野で観る花
カメラ片手に野の花を求めて
今回は植物の中でも少し変わった植物を紹介したい。
カラスノゴマ(烏の護摩) アオイ科カラスノゴマ属
この植物に初めてであったのはもう30年以上も前。伊吹山の麓の春日谷の奥で
黄色い花をつけた植物が群生してた。今はアオイ科に分類されているが当時は珍しい
シナノキ科に軍類されていた。
花の前面に大きく飛びだした雄しべ、しかし本物の雄しべは花の奥にあり仮雄しべと呼ばれる。仮雄しべの役割については他の植物にも仮雄しべを持つ植物は他にもあるがカラスのゴマの仮雄しべは重要な役目をはたしています。山野草で有名な「ウメバチソウ」も仮雄しべを持つが花粉を生成する役目は持たない。仮雄しべを持つ植物の内、本種のみ仮雄しべで花粉を生成し以下のような役目をはたしている。
1,昆虫にメシベを注目させる
2,仮雄しべは花粉が大量にあり、昆虫が近づくやすくし花粉が他の花
にはこばせる(他花受粉)。
3,風の揺れにより自家受粉をしやすくする。
本種の仮雄しべに花粉生成の機能、ウメバチソウには花粉生成の機能がない。共に生育環境により仮雄しべの役割をより生存に適した方法に進化させたのでしょう。
おなじみのツユクサにも黄色いX仮雄しべとY仮雄しべをもつがまれにY仮雄しべに花粉をもつことがあると言われているが確実性はない。仮雄しべが受粉の役目を持つのは本種のみ。
この植物に学名を付けたのはシーボルトとドイツの植物学者ツッカリーニ
学名Corchoropsis crenata Sieb. et Zucc.
アメリカキンゴジカ(亜米利加金午時花)
アオイ科キンゴジカ属
近くの雑草地に乱れることなく整然と大群生してる草が目についた。
アメリカキンゴジカだ。外来種で雑草化しているが名前が面白い。
よく似た花は日本では3種ほど生育するらしいが一般にはキンゴジカと本種。
外見上はよく似ている。名前が面白い。
語源は「金」は黄色い花の意味、「午時」は江戸時代用いられた時刻「午の刻」
即ち、午前11時から午後1時頃。
キンゴジカは11時前後に開花して長くても2時間程度で閉じる。アメリカキンゴジカの開花は早く天候にも多少影響されるが午前8時頃に開花し、1^2時間で閉じてしまうはかない花。
アレチウリ(荒れ地瓜)
ウリ科アレチウリ属アレチウリ
大変厄介な植物で環境省が「生態系被害防止外来種植物」の中でも特別に「緊急対策外来種」に指定し見つけ次第除去することを指示している。又、特定外来生物の内植物19種の中に指定されている。
昭和27年清水港で北米から輸入した大豆に種子が混入しているのが発見されたのが最初らしく、その後は急激に全国に広がったようだ。
学名はリンネが1753年に記載「Sicyos angulatus L.」
今回は植物の中でも少し変わった植物を紹介したい。
カラスノゴマ(烏の護摩) アオイ科カラスノゴマ属
この植物に初めてであったのはもう30年以上も前。伊吹山の麓の春日谷の奥で
黄色い花をつけた植物が群生してた。今はアオイ科に分類されているが当時は珍しい
シナノキ科に軍類されていた。
花の前面に大きく飛びだした雄しべ、しかし本物の雄しべは花の奥にあり仮雄しべと呼ばれる。仮雄しべの役割については他の植物にも仮雄しべを持つ植物は他にもあるがカラスのゴマの仮雄しべは重要な役目をはたしています。山野草で有名な「ウメバチソウ」も仮雄しべを持つが花粉を生成する役目は持たない。仮雄しべを持つ植物の内、本種のみ仮雄しべで花粉を生成し以下のような役目をはたしている。
1,昆虫にメシベを注目させる
2,仮雄しべは花粉が大量にあり、昆虫が近づくやすくし花粉が他の花
にはこばせる(他花受粉)。
3,風の揺れにより自家受粉をしやすくする。
本種の仮雄しべに花粉生成の機能、ウメバチソウには花粉生成の機能がない。共に生育環境により仮雄しべの役割をより生存に適した方法に進化させたのでしょう。
おなじみのツユクサにも黄色いX仮雄しべとY仮雄しべをもつがまれにY仮雄しべに花粉をもつことがあると言われているが確実性はない。仮雄しべが受粉の役目を持つのは本種のみ。
この植物に学名を付けたのはシーボルトとドイツの植物学者ツッカリーニ
学名Corchoropsis crenata Sieb. et Zucc.
アメリカキンゴジカ(亜米利加金午時花)
アオイ科キンゴジカ属
近くの雑草地に乱れることなく整然と大群生してる草が目についた。
アメリカキンゴジカだ。外来種で雑草化しているが名前が面白い。
よく似た花は日本では3種ほど生育するらしいが一般にはキンゴジカと本種。
外見上はよく似ている。名前が面白い。
語源は「金」は黄色い花の意味、「午時」は江戸時代用いられた時刻「午の刻」
即ち、午前11時から午後1時頃。
キンゴジカは11時前後に開花して長くても2時間程度で閉じる。アメリカキンゴジカの開花は早く天候にも多少影響されるが午前8時頃に開花し、1^2時間で閉じてしまうはかない花。
アレチウリ(荒れ地瓜)
ウリ科アレチウリ属アレチウリ
大変厄介な植物で環境省が「生態系被害防止外来種植物」の中でも特別に「緊急対策外来種」に指定し見つけ次第除去することを指示している。又、特定外来生物の内植物19種の中に指定されている。
昭和27年清水港で北米から輸入した大豆に種子が混入しているのが発見されたのが最初らしく、その後は急激に全国に広がったようだ。
学名はリンネが1753年に記載「Sicyos angulatus L.」
野の花を求めて
カメラ片手に野の花を求めて
オオニシキソウ大錦草)
トウダイグサ科トウダイグサ属
道路端でよく見られる草ではあるがじっくり見るとなかなか味わいのある草でもある。白い小さな花が咲いた後に可愛い実が出来る。
花や実は小さいが拡大してみるとなかなか可愛い。
原産地はアメリカ大陸で帰化して今は雑草化している。
和名の意味は近縁種のニシキソウが茎の赤色と葉の緑色から「錦」を連想し、ニシキ草より大型からつかられたといわれる。更に小さいコニシキソウもある。こちらは庭によく生えてくる。
オオニシキソウの学名は Euphorbia nutans でnutans はラテン語で「会釈する、うなずく」の意味。
キツネノマゴ(狐の孫)
キツネノマゴ科キツネノマゴ属
学名 Justicia procumbens L.
「Justicia」は、スウェーデンの植物学者リンネが、スコットランドの植物学者ジェームズ・ジャスティス(James Justice)にちなんで命名した。
種小名「procumbens」はラテン語で「地面に這う」という意味でこの植物が地面に沿って広がる性質かららしい。。
沖縄方面には変種のキツネノヒマゴやキツネノメマゴが存在するらしい。
キツネノヒマゴは主に琉球列島で見られ、キツネノメマゴについては、与那国島など沖縄の一部地域で確認されているが個体数は多くないらしい
キンミズヒキ(金水引)
バラ科キンミズヒキ属
黄色い花が穂状につき花1つ1つを見ると大変かわいい。好きな花ではあるが花後が厄介な植物。通称「くっつき虫」と呼ばれるように衣服によくつく。取るのも厄介。
キンミズヒキは日本の固有の植物なのか「日本」の名前が付けられている。学名 はAgrimonia pilosa var. japonica 命名者は、Miq. と Nakai の共同名になっている。
Miq. は、フリードリッヒ・アントン・ヴィルヘルム・ミクェルでオランダの著名な植物学者で、Nakaiは、東京大学教授、小石川植物園長、国立科学博物館長を務めた中井猛之進氏。
サネカズラ(実葛)
マツブサ科サネカズラ属
雑木林の多い地域では珍しい植物ではない。花小さいが可愛いし
実が独特で和菓子のように赤く熟し見栄えがするが意外ときれいな実の数は少ない。
日本人とこの植物とのかかわりは古く万葉集にも多数詠まれている。
茎の粘液は、古くは整髪料に使用され果実は生薬とされる。
古くから盆栽仕立てなど観賞用に栽培されるてきた。古くはサナカズラ、ビナンカズラ(美男葛)、ビジンソウ(美人草)、ビンカズラ(鬢葛)、トロロカズラ(薯蕷汁葛)、ヒメカズラ(姫葛)と呼ばれサネカズラの呼び名はあまり古くないらしい。
学名には「日本(japonica)がついている。Kadsura japonica
1753年にスウェーデンの植物学者リンネがサネカズラをUvaria japonicaという学名で記載したものを1817年にフランスの植物学者であるアントワーヌ・デュナルが分類し直しKadsura japonicaと命名した。
サネカズラ(美男葛)について
牧野富太郎とサネカズラ
牧野富太郎は、サネカズラの和名についても研究したようで、サネカズラの別名や方言名を収集し、その由来や意味を調査し、サネカズラという呼び方が比較的新しいものであると指摘し、古くからの呼び方はサナカズラやビナンカズラなどであると記載した。
サネカズラの花について詳細な観察を行い、その結果を『植物学雑誌』に発表した。サネカズラの花が雌雄異株であることや、花粉媒介者がハチであることなどを明らかにした。
牧野博士の友人でもある金沢医科大学や台北帝国大学などで教授を務めた植物研究家の松田重次郎氏が台湾で見つけたサネカズラの研究にも協力してたようだが当時は日本に産するサネカズラと同一種としていたようだ。当時の分析ではそれが限界だったのだろう。
時代は進み岐阜大学教育学部の三宅崇准教授と神戸大学の末次健司特命講師,香港大学のRichard Saunders教授らと共同で、この植物がサネカズラとは別種であることを証明しその研究成果を、2017年に国際誌「Phytotaxa」に発表した。そして、最初に見つけた松田重次郎氏に献名した学名Kadsura matsudaeと三宅崇准教授によりリュウキュウサネカズラの和名が付けられた。
現在の分析はDNA鑑定などがもちいれらているようだ。
花後に出来る実
秋になると和菓子のように赤く熟す
オオニシキソウ大錦草)
トウダイグサ科トウダイグサ属
道路端でよく見られる草ではあるがじっくり見るとなかなか味わいのある草でもある。白い小さな花が咲いた後に可愛い実が出来る。
花や実は小さいが拡大してみるとなかなか可愛い。
原産地はアメリカ大陸で帰化して今は雑草化している。
和名の意味は近縁種のニシキソウが茎の赤色と葉の緑色から「錦」を連想し、ニシキ草より大型からつかられたといわれる。更に小さいコニシキソウもある。こちらは庭によく生えてくる。
オオニシキソウの学名は Euphorbia nutans でnutans はラテン語で「会釈する、うなずく」の意味。
キツネノマゴ(狐の孫)
キツネノマゴ科キツネノマゴ属
学名 Justicia procumbens L.
「Justicia」は、スウェーデンの植物学者リンネが、スコットランドの植物学者ジェームズ・ジャスティス(James Justice)にちなんで命名した。
種小名「procumbens」はラテン語で「地面に這う」という意味でこの植物が地面に沿って広がる性質かららしい。。
沖縄方面には変種のキツネノヒマゴやキツネノメマゴが存在するらしい。
キツネノヒマゴは主に琉球列島で見られ、キツネノメマゴについては、与那国島など沖縄の一部地域で確認されているが個体数は多くないらしい
キンミズヒキ(金水引)
バラ科キンミズヒキ属
黄色い花が穂状につき花1つ1つを見ると大変かわいい。好きな花ではあるが花後が厄介な植物。通称「くっつき虫」と呼ばれるように衣服によくつく。取るのも厄介。
キンミズヒキは日本の固有の植物なのか「日本」の名前が付けられている。学名 はAgrimonia pilosa var. japonica 命名者は、Miq. と Nakai の共同名になっている。
Miq. は、フリードリッヒ・アントン・ヴィルヘルム・ミクェルでオランダの著名な植物学者で、Nakaiは、東京大学教授、小石川植物園長、国立科学博物館長を務めた中井猛之進氏。
サネカズラ(実葛)
マツブサ科サネカズラ属
雑木林の多い地域では珍しい植物ではない。花小さいが可愛いし
実が独特で和菓子のように赤く熟し見栄えがするが意外ときれいな実の数は少ない。
日本人とこの植物とのかかわりは古く万葉集にも多数詠まれている。
茎の粘液は、古くは整髪料に使用され果実は生薬とされる。
古くから盆栽仕立てなど観賞用に栽培されるてきた。古くはサナカズラ、ビナンカズラ(美男葛)、ビジンソウ(美人草)、ビンカズラ(鬢葛)、トロロカズラ(薯蕷汁葛)、ヒメカズラ(姫葛)と呼ばれサネカズラの呼び名はあまり古くないらしい。
学名には「日本(japonica)がついている。Kadsura japonica
1753年にスウェーデンの植物学者リンネがサネカズラをUvaria japonicaという学名で記載したものを1817年にフランスの植物学者であるアントワーヌ・デュナルが分類し直しKadsura japonicaと命名した。
サネカズラ(美男葛)について
牧野富太郎とサネカズラ
牧野富太郎は、サネカズラの和名についても研究したようで、サネカズラの別名や方言名を収集し、その由来や意味を調査し、サネカズラという呼び方が比較的新しいものであると指摘し、古くからの呼び方はサナカズラやビナンカズラなどであると記載した。
サネカズラの花について詳細な観察を行い、その結果を『植物学雑誌』に発表した。サネカズラの花が雌雄異株であることや、花粉媒介者がハチであることなどを明らかにした。
牧野博士の友人でもある金沢医科大学や台北帝国大学などで教授を務めた植物研究家の松田重次郎氏が台湾で見つけたサネカズラの研究にも協力してたようだが当時は日本に産するサネカズラと同一種としていたようだ。当時の分析ではそれが限界だったのだろう。
時代は進み岐阜大学教育学部の三宅崇准教授と神戸大学の末次健司特命講師,香港大学のRichard Saunders教授らと共同で、この植物がサネカズラとは別種であることを証明しその研究成果を、2017年に国際誌「Phytotaxa」に発表した。そして、最初に見つけた松田重次郎氏に献名した学名Kadsura matsudaeと三宅崇准教授によりリュウキュウサネカズラの和名が付けられた。
現在の分析はDNA鑑定などがもちいれらているようだ。
花後に出来る実
秋になると和菓子のように赤く熟す
野の花
野の花を求めて
エノキグサ(榎草)
トウダイグサ科エノキグサ属
学名 Acalypha australis L.
学名は原則ラテン語又はギリシャ語を使う様だが意味が理解できないものも多い。
Acalyphaは代ギリシャ語でイラクサの意味
australisはラテン語の南の意味だが何の意味があるのか?
「L」は学名の命名者リンネで生物の部類学を初めて用いた人。
当たり前に見られる雑草ではあるが
赤い雄花の元に丸いメシベが出来る
オシベの先に雌花がついている
理由は判らないがよくあることらしい
ハグロソウ
最初の学名命名者はスエーデンの「カール・ツンベルク 」で標準標本は日本
Dicliptera japonica (Thunb.) Makino(古い学名)
で牧野博士が再表記、
Peristrophe japonica (Thunb.) Bremek.(現在の学名)
古い学名は牧野博士のDicliptera(ヤンバルハグロソウ)japonica (Thunb.) Makino で
後に Bremekamp によりPeristrophe(ハグロソウ属) japonica (Thunb.) Bremek. にあらためられた。
和名については
牧野富太郎 氏の「和名ハ蓋シ其暗緑色葉ニ基キテノ葉黒草ノ意ナラン乎」や、お歯黒に見立てた説や出羽三山の羽黒山から葉黒草になった説など。
サギソウ(鷺草)
学名は Pecteilis radiata
命名はスウェーデンの植物学者 カール・ツンベルク
サギソウの和名についてシラサギが飛んでる姿に似ているからだろうが命名者は不明。
世田谷区の九品仏浄真寺に「さぎ草物語」という伝説が伝わり奥沢城主の娘である常盤姫が白鷺に自らの潔白を託し、その白鷺が射ち落とされた場所からサギソウが生えた。この伝説により、サギソウは世田谷区の花とされているそうだ。
東京世田谷区の「九品山 唯在念佛院 浄眞寺」のHPに「サギソウ物語」が詳しく記載されている。
ツルニンジン(蔓人参)
大変好きな野草であるが別の呼び名もあり山菜料理として
使ったこともある。しかし、この植物について詳しくは知らなかったので「AI」を使ってチャットで会話してみた。
「私」ツルニンジンという和名を付けたのは誰か?
「AI] 私の知識の中にはありません。
「AI」ではよくある。質問の仕方で回答が出ないことは多い
そこでまづ、ツルニンジンの学名を調べる。ほとんどが「Codonopsis lanceolata」と出てくるが私が知りたいのはその後ろに続く種小名といわれる学名を申請した人の名前が書いてらることが多いい。もう少し詳しく調べると「Codonopsis lanceolata (Siebold et Zucc.) Trautv.1879」と出てきた。注目すべきは「Siebold」即ちあのシーボルトの名前。もう一人はドイツの植物学者「ツッカリーニ」の連名になっている。2人の共同研究のようだ。又、「Trautv.1879」はドイツの植物学者のトラウトフェッターが1879年に正式に記載した年のようだ。もう少し調べてみた。
すると江戸時代の1806年に小野蘭山氏が書いたの『本草綱目啓蒙』の中に「「羊乳ハ ツルニンジン一名ツルシヤジン トゝギニンジン・・・・」の記載を見つけた。
再度AI に聞いてみた。この記述は正しいか?
「AI」 間違いはない。
1806年にはツルニンジンの和名が存在してたことが分かったがすでに一般に使われていたのだろう。。
地域によっては別名の「ジイソブ」という名も使われている。
クサギ(臭木)
シソ科クサギ属
この木はいたるところに生えており今、花の盛り。近くの国道を走っていると白い花をいっぱいつけたクサギがいたるところで見られる。
花一つ一つは可愛い花ではあるが匂いが苦手という人も多い。
昨年は生け花に使ってみたがやはり匂いが気になる。秋の赤紫の実の方が生け花にはいいように思う。
和名には別名もありクサギリ、クサギナ、トウノキ、ヘクサノキ等。
中国名は「海州常山」というそうだ。
日本全国「クサギ」は1つと思っていたがどうやら違うようで変種もあり学名も違うものが出てくるが標準的な学名はスウェーデンの植物学者トゥーンベリが1780年に命名しましたClerodendrum trichotomum。
エノキグサ(榎草)
トウダイグサ科エノキグサ属
学名 Acalypha australis L.
学名は原則ラテン語又はギリシャ語を使う様だが意味が理解できないものも多い。
Acalyphaは代ギリシャ語でイラクサの意味
australisはラテン語の南の意味だが何の意味があるのか?
「L」は学名の命名者リンネで生物の部類学を初めて用いた人。
当たり前に見られる雑草ではあるが
赤い雄花の元に丸いメシベが出来る
オシベの先に雌花がついている
理由は判らないがよくあることらしい
ハグロソウ
最初の学名命名者はスエーデンの「カール・ツンベルク 」で標準標本は日本
Dicliptera japonica (Thunb.) Makino(古い学名)
で牧野博士が再表記、
Peristrophe japonica (Thunb.) Bremek.(現在の学名)
古い学名は牧野博士のDicliptera(ヤンバルハグロソウ)japonica (Thunb.) Makino で
後に Bremekamp によりPeristrophe(ハグロソウ属) japonica (Thunb.) Bremek. にあらためられた。
和名については
牧野富太郎 氏の「和名ハ蓋シ其暗緑色葉ニ基キテノ葉黒草ノ意ナラン乎」や、お歯黒に見立てた説や出羽三山の羽黒山から葉黒草になった説など。
サギソウ(鷺草)
学名は Pecteilis radiata
命名はスウェーデンの植物学者 カール・ツンベルク
サギソウの和名についてシラサギが飛んでる姿に似ているからだろうが命名者は不明。
世田谷区の九品仏浄真寺に「さぎ草物語」という伝説が伝わり奥沢城主の娘である常盤姫が白鷺に自らの潔白を託し、その白鷺が射ち落とされた場所からサギソウが生えた。この伝説により、サギソウは世田谷区の花とされているそうだ。
東京世田谷区の「九品山 唯在念佛院 浄眞寺」のHPに「サギソウ物語」が詳しく記載されている。
ツルニンジン(蔓人参)
大変好きな野草であるが別の呼び名もあり山菜料理として
使ったこともある。しかし、この植物について詳しくは知らなかったので「AI」を使ってチャットで会話してみた。
「私」ツルニンジンという和名を付けたのは誰か?
「AI] 私の知識の中にはありません。
「AI」ではよくある。質問の仕方で回答が出ないことは多い
そこでまづ、ツルニンジンの学名を調べる。ほとんどが「Codonopsis lanceolata」と出てくるが私が知りたいのはその後ろに続く種小名といわれる学名を申請した人の名前が書いてらることが多いい。もう少し詳しく調べると「Codonopsis lanceolata (Siebold et Zucc.) Trautv.1879」と出てきた。注目すべきは「Siebold」即ちあのシーボルトの名前。もう一人はドイツの植物学者「ツッカリーニ」の連名になっている。2人の共同研究のようだ。又、「Trautv.1879」はドイツの植物学者のトラウトフェッターが1879年に正式に記載した年のようだ。もう少し調べてみた。
すると江戸時代の1806年に小野蘭山氏が書いたの『本草綱目啓蒙』の中に「「羊乳ハ ツルニンジン一名ツルシヤジン トゝギニンジン・・・・」の記載を見つけた。
再度AI に聞いてみた。この記述は正しいか?
「AI」 間違いはない。
1806年にはツルニンジンの和名が存在してたことが分かったがすでに一般に使われていたのだろう。。
地域によっては別名の「ジイソブ」という名も使われている。
クサギ(臭木)
シソ科クサギ属
この木はいたるところに生えており今、花の盛り。近くの国道を走っていると白い花をいっぱいつけたクサギがいたるところで見られる。
花一つ一つは可愛い花ではあるが匂いが苦手という人も多い。
昨年は生け花に使ってみたがやはり匂いが気になる。秋の赤紫の実の方が生け花にはいいように思う。
和名には別名もありクサギリ、クサギナ、トウノキ、ヘクサノキ等。
中国名は「海州常山」というそうだ。
日本全国「クサギ」は1つと思っていたがどうやら違うようで変種もあり学名も違うものが出てくるが標準的な学名はスウェーデンの植物学者トゥーンベリが1780年に命名しましたClerodendrum trichotomum。
野の花
ウマノスズクサの花の面白さ
ウマノスズクサといえば蝶に興味のある人なら誰でも知っている。
この草は毒草ではあるがアゲハ蝶の仲間の「ジャコウアゲハ」の幼虫が食べ・育つ。
蝶の天敵の鳥はジャコウアゲハを襲わない。毒蝶と知ってるからだろう。
しかし、鳥は始めから毒蝶と知ってるとは思えない。多分経験から学習してるのだろう。ジャコウアゲハは大変優雅に人を恐れず飛んでいることが多いがある時目の前で鳥が襲い口に咥えた。しかし、すぐに吐き出した。多分これで毒蝶と学んだのではないか。
花はサキソフォーンのように大変面白い形をしている。
花を見た人多いと思うが内部を見た人は少ないと思う。庭にたくさん咲いているので開花した新しい花、2~3日経った花を分解してみた。
新しい花の中に小さな蠅が入っていた。しかし、この花の中に入る通路には毛が内向きに生えており中の蠅は外には出られない。翌日には裏に隠れていたオシベが開き花粉を出す。すると通路を塞いでいた毛がなくなる。花粉を付けた蠅は外に出られるようになる。オシベの成熟に半日遅れてメシベが成熟し受粉できるようになる。ウマノスズクサは自家受粉が出来ず他花受粉なので他の花から花粉をつけた蠅が入る受粉する仕組みになっている。
開花すぐの花を真2つに切ってみる
白いのは雌芯で入り口から続く通路は逆向きの毛がびっしり
雌芯は未成熟で雄しべももまだ出てきてない
中に小さな蠅が入っているが毛で出口が塞がれている
雄しべはまだ未成熟
オシベが成熟(黄色いのが花粉)
通路の毛がなくなり中にいた蠅は花粉をつけて外へ出られる
他花受粉なので花粉をつけた虫は外へ出て成熟した雌シベに受粉
ウマノスズクサといえば蝶に興味のある人なら誰でも知っている。
この草は毒草ではあるがアゲハ蝶の仲間の「ジャコウアゲハ」の幼虫が食べ・育つ。
蝶の天敵の鳥はジャコウアゲハを襲わない。毒蝶と知ってるからだろう。
しかし、鳥は始めから毒蝶と知ってるとは思えない。多分経験から学習してるのだろう。ジャコウアゲハは大変優雅に人を恐れず飛んでいることが多いがある時目の前で鳥が襲い口に咥えた。しかし、すぐに吐き出した。多分これで毒蝶と学んだのではないか。
花はサキソフォーンのように大変面白い形をしている。
花を見た人多いと思うが内部を見た人は少ないと思う。庭にたくさん咲いているので開花した新しい花、2~3日経った花を分解してみた。
新しい花の中に小さな蠅が入っていた。しかし、この花の中に入る通路には毛が内向きに生えており中の蠅は外には出られない。翌日には裏に隠れていたオシベが開き花粉を出す。すると通路を塞いでいた毛がなくなる。花粉を付けた蠅は外に出られるようになる。オシベの成熟に半日遅れてメシベが成熟し受粉できるようになる。ウマノスズクサは自家受粉が出来ず他花受粉なので他の花から花粉をつけた蠅が入る受粉する仕組みになっている。
開花すぐの花を真2つに切ってみる
白いのは雌芯で入り口から続く通路は逆向きの毛がびっしり
雌芯は未成熟で雄しべももまだ出てきてない
中に小さな蠅が入っているが毛で出口が塞がれている
雄しべはまだ未成熟
オシベが成熟(黄色いのが花粉)
通路の毛がなくなり中にいた蠅は花粉をつけて外へ出られる
他花受粉なので花粉をつけた虫は外へ出て成熟した雌シベに受粉
野の花
野に咲く花をカメラ片手に
ヤブカンゾウ(藪萱草)
ワスレグサ科ワスレグサ属
野生で良く生えているのを見るが通常は一重の花をノカンゾウ、八重の物をヤブカンゾウと呼ぶが、ワスレグサと呼ばれる。各地で色々な呼び名もあるようだ。学名はヘメロカリスで園芸種も多い。花は食用にもなる。中華料理では百合の花として使われるようだ。
イヌガラシ(犬芥子)
アブラナ科イヌガラシ属
日本全国の道路端や草地、田んぼの縁などで当たり前にみられる。葉の切れ込みの深いスカシダゴボウとよく似ている。
カズノコグサ(数の子草)
イネ科カズノコグサ属
この草は子供の頃に親しんだ草で田んぼの水路の土管の中にいるウシガエルを釣り出すためにカズノコグサの先端だけを残して土管の上からそっと垂らす。するとウシガエルが中から穂に飛びついてくる
コマツナギ(駒繋)
マメ科コマツナギ属
茎は大変丈夫で馬をつなぎとめるとか、この葉を馬が好みここから離れないなどが語源となっているようだ。コマツナギの学名は Indigofera pseudotinctoria でIndigo(藍)fero(有する)の合成語 Indigoは日本では藍染の原料イヌタデ科のアイを使うが東ヨーロッパやロシアではタイワンコマツナギ(Indigofera tinctoria)が使われてきた
ネジバナ(捩花)
ラン科ネジバナ属
ランの仲間ではあるが草地などに自生しており珍しい花ではない。学名はSpiranthes sinensis var. amoenaでギリシャ語のspeira(螺旋)とanthos(花)の合成語。別名でモジズリ(綟摺)とも呼ばれる。花に一つ一つをアップで見ると大変可愛い、何か歌っているようだ。
皆で合唱でもしているのかな?
ヤブカンゾウ(藪萱草)
ワスレグサ科ワスレグサ属
野生で良く生えているのを見るが通常は一重の花をノカンゾウ、八重の物をヤブカンゾウと呼ぶが、ワスレグサと呼ばれる。各地で色々な呼び名もあるようだ。学名はヘメロカリスで園芸種も多い。花は食用にもなる。中華料理では百合の花として使われるようだ。
イヌガラシ(犬芥子)
アブラナ科イヌガラシ属
日本全国の道路端や草地、田んぼの縁などで当たり前にみられる。葉の切れ込みの深いスカシダゴボウとよく似ている。
カズノコグサ(数の子草)
イネ科カズノコグサ属
この草は子供の頃に親しんだ草で田んぼの水路の土管の中にいるウシガエルを釣り出すためにカズノコグサの先端だけを残して土管の上からそっと垂らす。するとウシガエルが中から穂に飛びついてくる
コマツナギ(駒繋)
マメ科コマツナギ属
茎は大変丈夫で馬をつなぎとめるとか、この葉を馬が好みここから離れないなどが語源となっているようだ。コマツナギの学名は Indigofera pseudotinctoria でIndigo(藍)fero(有する)の合成語 Indigoは日本では藍染の原料イヌタデ科のアイを使うが東ヨーロッパやロシアではタイワンコマツナギ(Indigofera tinctoria)が使われてきた
ネジバナ(捩花)
ラン科ネジバナ属
ランの仲間ではあるが草地などに自生しており珍しい花ではない。学名はSpiranthes sinensis var. amoenaでギリシャ語のspeira(螺旋)とanthos(花)の合成語。別名でモジズリ(綟摺)とも呼ばれる。花に一つ一つをアップで見ると大変可愛い、何か歌っているようだ。
皆で合唱でもしているのかな?
庭に咲く花
野に咲く花を
カメラ片手に
ツユクサ(露草)
ツユクサ科ツユクサ属
この時期になると各地のくさ原や雑草地、道端で当たり前にみられる花だが少し面白い植物。花弁はきれいなブルーでその中にまづ目につくのは黄色いシベが4本見られる。最上段の黄色いシベはX型仮雄しべと呼ばれ花粉をもたない。役目は虫達に目につきやし役目だろ。その下の黄色シベはY型仮雄しべと呼ばれる。以前は花粉は多少あるが受粉には役にたたないと思われていた。ま中の1本のメシベの両側から前に長く伸びているのが花粉をもったオシベで朝開いてお昼頃にはこのオシベを巻き込んで受粉し閉じる。Y型仮雄しべについては受粉に役に立たないと書いたがネット上には開花前にオシベを切り取り開花させる。そして、午後には閉じるが受粉して種子が出来たという実権書き込みがある。それではすべてでこのように受粉できるかというとそうではないらしい。出来ることもあるという事だろう。
ユウゲショウ(夕化粧)別名赤花ユウゲショウ
アカバナ科マツヨイグサ属
南アメリカ原産で明治時代観賞用に入ってきたものが逸脱し半ば雑草化したのだろう。場所によっては大群生し、大変綺麗でとても雑草には見えない美しさがある。
キショウブ(黄菖蒲)
菖蒲園では今、花が見頃で観に行かれた方も多いと思う。ここに取り上げたキショウブは、菖蒲園などで見る花菖蒲とは別の物で開花はハナショウブより少し早い。河川や池などに群生がみられるが実は大変厄介な植物で環境省が「生態系被害防止外来種リスト」に記載して栽培には注意を呼び掛けている。ハナショウブには黄色い花は存在しないが以前、このキショウブを使い黄色い花菖蒲が作出されたことがある。今、菖蒲園でよく見られる黄色い花菖蒲「愛知の輝き」という名前が漬けられている。黄色はキショウブより少し薄いが花の形は花菖蒲の形をし、開花時期は花菖蒲と同じ。
菖蒲園に咲く黄色い花菖蒲「愛知の輝き」
ミチバタナデシコ(道端撫子)
ナデシコ科コモチナデシコ属
道路端や堤防、雑草地で草に埋もれるように可愛い花を咲かせている。以前はイヌコモチナデシコと呼ばれていたが今はミチバタナデシコという新しい名前が与えられている。前はイヌコモチナデシコもミチバタナデシコおいうなまえの植物が存在したがどちらも同じ植物であると同定されたようでミチバタナデシコに統一された。
コウゾリナ(剃刀菜・顔剃菜)
キク科コウゾリナ属
名前の通り茎などには強い棘のようなものが多数ある。これを人間の髯に例えこれを剃る剃刀を名前に当てている。
ヒナキキョウソウ(雛桔梗草)
キキョウ科キキョウソウ属
北アメリカ原産の渡来種。細い枝分かれしない茎を伸ばし先端に花を1つつける。茎の各節につくのは閉鎖花。よく混同されるのはキキョウソウでこちらは花を多数咲かせる。
ワルナスビ(悪茄子)
ナス科ナス属
花を見ると平凡なナスの花に見えるが、目を少し下げてみると棘が・・・・見るからにこの花の名前を表しているようだが和名は1906年千葉艦成田市で発見され命名者は牧野富太郎氏。牧野氏は自宅でこの植物を栽培してみたが手に負えなくなったらしい。そこでこの「ワルナスビ」の和名をつけられたようだ。よく植物を観察されて和名を付けられたものだ。しかし、 ワルナスビの学名は「 Solanum carolinense」。Solanumはラテン語の「solamen」に由来し、「慰める」とか「なだめる」の意味。carolinenseは「カロライナの」という意味で、この植物が最初に発見された場所を表し、全くワルナスを連想させる言葉は入っていない。
カメラ片手に
ツユクサ(露草)
ツユクサ科ツユクサ属
この時期になると各地のくさ原や雑草地、道端で当たり前にみられる花だが少し面白い植物。花弁はきれいなブルーでその中にまづ目につくのは黄色いシベが4本見られる。最上段の黄色いシベはX型仮雄しべと呼ばれ花粉をもたない。役目は虫達に目につきやし役目だろ。その下の黄色シベはY型仮雄しべと呼ばれる。以前は花粉は多少あるが受粉には役にたたないと思われていた。ま中の1本のメシベの両側から前に長く伸びているのが花粉をもったオシベで朝開いてお昼頃にはこのオシベを巻き込んで受粉し閉じる。Y型仮雄しべについては受粉に役に立たないと書いたがネット上には開花前にオシベを切り取り開花させる。そして、午後には閉じるが受粉して種子が出来たという実権書き込みがある。それではすべてでこのように受粉できるかというとそうではないらしい。出来ることもあるという事だろう。
ユウゲショウ(夕化粧)別名赤花ユウゲショウ
アカバナ科マツヨイグサ属
南アメリカ原産で明治時代観賞用に入ってきたものが逸脱し半ば雑草化したのだろう。場所によっては大群生し、大変綺麗でとても雑草には見えない美しさがある。
キショウブ(黄菖蒲)
菖蒲園では今、花が見頃で観に行かれた方も多いと思う。ここに取り上げたキショウブは、菖蒲園などで見る花菖蒲とは別の物で開花はハナショウブより少し早い。河川や池などに群生がみられるが実は大変厄介な植物で環境省が「生態系被害防止外来種リスト」に記載して栽培には注意を呼び掛けている。ハナショウブには黄色い花は存在しないが以前、このキショウブを使い黄色い花菖蒲が作出されたことがある。今、菖蒲園でよく見られる黄色い花菖蒲「愛知の輝き」という名前が漬けられている。黄色はキショウブより少し薄いが花の形は花菖蒲の形をし、開花時期は花菖蒲と同じ。
菖蒲園に咲く黄色い花菖蒲「愛知の輝き」
ミチバタナデシコ(道端撫子)
ナデシコ科コモチナデシコ属
道路端や堤防、雑草地で草に埋もれるように可愛い花を咲かせている。以前はイヌコモチナデシコと呼ばれていたが今はミチバタナデシコという新しい名前が与えられている。前はイヌコモチナデシコもミチバタナデシコおいうなまえの植物が存在したがどちらも同じ植物であると同定されたようでミチバタナデシコに統一された。
コウゾリナ(剃刀菜・顔剃菜)
キク科コウゾリナ属
名前の通り茎などには強い棘のようなものが多数ある。これを人間の髯に例えこれを剃る剃刀を名前に当てている。
ヒナキキョウソウ(雛桔梗草)
キキョウ科キキョウソウ属
北アメリカ原産の渡来種。細い枝分かれしない茎を伸ばし先端に花を1つつける。茎の各節につくのは閉鎖花。よく混同されるのはキキョウソウでこちらは花を多数咲かせる。
ワルナスビ(悪茄子)
ナス科ナス属
花を見ると平凡なナスの花に見えるが、目を少し下げてみると棘が・・・・見るからにこの花の名前を表しているようだが和名は1906年千葉艦成田市で発見され命名者は牧野富太郎氏。牧野氏は自宅でこの植物を栽培してみたが手に負えなくなったらしい。そこでこの「ワルナスビ」の和名をつけられたようだ。よく植物を観察されて和名を付けられたものだ。しかし、 ワルナスビの学名は「 Solanum carolinense」。Solanumはラテン語の「solamen」に由来し、「慰める」とか「なだめる」の意味。carolinenseは「カロライナの」という意味で、この植物が最初に発見された場所を表し、全くワルナスを連想させる言葉は入っていない。
今日の生け花
野の花・庭に咲く花
身近で見られる花(1)
日本タンポポ
全国どこでも見られるが最近は西洋タンポポに押され数を減らしつつある。
西洋タンポポ綿毛
西洋タンポポは今や年中見られる。綿毛を撮影するのは面白いがただ、
綿毛だけ撮っても面白くない。そんな中、写真で「風」を撮れないか?と今回挑戦したのはこの写真。
綿毛が風に飛ばられる一瞬を収めてみた。
オオイヌノフグリ
春の暖かい所ではブルーが鮮やかでよく目立つ。
しかし、可愛そうな名前が付けられている「大いにノフグリ・即ち犬の睾丸」
それではかわそうときれいな「星の瞳」なる和名を考えた方がいたようだが
残念ながらオオイヌノフグリの和名をつけた方はかの有名な牧野富太郎博士
なのできれいな名前はあまり普及しなかったようだ。
カラスノエンドウ
何故カラスなのかは知らないが草地では他の植物にからみながら大群生している。
花後には小型のエンドウ豆のような豆が出来る。更に1段小さい草にスズメノエンドウ
があるがこちは地味で花も小さくほとんど目につかない。
コハコベ(ハコベ)
植物のことをあまり知らない人でも名前くらいは知ってる草。
畑地や草地、道路端など所変かまわず生えている。しかし、この仲間は案外多く名前
を知っていても花を指してこれと断定できる人は意外と少ない。
ハコベの仲間では花は比較的小さいが拡大してみると可愛い花と気づく。
毛の多い物少ない物も所によっては多少違う物が見られる。
ジロボウエンゴサク(次郎坊延胡索)
ジロボウに対する言葉は太郎坊で太郎坊とはスミレのこと。
三重県が言葉の発祥地だそうで、子供がこのジロボウエンゴサクとタロウボウエンゴ
サク(スミレ)を絡ませてどちらが強いかと遊んだことが語源だそうだ。
ジロボウエンゴサクによく似た植物にヤマエンゴサクがあるがよく似ている。
花の少し下に付く小葉の形が違う。この植物を掘ろうとすると大変。地下に
丸い球根を持つが糸のように細い茎が深くまで伸びており切れることが多い。
春、花を咲かせると6月頃には地上から消える。
ムラサキカタバミ
元々は観賞用に日本に持ち込まれた外来種。
地下に球根を持ち駆除するには地下の球根を掘り出さないと茎をいくら引っ張って
も球根から抜けるだけ。どこからか庭に侵入してくるが異常繁殖するカタバミ
とは違い比較的おとなしい植物でもあり、花もきれいなのでそのままにされ
てる方は多いと思う。よく似た物にイモカタバミがあるがこちらは雄しべが
黄色いので区別がつく。
日本タンポポ
全国どこでも見られるが最近は西洋タンポポに押され数を減らしつつある。
西洋タンポポ綿毛
西洋タンポポは今や年中見られる。綿毛を撮影するのは面白いがただ、
綿毛だけ撮っても面白くない。そんな中、写真で「風」を撮れないか?と今回挑戦したのはこの写真。
綿毛が風に飛ばられる一瞬を収めてみた。
オオイヌノフグリ
春の暖かい所ではブルーが鮮やかでよく目立つ。
しかし、可愛そうな名前が付けられている「大いにノフグリ・即ち犬の睾丸」
それではかわそうときれいな「星の瞳」なる和名を考えた方がいたようだが
残念ながらオオイヌノフグリの和名をつけた方はかの有名な牧野富太郎博士
なのできれいな名前はあまり普及しなかったようだ。
カラスノエンドウ
何故カラスなのかは知らないが草地では他の植物にからみながら大群生している。
花後には小型のエンドウ豆のような豆が出来る。更に1段小さい草にスズメノエンドウ
があるがこちは地味で花も小さくほとんど目につかない。
コハコベ(ハコベ)
植物のことをあまり知らない人でも名前くらいは知ってる草。
畑地や草地、道路端など所変かまわず生えている。しかし、この仲間は案外多く名前
を知っていても花を指してこれと断定できる人は意外と少ない。
ハコベの仲間では花は比較的小さいが拡大してみると可愛い花と気づく。
毛の多い物少ない物も所によっては多少違う物が見られる。
ジロボウエンゴサク(次郎坊延胡索)
ジロボウに対する言葉は太郎坊で太郎坊とはスミレのこと。
三重県が言葉の発祥地だそうで、子供がこのジロボウエンゴサクとタロウボウエンゴ
サク(スミレ)を絡ませてどちらが強いかと遊んだことが語源だそうだ。
ジロボウエンゴサクによく似た植物にヤマエンゴサクがあるがよく似ている。
花の少し下に付く小葉の形が違う。この植物を掘ろうとすると大変。地下に
丸い球根を持つが糸のように細い茎が深くまで伸びており切れることが多い。
春、花を咲かせると6月頃には地上から消える。
ムラサキカタバミ
元々は観賞用に日本に持ち込まれた外来種。
地下に球根を持ち駆除するには地下の球根を掘り出さないと茎をいくら引っ張って
も球根から抜けるだけ。どこからか庭に侵入してくるが異常繁殖するカタバミ
とは違い比較的おとなしい植物でもあり、花もきれいなのでそのままにされ
てる方は多いと思う。よく似た物にイモカタバミがあるがこちらは雄しべが
黄色いので区別がつく。
野の花
桜のシーズン
今年の桜の開花は早いといわれていたが急な冷え込みで
昨年より開花が遅れた。
養老山脈には山桜が非常に多い。
国道258号線を走ると今、ちょうど桜が開花してるのが山の
中腹でよく目立つ。普段は分らないがこのシーズンだけどこ
に桜があるかよく判る。
国道258号から見える山桜
南濃町 県道南濃・関ヶ原線より見える桜
養老山脈出来山には日露戦争戦死者を慰霊する地が造られ、そこに
近くの山から450ほどの山桜が移植され今は出来山千本桜として
全国でも珍しい山桜だけの公園になっている。
海津市南濃町志津の変な桜並木
この桜並木の桜にはほとんど宿り木がぶら下がっている。
1本の木に多い物は10個くらい、大きい物は直径80cmほどもある。
最後は家族づれなどが花見に訪れる羽田谷桜並木
今年の桜の開花は早いといわれていたが急な冷え込みで
昨年より開花が遅れた。
養老山脈には山桜が非常に多い。
国道258号線を走ると今、ちょうど桜が開花してるのが山の
中腹でよく目立つ。普段は分らないがこのシーズンだけどこ
に桜があるかよく判る。
国道258号から見える山桜
南濃町 県道南濃・関ヶ原線より見える桜
養老山脈出来山には日露戦争戦死者を慰霊する地が造られ、そこに
近くの山から450ほどの山桜が移植され今は出来山千本桜として
全国でも珍しい山桜だけの公園になっている。
海津市南濃町志津の変な桜並木
この桜並木の桜にはほとんど宿り木がぶら下がっている。
1本の木に多い物は10個くらい、大きい物は直径80cmほどもある。
最後は家族づれなどが花見に訪れる羽田谷桜並木
少し変わった植物(苔)の世界
異様な光景
今日の生け花
今年初めての生け花と海津の藁人形
冬の藁人形
国道258号線は大垣から三重県の桑名まで通じる。
途中、養老町から海津市南濃町に入りしばらく南下する
と駒野の交差点があり県道・海津~関ヶ原線と交差する。
この県道は通称「薩摩カイコウズ街道」と呼ばれる。
幕末幕府は薩摩藩を力を弱めるために今の「木曽三川
公園」近くの洪水対策の工事を薩摩藩に命ずる。
薩摩藩は家老平田靱負を総奉行に、900人以上の薩
摩藩士を連れて難工事に着手。莫大な費用と80余名
の犠牲を出して1年近くかけて工事は完了。幕府の完
了見届けを終えると平田靱負は国元に工事完了の手
紙を送り責任を取って翌日現在の養老町にあった薩摩
藩の総司令部の役館で翌日切腹。
遺体は川を下り桑名で法要を行い京都で埋葬された。
犠牲となった80余名の墓は海津市・養老町・桑名市
に分散されてまいそうされている。
これが縁となり岐阜県と鹿児島県、海津市と霧島市が
姉妹提携。その記念として鹿児島からカイコウズが贈
られた。この関ヶ原線の両脇にはカイコウズが植えら
れている。
しかし、南国の植物であるために暖地とはいえ海津
は冬は寒い。そのために丸坊主にされて藁で保護さ
れる。
今の時期この道を通ると藁人形が多数見られる。
今年初の生け花。
寒い中でも花を咲かせる梅を生ける。
合わせた花は庭に咲く雪中花(水仙)
冬の藁人形
国道258号線は大垣から三重県の桑名まで通じる。
途中、養老町から海津市南濃町に入りしばらく南下する
と駒野の交差点があり県道・海津~関ヶ原線と交差する。
この県道は通称「薩摩カイコウズ街道」と呼ばれる。
幕末幕府は薩摩藩を力を弱めるために今の「木曽三川
公園」近くの洪水対策の工事を薩摩藩に命ずる。
薩摩藩は家老平田靱負を総奉行に、900人以上の薩
摩藩士を連れて難工事に着手。莫大な費用と80余名
の犠牲を出して1年近くかけて工事は完了。幕府の完
了見届けを終えると平田靱負は国元に工事完了の手
紙を送り責任を取って翌日現在の養老町にあった薩摩
藩の総司令部の役館で翌日切腹。
遺体は川を下り桑名で法要を行い京都で埋葬された。
犠牲となった80余名の墓は海津市・養老町・桑名市
に分散されてまいそうされている。
これが縁となり岐阜県と鹿児島県、海津市と霧島市が
姉妹提携。その記念として鹿児島からカイコウズが贈
られた。この関ヶ原線の両脇にはカイコウズが植えら
れている。
しかし、南国の植物であるために暖地とはいえ海津
は冬は寒い。そのために丸坊主にされて藁で保護さ
れる。
今の時期この道を通ると藁人形が多数見られる。
今年初の生け花。
寒い中でも花を咲かせる梅を生ける。
合わせた花は庭に咲く雪中花(水仙)
派閥と金
政界を揺るがした派閥と裏金問題
裏金問題はどうやら一段落したが岸田総裁ばくちを打った
がこれが又混乱を招く結果となってしまった。安倍派を追
い詰めたまではよかったが政権を支えてくれているはず
の大親分に勝手に派閥を解散したとそっぽを向かれる始末。
政治の世界は一寸先は闇といわれているが本当の闇の
中に突入これからは水面下での暗闘がしばらく続くだろう。
この騒動で3匹の鼠が出てきた。1匹目は逮捕拘留中。
2匹目は辞任に追い込まれた。
しかし、3匹目はしぶとい。金額も大きいが秘書に任せて
いたので詳しく知らないと。
昔から政治家の「秘書に」は常套手段で何度聞いてきた
言葉か。10万、20万程度の金なら知らなかったで通用
するが数千万の使い道は知らないはずがないし、秘書が
代議士の了解なしに勝手に処理できる金額ではないはず。
それでも知らなかったで通用すると本当に思っているだろ
うか?
さて、その代議士は私の地元「岐阜」の方で3代4人目
の政治家一家のお方。
初代は戦後の運輸族の大ボスの大野伴睦氏、2代目は
その息子の大野明元大臣、そして明氏が亡くなると奥さん
が政界にでる。そして現在はその息子の泰正氏と地元で
は政界の名門のお方。
新幹線が計画された当時、大野伴睦氏は運輸には大変
力のある代議士で現在岐阜羽島駅を出ると目の前に
伴睦夫妻の銅像が建っている。
何故羽島駅が出来たかは地元では誰でも知っている。
本来は新幹線はもっと南を走る予定が伴睦氏が北へ
まげて羽島駅を作らせたと。これを疑う人は岐阜県には
誰もいない。
しかし、今朝の中日新聞「中日春秋」にこの羽島駅を作った
理由を元JR東海の社長だった須田氏が大野伴睦氏の圧力
ではなく豪雪地帯の関ヶ原に対応するための駅が必要で国
鉄内部では検討されていたことと語っておられたと書いてある。
しかし、国鉄も伴睦氏に花を持たせ、伴睦氏もこれをうまく
利用したのかもしれない。代議士の力を地元に見せるた
めに国鉄の路線発表前に情報をえて地元で吹聴したのだ
ろう。代議士がよくやる手。
この、大野伴睦氏と我が家は無縁ではない。昭和29年
頃私の父親は東京に当時では大きい資本金3億円の海運会社
を経営しており取締役に当時運輸族のボスでもあった大野伴睦
氏を迎えていた。当時の話は私にはあまり話さなかったが運輸
省の役人や代議士が伴睦氏に口利きをしてもらいために会社に
よく来ていたと聞いたことがある。
そこに造船疑獄が発生、大野氏も予算委員会で相当追及さ
れたらしいがこの予算委員会での追及の中で父親の小細工
で追及の1つから逃げられたことがあるらしい。
父親の会社の所有する船舶が名古屋港へ来た時に私も行った
ことがあるがその時大野氏も来ておられた。その時の写真は残
っている。
大野氏は立件されることはなく私の自宅も家宅捜索を受け神戸
検察庁へ父親は拘留されたが起訴されることはなかった。
結末は時の幹事長の後の総理・佐藤栄作氏の逮捕、しかし、
犬飼法相の指揮権発動で逮捕は免れ造船疑獄は終結した。
父親は会社を日本郵船に任せ造船業から手を引いた。
お孫さんに当たる大野泰正氏、裁判で戦うと宣言されておられ
るが進退だけはしっかりご自分で判断していただき、祖父の銅
像に泥を塗るようなことだけはしていただきたくない。
余談ではあるが大野伴睦氏は虎の毛皮を集めるのが
趣味だったようで祖父と父が虎の毛皮を贈っているが今どうなっているだろうか?
裏金問題はどうやら一段落したが岸田総裁ばくちを打った
がこれが又混乱を招く結果となってしまった。安倍派を追
い詰めたまではよかったが政権を支えてくれているはず
の大親分に勝手に派閥を解散したとそっぽを向かれる始末。
政治の世界は一寸先は闇といわれているが本当の闇の
中に突入これからは水面下での暗闘がしばらく続くだろう。
この騒動で3匹の鼠が出てきた。1匹目は逮捕拘留中。
2匹目は辞任に追い込まれた。
しかし、3匹目はしぶとい。金額も大きいが秘書に任せて
いたので詳しく知らないと。
昔から政治家の「秘書に」は常套手段で何度聞いてきた
言葉か。10万、20万程度の金なら知らなかったで通用
するが数千万の使い道は知らないはずがないし、秘書が
代議士の了解なしに勝手に処理できる金額ではないはず。
それでも知らなかったで通用すると本当に思っているだろ
うか?
さて、その代議士は私の地元「岐阜」の方で3代4人目
の政治家一家のお方。
初代は戦後の運輸族の大ボスの大野伴睦氏、2代目は
その息子の大野明元大臣、そして明氏が亡くなると奥さん
が政界にでる。そして現在はその息子の泰正氏と地元で
は政界の名門のお方。
新幹線が計画された当時、大野伴睦氏は運輸には大変
力のある代議士で現在岐阜羽島駅を出ると目の前に
伴睦夫妻の銅像が建っている。
何故羽島駅が出来たかは地元では誰でも知っている。
本来は新幹線はもっと南を走る予定が伴睦氏が北へ
まげて羽島駅を作らせたと。これを疑う人は岐阜県には
誰もいない。
しかし、今朝の中日新聞「中日春秋」にこの羽島駅を作った
理由を元JR東海の社長だった須田氏が大野伴睦氏の圧力
ではなく豪雪地帯の関ヶ原に対応するための駅が必要で国
鉄内部では検討されていたことと語っておられたと書いてある。
しかし、国鉄も伴睦氏に花を持たせ、伴睦氏もこれをうまく
利用したのかもしれない。代議士の力を地元に見せるた
めに国鉄の路線発表前に情報をえて地元で吹聴したのだ
ろう。代議士がよくやる手。
この、大野伴睦氏と我が家は無縁ではない。昭和29年
頃私の父親は東京に当時では大きい資本金3億円の海運会社
を経営しており取締役に当時運輸族のボスでもあった大野伴睦
氏を迎えていた。当時の話は私にはあまり話さなかったが運輸
省の役人や代議士が伴睦氏に口利きをしてもらいために会社に
よく来ていたと聞いたことがある。
そこに造船疑獄が発生、大野氏も予算委員会で相当追及さ
れたらしいがこの予算委員会での追及の中で父親の小細工
で追及の1つから逃げられたことがあるらしい。
父親の会社の所有する船舶が名古屋港へ来た時に私も行った
ことがあるがその時大野氏も来ておられた。その時の写真は残
っている。
大野氏は立件されることはなく私の自宅も家宅捜索を受け神戸
検察庁へ父親は拘留されたが起訴されることはなかった。
結末は時の幹事長の後の総理・佐藤栄作氏の逮捕、しかし、
犬飼法相の指揮権発動で逮捕は免れ造船疑獄は終結した。
父親は会社を日本郵船に任せ造船業から手を引いた。
お孫さんに当たる大野泰正氏、裁判で戦うと宣言されておられ
るが進退だけはしっかりご自分で判断していただき、祖父の銅
像に泥を塗るようなことだけはしていただきたくない。
余談ではあるが大野伴睦氏は虎の毛皮を集めるのが
趣味だったようで祖父と父が虎の毛皮を贈っているが今どうなっているだろうか?
新年の掛け軸
新年部屋に掛けたお目出たいお正月にふさわしい掛け軸は?
今年はご先祖様の字を出してきた。
少しややこしいが私の高祖母が私の祖父宛に新年に書いた
手紙と寿。手紙は99歳の時孫(私の祖父)に書き送って新年の
手紙。昭和6年とあるが幕末の生まれで103歳まで生きた。
手紙では自分は99歳(白寿)、娘婿(曽祖父)は88歳(米寿)、
娘(曾祖母)は80歳(傘寿)と大変めでたい。
名前は「佐川廣」、宮津松平本荘家藩士の娘で私の曽祖父
(幕末最後の家老)の妻(私から見れば曾祖母)の母親に当たる。
寿は100歳と101歳の時に書いたもの。
祖父の書き残した物が箱に入っていたが102歳の時の「寿」も
あったが失くしたようで以後なくならないようにまとめて昭和24年に
軸に仕立てたようだ。
皆、長生きだったようで曽祖父は昭和7年、曾祖母は昭和17年ま
で生きられている。
手紙の読み(未確定)
新年目出度ぞんじ
まいらせ候、そなた方みなみな
御たっ者ニて、年わ
をむかいなされ、何
よりの事ニぞんじまいらせ候
私事も今年わ、九十九ニ相成、米壽の
むこ、八十の娘、うちそ
ろいて、達者なるハ有り
がたきことぞんじ候、
よくにも者
かぎりなけれも、
今一ツトいわづ、いくツ迄も
ながらゑて、いよいよひらけ
ゆく御世ニもあい、そなた
たちの栄へ候を見もし
たくぞんじまいらせ候、
かしく、
昭和六年春
九十九媼 廣
丈夫どの
今年はご先祖様の字を出してきた。
少しややこしいが私の高祖母が私の祖父宛に新年に書いた
手紙と寿。手紙は99歳の時孫(私の祖父)に書き送って新年の
手紙。昭和6年とあるが幕末の生まれで103歳まで生きた。
手紙では自分は99歳(白寿)、娘婿(曽祖父)は88歳(米寿)、
娘(曾祖母)は80歳(傘寿)と大変めでたい。
名前は「佐川廣」、宮津松平本荘家藩士の娘で私の曽祖父
(幕末最後の家老)の妻(私から見れば曾祖母)の母親に当たる。
寿は100歳と101歳の時に書いたもの。
祖父の書き残した物が箱に入っていたが102歳の時の「寿」も
あったが失くしたようで以後なくならないようにまとめて昭和24年に
軸に仕立てたようだ。
皆、長生きだったようで曽祖父は昭和7年、曾祖母は昭和17年ま
で生きられている。
手紙の読み(未確定)
新年目出度ぞんじ
まいらせ候、そなた方みなみな
御たっ者ニて、年わ
をむかいなされ、何
よりの事ニぞんじまいらせ候
私事も今年わ、九十九ニ相成、米壽の
むこ、八十の娘、うちそ
ろいて、達者なるハ有り
がたきことぞんじ候、
よくにも者
かぎりなけれも、
今一ツトいわづ、いくツ迄も
ながらゑて、いよいよひらけ
ゆく御世ニもあい、そなた
たちの栄へ候を見もし
たくぞんじまいらせ候、
かしく、
昭和六年春
九十九媼 廣
丈夫どの
暖冬の正月
明けましておめでとうございます。
今年は大変なスターとなりました。
能登半島の大地震、そして羽田での飛行機事故。
被害にあわれた方、事故で亡くなられて方にはお見舞いと
お悔やみを申し上げます。
しかし、大地震では予想された大津波が予想を下回ったこと。
羽田の事故ではよく3百数十人が無事であったことは不幸中の
幸いでもあったと思われる。
東北大震災の津波による被害の再現を思い浮かべたがそれが
起きなかったことが救いであった。
私のいとこも七尾和倉温泉で「加賀屋」という旅館を経営してる
が恐らく被害は出ていると案じていたが今日のネットで金沢ま
での列車が不通となり泊り客をバスで金沢までお送りしたとの
記事が出ていたので人的な被害は出てないようだった。
とりあえず1ケ月休業するようだ。
折角コロナ明けのお正月を迎えたのに元へ戻すのは大変だろう。
今年の正月はのんびり近くの神社参りとカメラ片手に人があまり
レンズを向けない植物の撮影をしてきた。
だれも見向きもしない哀れな姿
まだ、こんな姿をさらしている。
「エノコログサ」
もう誰も見向きもしない哀れな姿
「洋種ヤマゴボウ」
朽ち果てることなく立ち姿を
「ノゲイトウ」
まだ冬の到来を感じていないのか?
「ヒメジョオン」
今年の暖冬で開花が早まった
「オオイヌノフグリ」
冬を感じずまだ咲いてる
「アキノノゲシ」
国道258号線沿いで見つけた紅葉
「苗代イチゴ」
きれいに残ってる紅葉
木の名前は不明
今年は大変なスターとなりました。
能登半島の大地震、そして羽田での飛行機事故。
被害にあわれた方、事故で亡くなられて方にはお見舞いと
お悔やみを申し上げます。
しかし、大地震では予想された大津波が予想を下回ったこと。
羽田の事故ではよく3百数十人が無事であったことは不幸中の
幸いでもあったと思われる。
東北大震災の津波による被害の再現を思い浮かべたがそれが
起きなかったことが救いであった。
私のいとこも七尾和倉温泉で「加賀屋」という旅館を経営してる
が恐らく被害は出ていると案じていたが今日のネットで金沢ま
での列車が不通となり泊り客をバスで金沢までお送りしたとの
記事が出ていたので人的な被害は出てないようだった。
とりあえず1ケ月休業するようだ。
折角コロナ明けのお正月を迎えたのに元へ戻すのは大変だろう。
今年の正月はのんびり近くの神社参りとカメラ片手に人があまり
レンズを向けない植物の撮影をしてきた。
だれも見向きもしない哀れな姿
まだ、こんな姿をさらしている。
「エノコログサ」
もう誰も見向きもしない哀れな姿
「洋種ヤマゴボウ」
朽ち果てることなく立ち姿を
「ノゲイトウ」
まだ冬の到来を感じていないのか?
「ヒメジョオン」
今年の暖冬で開花が早まった
「オオイヌノフグリ」
冬を感じずまだ咲いてる
「アキノノゲシ」
国道258号線沿いで見つけた紅葉
「苗代イチゴ」
きれいに残ってる紅葉
木の名前は不明
異常気象
庭に咲く花
今日の生け花
我流の生け花
毎年この時期になると国道沿いに多くの栴檀が実をつける。
生け花に使いたい衝動に駆られるが・・・・いつも二度と生けない
と思いながら…つい手を出してしまう。
花材としては難しく色々考えるがいいアイディアは浮かばない。
枝は太く横枝は少なく、1ケ所に花茎が集中し長い茎の先に
丸い実が沢山ついておりどう処理するかがポイントだが・・・・・
それが難しくとにかく眺めながら数を減らしてゆく。
奇数が好きなので5個と3個にした。
おおよそ半分は落とす。
庭の紅葉したつつじの葉を添え秋らしく。
山柿の実を1つ添えてポイントにしてみた。
もう1杯
こちらは少々癖のある枝で生け方に苦労する。
本来は枝を斜めに立てるのが一番安定するがこの枝では無理なので
横向きに水盤に生けてみた。
合わせた花は庭に咲くサツマノギク
毎年この時期になると国道沿いに多くの栴檀が実をつける。
生け花に使いたい衝動に駆られるが・・・・いつも二度と生けない
と思いながら…つい手を出してしまう。
花材としては難しく色々考えるがいいアイディアは浮かばない。
枝は太く横枝は少なく、1ケ所に花茎が集中し長い茎の先に
丸い実が沢山ついておりどう処理するかがポイントだが・・・・・
それが難しくとにかく眺めながら数を減らしてゆく。
奇数が好きなので5個と3個にした。
おおよそ半分は落とす。
庭の紅葉したつつじの葉を添え秋らしく。
山柿の実を1つ添えてポイントにしてみた。
もう1杯
こちらは少々癖のある枝で生け方に苦労する。
本来は枝を斜めに立てるのが一番安定するがこの枝では無理なので
横向きに水盤に生けてみた。
合わせた花は庭に咲くサツマノギク
菊の先祖返り
キクの先祖返り 2種
庭に野菊を2種植えているが野菊といっても交配種だろうと
思われる。長い間に先祖返りが起きたようだ。
赤花サツマノギク
画像のようにピンクできれいな花。本来はサツマノギクは白花だが
交配種として赤花が作出されたものと思われる。
このサツマノギクの中から今年は白い花が咲き始めた。
恐らく先祖返りが出たのだろう。
赤花イソギク
イソギクは本来黄色い花で舌状花を持たないが赤花イソギクは
赤い舌状花を持つ。イソギクとイエギクなどの交配から生まれた
と思われる。
昨年から薄い黄色い花が横kら咲くようになった。
今年は全く違う赤味かかった花が初めて咲き始めた。
恐らくイソギクとの交配種のイエギクの花が出始めたと思われる。
しかし、全く違った2種の花が混じり不思議な光景。
庭に野菊を2種植えているが野菊といっても交配種だろうと
思われる。長い間に先祖返りが起きたようだ。
赤花サツマノギク
画像のようにピンクできれいな花。本来はサツマノギクは白花だが
交配種として赤花が作出されたものと思われる。
このサツマノギクの中から今年は白い花が咲き始めた。
恐らく先祖返りが出たのだろう。
赤花イソギク
イソギクは本来黄色い花で舌状花を持たないが赤花イソギクは
赤い舌状花を持つ。イソギクとイエギクなどの交配から生まれた
と思われる。
昨年から薄い黄色い花が横kら咲くようになった。
今年は全く違う赤味かかった花が初めて咲き始めた。
恐らくイソギクとの交配種のイエギクの花が出始めたと思われる。
しかし、全く違った2種の花が混じり不思議な光景。
今日の生け花
野の花
陽気に誘われて
11月というのに気温25度と夏日。
そんな中カメラ片手に近くに農道を歩く。
タカサブロウ
アメリカタカサブロウもないか探したが見つけることができなかった。
株も多く花数も多かった。
種子の間隔がまばら、アメリカタカサブロウは整然としてる
ガクが整然としている。アメリカタカサブロウのガクは少し鋭く整わない
種子両翼に翼があるのが特徴
サナエタデ
春から見れれるタデ、今の時期は終盤で色も春のようにきれいさはない。
花穂は本来は垂れないが終盤の花穂は垂れる。
ヤナギタデ
このタデも春から秋まで見られる。
ヤナギのように垂れるが比較的小型のタデで人間には一番関係の
深いタデではないか。葉を冠で見た、さすがに苦い。
このタデは別名が多い。
ヤナギタデ (柳蓼) 、ホンタデ (本蓼) 、マタデ (真蓼) 、カワタデ (川蓼)
、ナガボヤナギタデ (長穂柳蓼) 、ミズタデ (水蓼)等。
11月というのに気温25度と夏日。
そんな中カメラ片手に近くに農道を歩く。
タカサブロウ
アメリカタカサブロウもないか探したが見つけることができなかった。
株も多く花数も多かった。
種子の間隔がまばら、アメリカタカサブロウは整然としてる
ガクが整然としている。アメリカタカサブロウのガクは少し鋭く整わない
種子両翼に翼があるのが特徴
サナエタデ
春から見れれるタデ、今の時期は終盤で色も春のようにきれいさはない。
花穂は本来は垂れないが終盤の花穂は垂れる。
ヤナギタデ
このタデも春から秋まで見られる。
ヤナギのように垂れるが比較的小型のタデで人間には一番関係の
深いタデではないか。葉を冠で見た、さすがに苦い。
このタデは別名が多い。
ヤナギタデ (柳蓼) 、ホンタデ (本蓼) 、マタデ (真蓼) 、カワタデ (川蓼)
、ナガボヤナギタデ (長穂柳蓼) 、ミズタデ (水蓼)等。
野の花
ゴキヅル(合器蔓)ウリ科ゴキヅル属
津屋川の水面ギリギリに造られている歩道らしきものを歩
いてみたら水面に張り出した草に絡んだ珍しい植物を見つ
けた。ちょうど雄花がきれいに咲いていた。花が咲いてる
なら実もあるはずと探したら2個ほど見付かった。
面白い名前「合器」が付けられているがこの実の形から付
けられている。器の蓋を上下二つを合わせたような形から
「器が合わさった・・・合器」と言う名前になっているようだ。
雌雄同株。花序の上部に雄花が総状につき、基部に雌花
が1個つく。花を見ると花弁は5全裂し、萼も同じ形なので、
花びらが10個あるように見える。雄花の中心部には5個の
雄しべがある。雌花は雌しべのまわりにも雄しべがあるが
退化しているそうだ。
環境省のレッドデータブックでは指定がないが、日本の
ほとんどの都道府県で絶滅危惧I類、Ⅱ類や準絶滅危
惧に指定されている。
学名は検索すると2つ違ったものが出てくる。
Actinostemma tenerum とActinostemma Lobatum Maxim.
津屋川の水面ギリギリに造られている歩道らしきものを歩
いてみたら水面に張り出した草に絡んだ珍しい植物を見つ
けた。ちょうど雄花がきれいに咲いていた。花が咲いてる
なら実もあるはずと探したら2個ほど見付かった。
面白い名前「合器」が付けられているがこの実の形から付
けられている。器の蓋を上下二つを合わせたような形から
「器が合わさった・・・合器」と言う名前になっているようだ。
雌雄同株。花序の上部に雄花が総状につき、基部に雌花
が1個つく。花を見ると花弁は5全裂し、萼も同じ形なので、
花びらが10個あるように見える。雄花の中心部には5個の
雄しべがある。雌花は雌しべのまわりにも雄しべがあるが
退化しているそうだ。
環境省のレッドデータブックでは指定がないが、日本の
ほとんどの都道府県で絶滅危惧I類、Ⅱ類や準絶滅危
惧に指定されている。
学名は検索すると2つ違ったものが出てくる。
Actinostemma tenerum とActinostemma Lobatum Maxim.
蝶の擬態について
ツマグロヒョウモンの擬態説
私の子供の頃は暖地系の蝶で珍しく全く観ることはなかった。
温暖化と園芸でスミレの仲間が多用されるようになり次第に
生息地が北上。今では当たり前に見られる。以前岐阜市に
住んでいた時には庭に外来種のスミレ「ソロリア」をいっぱい
植えていた。ツマグロの幼虫はこのソロリアを特に好み、
多い時には100匹以上の幼虫を見ることはまれではなく餌
がなくなると庭を這いまわる姿をよく観てた。
今の住まいでもスミレの仲間は多いので成虫、幼虫ともによ
く観る。
ありふれた蝶なのでカメラを向けることはないが先日ミゾソバ
を撮影中に目の前にいたので1枚撮影した。
ツマグロのメスの前翅の先は黒くなっているために毒蝶の
カバマダラの擬態ではないかという説は以前からある。
しかし、カバマダラが毒蝶であることをツマグロが知るはずがない。
生息地が全く違うから。
その答えがネットにある記事が掲載されている。大変興味ある記事だ。
「カバマダラとツマグロヒョウモンの擬態について」
ツマグロヒョウモンの成虫は、十分な濃度の毒物質を持っているらしい。
つまり本種は、毒を持つ者同士が見た目を似せる「ミューラー型擬態」
をしている種と見なすのが妥当であるようだ。
「ミューラー型擬態とは」
共通の捕食者を持つ2つかそれ以上の種によって形成される擬態
関係の様式のひとつ。
ミューラー型擬態は、そのような種が捕食者に対して発する警告シ
グナル(警告色)をお互いに模倣することで、お互いの捕食リスクを
下げるという互恵的な擬態様式。
ミューラー型擬態を行う種では、擬態関係にある種群のいずれかを
少数捕食するだけでこの学習が達成され、擬態関係にある種全て
が捕食者に避けられるようになる。つまり、ミューラー型擬態によっ
て、各種が払う犠牲が相対的に減ることになる。
この概念は1878年にドイツの博物学者フリッツ・ミューラーによって
初めて提唱されました。彼の名前を冠したこの現象は、生物学の分
野で広く認識されている。
「ここで疑問」
それならば何故メスだけが擬態?
これに対する明確な回答は出ていないようだが一つの
仮説として「生物学的には、メスが卵を産むという重要な役割を果
たすため、生存率を高めるための戦略が進化的に発展した可能性
がある」との考え方だ。
私の子供の頃は暖地系の蝶で珍しく全く観ることはなかった。
温暖化と園芸でスミレの仲間が多用されるようになり次第に
生息地が北上。今では当たり前に見られる。以前岐阜市に
住んでいた時には庭に外来種のスミレ「ソロリア」をいっぱい
植えていた。ツマグロの幼虫はこのソロリアを特に好み、
多い時には100匹以上の幼虫を見ることはまれではなく餌
がなくなると庭を這いまわる姿をよく観てた。
今の住まいでもスミレの仲間は多いので成虫、幼虫ともによ
く観る。
ありふれた蝶なのでカメラを向けることはないが先日ミゾソバ
を撮影中に目の前にいたので1枚撮影した。
ツマグロのメスの前翅の先は黒くなっているために毒蝶の
カバマダラの擬態ではないかという説は以前からある。
しかし、カバマダラが毒蝶であることをツマグロが知るはずがない。
生息地が全く違うから。
その答えがネットにある記事が掲載されている。大変興味ある記事だ。
「カバマダラとツマグロヒョウモンの擬態について」
ツマグロヒョウモンの成虫は、十分な濃度の毒物質を持っているらしい。
つまり本種は、毒を持つ者同士が見た目を似せる「ミューラー型擬態」
をしている種と見なすのが妥当であるようだ。
「ミューラー型擬態とは」
共通の捕食者を持つ2つかそれ以上の種によって形成される擬態
関係の様式のひとつ。
ミューラー型擬態は、そのような種が捕食者に対して発する警告シ
グナル(警告色)をお互いに模倣することで、お互いの捕食リスクを
下げるという互恵的な擬態様式。
ミューラー型擬態を行う種では、擬態関係にある種群のいずれかを
少数捕食するだけでこの学習が達成され、擬態関係にある種全て
が捕食者に避けられるようになる。つまり、ミューラー型擬態によっ
て、各種が払う犠牲が相対的に減ることになる。
この概念は1878年にドイツの博物学者フリッツ・ミューラーによって
初めて提唱されました。彼の名前を冠したこの現象は、生物学の分
野で広く認識されている。
「ここで疑問」
それならば何故メスだけが擬態?
これに対する明確な回答は出ていないようだが一つの
仮説として「生物学的には、メスが卵を産むという重要な役割を果
たすため、生存率を高めるための戦略が進化的に発展した可能性
がある」との考え方だ。
野の花
植物の生きる知恵
この時期になると毎年のことだが日本に3種のみ土の中に閉鎖花
をつける植物があるので確認をしている。閉鎖花をつける植物は
何種類か知られているが土の中につける植物は日本では3種の
みしか知られていない。何故?土の中につけるか。恐らくは今、
生育してる場所に確実に子孫を残すように進化したのであろう。
不思議な植物だ。
1)ミゾソバ
水路や湿地でよく見るピンクのかわいい花。
ミゾソバの閉鎖花は生育環境ににより少し違った形になる。
日当たりがよく環境がいい所では根に直接一つの花をつけるが
条件が悪くなると花茎が長くなるようだ。画像の閉鎖花は少し
条件の悪い所で花茎が長く伸びている。過去最悪の地で見た
物は花茎が十数センチあり多数の茎を伸ばしていた。
2)マルバツユクサ
雑草地などで群生して生えている。花はツユクサのように青い花を咲かせる。
株を掘り出してみると根の生え際から
数センチの花茎を伸ばし白い閉鎖花をいくつもつけている。
3)ヤブマメ
つる性で木などに絡みながら伸び青みが
かったマメ科特有の花を咲かせる。花後豆が出来る。
土の中に白い茎を伸ばし丸い閉鎖花をつける。上記2種とは違った閉鎖花をつける。
この時期になると毎年のことだが日本に3種のみ土の中に閉鎖花
をつける植物があるので確認をしている。閉鎖花をつける植物は
何種類か知られているが土の中につける植物は日本では3種の
みしか知られていない。何故?土の中につけるか。恐らくは今、
生育してる場所に確実に子孫を残すように進化したのであろう。
不思議な植物だ。
1)ミゾソバ
水路や湿地でよく見るピンクのかわいい花。
ミゾソバの閉鎖花は生育環境ににより少し違った形になる。
日当たりがよく環境がいい所では根に直接一つの花をつけるが
条件が悪くなると花茎が長くなるようだ。画像の閉鎖花は少し
条件の悪い所で花茎が長く伸びている。過去最悪の地で見た
物は花茎が十数センチあり多数の茎を伸ばしていた。
2)マルバツユクサ
雑草地などで群生して生えている。花はツユクサのように青い花を咲かせる。
株を掘り出してみると根の生え際から
数センチの花茎を伸ばし白い閉鎖花をいくつもつけている。
3)ヤブマメ
つる性で木などに絡みながら伸び青みが
かったマメ科特有の花を咲かせる。花後豆が出来る。
土の中に白い茎を伸ばし丸い閉鎖花をつける。上記2種とは違った閉鎖花をつける。