グッド・ドクター (第4話・2018/8/2) 感想
フジテレビ系・木曜劇場『グッド・ドクター』(公式)
第4話『身元不明の少女を湊が初担当!?少女の悲しい秘密』の感想。
なお、原作の「グッド・ドクター」(脚本:パク・ジェボム 制作:KBS)は未見。
公園で倒れて緊急搬送された女児(高松咲希)には手術が必要だが、彼女は一言も口を利かず、名前も不明。間宮(戸次重幸)が担当医に湊(山崎賢人)を指名し、高山(藤木直人)らは戸惑う。そんな中、警察に連絡した母親・薫(瑛蓮)が駆け付け、7歳のあかりと判明した。あかりは3歳で実母と死別し、薫はその父・修治(村上淳)と半年前に結婚したという。翌日、薫が転院を申し出たと知った湊は、あかりを病室から連れ去る。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:「グッド・ドクター」(脚本:パク・ジェボム 制作:KBS)
脚本:徳永友一(過去作/刑事ゆがみ、海月姫) 第1,2話
大北はるか(過去作/刑事ゆがみ、好きな人がいること) 第3,4話
脚本協力:LiLy(過去作/恋仲、好きな人がいること)
演出:金井紘(過去作/信長協奏曲) 第1,2話
相沢秀幸(過去作/隣の家族は青く見える) 第3,4話
音楽:得田真裕(過去作/アンナチュラル、正義のセ))
主題歌:androp『Hikari』(image world/ZEN MUSIC)
ついに湊が "担当医" になった!
前回までの感想で、私がずっと書いて来たのは、主人公の湊は “口だけで、殆ど医療行為をやらない医師” だから、もっと病院全体の医療行為に上手に絡めて描くべきだと。
しかし、今回はついに湊が担当医になった。全体の展開も、あかりの母親・薫(瑛蓮)が「あかりちゃん」と “ちゃん付け” で読んでいた段階で、幼児虐待も育児放棄もほぼ分かってしまったが…
お涙頂戴でなく、湊が患者と家族を "治した" 話で良かった
しかし、今回は良かった。まず、主人公が担当医として医療行為に積極的に関わっている姿が描かれたこと。これまでよりも主人公が前面に出たこと。サヴァン症候群の小児科医である主人公でしか解決出来ないストーリーだったこと。これだけでも、第4話は良く出来ていたと思う。
そして、これら以外に、意外に良かったのは、今回のようなエピソードなら幾らでも奇を衒ってお涙頂戴に作るのは簡単なのに、飽くまでも主人公が患者と患者の家族を “治した” と言う話になっていたことだ。
もう少しメリハリと本作らしさを醸し出しても良いかも…
その分、全体的にメリハリが少なかったのは残念。でも、本作に於いて “メリハリ” を作るのは、とても難しいと思う。主人公の “奇異” な部分を前面に出せばあざとくなるし、お涙頂戴を強めれば既視感が増えるし。その意味では、今がバランスの取れている状態なのかも。
しかし、山崎賢人さん演じる「新堂湊」を一人でも多くの人に観て貰いたいから、もう少しメリハリと本作らしさを醸し出しても良いかも知れない…
あとがき
世間では評価が分かれているようですが、私は本作が好きです。奇を衒っていない作り方も好感が持てます。そして、主人公「新堂湊」をスタッフとキャストが丁寧に作り込もうと言う姿勢も見えてきます。それだけに多くの人に見て欲しい。そのためには、やれることがあるような。難しいですが。次回にも期待します。
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