グッド・ドクター (第5話・2018/8/9) 感想
フジテレビ系・木曜劇場『グッド・ドクター』(公式)
第5話『天才少年の歌声が病魔に!湊、小児外科医をクビ…?』の感想。
なお、原作の「グッド・ドクター」(脚本:パク・ジェボム 制作:KBS)は未見。
天才ボーイソプラノ歌手・響が、激しくせき込み来院。手術しない限り甲状腺の炎症を繰り返し完治は見込めないが、高音が出なくなるリスクも伴う。海外リサイタルを控え、父の徹郎は手術はしない方針だ。入院中の倫太朗(斎藤汰鷹)は、大ファンの響を見つけて大興奮。湊(山崎賢人)と病室を訪ね、院内のお楽しみ会で一緒に合唱しようと誘うが、徹郎が響はプロだと激怒する。そんな中、高山(藤木直人)が湊に転科を告げる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:「グッド・ドクター」(脚本:パク・ジェボム 制作:KBS)
脚本:徳永友一(過去作/刑事ゆがみ、海月姫) 第1,2話
大北はるか(過去作/刑事ゆがみ、好きな人がいること) 第3,4,5話
脚本協力:LiLy(過去作/恋仲、好きな人がいること)
演出:金井紘(過去作/信長協奏曲) 第1,2,5話
相沢秀幸(過去作/隣の家族は青く見える) 第3,4話
音楽:得田真裕(過去作/アンナチュラル、正義のセ))
主題歌:androp『Hikari』(image world/ZEN MUSIC)
あと、"ここ" さえ改善されれば…
簡単感想で。
今回も、小児科病棟の悲喜交々を、ちょっぴり風変わりな新人小児科医を強調して描くことで、ベタな医療ドラマとは違った風味を醸し出すことに成功している本作。少々 “ありがちな” エピソードではあるが、感動作に仕上がったのは間違いない。そして、誰もが褒めるだろうし感動しただろうから、私は違う目線で感想を書いてみる。
しかし、主人公の小児科医としての能力を描けば描く程、周囲の医師たちの無能さが描かれてしまうと言うジレンマにも陥っているのが本作。ここさえ改善されれば、もっともっと医療ドラマとしてだけでなく、人間ドラマとして面白味を増すのに…
"少しずつ関係が変化する過程" が粗削りなのが残念…
それに、中盤以降は夏美(上野樹里)を筆頭に、高山(藤木直人)ら医師たちが、いつの間にか湊(山崎賢人)を認めていると言う不思議な展開へ。脚本も演出も演技も、細かい部分の描写が丁寧なのは認めるが、連ドラして時間経過と共に描くべき “少しずつ関係が変化していく過程” の描写が粗削りなのが残念過ぎる…
あとがき
確かに、湊先生がいなければ、子どもたちが一致団結もしなかっただろうし、湊先生の医師の才能とは違う “詳細な絵を描く才能” が認められたから、今回の展開が構成されたのは認めるのですが、単純に「感動した!」では済ますことが出来ないのです。
それは、第5話にもなっているのに、山崎賢人さんの演技力と俳優としての魅力に、まだまだ「新藤湊」が頼っているように見えるからなのです。次回の第6話は恐らく折り返しですから、“俳優で魅せる” から脱出して、見応えのある「貴重な小児科が舞台のヒューマンドラマ」に仕上がるのを期待します。出来が良いから、ハードルが高くなる…のです。
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