福岡春の風物詩
- 2019/03/31
- 07:53
この濁った空は福岡の春を象徴しています
花粉も大いに含まれるのでしょうが
大陸からの汚染された空気と黄砂が主原因と言われています。
毎日がこうだと気持ちもどんよりしてしまいますが
天候や風向きに左右されるようで
ピカピカの青空も時々は顔を見せてくれます。
それだから福岡のマスクかけ率は他の都市圏に比べても高いと思います。
アラスカには
電力さえ拒み文明を拒否して昔ながらの暮らしを続ける人々が暮らしているそうです。
一方、便利を手にしたものたちは今更不便の道を逆戻り出来ないと考えられます。
何もない事のすばらしさに気付くには人は遠くまで来てしまったのです。
6才の頃を思い返せばわが家にはまだ
水道も電気も無かったのです
水は井戸から人力でくみ上げ
夜はランプに燈をともしました
洗濯は川で
野菜は畑から
肉は鯨で
鶏肉なんて一年に数度食べたでしょうか?
燃料は全て山から調達です。
戦後の日本は急速に変わり過ぎたのかもしれません。
電気の無い暮らしの空は
天の川がくっきりと流れ
星明かりが夜道を照らしました
水道の無い川には蛍が乱舞し
ドジョウやメダカが主役の歌を歌っていたのです。
環境で人は変わる
昨今の不幸な事件のニュースを見るたびに
鮮やかな四季のあった日本の事を思い出します。
懐古主義だノスタルジーだと言われればそうかも知れません。
ただ薪の燃料だった頃は燃料が燃え尽きてしまえばそれ以上燃えることはなく
その点で安全だったと云うことです。
ガスをつけっぱなしで大惨事になんてニュースとは対極です。
便利は危険を大いに孕んでいます。
便利優先だと安全は後手に回りますから
その上、人はこの上なく貪欲ですから。
この写真は空を汚したのは誰?と
問いかけているようです。