自己紹介
Twitterを始めました。
↑↑↑↑
1992世代。デザインを独学勉強中。
いつか凄い事をするので、フォローお願いします。
にほんブログ村
にほんブログ村
#09 「光線」について
とても大きなエネルギーの波動、且つ粒子が、
8分16秒、漆黒を進み、
永遠とも、刹那ともいえる旅をした。
そしてとある星の、2つの小さなガラスの球体に侵入した。
我々は光を知覚した。
光は、質量を持たない。
そして、電気を帯びない。
つまり光は、重力にも電磁力にも影響を受けない。
とても自由だ。
しかしその軌道は堅苦しい直線。
「なんだよお前、真っ直ぐにしか歩けないのかよ、不器用な奴。
そんなんじゃ息苦しいだろ?」
そういって重力は、光のために空間を少し歪ませてあげた。
「おい見ろ、直進しか脳のない光が、曲がってやがるぞ」
騒ぐ群衆。
と、ここでロシア人とドイツ人だけは、重力の仕業に感づいていたのだが。
「いや、待て。違う。これは曲がってるようにみえるだけさ、
僕は曲がっちゃいない。空間を直進するのさ!」
光は矜持を持ってそう叫んだ。
見せかけの世界に差し込む、一条の絶対性。
直線が、我々を奮起させる。歩かせる。思考させる。
直線における色は無い。
幾何における色は無い。
無彩色ですら無く、そう文字通りその世界に色は無い。
(推敲中、)
キャラ案002
002/「赤」について
REDと梵語が、菩提樹の木陰に並んで座ってました。
梵語「あなたが作る渇愛は、とても強い。苦にも楽にも強く働くわ」
RED「へぇ。でもそれ全部ヘモのせいよ。あいつ私に変なキャラ付けしたの」
にほんブログ村 キャラクターデザイン
キャラ案001
001/「色」について
電気的な何かと、細胞的な何かがくっついて、
「色」がうまれました。
(どちらかというと、この場合、電気的な何かがオスでした)
zakky
彼等は目が冴えてきて、
怯えているようだ。私に。世界に。
緊張が、水面を漂う油膜のようにゆったり伝わってくる。
彼等の最初の反応は、呼吸の変化で、
それはまるで、まるまる太った深海魚の鰓から小さな気泡が昇るみたいだった。
彼等は呼吸を止めたよう。
完全にこれは臨戦態勢。空気の引き裂かれる予兆があった。
私は恐怖を感じる。
なのに彼等から目を離せない。
私は片方だけ、目を閉じることにした。
片目で眠りながら、玉虫色の反射膜がゆっくり近づいてくるのを感じる。
幽かな硫黄の臭い。
心臓と指の末端が、温度を知覚できない。
PCだけは覚えてくれている。
三年くらい前。作りかけの映像制作。
ヴィーーン
半年くらい前。作りかけの映像制作。
zakky
ターコイズブルーの口紅を、海に同化させて迷彩として使う。
「見て。ねぇ。私輝いているでしょう。」
大洋の飛沫に過ぎない、儚い自己。甘い夢。幼い記憶には海。陶酔を誘う鉛の船。
碧く鈍い発光。
光沢と、やがて球体に塑性する女の子たち。
泣くこともできない、鉛のような日々。
鏡の破片を粉にしてあぶり、立ち込める女の子の倦怠の煙。
見つめられさえすれば、全てを拒絶し全てを受容する事が出来た。
細胞を駆けるイオン、無機質な音楽。
ざっき
ベースは、液体へのアンチテーゼ。
あくまでも弱く、弱く、拡散はしない。硬度を高める。
それはリキッドシステムのパワー調整を、旋律と室内の温度によって操作した。
空気が液体化し、さらに粘度も上がる。
性質は何か、何かよく見覚えのあるものに似ていた。何だったろう。
狼はその部屋に、自分と同種の生物を認めた。気温は急激に下がる。
目の奥の光線の屈折を冷やす。
明るい、微睡の午後の狼の毛並み。
涎の粘度が、空気との摩擦係数を測りながら、一対の狼は床に転がった。
ティーカップの中に、その液体が漂った。
緩やかなケイオス。