UNITED / TEAR OF ILLUSIONS

01. Tear Of Illusions
02. My Inner Revenge
03. Fight Fear Kill
04. Hollow
05. The Awakening
06. Voice Of Sanity
07. Requiem
08. From The Evil That Is You
09. In The Name…
10. Pit Of Fire
11. Devil With Halo
12. Fate
前作の『NINE』から6年ぶり、通算10枚目となるアルバムです。
そして新Voのクウェート出身のケンシンを迎えての初のアルバムです。
ベテランになればなるほど、守りに入る傾向が強いのですが、UNITEDは
違いますね~
今年でバンド結成30周年を迎え、更に凶暴化を強めるばかりです。
前作がやや時代の流れをくんだアルバムだったのに対して、今回のアルバムは
初期作を思い起こさせるストレートなスラッシュメタル的な音と、現代的な
ヘヴィネスやグルーヴを上手くブレンドした音楽性。
新旧のファンも納得の出来ではないでしょうか?
個人的にはここ数作の中では最高の出来では?!
今年聴いた数多くのアルバムの中でも、間違いなくトップクラス。
アルバムタイトルトラック「TEAR OF ILLUSIONS」のアコースティック・ギター
から幕が開き、メタルファンならワクワクする事間違い無しのドラマティックな
オープニング、そして「My Inner Revenge」への流れは自然と体が反応します。
今回、最初に聴いた印象はまさに音の壁。激しくそして速い!
分厚くザクザクしたギターのリフと疾走感あふれるリズム隊は最強です。
今作はなによりもギターが前に出てる印象(いい意味で)で、メロディックな
ツインリードやソロにはかなり耳を奪われます。
そしてこのバンドの持ち味でもある、ライブでシンガロング間違い無しの
キャチーさも兼ね備えた楽曲もあり、ライブ映えする曲も嬉しい限りです。
それにしても、凄いボーカリストを見つけてきましたね。
笑いが取れて、歌える吐き捨てるタイプは今のバンドの音楽性に合ってますね。
先日の急遽決まったラウパでもかなり評判が良かったようですね。