※画像出典:読売新聞オンライン
2024年10月29日(火)。石破政権はマイナンバーカードと運転免許証を一体化させた「マイナ免許証」について2025年(令和7年)3月24日(月)に運用を開始する方針を決めました。これに伴って関連する「改正道路交通法施行令」などを閣議決定しました。現時点で一体化は「任意」で従来の免許証は引き続き使用できます。
■マイナ免許導入、来年3月24日 閣議決定、取得・切り替えは任意
https://nordot.app/1223810634854695095?c=39550187727945729
共同通信 2024/10/29
マイナンバーカードに運転免許証機能を持たせることを可能にした改正道交法について、政府は29日、来年3月24日施行を閣議決定した。同日から一体化して使用でき、取得や切り替えは任意。「マイナ免許証」と従来の免許証の2枚を持つことも可能だ。一体化に伴い、免許の取得や更新の手数料も変えた。
■「マイナ免許証」、来年3月24日に運用開始…切り替えは任意・チップに有効期限など入力
https://www.yomiuri.co.jp/national/20241029-OYT1T50140/
読売新聞オンライン 2024/10/29 20:19
一体化の手続きは、3月24日から各地の運転免許センターなどで受け付ける。手数料は1500円。
免許の取得や更新の手数料も変更される。現在、免許の新規取得手数料は2050円、更新料は2500円だ。同日以降は、マイナ免許証での新規の免許取得は1550円、免許更新時の一体化は2100円となる。一方、更新料は従来の免許証の場合2850円、両方を持つ場合は2950円と現行より高くなる。
警察庁の担当者は「従来の免許証も利用できることなどを、今後も丁寧に周知していきたい」としている。
このニュースについて!
政府は「マイナンバーカード」を活用した「行政手続きのオンライン化」を推進しています。一昨年に成立した「改正道路交通法」で希望者は「運転免許証の情報」をマイナンバーカードに「記録」できるようになりました。
警察庁によれば「運転免許証の番号」「有効期限」「免許の種類」などの条件や「顔写真」などの情報をマイナンバーカードに内蔵された「ICチップ」に記録して免許証の機能を持たせる仕組みです。運用開始以降は、
・マイナ免許証
・従来の運転免許証
・併用
の3パターンを選択できます。マイナ免許証を選択すれば違反歴のない「優良運転者」は免許更新時の講習をオンラインで受講可能になります。また「住所」などの情報を変更する際は自治体に届け出れば警察での手続きは不要になります。
X(旧Twitter)の反応!
政治が混乱してますがマイナはブレずに粛々と進めてほしい。運転免許センターで切り替えや取得ができ地域によっては特定の警察署でも対応。/マイナ免許導入、来年3月24日 閣議決定、取得・切り替えは任意 | 共同通信 https://t.co/qbFKGMgCDA
— 佐々木俊尚 (@sasakitoshinao) October 29, 2024
政府が「マイナ免許証」の運用開始を決定。新規取得でマイナ免許証は値下げ、従来型は値上げ、更新はマイナ免許証のみ値下げ。「取得は任意」と言いながら、カードを持たない人を徹底的に冷遇。
— 山添 拓 (@pioneertaku84) October 29, 2024
それにしても、免許証は存続するのに保険証を廃止するのはやはり説明がつかない。https://t.co/pRxU7LYaLN
マイナ免許証を来年3月運用開始と政府決定…関連政令を閣議決定したものの、現行の免許証は廃止されないそうです。それならマイナ保険証も廃止を急がなくてもよいのではないでしょうか。そして、現行の免許証の手数料だけ値上げし、マイナ免許証の手数料を安く設定するのは卑怯な気がしてしまいます。
— Childish Teacher (@TeacherChildish) October 29, 2024
マイナ保険証も同じで、当面、紙の保険証と併用すればいい。国民の選択肢を奪って強要するやり方が問題。マイナ保険証が便利なら、自然に利用率は上がるはずだ。
— バジ(GC) (@bazyry2hashiru) October 29, 2024
マイナ免許導入、来年3月24日 閣議決定、取得・切り替えは任意 | 2024/10/29 - 共同通信 https://t.co/EVBpFur5cD
マイナ免許証、
— きゅうぞー@猫をハム (@kinzo_que) October 29, 2024
免許証両方持ちもの想定にあるんだな。
全てマイナになるのはリスクがあるから、
総合カード扱いにして普段は家に置いて認証が必要な時だけ使いたい。
保険証は免許以上に常時持ち歩くから別のカードは欲しい。
手数料が前面に出てきてリスクや使い方が二の次なのがメディアの役立たず
管理人後記!
海外での運転で従来の運転免許証を使わなければならないケースを想定して併用を可能にしました。マイナ免許証への切り替えはあくまで任意で個々人の選択に委ねられます。
一方で、新規で免許証を取得する際の費用は、マイナ免許証の場合は「1550円(現在は2050円)」で値下げします。しかし、従来の運転免許証に関しては2350円に値上げします。両方を取得する場合は2450円です。
更に、免許を更新する際の費用は「マイナ免許証」の場合は「2100円(現在は2500円)」に値下げします。従来の免許証の場合は2850円、両方を取得していた場合は2950円です。
警察庁は来年の施行日までにシステムの整備を進めて制度について周知する方針です。同庁の実施した「パブリックコメント」に寄せられた意見は「5633件」で、賛成の他に「従来の免許証とマイナ免許証の更新手数料は同額にすべきだ」と批判的な意見は少なからずあったようです。
すべての情報を一本化すれば利便性は飛躍的に向上します。しかし、マイナンバーカード(制度)に対する不満や警戒心は根強くあります。例えば「費用」の面でマイナンバーカードと従来のシステムで差を付けて実質的に選択肢を奪う政府のやり方は姑息です。マイナ保険証を含めて各種世論調査で賛否は大きく割れています。