ディレクターの目線blog@FC2

本家「ディレクターの目線blog」の緊急時&トラックバック用ブログです。コメントは本家のブログへ!

●このブログは、本家ディレクターの目線blog』の緊急時&トラックバック用ブログです。

●記事の閲覧やコメントの投稿は、本家ディレクターの目線blog』をご利用下さい。


0

グッド・ドクター (第6話・2018/8/16) 感想

グッド・ドクター

フジテレビ系・木曜劇場『グッド・ドクター』公式
第6話『私の赤ちゃんを救って…。湊が挑む!母体か子どもか』の感想。
なお、原作の「グッド・ドクター」(脚本:パク・ジェボム 制作:KBS)は未見。


産婦人科の皐月(堀内敬子)から高山(藤木直人)に、帝王切開の出産時に、気道の詰まる恐れのある胎児の手術をしてほしいとの要請が入る。しかも妊婦の理香(篠原ゆき子)は周産期心筋症を患い、手術時間が30分を超えると母体が危険だ。高山の助手を務めることになった夏美(上野樹里)と湊(山崎賢人)に、理香は子どもの命を優先させてくれと頼み込む。一方、夫の悟(森岡龍)は、理香の命を危険にさらす手術には反対していた。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作:「グッド・ドクター」(脚本:パク・ジェボム 制作:KBS)
脚本:徳永友一(過去作/刑事ゆがみ、海月姫) 第1,2
   大北はるか(過去作/刑事ゆがみ、好きな人がいること) 第3,4,5,6
脚本協力:LiLy(過去作/恋仲、好きな人がいること)
演出:金井紘(過去作/信長協奏曲) 第1,2,5
   相沢秀幸(過去作/隣の家族は青く見える) 第3,4,6
音楽:得田真裕(過去作/アンナチュラル、正義のセ))
主題歌:androp『Hikari』(image world/ZEN MUSIC)

第6話で「湊の過去」と「産婦人科」が初めて描かれた

相変わらず、新藤湊の優秀さを描く度に、夏美が湊に頼るのは良しとして、高山ら先輩医師らの知識の無さが露呈してしまう。ここさえ、何とか脚本の工夫で乗り切れば、もっと医療ドラマとして安心して見ていられるのに…と毎回思うのが、この『グッド・ドクター』。

ついに、と言うかやっぱりと言うか、これまで描いて来なかった「湊の過去」と「産婦人科」を一度に盛り込んだ第6話。「湊の過去」については、後述するとして。

「交通事故で兄弟2人が搬送された」方が良かったような

私自身が、本作を見る時は常に『コウノドリ』と比較している。意識的でなく無意識的に。医師が患者に寄り添う医療ドラマの秀作として完成度が高い『コウノドリ』の綾野剛さん演じる主人公・鴻鳥サクラと、本作の山崎賢人さん演じる主人公が、「超好演」と言う意味で重なるから比べてしまうのだろう。

そこへ本作は今回の周産期心筋症の患者・妊婦の理香役に、『コウノドリ[2]』の第5話で、切迫早産で結局は待望の赤ちゃんは死産してしまう悲しい役を見事に演じた篠原ゆき子さんを当てて来た。話題性は抜群なのだが、これをやってしまうと否が応でも『コウノドリ』と比較してしまう訳で。

無理して、妊婦と胎児の2つの命を助けるエピソードでなく、「湊の過去」を描いた第6話なのだから、建築現場は重ね過ぎだから、交通事故で兄弟2人が搬送されて来た位に留めておいた方が良かったような気がする。

有り勝ちな「母体優先ネタ」を「湊の過去」で上手く描いた

さて、「湊の過去」のくだり。序盤でディナーの約束をすっぽかされてしまった湊が父の悟の姿を大通りの反対側に見つけて、「お父さん、お父さん」と叫びながら歩行者信号機が赤から青に変わるのを待つシーンなんて、観ている私まで湊と一緒に指を動かしてしまった。

少年時代の湊と司賀院長が2人でおにぎりを食べながら、胸には天国に続く扉があると言う話をする場面もジーンと来た。そして、「妻の命を最優先にしてくれ」と言う夫に自分の気持ちを湊が話すシーンも本作らしい解釈を添えて良いシーンになっていた。

もう、医療ドラマでは「助けるのは母体か胎児か?」は使い古されたエピソードだし、現実問題としてもほぼ100%が「母体優先」を医師も家族も選択する訳だから、「今さら」と言うエピソードなのは間違いない。しかし、本作では「湊の過去」と重ねて、「残された者の悲しみや辛さ」に焦点をずらして描いた。この辺のアレンジは上手いと思う。

あとがき

今回も「超感動!」とまではいかなかったのが残念。そう思わせた理由は、上記以外にもあります。まず、直前に放送された『ハゲタカ』に出演(こっちはレギュラー)されていた堀内敬子さんが、本作では産科医で出演。連続して見ている視聴者は少ないかも知れませんが、所属事務所も考えて欲しいなぁなんて。

それと中盤以降に挿入された理香と悟の妊娠前の回想シーンの入り方の分かり難さ。それと、早産なのに母子同室なの…? 良い作品だけに、医療ドラマとしての粗っぽさは何とかして欲しいです。そうでないと、俳優推しのドラマになってしまうから。まあ、それ程に山崎賢人さんの演技が素晴らしいと言うことなのですが。

ブログランキング・にほんブログ村へ 人気ブログランキングへ くる天-人気ブログランキング

★ケータイの方は下記リンクからご購入できます。
フジテレビ系ドラマ「グッド・ドクター」オリジナルサウンドトラック
グッド・ドクター コンパクトDVD-BOX(スペシャルプライス版)


★本家の記事のURL →  http://director.blog.shinobi.jp/Entry/11737/


【これまでの感想】
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話

関連記事

コメント

非公開コメント

トラックバック

グッド・ドクター 「私の赤ちゃんを救って…。湊が挑む!母体か子どもか」

今回は、湊(山崎賢人)先生の父親が登場。彼は、湊に邪険にし、湊も、子供時代、彼に「医者になったら」とアドバイスしてくれた優しい兄が、失ったトラウマ…2人して事故にあい、湊だけ生き残ったことが大きな後悔となり、「僕が死ねば良かった」と、そのショックを思い出して引きこもります。でも、「辛さを知ってるからこそ、いい医師に」との夏美(上野樹里)先生のアドバイスによって、次第に前向きに。難しい手術で、...

木曜劇場『グッド・ドクター』第6話

【私の赤ちゃんを救って…母体か子か…】「私の赤ちゃんを救って…。湊が助手になり手術に挑む!母体か子どもか…優先すべきはどちらの命なのか…」内容湊(山崎賢人)の父を名乗る航(遠山俊也)が病院を訪ねて来た。夏美(上野樹里)は、そのことを司賀(柄本明)に相談する。父から暴力を受けていたと聞いていると。すると司賀は、航のメモを預かり、自分に任せて欲しいと夏美に伝える。そんななか、高山(藤木直人)から...
My profile

Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

PR


TB送信について

一部のブログサービス(特に、FC2ブログ)宛に、FC2からトラックバックが届かないケースが発生中です。

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村  PVアクセスランキング にほんブログ村

楽天市場PR

カテゴリー+月別アーカイブ

'); } if ( plug_in == 'scroll' ) { document.write('
', '2025年 01月 【12件】
2024年 12月 【53件】
2024年 11月 【62件】
2024年 10月 【62件】
2024年 09月 【41件】
2024年 08月 【53件】
2024年 07月 【69件】
2024年 06月 【75件】
2024年 05月 【85件】
2024年 04月 【75件】
2024年 03月 【62件】
2024年 02月 【79件】
2024年 01月 【58件】
2023年 12月 【63件】
2023年 11月 【69件】
2023年 10月 【56件】
2023年 09月 【63件】
2023年 08月 【78件】
2023年 07月 【62件】
2023年 06月 【61件】
2023年 05月 【76件】
2023年 04月 【54件】
2023年 03月 【67件】
2023年 02月 【79件】
2023年 01月 【86件】
2022年 12月 【73件】
2022年 11月 【64件】
2022年 10月 【78件】
2022年 09月 【67件】
2022年 08月 【74件】
2022年 07月 【68件】
2022年 06月 【58件】
2022年 05月 【78件】
2022年 04月 【68件】
2022年 03月 【78件】
2022年 02月 【64件】
2022年 01月 【82件】
2021年 12月 【91件】
2021年 11月 【108件】
2021年 10月 【94件】
2021年 09月 【69件】
2021年 08月 【84件】
2021年 07月 【88件】
2021年 06月 【82件】
2021年 05月 【98件】
2021年 04月 【86件】
2021年 03月 【91件】
2021年 02月 【94件】
2021年 01月 【85件】
2020年 12月 【80件】
2020年 11月 【91件】
2020年 10月 【88件】
2020年 09月 【89件】
2020年 08月 【99件】
2020年 07月 【89件】
2020年 06月 【79件】
2020年 05月 【101件】
2020年 04月 【86件】
2020年 03月 【88件】
2020年 02月 【83件】
2020年 01月 【83件】
2019年 12月 【89件】
2019年 11月 【88件】
2019年 10月 【89件】
2019年 09月 【71件】
2019年 08月 【89件】
2019年 07月 【70件】
2019年 06月 【84件】
2019年 05月 【87件】
2019年 04月 【75件】
2019年 03月 【93件】
2019年 02月 【90件】
2019年 01月 【91件】
2018年 12月 【65件】
2018年 11月 【83件】
2018年 10月 【89件】
2018年 09月 【70件】
2018年 08月 【95件】
2018年 07月 【89件】
2018年 06月 【86件】
2018年 05月 【84件】
2018年 04月 【84件】
2018年 03月 【84件】
2018年 02月 【80件】
2018年 01月 【79件】
2017年 12月 【72件】
2017年 11月 【93件】
2017年 10月 【88件】
2017年 09月 【82件】
2017年 08月 【93件】
2017年 07月 【96件】
2017年 06月 【76件】
2017年 05月 【97件】
2017年 04月 【91件】
2017年 03月 【90件】
2017年 02月 【92件】
2017年 01月 【80件】
2016年 12月 【70件】
2016年 11月 【96件】
2016年 10月 【96件】
2016年 09月 【73件】
2016年 08月 【84件】
2016年 07月 【90件】
2016年 06月 【64件】
2016年 05月 【83件】
2016年 04月 【98件】
2016年 03月 【95件】
2016年 02月 【103件】
2016年 01月 【90件】
2015年 12月 【83件】
2015年 11月 【107件】
2015年 10月 【90件】
2015年 09月 【85件】
2015年 08月 【98件】
2015年 07月 【93件】
2015年 06月 【74件】
2015年 05月 【90件】
2015年 04月 【73件】
2015年 03月 【95件】
2015年 02月 【103件】
2015年 01月 【105件】
2014年 12月 【88件】
2014年 11月 【101件】
2014年 10月 【93件】
2014年 09月 【73件】
2014年 08月 【93件】
2014年 07月 【87件】
2014年 06月 【82件】
2014年 05月 【95件】
2014年 04月 【87件】
2014年 03月 【79件】
2014年 02月 【80件】
2014年 01月 【81件】
2013年 12月 【69件】
2013年 11月 【85件】
2013年 10月 【82件】
2013年 09月 【58件】
2013年 08月 【76件】
2013年 07月 【75件】
2013年 06月 【71件】
2013年 05月 【95件】
2013年 04月 【76件】
2013年 03月 【65件】
2013年 02月 【62件】
2013年 01月 【70件】
2012年 12月 【75件】
2012年 11月 【80件】
2012年 10月 【71件】
2012年 09月 【60件】
2012年 08月 【68件】
2012年 07月 【73件】
2012年 06月 【68件】
2012年 05月 【71件】
2012年 04月 【61件】
2012年 03月 【64件】
2012年 02月 【71件】
2012年 01月 【78件】
2011年 12月 【78件】
2011年 11月 【94件】
2011年 10月 【75件】
2011年 09月 【71件】
2011年 08月 【71件】
2011年 07月 【72件】
2011年 06月 【67件】
2011年 05月 【77件】
2011年 04月 【65件】
2011年 03月 【83件】
2011年 02月 【96件】
2011年 01月 【78件】
2010年 12月 【37件】
2010年 11月 【52件】
2010年 10月 【64件】
2010年 09月 【48件】
2010年 08月 【54件】
2010年 07月 【52件】
2010年 06月 【49件】
2010年 05月 【48件】
2010年 04月 【48件】
2010年 03月 【52件】
2010年 02月 【47件】
2010年 01月 【52件】
2009年 12月 【58件】
2009年 11月 【67件】
2009年 10月 【54件】
2009年 09月 【74件】
2009年 08月 【61件】
2009年 07月 【54件】
2009年 06月 【57件】
2009年 05月 【55件】
2009年 04月 【52件】
2009年 03月 【60件】
2009年 02月 【51件】
2009年 01月 【48件】
2008年 12月 【49件】
2008年 11月 【44件】
2008年 10月 【41件】
2008年 09月 【44件】
2008年 08月 【41件】
2008年 07月 【40件】
2008年 06月 【38件】
2008年 05月 【49件】
2008年 04月 【40件】
2008年 03月 【44件】
2008年 02月 【37件】
2008年 01月 【37件】
2007年 12月 【25件】
2007年 11月 【27件】
2007年 10月 【37件】
2007年 09月 【2件】
2005年 01月 【9件】
'); } //--> 

検索フォーム

PR

FC2カウンター

FC2オンラインカウンター

現在の閲覧者数: