先週のためしてガッテンのテーマは「パセリ」。
流石に、パセリなんて面白い番組になる訳無いだろうと思ったけれど、念のため録画しておいた。
なかなか見る気にならなかったが、そろそろHDDを整理したくなったので見た。

すると…。
「おもしろい！」

ためしてガッテンはハズレが少ないなあと、改めて感じたのだった。
実はパセリは元々大好物。塩をパラパラっとふって食べるのが美味しい。
外食で出てきても食べるし、家ではプランターで育てて食べまくっている。
しかし、番組内のインタビューでは、とても嫌われていた。
好きでは無いのは仕方ないとしても、みんな食べ物に対しての感謝の気持が感じられないくらい酷い事を言うなと思った。

そんな嫌われ者のパセリを、食べた人達に「おいしー！！」「美味しい！！」と大絶賛させたのが、今回の内容。
（自分は好きなので、嫌いな人の気持ちはわからないが）
番組後半では、さらに美味しく食べるためのレシピも公開していた。これも大絶賛。
パセリでこんなに楽しめるとは思わなかった。興味深くて、いつもの半分くらいの時間に感じられた。

パセリの栄養。
番組が日本食品標準成分表の162種類の野菜から算出したという、野菜の栄養成分ランキングで、なんと！パセリは堂々の第１位！！
鉄分 １位、カリウム ２位、カルシウム ２位、βカロテン ４位、ビタミンC ６位、と豊富。
これ、パセリ食べてればサプリメントとか要らないんじゃない？というくらいの栄養っぷりだ。
栄養があると言っても、わざわざスーパーで買うほどでは無い野菜、と思っている人は多いと思う。それなら100円ショップでプランターと土と種を買って、家のベランダにでも置いて、育てておけばいい。

パセリの何が嫌われているのか？
パセリの味や苦味と思われていたのが実は違っていて、食べた時のパサパサ感や弾力が、脳に不味いと思わせていたらしい。

証拠として、日本で食べられているパセリとは別の、同じ栄養成分で同じ味だが食感が違う、イタリアンパセリを紹介していた。こちらは弾力が少ない。これを食べた出演者達は、美味しい美味しいと食べていた。

ということは？
そう。日本のパセリも弾力を減らしてやればいい。
その方法は…。

ただ加熱するだけ。

フライパンにパセリを入れて蓋をし、３０秒加熱。
これだけで弾力が少なくなる。顕微鏡の断面図を見たが、イタリアンパセリそっくりになっていた。
そのまま加熱して料理に使ってもいいし、ドレッシングで食べても良いそう。

別に加熱しなくても美味しい美味しいと食べている自分としては、わざわざ加熱する必要もないので、まだ実験していないのだが、加熱するだけで一般の方も食べやすくなるというのは、かなりお手軽だ。熱湯に入れておいても同じ効果があるんだろうか？実験してみなくては。

加熱したパセリは、普通の野菜のように調理できるそう。セリと同じようにおひたしにしたり、スープにしたり、今までのパセリとは別物のように様々な料理に使えるらしい。

まさか今更、何十年も食べていたパセリとは別の食べ方を知る事になるとは思わなかった。
ありがたい。

・NHK ためしてガッテン 信じられん！パセリを激ウマに変える３０秒技
・パセリ - Wikipedia
・イタリアンパセリ - Wikipedia
・GATTEN - 12.05.09

・Twitterで、パセリを「もう残さない！」というのが話題に

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