通じて、金融危機を乗り越えたが、米連邦準備制度理事会(FRB)が政策金利を上げ始めたばかり。「金融引き締め局面の初頭である点で似ている」という。
ダリオ氏は2008年の金融危機やリーマンショックを的確に予想したことで一気に有名になり、それ以降メディアへの登場が一気に増えました。「グローバル・マクロ(マクロ経済の動きに合わせて各国に投資する運用戦略)」のヘッジファンドを運営しています。
靴磨きおじさんの米国ETF投資でも」のブログの紹介、解説がわかりやすいです。


利上げのタイミングはとても難しい

利上げのタイミングはとても難しいです。
  • 遅すぎると、インフレが発生したり次のバブルの元になります。
  • 早すぎると、今回の記事にあるように景気が回復するまえに不況になってしまします。
現在、アメリカはリーマンショック以降株価が好調で、上昇相場が長期間続いています。これだけ株価が好調だとそろそろ利上げが視野に入ってきます。

米国株式投資のブログでもアメリカの利上げの話題は良く取り上げられています。

多少のタイムラグがありますが、基本「利上げは株式にマイナス」と考えて良いです。
景気が良いので利上げがされ、利上げがつづいて最終的に株式市場が調整に入り、景気を回復させるために金利が下がるという動きを繰り返します。

アメリカの景気は1回の利上げですぐに不況に入るとは思えませんが、利上げが数回続いて株式相場が調整に入るのは避けられないでしょう。

金利が上がりすぐに暴落することはないと思いますが、利上げが開始されたらいずれアメリカの株式市場の大きな調整が入るということは頭に入れておいた方がいいでしょう。


レイ・ダリオ氏が紹介されている本になります。どの本も面白くて読みやすいです。

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2017年9月16日土曜日

レイ・ダリオのパフォーマンスはS&P500をアンダーパフォーム



レイ・ダリオのパフォーマンスはS&P500をアンダーパフォーム

私が大好きな、レイ・ダリオが運営するブリッジ・ウォーターのパフォーマンスですが、S&P500をアンダーパフォームしています。(レイ・ダリオ氏はリーマンショックを的確に予想したことが有名ですし、それ以降メディアへの登場も増えています。)

データは以下のサイトを参考にしています。
2012年からのリターンですが、
  1. S&P 500:93.22%
  2. Average Hedge Fund Portfolio:54.64%
  3. Bridgewater Associates, LP:43.29%
の順にリターンが良いです。

S&P 500:93.22%って半端ないですね~!

まあ、リターンのみを比較していてリスクなどを勘案していないので、単純な比較はあまり意味がないのですが、そうはいってもS&P500は強敵です。

S&P500を常にアウトパフォームするのは非常に難しいですね。

ウォーレン・バフェット氏は個人投資家に「低コストのS&P500に連動したインデックスファンドと国債」の組合せのシンプルなポートフォリオを持つように推奨していますが、かなり説得力があります。(確かに、投資が趣味でない個人投資家はこのポートフォリオで十分ですし、頑張ればこれ以上の成績を残せるというものでもありません。)

個人的に大好きな、レイ・ダリオのブリッジ・ウォーターのパフォーマンスがS&P 500に負けていることは悲しいですが、しょうがないですね。
ちなみに、リーマンショック前のパフォーマンスが含まれていません。本当はリーマンショックの前後も比較したかったのですがデータが見つかりませんでした。誰か知っている人やおすすめのサイトがあれば教えて下さい。


レイ・ダリオ氏が紹介されている本になります。どの本も面白くて読みやすいです。

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2017年9月14日木曜日

ブリッジウォーターが中国投資ファンドを予定



ブリッジウォーターが中国投資ファンドを予定

今まで、ブリッジウォーターは中国に特化したファンドがなかったんですね、知りませんでした。

これから中国投資ファンドを予定しているということは、レイ・ダリオ氏は長期的に中国に強気なのでしょうか、その辺りが気になります。(現時点でレイ・ダリオ氏のポートフォリオは新興国にかなり強気です。)
資産家のレイ・ダリオ氏が創業したヘッジファンド運営会社ブリッジウォーター・アソシエーツは、中国で大型投資ファンドのスタートを目指し、数十億ドルを募る予定だ。米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ、オンライン版)が8日報じた。
  匿名の現職および元社員や複数の関係者からの情報を同紙が引用したところでは、ブリッジウォーター(運用資産額は約1620億ドル=約17兆5700億円)は、中国の機関投資家と政府のためにかなりの額の海外投資の運用を既に行っている。WSJによると、同社は中国に拠点を置く新たな部門を活用し、同国の国内投資に力を注ぐ計画だ。
 ブリッジウォーター・アソシエーツはヘッジファンドなので機関投資家相手に商売をしています。

レイ・ダリオ氏は新興国に強気なポジションをとっていて、VWOやEEMという新興国に分散したETFを大量に保有しており。EEMの構成比率の上位を中国が占めています。
一応、注意点として、 ブリッジウォーター・アソシエーツはヘッジファンドで様々な金融商品をフル活用しています。レイ・ダリオ氏のポートフォリオで新興国のロングが多いからと言って単純に新興国に強気だと鵜呑みにしない方がいいです。デリバティブなどのポジションは不明ですので、どのような方法で新興国のリスクを低減しているかはわかりません。



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2017年8月17日木曜日

ブリッジウォーター・アソシエイツのレイ・ダリオ氏は金保有を推奨 ポートフォリオの5~10%


金保有を推奨 ポートフォリオの5~10%

ブリッジウォーター・アソシエイツのレイ・ダリオ氏は金保有を推奨しています。

割合としてはポートフォリオの5~10%だそうです。

ブルームバーグのニュースでも有名投資家が金をポートフォリオに組み込み始めていることを記事にしています。
ヘッジファンド運営会社ポールソンの14日の米政府への届け出によれば、同社は6月末時点で金連動型上場投資信託(ETF)「SPDRゴールド・シェアーズ」436万口を保有しており、1-3月と変わらずだった。
リーマンショックの時に大儲けをしたポールソン氏は引き続き金を保有しているようです。
世界最大のヘッジファンド、ブリッジウォーター・アソシエーツは4-6月にSPDRをポートフォリオに加え、57万7264口、6810万ドル(約75億円)相当を購入した。
ブリッジウォーター・アソシエイツのレイ・ダリオ氏もポートフォリオに金を追加したようです。

ブリッジウォーター・アソシエイツのレイ・ダリオ氏の金ポジション

取得単価ですが、
  • SPDR ゴールド・シェア(GLD):$119.57
  • Iシェアーズ ゴールド・トラスト(IAU):$12.09

ということは、SPDR ゴールド・シェア(GLD)を購入する場合、$120程度であればレイ・ダリオ氏が妥当と考えた価格で金を購入できると考えられます。

2017年4~6月の間に$120程度で投資しているようなので、今のタイミングであれば個人投資家も真似をすることができます。

ジョン・ポールソン氏の金ポジション

取得単価ですが、

  • SPDR ゴールド・シェア(GLD):$124.77



ジョン・ポールソン氏のSPDR ゴールド・シェア(GLD)の取得単価は$124.77になります。

レイ・ダリオ氏よりも多少高い取得単価ですが、ともに$120近辺です。スーパー投資家の判断では120ドル近辺が一つの基準となっているのかもしれませんね。

テンプルトン・グローバル・アドバイザーズについて

テンプルトン・グローバル・アドバイザーズはカナダの産金会社バリック・ゴールドの保有株式を増やした。
産金会社の株を購入するという方法もあります。レイ・ダリオ氏も産金会社の株式に投資をしています。

金はポートフォリオの5~10%

一般的に、金はポートフォリオの5~10%を保有するのが良いと言われています。
ブリッジウォーターを運営する資産家のレイ・ダリオ氏はリンクトインへの投稿で「将来のリスクが高まっており、価格に適切に織り込まれていないもようだ」と指摘。投資家に対し、資産の5-10%を金に配分するよう推奨している。
あまりに金のウェイトが大きすぎても期待リターンが低くなりますし、逆に少なすぎてもポートフォリオへの影響が少なくなります。

そう考えると5~10%というのはバランスの良い水準だと思います。



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2017年8月12日土曜日

【2017年3月】ブリッジウォーター・アソシエイツのレイ・ダリオ氏が保有している素材セクターについて


【2017年3月】ブリッジウォーター・アソシエイツのレイ・ダリオ氏が保有している素材セクターについて

2017年3月のF13よりブリッジウォーター・アソシエイツ(Bridgewater Associates, LP)のレイ・ダリオ氏(Ray Dalio)が保有している素材セクターの銘柄を調べました。

保有額が多い順に紹介をしています。

感想としては、金関連の事業を展開している多く投資をしている印象があります。

金について

もともと、レイ・ダリオ氏はポートフォリオの分散、リスク低減、相関係数の関係から一定数の金を保有すべきだとアドバイスをしています。
レイ・ダリオ氏自身も金に強気なようですし、個人投資家に対するアドバイスでも金の保有を勧めています。

資源メジャーについて

BHPビリトン、リオ・ティント、ヴァーレなんかは個人投資家の間でも人気のある資源メジャーですね。

金関連株について

フランコ・ネバダ、ニューモント・マイニング、ゴールドコープ、アグニコ・イーグルス・マインズ、ランドゴールド・レス・リミテッド、ロイヤル・ゴールド、アングロゴールド・アシャンティ・リミテッド、キンロス・ゴールド、ゴールド・フィールズ、ヤマナ・ゴールド、エルドラド・ゴールド、SIBANYE GOLD LTD、ニュー・ゴールド
などに投資をしているようです。

金関連の株については、黄色で強調しています。

ニューモント・マイニング、ゴールドコープは個人投資家の間でも金関連の会社として有名ですが、それ以外の会社については、初めて聞いた会社が沢山ありました。

CLF

クリフス・ナチュラル・リソーシズ
鉱業・天然資源会社

BHP

BHPビリトン
2001年に豪州BHP社と、イギリスのビリトン社の合併により成立した世界最大の鉱業会社

RIO

リオ・ティント
イギリスに本拠を置く多国籍の鉱業・資源グループにして、資源メジャーの一角。鉄鉱石、原料炭、銅、アルミニウム、ダイヤモンドなどで大きな産出量シェアを持つ。

VALE

ヴァーレ
鉄鉱石の生産・販売で世界シェア首位の総合資源開発企業。リオ・ティント、BHPビリトンと並ぶ鉄鉱石メジャー

FNV

フランコ・ネバダ
金に焦点を当てたロイヤリティ・ストリーミング企業

NEM

ニューモント・マイニング
金鉱山の探査、権益獲得

GG

ゴールドコープ
金を中心とする貴金属の探鉱、開発、権益買収などを手がける。カナダ、米国、ラテンアメリカで事業を展開。カナダでは、Red Lake(レッドレイク)鉱山、Éléonore(エレノア)鉱山、「Porcupine(ポーキュパイン)鉱山、Musselwhite(マッスルホワイト)鉱山などを 保有。米国では、South Arturo(南アルトゥーロ)金探査プロジェクトのDee(ディー)鉱区に40%に出資。ラテンアメリカでは、メキ シコのPeñasquito鉱山、Los Filos鉱山などの権益を保有するほか、ドミニカ共和国、アルゼンチン、グアテマラ、チリの一部鉱山 にも出資している。

AEM

アグニコ・イーグルス・マインズ
カナダ、フィンランド、メキシコにおいて、鉱物の探鉱、開発、生産に従事。主に、金、銀、銅、亜鉛、鉛の探鉱。

SLW

シルバー・ウィートン
シルバーとゴールドの販売にも従事する鉱山会社

X

ユナイテッド・ステイツ・スチール
総合鉄鋼生産企業

GOLD

ランドゴールド・レス・リミテッド
サブサハラ・アフリカの金鉱床を探査・開発する会社になります。 同社はマリ西部のLoulo鉱山とGounkoto鉱山、 コートジボワールの北にあるナイエル開発許可証内にあるトンゴン鉱山などで事業を行っています。 コンゴ民主共和国にあるキバイ鉱山 2013年12月31日現在、金額は15Mozであるとされています。 同社は1995年に設立され、Channel IslandsのSt. Helierに拠点を置いています。

LYB

リヨンデルバセル・インダストリーズ クラスAプラスチック製品、化学製品、燃料製品の製造会社

SCCO

ササン・コッパー
銅、モリブデン、亜鉛及び銀を生産

FCX

フリーポートマクモラン
主力の銅とモリブデンに加え、金も採掘する。米西部、ペルー、チリ、コンゴ民主共和国、インドネシアで鉱山を開発・運営するほ か、スペインに銅の製錬所、米国各地に銅精錬や線材生産の拠点を保有している。品目別の生産量は、銅が40億1700万ポン ド、金が125万7000オンス、モリブデンが9200万ポンド(2015年12月期末)。傘下のインドネシア鉱山で大規模な争議。11年、賃 上げ要求ストに端を発した労働争議で一部設備が破壊され、一時的な生産停止に追い込まれた。その後、同年末にかけて収 束。労使交渉を経て、賃上げなどで合意に至った。社名変更。14年7月、「Freeport-McMoRan Copper & Gold Inc.」から 「 Freeport-McMoRan Inc.」に改称した。傘下企業をスピンオフ。15年6月、「フリーポート·マクモランオイル&ガス」のIPOを申請 した。

PX

プラクセアー
北米、欧州、南米、アジアで大気ガス、プロセスガス、表面コーティング材の生産、供給、販売に従事。取り扱う製品は酸素、ヘリウム、窒素、特殊ガスなど。

RGLD

ロイヤル・ゴールド
貴金属ロイヤルティの取得管理

AU

アングロゴールド・アシャンティ・リミテッド
金鉱山探査会社として事業を行っています。 副産物として銀、酸化ウラン、硫酸を生成します。 同社には、南北アメリカ、南アフリカ、コンチネンタルアフリカ、オセアニアのオープン坑道と地下鉱山、表面冶金工場からなる20の事業所があります。 2013年12月31日現在、約6790万オンスの鉱石埋蔵量が確認されています。 AngloGold Ashanti Limitedは1944年に設立され、南アフリカのヨハネスブルグに本社を置いています。

KGC

キンロス・ゴールド
金の採掘とその関連の活動に従事

TECK

テック・リソーシズ・リミテッド
米州、アジア太平洋、ヨーロッパ、アフリカの天然資源を探索、開発、生産しています。 主な製品には、銅精鉱と陰極銅を含む銅; 製鋼用石炭; 精製された亜鉛および亜鉛濃縮物。 また、鉛、モリブデン、ゲルマニウム、インジウム、カドミウムも生産しています。 金と銀; 工業用化学薬品; 肥料や硫黄製品、電力などが含まれます。 さらに、アルバータ州のアサバスカ地域でのオイルサンド事業も手掛けています。 カナダ、米国、チリ、ペルーの13の鉱山を所有しているか、または保有し、冶金施設を運営しています。 同社は以前はTeck Cominco Limitedとして知られていましたが、2009年4月にTeck Resources Limitedに社名を変更しました。Teck Resources Limitedは1906年に設立され、カナダのバンクーバーに本社を構えています。

GFI

ゴールド・フィールズ
南アフリカ・ヨハネスブルグに本社を置く、大手産金業者。南アフリカ3大産金業者の1社にして、同国最大の確認埋蔵量を保有する。 同国最大の確認埋蔵量を保有する。

AUY

ヤマナ・ゴールド
カナダを拠点とした金生産会社

TAHO

Tahoe Resources, Inc.
タホー・リソーシズ社は、子会社と共に米州で貴金属を探査、生産しています。 同社は主に銀、金、鉛、亜鉛を製造しています。 主なプロジェクトには、グアテマラ南東部に位置するEscobalプロジェクトが含まれます。 同社は以前はCKM Resources Inc.として知られており、2010年1月にTahoe Resources Inc.に社名を変更しました.Tahoe Resources Inc.は2009年に設立され、ネバダ州リノに本社を置いています。

EGO

エルドラド・ゴールド
世界中において、金鉱探査・開発・採取・加工に従事

SBGL

SIBANYE GOLD LTD
金鉱業会社Sibanye Gold Limitedは、南アフリカで地下および地金事業を所有、運営しています。 その主な特性は、約8,561ヘクタールをカバーするDriefontein Operations、 Kloof Operationsは約20,087ヘクタールをカバーしています。 West Witwatersrand地域のCooke Operation、およびFree State州南アフリカの約16,821ヘクタールの地域をカバーするBeatrixの運営が含まれます。 同社は2002年に設立され、南アフリカのLibanonを拠点としています。

IP

インターナショナル・ペーパー
印刷紙、包装資材、木材、化学品などの製造販売

NGD

ニュー・ゴールド
自然資源の取得、探査、開発に従事する金鉱会社

TRQ

ターコイズ・ヒル・リソーシズ
国際的な鉱物探査·開発会社

SEE

シールド・エアー
包装・機能性素材及び包装システムの開発製造

VMC

バルカン・マテリアルズ
建築用骨材および、アスファルト材、コンクリートおよびセメントの製造企業

APD

エアー・プロダクツ・アンド・ケミカルズ
水素およびヘリウム製造・販売

CCK

クラウン・ホールディングス
消費財用パッケージング製品の設計、製造、販売

PKG

パッケージング・コーポレーション・オブ・アメリカ
米国で段ボール紙、段ボール製品を製造。その他にも多色刷りの箱および展示物、食肉用ボックス、農産物用のボックスなどを扱う。

CE

セラニーズ クラスA
化学品および先端材料のメーカー

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2017年8月9日水曜日

【2017年3月】ブリッジウォーター・アソシエイツのレイ・ダリオ氏のポートフォリオ セクター別の割合


【2017年3月】ブリッジウォーター・アソシエイツのレイ・ダリオ氏のポートフォリオ セクター別の割合

ブリッジウォーター・アソシエイツ(BRIDGEWATER ASSOCIATES, LP)のレイ・ダリオ氏(Ray Dalio)のポートフォリオの、セクター別の割合と保有銘柄を調べました。

ポートフォリオの概要は以下の投稿を参考にして下さい。

セクター別のシェア

  1. エネルギー:22.67%
  2. 一般消費財:17.95%
  3. 素材:15.55%
  4. ヘルスケア:13.87%
  5. テクノロジー:12.59%
  6. 工業:5.98%
  7. 金融:5.41%
  8. 生活必需品:3.48%
  9. 公益事業:1.51%
  10. 通信:0.99%
セクター別のシェアはこのような順番になっています。
エネルギー、一般消費財、素材のシェアが高いのが特徴的ですね。

エネルギーセクターの詳細



SWN、DVN、NE、ESV、COP、PBR、BP、CVX、XOM、EOG

上位の10銘柄は以上になります。
大手の石油メジャーだけでなく、色々なエネルギー関連の企業に投資をしています。
スーパー投資家でエネルギーセクターに強気というのは特徴があると思います。

一般消費財セクターの詳細



M、GME、IPG、BBBY、KORS、DIS、SPLS、KSS、LULU、LEN
上位の10銘柄は以上になります。

私はあまり一般消費財セクターの株に詳しくないので、知らない企業が多いです。
一般消費財セクターが17.95%となっていて、2番目のシェアを占めています。

素材セクターの詳細



CLF、BHP、RIO、VALE、FNV、NEM、GG、AEM、SLW、X
上位の10銘柄は以上になります。
BHP、RIO、VALEなんかはグローバルな大企業で日本の個人投資家の間でも人気がありますね。個人的にも素材セクターは少し興味があります。

Franco Nevada Corp(FNV)についてですが、
フランコ-ネバダ (Franco-Nevada Corporation) 、資源採掘権取得および投資会社になります。 投資対象は、地理的に安全な国における貴金属・卑金属および石油・天然ガスなどの権利と採掘権となります。金関連の銘柄としても有名です。

レイ・ダリオ氏が投資している金関連の銘柄を調べるというアプローチも面白そうです。

ヘルスケアセクターの詳細


ENDP、ESRX、BIIB、AET、DVA、MCK、AMGN、ABC、UTHR、ILMN
上位の10銘柄は以上になります。

テクノロジーセクターの詳細



INTC、INTU、IBM、ADS、MU、ADBE、RHT、JNPR、NTAP、MCHP
上位の10銘柄は以上になります。

2017年8月7日月曜日

13Fを利用してスーパー投資家、著名投資家のポートフォリオを確認する方法



13Fを利用してスーパー投資家、著名投資家のポジションを確認する方法

13Fを利用すると、スーパー投資家、著名投資家のポートフォリオ、ポジションを確認することができます。

13FはSECのサイトで一般に公開されている情報なので、無料で利用することができます。タイムラグとして45日ほど遅れてしまいますが、スーパー投資家のポートフォリオ真似することも可能です。

投資スタイルが中長期のスーパー投資家のポートフォリオは個人投資家が投資をする際に参考になります。

13Fとは

1億ドル以上の報告資産対象を運用する機関投資家に、その内容の提出を義務付けるものです。

報告対象資産

報告対象資産は以下になります。
  • 米国内の上場株式
  • 株式関連のオプション取引のロング・ポジション
ちなみに、以下については届け出の対象外です。注意をしてください。
  • ショートポジション
  • 債券
  • 米国外のポジション

締切

四半期末から45日後になります。

四半期末から45日が提出期限になるので、2月中旬、5月中旬、8月中旬、11月中旬にSECのサイトの情報が更新されます。

中長期保有の投資家の情報は特に有益

中長期保有の運用スタイルの投資家の情報は特に有益です。

超短期売買のクオンツ系の投資家の情報はF13ではあまり参考になりませんが、中長期で保有するスタイルの投資家のポートフォリオは非常に参考になります。

特に、対象としている投資家が購入した後でさらに株価が下げている場合などはチャンスになります。著名投資家が割安と判断した価格からさらに低い値段で購入できる機会になります。

特に、前回のF13の資料と比較してどれくらいのポジションを保有しているか、株価が上下したときにどのように対応しているか確認するのが良いでしょう。

中長期投資の場合で、スーパー投資家が保有をしていて、かつ継続的に買い増しをしている場合は、個人投資家も参考にして良いと思います。
例えば、レイ・ダリオ氏の場合は数年前から新興国に投資をしており、継続的に買い増しをしています。

レイ・ダリオ氏(Ray Dalio)のポジションとその調査の方法は「靴磨きおじさんの米国株・インデックス投資」の靴磨きおじさん氏のような使い方が適切だと思います。
過去のF13の内容をさかのぼり著名投資家が大きなポジションをとっている株式を調べるのも面白いですね。

実際の調べ方

  1. SECに行く。U.S.SECURITIESandEXCHANGECOMMISION(証券取引委員会)の略です。
  2. 「FILING(ファイリング)」を選択します。
  3. 「companyfilingsearch(企業検索)」で検索
  4. バフェット氏のであれば「BERKSHIRE HATHAWAY」で検索、今回の検索結果の場合は真ん中の「BERKSHIRE HATHAWAY INC」をクリックする。
  5. クリックすると色々な書類が表示されるので、「13F-HR」キャプチャー画面の一番下のリンク、「document」をクリックする。
  6. その中から「13F-HR」の「form13fInfoTable.html」を選択すると、バフェット氏のポートフォリオの銘柄、株数、所有金額などが出てきます。データを取り出してエクセルなどに貼り付け金額順などにすると見やすいです。

四半期末から45日が提出期限になるので、2月中旬、5月中旬、8月中旬、11月中旬に更新されます。

ちなみに、レイ・ダリオ氏のブリッジウォーターであれば「Bridgewater Associates」で検索します。(ちなみに、F13ではショートしているポジションは公開されていないので注意が必要です、レイ・ダリオ氏(Ray Dalio)は様々な投資手法を活用していると思われます。)

参考となるリンクを紹介します。
「ハーバード・ビジネス・スクールの投資の授業」にF13の活用方法の解説が数ページあります。詳細な説明はないですが、F13について説明している本は少ないので気になった人は図書館で借りてもいいかもしれません。

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2017年8月1日火曜日

【2017年3月】ブリッジウォーター・アソシエイツのレイ・ダリオ氏のポートフォリオ

ブリッジウォーター・アソシエイツのレイ・ダリオ氏のポートフォリオ

2017年3月時点の、ブリッジウォーター・アソシエイツ(Bridgewater Associates, LP)のレイ・ダリオ氏(Ray Dalio)のポートフォリオを紹介します。

レイ・ダリオ氏は投資家界の超大物、レジェンドです。私も大好きですし、本などに特集があれば必ず読んでいます。リーマンショックを的確に予想したことが有名ですし、それ以降メディアへの登場も増えています。

個別株選定の天才ウォレン・バフェット氏よりも、個人投資家にはレイ・ダリオ氏の戦略の方が参考になると思います。

バフェット氏がどの個別株を購入したかを追いかけるよりも、ダリオ氏がアドバイスする「ポートフォリオの相関に気を付けて、株式、債券、金、コモディティーを保有しなさい」という内容の方が、個人投資家には有益ですし、大損しません。
(まあ、バフェット氏も個人投資家にはS&P500のインデックスファンドと債券へ投資することをすすめていて、個別株への投資を進めてはいないんですけどね。)




新興国に強気

上位10銘柄は以下になります。
  1. バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF VWO 減少 32.52%
  2. SPDR トラストシリーズ1 SPY 減少 26.39%
  3. Iシェアーズ MSCI エマージング・マーケット ETF EEM 減少 17.48%
  4. ISHARES CORE MSCI EMERGING MARKETS IEMG - 3.10%
  5. Iシェアーズ MSCI ブラジル・キャップト ETF EWZ 増加 2.50%
  6. Iシェアーズ MSCI 韓国キャップト ETF EWY 増加 1.33%
  7. Iシェアーズ IBOXX 米ドル建て投資適格社債 ETF LQD 増加 1.33%
  8. エンドー・インターナショナル ENDP 増加 0.48%
  9. Iシェアーズ・コア S&P 500 ETF IVV - 0.47%
  10. エクスプレス・スクリプツ ESRX 増加 0.40%
新興国に強気のポートフォリオになっているのが特徴です。
赤字がエマージングの株式ですが、合計すると56.93%となっています。
ポートフォリオの半分以上を新興国にするというのはかなり特徴のあるポートフォリオだと思います。
他の有名な投資家でも、新興国ETFでこんなにポジションを積み増している人はいません。


エネルギーに強気

エネルギーにも強気です、ポートフォリオ内でのエネルギーセクターの割合は22.67%になっています。
他の投資家と比較してもエネルギーセクターへの投資比率が多くなっています。
エネルギー関連の保有銘柄は以下になります。
  • SWN、DVN、NE、ESV、COP、PBR、BP、CVX、XOM、EOG、SU、OXY、CNQ、APC、PXD、IMO、CXO、APA、RIG、CLR、NFX、XEC、HES、NBL、COG、MRO、PTR、EQT、CVE、RRC、CPG、CCJ、CNX

レイ・ダリオ氏について

レイ・ダリオ氏は、ブリッジウォーター・アソシエイツCEO兼会長です。
世界最大規模のヘッジファンド「ブリッジウォーター・アソシエイツ」の創業者として有名ですね。
2008年に金融危機が起きる前から信用バブルの膨張に対して警告をしていたそうです。
また、ブリッジウォーターのファンドは金融危機後の2008年・2009年ともプラスのリターンを確保しました、この辺りから一気に一般の人にも有名になりました。ちなみに、その後に起きた欧州債務危機も予測していたそうです。
最近では、投資関連の本でも良く紹介をされています。感覚的にはウォーレン・バフェット氏につぐ投資界の重鎮という印象です。




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