2024/12/12

唯一無二、野鳥オタクによる中米コスタリカのネイチャーブログへようこそ!年内は野鳥の掲載種を増やすことに専念します。

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Lovely Cotinga
(メキシコルリカザリドリ)

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2024/12/18

ハシブトオニキバシリ、ノドアカハチドリ、キバラブチタイランチョウ 続・何年もハードディスクで眠っていた画像です!

いずれもブログ初登場です。

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Strong-billed Woodcreeper
(ハシブトオニキバシリ)

コスタリカに生息するオニキバシリの仲間で最も観察が困難で、珍鳥中の珍鳥です。図鑑ではrare表記ですが、コスタリカではvery rareだと思います。

全長30cmほどあり嘴も太いので、見た目のインパクトが大きいです。丘陵地からミドルエレベーション(低地と高地の中間)に生息し、幹の低い場所を好むようです。

オニキバシリの仲間は混群で行動していることが多いですが、ハシブトオニキバシリは依存度が低いかもしれません。過去の観察は、全て単独行動でした。

IOU(国際鳥類学者連合)によると23亜種(!)が存在するそうで、いずれは複数種に別れる可能性が大です。

この個体はエクアドルで撮影しました(コスタリカでは観察のみ)。

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Ruby-throated Hummingbird
(ノドアカハチドリ)

コスタリカで観察できるハチドリの中で、唯一北米からの渡り種です。標高2,300m以上の山林以外であれば、ほぼ全域で観察チャンスがあり、北西部で最も容易に観察できます。

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息子が12歳の時に撮影した幼鳥です。当時のカメラには瞳認識、被写体追尾機能がなかったので、撮影には苦労しました(それらの機能が装備された今でも、容易ではありませんが・・・・)。

先日、北西部の乾燥林を訪問した際にも、小型の朝顔の仲間(?)に複数が飛来していました。美しい雄成鳥より地味な雌成鳥、幼鳥との出会いが圧倒的に多いのは、私だけでしょうか?

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Sulphur-bellied Flycatcher
(キバラブチタイランチョウ)

ノドアカハチドリ同様、ほぼ全域で観察チャンスがあります(標高2,200m以上の高地を除く)。コスタリカを通過する個体と、繁殖する個体が存在します。中米で繁殖し、南米で越冬というのは数少ない繁殖パターンです。

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類似種Streaked Flycatcher(ブチタイランチョウ)が存在するため、初心者は混同してしまうかもしれません。


しかし識別ポイントを把握していれば、同定は難しくありません。前者は眉班が白っぽく、後者はクリーム色です。下嘴の黒とサーモンピンクの割合、外頬線の濃淡、太さも異なります。「黄腹」の有無だけでも、区別できちゃいますけどね。

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コスタリカの野鳥ガイド

在住21年、ガイド歴20年(引退)。撮影の他に、野生蘭のデータ収集(保護活動の手伝い)をしています。座右の銘は「野にあるものは、野で愛でる」