Tailgater

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■六合 龍二 [りくごう りゅうじ]（CV：小野友樹）

高天原に出入りする小物問屋の行商人。
妖かしだの遊郭の住人など一筋縄でいかない登場人物が多い中、龍二は
正真正銘人間界に住むまっとうな人間で、好きになった相手を身請けする
ためにお金を集めようと奔走する、ある意味とても普通（褒め言葉）な遊郭
もののストーリーでした。
これまでの時景、東雲ルートではとにかく高天原を脱出し、恋愛感情は後から
ついてきたという感じだったのに比べ龍二ルートは速攻で龍二が出雲に
告白し、私に身請けさせて下さいと気持ちを伝えてくれるので出雲も龍二の
気持に答えようと花代をより多く稼ごうと頑張る、遊女とお客の普通（褒め言葉）
の恋物語っぽかったです。　普通普通言ってますけど普通＝平凡・面白くない
訳ではありませんからねｗ　龍二が健気なので超応援しました。
結局楼主に身請けの金額を吊り上げられお金を用意できないまま突き出しの
日を迎えたため、強硬手段で妓楼から出雲を攫いますが・・・火事の混乱に
乗じて逃げ切れたので「あ、意外とバレないんだね」と思ってしまったｗ
おかげで数日は人間界で平穏に暮らせますが、遊女を足抜けさせた科
ではなく火付けを疑われ龍二が高天原に連行されることに。
しばらくは家で途方に暮れつつ龍二の帰りを待ってた出雲も「今度は私が
龍二さんを助ける番」と決意し、商人の姿で高天原に乗り込んでいくのが
かっこよかったです。　このルートでは出雲が「龍二さんが好き」という気持ちを
他人の前でも臆することなく口にしていて新鮮でした。
しかし龍二さんは後半ずっと座敷牢で、他のキャラの方が活躍してましたｗ
このルートでは出雲が外の世界に出ても封印のせいで命の危険が迫ることが
なかったので、最初の火事の時に瑞樹は死んでしまった様子。　他ルートと
違って出雲が好きな相手と高天原を出ていく姿を見届けたので、出雲の幸せを
願って自ら命を捨てたんだろうなと思うと瑞樹の存在が可哀想すぎる。


■白蓮 [はくれん]（CV：櫻井孝宏）

白蛇の妖かし。
出会った当初から「こいつは俺のもの」「お前が欲しい」など情熱的な言葉を
出雲にかけてきますが、態度は極めて淡々としてますｗ　
それもそのはず、出雲の身の内にある草薙の秘宝が目当てなので出雲
自身のことは二の次でした。　この時点では出雲にはまだ自分の中にそんな
秘宝があることも知らないためそんなに求められる理由がわかっていませんが
それでも自分のために危ない橋を渡ってまで身請け金を用意しようとして
くれたり高天原から連れ出してくれる白蓮に感謝の念だけでなく、ごく自然に
惹かれていってました。
でも白蓮も運命に抗おうとする強い意思を持った出雲のことを早い段階から
秘宝を持った器としてではなく、一人の人間として見て惹かれていましたね。
一族の長として秘宝を取り戻さないといけないという責務と、自分の気持ちの
狭間で葛藤しつつも「秘宝を取り出すのは出雲の天寿を全うしてからにしたい」
と一族のみんなに伝える所は彼の情の深さが窺い知れました。
まあ一族の皆さんには却下されましたがｗ
あまり感情的になったり声を荒げることもなく、終始淡々キャラでしたが中身は
結構熱い人でした。
人間ではないし、雰囲気が浮世離れしてますが二人で甘味屋に行ったり散歩を
して出雲の希望に付き合ってくれるのが素敵でした。
東雲は出雲の母親のせいで一家離散したんだと恨みを出雲にぶつけてましたが
それを言ったら秘宝を狐に盗まれ一族没落した蛇の一族は狐に恨みを
ぶつけたいですよねｗ