Raining Blood

1.Second Time Around
2.Dream On
3.Feel the Heat
4.Thrill of a Lifetime
5.Only the Strong Will Survive
6.Iron Eagle (Never Say Die)
7.Home Sweet Home
8.Overnight Sensation
9.Raise Your Hands to Rock
10.Party Animal
11. This Raging Fire (BONUS TRACK)


カーマイン・アピス(ds)率いるKING KOBRAの1986年発表2ndアルバム。
メロディを重視し、前作とは別のバンド？と言わんばかりの変貌を
とげ、話題を集めたアルバムです。
話題になったのは自分のまわりだけ？ｗｗ
邦題は『街角のスリル』
リマスター&ボーナス・トラック１曲収録しての再発盤です。
1stアルバム、『READY TO STRIKE』がツインギターの作り出す
ハーモニーと曲の良さ、そしてマーク・フリーの表現力豊かで、
エモーショナルで哀愁漂う声が好きで、お気に入りのアルバム
だったのですが、その路線を期待して聴いたらビックリの1枚でした。
1stでは正統派のHRをやっていた彼等ですが、本作ではSURVIVOR、
JOURNEYなどの影響が覗えるメロディアス・ハードロックに変貌しています。
ハード・ポップと言ってもいいかもしれませんね～
ただ、かといってクオリティが下がったわけでもなく、
6曲目の映画の主題歌にもなった｢IRON EAGLE」を筆頭に、高品質な
ハードポップチューンが満載です。
2、4曲目なんかもお勧めです。
1st路線を期待した方には肩透かしを食らいますが、後半8、9曲目に
1st路線の曲も用意されており、アルバム最後まで楽しめるのでは
ないでしょうか？
それにしても、マーク・フリーは上手いVoですね。
表現力豊かでメロディを大事に歌い、深みのある声質の人だなと改めて実感。
特にスローな曲では本領発揮と言った感じです。
そうそう、性転換手術を受けてマーシー・フリーで活動してるんですよね。
ゴシップネタではなく、もっとVoとして評価されて欲しかったｗｗ

現在はVoにポール・ショーティノを迎えてアルバムを作っているとか。
そちらも楽しみです。

テーマ : HR/HM
ジャンル : 音楽

Terrible Certainty (2001/12/18) Kreator

1. Blind Faith
2. Storming with Menace
3. Terrible Certainty
4. As the World Burns
5. Toxic Trace
6. No Escape
7. One of Us
8. Behind the Mirror

ジャーマン・スラッシュ三羽烏の１つ、KREATORの3rdアルバム。
今作を彼らの最高傑作とする人も多いのではないかと思われる、
スラッシュの名盤。
KREATORといえば、リフと息をつかせぬ疾走感。
１st、２ndは若さに任せて我武者羅に突っ走ってる感が前面に
出ていましたが、このアルバムは違います。
ギターが２本になった事で、曲が格段にレベルアップしています。
鳥肌物のリフに、疾走感、音質も向上してます。
ミレのキレっぷりは、今聴いても文句無しにカッコいいです。
「BLIND FAITH｣は名曲です。
まさに初期の名作、スラッシュの名盤に相応しい内容です。
現在発売中のものは、リマスターされボーナス・トラックとして
'88年リリースのEP「OUT OF THE DARK...INTO THE LIGHT」が
全曲収録されています。
スラッシャー必聴です。


で、最近のライブもカッコいいんです！

テーマ : スラッシュ・メタル
ジャンル : 音楽

Right to Rock-Reissue & 1 Remix (2009/10/06) Keel

1. The Right To Rock
2. Back To The City]
3. Let's Spend The Night Together
4. Easier Said Than Done
5. So Many Girls, So Little Time
6. Electric Love
7. Speed Demon
8. Get Down
9. You're The Victim (I'm The Crime)


L.A.メタルのキーマン的存在だったRon Keel率いるKEELの1985年発表2ndアルバム。
プロデュースはKISSのGene Simmons。
日本ではこのアルバムがデビュー作となり「誇り高き挑戦」という邦題がついていました。
他のアルバムもいいのですが、個人的にはラフっぽさ全開のこのアルバムが
KEELの最高傑作と思っています。（１ｓｔの曲も入ってますが。。）
いかにもアメリカらしくキャッチーながらも骨太なギターサウンド。
ヘタウマなRon Keelのヴォーカル。なぜかこの人、高音は安定してます（笑）
これがいい個性でもあるんですけどね～
そして、どのアルバムでもカバー曲があるのですが、このアルバムでは
THE ROLLING STONESの"Let Spend The Night Together"をカヴァーしています。
タイトル・チューンの"The Right To Rock"や"Speed Demon"は今聴いても
カッコイイ曲かと思います。
久しぶりに聴いたのですが、十分に個性的なアルバムですね。
最近８０年代っぽいバンドが流行ってますので、原点を振り返ってみました。
PVのダサさは当時も笑えました！

テーマ : HR/HM
ジャンル : 音楽

タグ : L.A.メタルアルバムアメリカバンド

1. Origin
2. New Empire's Birth
3. Against the Gods
4. Rising Sign
5. Warmonger
6. Escape the Union
7. Mark of Power
8. Kolossus
9. Ascendant

ノルウェーのメロディック・ブラックメタルバンドの4thアルバム。
路線的には前作を延長に更にドラマティックになった感じ。
かといって軟弱になった訳でもなく、ブラックメタル特有の暗黒風味は損なわれてません。
ただ、ブラックと一言には括り切れない出来です。
彼らの持ち味である、ファストなブラックメタルはもちろんのこと、
メロディックでドラマティックな曲の展開は正統派ＨＭやメロデス的でもあります。
速さだけではなく静と動のバランスが絶妙で楽曲のクオリティも高いです。
ブラックメタルらしいトレモロリフや、そして何よりもドラムが凄すぎです。
精密機械のようなスピードのブラスト、ドラミングはまさに神技。
ボーナスDVDもついていて、インタビューやアルバムメイキング、
ライヴ？などが収録されてます。
前作も強力なアルバムでしたが、本作もそれに軽く上回る出来で、
1度ライブを観たいバンドです。
ブラック好きはもちろん、ブラック入門者、メロデス好きにもお勧めです～

けど、このクオリティで国内発売無しですか～
もっと広い層に聴いて貰いたい音なんですよね。
かつてのCOBみたいにB!のプッシュがあれば日本でも人気が出そうです。

テーマ : HR/HM
ジャンル : 音楽

1.Solitaire
2.Rule The World
3.Ghost Opera
4.The Human Stain
5.Blucher
6.Love You To Death
7.Up Through The Ashes
8.Mourning Star
9.Silence Of The Darkness
10.Anthem
11.EdenEcho
12.Season’s End (bonus track)

通算8枚目のアルバム。相変わらずアメリカっぽくないところが好感です。
前作の延長・・・といったイメージを残しつつ、
派手さはないものの一曲一曲が充実しているといったのが、最初に聴き終えてからの印象。
ダークで深みのあり、ミドルテンポの曲が中心のために、そういった印象が残ったのかも。
完成度と緊張感は高く、考えられた構成っていうのが、ひしひしと伝わってきます。
メンバーの演奏力、そして何よりもロイ・カーンの表現力が一段階上を行った感じ。
キーボードがいい仕事してます。
ただ、この一曲といったキラーチューンと疾走感のある曲がほとんどない分、物足りなさを覚えてしまう。
けどけど、聴いてるうちに実は凄いのかも？って思わせる、スルメ的なアルバムでもあります。
来日も決まっているので、その頃までには凄いアルバムだ～って変わってそうな１枚です。
個人的には②③⑦⑨あたりがお気に入り。

テーマ : HR/HM
ジャンル : 音楽

米マサチューセッツ出身のニュースクールハードコア・メタルコアバンドの4枚目のアルバム。
今聴いてみると、去年の２００６年ベストアルバムに入れてもいい出来。
音は完全にメタルです。
ボーカルの声量がとにかく凄い。
クリーン・ボイスとスクリーム・ボイスの使い分けが曲を盛り上げます。
そして、印象的なリフにメロディー。
ライブでは大合唱間違いなし。
最後まで、飽きることなく聴けます。
個人的には１、２、５、８、１１曲目がお気に入り。
LOUD PARKで来日してたけど、是非、単独での来日を希望！

テーマ : HR/HM
ジャンル : 音楽