Tailgater

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一旦クリアした後、フローチャートで２月１１日に時雨と初めて会う
シーンから開始します。
時雨から「あなたはフレイヤーですか？」と尋ねられ、その時は意味が
わかりませんでしたが今なら理解できます。
龍木にではなくプレーヤーに声をかけてきていたんですね。
クリア直前にみずきたちが時雨のホログラムから聞いた番号を入力し
綻びを開き・・・


主宰室のようで主宰室ではない別の空間にたどり着きました。
ここで時雨に真実の世界を見せると言われますが・・・


部屋を突き抜け真っ暗な空間で時雨と対峙します。
時雨のホログラムが番号を知らせたのは６年後、しかも龍木にではなく
みずきにでした。　にも関わらずあなたがここにたどり着いたのは何故か。
これこそが論理矛盾であり、世界の綻びである、と。
そして今我々はまさにその綻びの中にいるのだ、と時雨は自分が解脱した
ことを確信します。


解脱の一助を担ってくれた龍木にお礼として、６年後のことまで全てを
知った状態で現実に戻れるよう情報の共有を約束され現実に戻って
きました。　


そして６年の月日が経ちますが、HB事件は既に６年前に龍木が
解決したことになっています。


時雨と会ってからの世界が変わったので、古衛と法螺鳥は殺されて
いますが米治は生きています。
ただ古衛の死体を遺棄した罪は問われ服役はしましたが、ちゃんと
お務めを果たし、今は工場で働きつつ芸人の仕事も続けているそうです。
祥磨の方も人体実験をされた事実は変わっていませんが、割と前向きに
捉えている模様。


厳さんと亜麻芽にも会います。
米治が生きているので亜麻芽が閏を殺すこともなく、平穏に
過ごしています。　


絆が車椅子生活になることもなく、ライアンと普通にお付き合い。


みずきｓにスタジアムに呼び出されます。
みずきからここで龍木やみんなと一緒に誰かと戦った気がする、と
告げられますが・・・


この世界では犠牲者は古衛と法螺鳥だけ、HB事件の犯人は大規模な
犯行を起こす前に逮捕されみんな幸せなはずなのになんだか消化不良ｗ
ズルをしてハッピーエンドに持っていったような感じだからでしょうか。


スクリーンに時雨が映し出され、
「現実と虚構、その境界は非常に曖昧」「全ては胡蝶の夢の如く」
と囁き物語は終わりを告げます。
胡蝶の夢は荘子の説話ですね。


クリアしました。　
プレイ時間４０時間。　今作もとても楽しかったです。
ただ前作の複雑な犯行と比べたら今作の犯行自体はシンプルで
ストーリーの進め方にひっかけがあったような感じでした。
でも種明かしされてから「あ～あの時の違和感はこれだったのか」と
いろいろわかってくるのは楽しかったです。

でも、米治の死体を見つけたとき祥磨が走り去って観覧車に
乗ったけど、結局あれはどこにいっちゃったの？
龍木の記憶違い？　私の記憶がおかしいだけ？
あと・・・米治さんの頭、なんであんなに四角いの？ｗ
って、スタッフさんのインタビュー記事で「キャラデザの人が唐突に
キューブのキャラ書きだしたけどスタッフたち満場一致で賛成した」
とあった・・・　独創性ありすぎるセンスに脱帽。

終盤の時雨とのシーンを見ていて、鈴木光司さんの小説「ループ」
（「リング」「らせん」シリーズの完結編）が思い浮かびました。
シミュレーションされた仮想世界の人物が、自分たちの世界が
虚構であると気付くところとか近いものを感じました。

良かったところ：
・ストーリー
・キャラ
・QTEの難易度が選べる

悪かったところ：
・特になし・・・けどストーリーの繋がりがわかりにくい部分があった


クリア後、三等船室なる脱出ゲームが解放され、これをクリアした
ところでトロコンもできました。

第三のAI-Ball　マルコも登場したし、更なる続編も出そう？
また次回作が出たら嬉しいです。